※この作品はR-18です。

IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜   作:イズモ

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今回は本番無しのアマテラスのエロです。
アンケート、お気に入りありがとうございました!

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白鳥琴乃・失恋処女喪失編 8

 屋敷の出入り口の前。

 其処にはアマテラス、カグツチ、佐久夜、琴乃、そして琴乃の護衛と世話役を担った桂香が立っていた。

 

「では、佐久夜、桂香。琴乃さんへの里の案内をお願いします」

 

「うん! 任せてお母さん!」

 

「必ず役目を果たします」

 

「よ、宜しくお願いします」

 

 『鏡』を用いた短期での帰還を目指す事になった琴乃だが、肝心の『鏡』の精霊武具はリンドの一族の遺産がある空間を受け継いだツクヨミと共にある。

 しかし、肝心のツクヨミは、今はまだアシハラノクニから帰還できずにいる。

 神話級の悪霊である『ヤマタノオロチ』の転生体にして、アマテラスとカグツチの嘗ての仲間である渚の娘である『汀』の問題がまだ解決し切れていないからだ。

 『ヤマタノオロチ』は二度倒され、ヒミコに寄って完全に滅ぼされても尚、偶然の重なりでアシハラノクニで復活しようとしていた。

 

(本当に厄介な奴だよな、ヤマタノオロチ。今回復活仕掛けた理由だって、ヒミコから解放された力の一部が原因みたいだし)

 

 ヤマタノオロチが復活仕掛けた原因。

 それは一年前に起きたリンドの一族とヒミコ軍との戦いの中で、ヒミコの力が半分も失われた時にヤマタノオロチの力もまた一部ではあるが解放されてしまったのが原因だった。

 

(渚の話だと丁度一年ぐらい前らしいからな。娘の汀ちゃんの力が上がったのは)

 

 本来ならば来世への前世の力の受け継がせるのは簡単な話ではない。

 だが、神話級の悪霊であるヤマタノオロチならば可能であり、しかもヤマタノオロチの場合は他者に無理やり力を奪われてしまったという経緯まである。

 

(青龍が『八尺瓊』から聞いた話だと、それもあってリンドの一族の人達も攻めて来たヒミコを迂闊に討伐出来なかった)

 

 元々強大な悪霊ではあったヒミコだが、今は数多くの存在から力を奪った言うなれば集合体に近い存在になっている。

 集合体故に本体であるヒミコを倒せば、集まっていた力が解放されてヤマタノオロチのように既にアシハラノクニに転生している転生体に宿ってしまう恐れがあった。

 図らずも渚の娘である汀が、それを立証してしまった。今回は一部だったのでツクヨミだけで対処できたが、全ての力が汀に戻ってしまっていたら対処し切れなかったかも知れないのだ。

 

(その辺りの事も軍議で話さないとな)

 

 カグツチも気が重かった。

 数か月後に行なうはずだったヒミコ軍との決戦に向けて準備を進めていたのに、それを止めなければならない事態になってしまったのだから。

 決戦に向けて鍛錬や準備を重ねて来た部下達に伝えるのは心苦しいが、どうあってもヒミコの討伐には慎重を期さねばならない。

 

「そう言えば、お母さん。今日はリンドは?」

 

 自分の従者見習いと言う立場なのだから、一緒に琴乃の里と巫女の修業場を案内すべきではと期待を込めて佐久夜は質問した。

 

「リンドは薬作りの手伝いよ」

 

(本当、リンドは大変だよな)

 

 術師としての修業だけではなく、薬草を煎じた薬作り、青龍の介護、その他にも里内での仕事など、アマテラスの屋敷に移り住んでからのリンドは里内の子供達の中で一番忙しい日々を過ごしている。

 

(そのおかげで今では里内でリンドの事を悪く言う者は殆どいなくなった。巫女衆の皆なんて弟みたいに可愛がってるしな)

 

 一部残っているのはまだ和解が済んでいない虐めていた子供達とそれを黙認してしまった大人達数名。

 本人達は何とかリンドとの和解の機会を望んでいるが、アマテラスとカグツチに仲介を頼むのは、自分達が命令を無視していた事を告白するようなものなので二の足を踏んでいる。

 尤もいじめられていた当人であるリンドからすれば、佐久夜を番の雌に堕とす流れを作ってくれたので逆に感謝しているのだが。

 

「それじゃ仕方ないよね」

 

「ええ、リンドが薬作りに参加すると効果が上がるから参加して欲しいって葉子に頼まれてしまっているから、今日は諦めて佐久夜」

 

「うん、分かってるよ、お母さん」

 

 出来れば一緒に居て欲しいと心では思っているが、リンドが薬作りに参加すると薬効の効果が上がるのは事実。

 アシハラノクニと違い、このネノクニでは薬と言うのは薬効の効果を持つ草木を煎じて粉状にした物が主。勾玉や魂を用いた呪法や術師が術を使えば良いと思えるが、両方とも万能ではない。自然回復の方が良い場合もあるので、勾(・)玉(・)と(・)魂(・)が(・)大(・)量(・)に(・)手(・)に(・)入(・)っ(・)た(・)今も薬作り、或いは改良は巫女達の重要な仕事だった。

 そして桃花と『真の契りの儀式』を結んだ事になった後、リンドが触れた草木は成長が早くなったり、薬草などは効果が上がる事が判明。

 今では薬草などは採取した後は、一度リンドに触れさせるようになっていた。

 

「じゃあ、琴乃さん、行こうか?」

 

「宜しくお願いします、佐久夜さん、桂香さん」

 

 三人は並んで里の方へと歩いて行く。

 アマテラスとカグツチはそれを見送り終えると、二人は顔を見合わせる。

 

「俺は軍議の方に行って来る。皆を説得しないといけないからな」

 

「貴方。やはりそれは姉さんが戻って来てからの方が良いのでは?」

 

「いや、ツクヨミばかりに任せて置くわけにはいかないからな」

 

「そ、そうですね。では、私は他の四聖獣への文を用意してから執務を行ないます」

 

「分かった」

 

 カグツチは頷くとそのまま軍議の場がある方に歩いて行く。

 アマテラスはそれを見送り終えると、屋敷内に入って行く。

 

(……あの人と姉さんの距離がどんどん近づいてしまっている)

 

 自身とカグツチの距離が離れているとはアマテラスは思えない、だが、確かな距離の差をこのところ感じるようになっていた。

 

(もし言ってくれれば、私も説得に協力できるのに)

 

 里長であり神であるアマテラスが理由を口にすれば、それで全てが終わる話。

 だが、それには問題がある。ヒミコとの決戦の時期は事前に伝えて、ツクヨミの力も復活し、リンドの一族の遺産を手にした事でこのまま一気に討伐をと口にしていた血気盛んな者達も納得してくれた事。

 それが彼らの知らない事情で延期になってしまうのだから、説得には苦労する。他に敵が居ればともかく、『ヤマタノオロチ』の復活の兆候が起きたのはアシハラノクニ。

 認識できない場所で起きた危機を説明して納得してくれるのは一苦労。更にはアマテラスとツクヨミの中で不和が起きたのではと邪推する者が出ないとは限らないのだ。だからこそ、カグツチもアマテラスの事を想って説得への協力を拒んだ。

 しかし、それでもやはり正妻として側室の方を当てにされるのは嫉妬深い面を持つアマテラスの心を揺さぶる。

 

「……悩まされる事ばかりですね」

 

「何がですか?」

 

「っ!?」

 

 背後から聞こえて来た声に慌ててアマテラスが声を掛けてみると、其処には何時の間にかリンドが立っていた。

 

「リンド!? 何時から其処に!?」

 

「え~と、アマテラス様が立ち止まっていたのを見て、用もあったので声を掛けたんですけど。あっ、修業の為に術は使いましたよ。こんな風に」

 

 何らかの術をリンドが唱えると風が吹き、気配とその姿が薄れた。

 

(っ!? 遂に此処まで!?)

 

 目の前に居るはずなのに、自身でも朧気にしか感じられないリンドの存在にアマテラスは戦慄を覚えた。

 

(この子はやはり天才では済まない。かの一族が産んだ術師の麒麟児なのですね)

 

 術師の師としてこの数ヶ月、従者見習いとして認められるまでずっと付きっきりに近い形でリンドの修業(性処理)を行なって来たアマテラスは早い段階でリンドが術師として天才の枠で納まる才を持つ者でないと気づいていた。

 一度教えた術は大半を一度で発動させてしまう。勾玉や魂の呪法と違い、術師が扱う術はそう簡単に発動させる事は難しいと言うのにだ。

 流石に『反魂の術』のような邪法の類は教えていないが、それでもリンドの術師としての才能はアマテラスやツクヨミよりも上。尤もその反面、身のこなしはともかく武器を扱った武に関する才能は皆無であり、アマテラス、カグツチ、ツクヨミならば一瞬で接近して気を失わせる事は容易い。

 その弱点の克服の為にアマテラスは『気配を隠して接近して声を自分に掛けさせる訓練を、日常的にやらせていた』のだが、たった今リンドはそれを達成してしまった。

 

「……よ、良く頑張りましたね、リンド。見事です」

 

「いえ、アマテラス様が考え事をしている最中だったからですよ」

 

「謙遜しなくても良いのですよ、リンド」

 

 例え考え事に夢中になっていても、それで背後に接近して声を掛けられる程にアマテラスは容易くない。リンドが成し遂げた事は充分に偉業に分類される事だった。

 

「それでリンド? 私に何か用があるのですか? 今日は薬場の方で仕事の筈ですが」

 

「はい。その筈だったんですけど、朝に青龍様とお腹の子に渡し過ぎたのか僕の気が思ったよりも少ないから、もう少し休んで来なさいって葉子様に言われたんです」

 

「っ!?」

 

 申し訳なさそうにする顔を俯かせるリンドに、アマテラスは慌てて肩に手を置いて調べる。

 

(っ……確かに何時もよりも少ない。桃花さんと『真の契りの儀式』を結んだリンドは、『体力回復』の加護を得ている筈なのに)

 

 嘗てカグツチが『契りの儀式』を桃花と結び、仲間と言う事で『桃花』の宝珠を借りてその加護を使わせて貰った事があるだけに、アマテラスは異変を感じずにはいられなかった。

 

(まさか!? 加護で回復し切れない程に、リンドの肉体は疲れているのでは!?)

 

 精霊の加護とは言え、万能ではない。

 当然桃花の加護にも限界は存在し、それを超えれば身体は壊れてしまう。

 

「リンド……」

 

(この子は佐久夜よりも幼いと言うのに、記憶を失いながらもどれほどの責務を背負って)

 

 血の重要性が重視されるネノクニにおいては当然の事だが、それでも幼いながらも父親としての責務まで背負い、里の者達に認められる努力をし続けるリンドに、アマテラスは愛(・)お(・)し(・)さ(・)を抱いてしまう。

 沸き上がった愛おしさは、アマテラスの心の内に抱いた嫉妬心を消し去り、どんどん心の中で大きくなっていく。

 同時にアマテラスの額に巻かれていた紅い鉢巻がぼうっと光りながら勝手に解けて、白衣の胸元から巫女服の内側に入った。

 

「っ……ん……やっ……っ……ぁ……♥」

 

 目の前にリンドが居るにもかかわらず、アマテラスは甘い吐息を零しながら廊下で膝を着いて身体を抱き締める。

 

「はっ……んくぅっ♥」

 

 シュルシュルと何かが巻き付くような音が巫女服の内側から微かにリンドの耳に届く度に、アマテラスは悶え甘い吐息を零す。

 艶やかで甘い吐息を零し、頬を紅潮させて悶えるアマテラスの様子をリンドは堪能する。やがて音が聞こえなくなった時には、アマテラスは顔を下に向けて熱く荒い吐息を吐いていた。

 

「はっ♥ はっ♥ はぁっ♥ んんっ♥」

 

 何かが巫女服の内側で擦れているのか、アマテラスは身体をクネらせ、艶やかな吐息を吐く。

 そして立ち上がった時には、ほんの少し前の里長としてのアマテラスではなく、この数ヶ月でリンドの手によって調教されて雌としての部分を目覚めさせられてしまったアマテラスがいた。

 口から吐かれる息は熱く甘い蕩けたような息。顔や肌は真っ赤に紅潮し、男ならば目が釘付けになってしまう妖艶さが漂っている。

 体型を分かり難くする筈の白衣にも関わらず、胸元の部分では乳首が内側で勃っているのを示すように二か所とも浮き出ている。

 その上、アマテラスの首には先ほどまでなかった紅(・)い(・)紐(・)のような物が巻かれていて白衣の中に戻っている。

 下半身の方は緋袴の内側では太腿を合わせているのか、モジモジと揺れ動いていた。

 翡翠色の瞳は熱に浮かされたように潤み、ただ目の前にいる雄だけを見ている。

 

「リンド……や、休むのでしたら、んっ♥ わ、私の執務室で休みませんか?」

 

「でも、それだとアマテラス様の執務の邪魔になりませんか?」

 

「あ、貴方は私の邪魔など、はぁっ♥、しませんよね、リンド♥」

 

「勿論しません……分かりました。じゃあ、アマテラス様の執務室で休ませて貰います」

 

「ええ♥ 参りっ……ましょう、リンド♥」

 

 リンドの手が緋袴の上に乗っても、アマテラスは嫌がる素振りを見せずに廊下を歩きだす。

 お尻を揉まれる感触と巫女服の内側で何かが擦れる感覚に苛まれ、おぼつかない足取りでアマテラスが廊下を歩いた後には、水滴のようなものが床に落ちている。

 その水滴も暫らくすれば、濡れた後も残さずに消え去り、気付く者は誰一人としていなかった。

 

 

 里の中心にある広場では木槌を打つ音が幾重にも鳴り響いていた。

 村人達は誰もが誇らしげな顔をして、舞台ようなものを作り上げようとしている。

 

「何か祝い事でもあるんですか?」

 

 里の中を案内している最中にお祭りの準備のような事をしているのに気が付いた琴乃は、気になって一緒にいる佐久夜と桂香に質問した。

 

「もうすぐ、青龍様が子供を産むから」

 

「里の皆は大変な名誉だと喜んで、ああしてその日に向けた祝いの準備を進めているんです」

 

「あの、青龍さんが子供を産むのは、そんなに凄い事なんですか?」

 

 余り青龍の事情を知らない琴乃は、思わず首を傾げて質問してしまった。

 その様子に気が付いた佐久夜と桂香は、あっと顔を見合わせる。

 

「そっか。琴乃さんは四聖獣様達とか精霊の事情を知らないんだよね」

 

「私達でさえ最近までは、そんな事がある筈ないと思っていた事ですから」

 

 うっかり里の者に会話を聞かれるのは不味いと思った佐久夜と桂香は、里の中を移動しながら琴乃に説明する。

 

「え~とね、琴乃さん。先ず青龍様と他の三人の守護神の方々は、このネノクニでは四聖獣と崇められている方々なの。本当だったら直接会う事だって難しいの。この里にはネノクニの神であるお母さんとお父さんが居るから、会う事は難しくないけど」

 

「他の里では四聖獣様の何れかの方に会う必要が出来れば、決死の覚悟でそれぞれの方々が祀られている社の試練を挑まなければなりません。その試練を全て乗り越えられたのは、長いネノクニの歴史の中でも、アマテラス様とカグツチ様とそのお仲間の方々だけです」

 

「そ、そんなに凄い人だったんですか、青龍さんって?」

 

 コクリと佐久夜と桂香は揃って頷いた。

 琴乃は驚きの余り固まってしまう。母の知り合いだと聞かされ、直接会って話をして厳しい事を口にしても、優しい人だという印象を青龍に抱いていたからだ。

 

「そんな恐れ多い偉大な方である青龍様が、自身の名を継ぐ子を産む場としてこの里を選ばれてくれた事は大変な名誉です。だから、私を含めた巫女衆も警護には力を入れています」

 

(それであんなに物々しく)

 

 青龍が暮らしている部屋の警備を行なっていた巫女達の様子を琴乃は思い出し、納得したように頷いた。

 

「あの、じゃあ、青龍さんって誰かとご結婚しているんですか?」

 

 それは純粋な質問。青龍に子供がいるなら、当然誰か相手が居るはず。

 だが、その質問はこの場では禁句だった。

 

「青龍様は結婚なんてしてないよ、琴乃さん」

 

「っ!?」

 

 顔は笑顔だが、全身から途轍もない怒気と嫉妬の念を発する佐久夜の様子に、琴乃は思わず肩を振るわせてしまう。

 そんな琴乃の肩を桂香が軽く叩いて顔を向かせて、小声で話しかける。

 

「琴乃さん。その話題は佐久夜様には禁句です」

 

「ど、どうしてですか?」

 

「実は青龍様が子を孕んだ経緯は特殊でして、その相手は佐久夜様の想い人なんです」

 

「ええっ!?」

 

 桂香の説明に琴乃は思わず大声を上げてしまった。

 

「だから、出来れば青龍様のお子様の父親の話題は佐久夜様の前ではしないで下さい」

 

「わ、分かりました」

 

 事情が分かった琴乃は神妙な顔をして頷く。

 

(私もそんな事になったら……)

 

 想い人である『八岐猛』が他の女性と子を為したらと想像するだけで、琴乃は目の前が真っ暗になるような気持ちになってしまう。

 

(どうやら琴乃様は私達が考えている以上に、猛と言う方を想われているみたい。これはご主人様でも簡単にはいかないかも)

 

 琴乃の様子を注意深く見ていた桂香は、琴乃の『八岐猛』への想いの深さを見抜いた。

 『疑似契りの儀式』を結べば話は違うかも知れないが、琴乃に対してリンドは『疑似契りの儀式』を結ぶつもりはない。

 

(先ずは、どうしてご主人様と会った時に琴乃様が変な反応をしたのか聞き出さないと)

 

 桂香にとっても琴乃は好ましいと思える相手。リンドの指示が無くても、友人になれていたかもしれないとさえ思える。だが、例えそうだとしても今の桂香にとって何よりも重要なのは主であるリンド。

 主の願いを叶える為に、桂香は佐久夜に声を掛ける。

 

「佐久夜様。次は琴乃様に祭事の練習場をご案内しましょう。丁度今頃は舞の音楽の練習をしている筈ですから」

 

「……うん、そうだね」

 

 何時までも不機嫌でいる訳にはいかないと思った佐久夜も気分を変える意味で、桂香の提案に頷いた。

 

「音楽? あ、あの、こっちにも楽器とかはあるんですか?」

 

 アシハラノクニでは吹奏楽部と言う音楽に関わる部活に所属しているだけに、桂香の言葉を琴乃は聞き逃せなかった。

 

「勿論。音楽は祭事を取り扱う私達にとっても重要で、巫女なら何かしらの楽器を嗜んでいます。佐久夜様の舞は素敵なんですよ」

 

「そ、そう言う桂香だって里一番の琵琶の弾き手だよね」

 

「あ、あの、じゃあ、笛とかはありますか?」

 

 思わず気になって琴乃は質問してしまった。

 それと言うのも、中学から吹奏楽部に入っていた琴乃は、当然高校でも吹奏楽部に入部していた。

 常日頃から練習を欠かさず、肌身離さずに笛を持ち歩くほどに熱心だった。だが、今琴乃にはその笛もない。

 

(うっかり鞄にしまっていたから、きっとあっちに残って)

 

 出来れば暗くなる気分を少しでも変える為に、こっちでも音楽に関わりたいと琴乃は願った。

 その様子を見ていた佐久夜と桂香は、琴乃が音楽に強い興味を持っているのだと察して笑顔で頷きあう。

 

「じゃあ、琴乃さん。練習場に行こう。琴乃さんが望むアシハラノクニのような笛はないけど、横笛とかはあるから」

 

「もしそれで宜しければ、是非アシハラノクニでの音楽を聴かせて下さい」

 

「はい!」

 

 大好きな音楽にこっちでも関われると知って、琴乃は笑顔を浮かべるのだった。

 

 

「んぅう゛ぅう゛う゛っ♥」

 

 執務室の中で、部屋の主である筈のアマテラスのくぐもった喘ぎと淫靡な水音が鳴り響いていた。

 その二つの音の出所であるアマテラスは執務机の上で仰向けに寝かされ、首を後ろに倒しながら顔の前に立つリンドに剛棒で口と喉を犯されていた。

 

「ああ、やっぱりアマテラス様の口マンコと喉は気持ち良い」

 

「んぷっ♥ ん゛ん゛──っ♥」

 

 喉奥を剛棒で扱かれる度に、アマテラスは苦しそうにしながらも何処か恍惚とした喘ぎ声を漏らしている。

 執務机の上で仰向けになっているアマテラスが、先ほどまで着ていた筈の巫女服は部屋の中に脱ぎ捨てられ、その女性としての魅力に満ちていた神秘さえ感じられる肢体には紅い紐が巻き付き、淫靡に飾り立てている。

 紅い紐は細くしなやかな首から始まり、豊満な乳房の谷間にも通って強調するように絞り上げ、くびれた腰にも複雑な形で巻き付き、隠すものがない秘裂の上も通り、そのままお尻の谷間を通って背中側にも伸びてアマテラスの肢体を亀甲縛りしていた。

 手足は自由だが、アマテラスは口と喉を犯すリンドにされるがまま、執務机の上でくぐもった嬌声と卑猥な水音を響かせていた。

 

「んぐぅっ! むふぅっ♥」

 

(あぁっ♥ リンドのチンポが喉奥に当たる度に気持ち良くなってしまう♥)

 

 夫のカグツチにもされた事のない一方的な雄の蹂躙に寄る口淫。

 男性器を咥えるのは男の興奮を引き起こす為のものだと思っていたアマテラスだが、この数ヶ月の間にその綺麗な唇と口内、そして喉奥をリンドによって開発され、他の番の雌同様に性器へと変わり果てていた。

 それを示すように縛られている乳房の頂点では乳首が痛いのではないかと思えるほどに固く尖り、紐が通っている秘裂はパックリと開いて膣内から甘い雌の香りを発する蜜を溢している。

 

 ぐちゅっ! ぐじょっ! ごぶっ!

 

「んぐぅぅぅっ♥ ふぐっ♥ じゅぽっ、ちゅぶ、じゅるるっ♥」

 

 激しい突きこみを受けて息苦しい筈なのに、アマテラスは口内と喉奥を前後する剛棒に舌を這わせて奉仕までする。

 

(貴方、佐久夜、ごめんなさい。でも、こうやってリンドに奉仕するのが約束(契約)なのです♥)

 

 愛する夫への不貞と娘の想い人に奉仕している背徳感を感じて、アマテラスは恍惚しながら奉仕をする。

 大切な二人に対する裏切りさえも興奮を増す材料に、アマテラスはしてしまっている。最早最初の頃に約束(契約)の時に抱いていた我が身を代償にして、淫夢のような凌辱を娘や友人、巫女達に合わせないという気持ちを覚えていたとしても、それさえも興奮の材料としてしまうだろう。

 激しく口内で唾液を掻きまわす水音を響かせていた剛棒が、小刻みに脈動を始め膨張を開始する。

 

(出すのですね♥ リンド♥ 私の口マンコの中に子種を♥)

 

 射精の兆候を感じたアマテラスは息苦しくても、喉をキュッと締め、舌を口内で動かし、リンドの射精を促す。

 

「あぁっ! 出ます!!」

 

 どっぴゅぅぅ! どびゅぅっ! どびゅるるるるるぅぅ──っ!!

 

「んむぅぅっ♥ あむぐぅぅぅ~~~~っ♥」

 

 喉奥で爆発するように鈴口から射精された大量の白濁液と熱さと粘性にアマテラスは目を見開いて受け入れる。

 ゴクゴクと喉を鳴らしてアマテラスは必死に大量の白濁液を嚥下して胃に収めていく。

 その肢体はビクビクと痙攣し、潮こそ吹いていないが口と喉奥を犯されて絶頂に達した事をリンドに示していた。

 

(フフッ、完成した淫呪具の効果は流石だね)

 

 本来は快感を覚えるのも難しい行為でも、肢体に淫呪具が巻き付いてアマテラスは快感を感じてしまう。

 そしてそれに合わせて性感帯が開発されてしまうので、最早アマテラスは淫呪具が無くても、今のような喉奥で剛棒で犯される行為でも快感を感じてしまう。

 やがて少し腹部が膨れたところでリンドは剛棒をアマテラスの口内から抜き去り、僅かに残っていた白濁液をその美貌に向かって浴びせる。

 

「んあぁぁぁっ♥ あぁっ……♥」

 

 強烈としか言えない雄臭の塊だと言うのに、恍惚としながらアマテラスはリンドの精液を顔に浴びていく。

 剛棒からの射精が漸く治まった後には、アマテラスは顔だけではなく胸を飛び越えて、臍の辺りまで白濁液で汚されていた。

 

「はぁっ♥ はぁっ♥ はぁぁっ♥ リ、リンド、気持ち良く休めましたか♥」

 

 雄臭い熱い吐息を吐き、仰向けで視界を上下逆転させながらアマテラスはリンドに聞いた。

 

「はい、アマテラス様」

 

 笑顔でリンドは返事を返し、脱ぎ捨てていた自身の服を着ていく。

 このままアマテラスを犯す事も出来るが……。

 

(カグツチ様が軍議を終えたら様子を見に来るかも知れない)

 

 ツクヨミが居ない以上、危険は犯せない。それに……。

 

(もう此処に来た目(・)的(・)は果たせた)

 

 リンドがこの場に来たのは、アマテラスに性処理を頼むだけではなく、他にもう一つ。

 

『他の四聖獣に送る文に、ある文を追加させるため』

 

(青龍から聞いた話だと、カグツチ様と一緒に来た人達はアシハラノクニから自分の荷物を持って来ていた。それをヨモツオオカミとの戦いが終わった後に玄武の社に保管したらしいからね)

 

 その荷物こそがリンドの目的。

 琴乃もいる以上、不審には思われない今こそが手に入れるチャンスだと思って行動したのだ。

 服を着直して、まだ絶頂の余韻と精液の臭いに浸っているアマテラスに気付かれないように淫呪具を起動させる。

 すると、亀甲縛りをしていた紅い紐は音もなく縮み、まるで意思を持っているかのように紅い鉢巻となってアマテラスの額に戻った。

 

「それじゃあ、アマテラス様。僕は薬場に戻りますから、部屋と貴女を術で綺麗にしますね」

 

「っ……いえ、リンド。今日は私が術を使いますから、このままで構いません」

 

「……分かりました。じゃあ、失礼します」

 

 不審に思った様子もなく、リンドはアマテラスに一礼して部屋を出て行った。

 

「んっ♥」

 

 リンドが部屋から出ると共に、アマテラスは身体を起こす。

 しかし、術で精液や愛液を消す様子はなく、自らの両手で顔に付いた精液を拭う。ぼうっと鉢巻きに戻った淫呪具が輝き、アマテラスは熱に浮かされたような顔をしながら執務机の上に乗ったまま身体を動かし、うつ伏せになり、先ほどまでリンドが立っていた方に腰を上げながらお尻を突き出す格好になる。

 そのままべっとりと精液がついた両手の指を。お尻の窄みと秘裂に添えて激しく出し入れし出した。

 

「ああんっ♥ あんっあんっあんっ♥ リンドぉっ♥ ご褒美の準備はしておきますから♥ い、何時でも言って♥ んくっ……んんうっ……んくううっっ♥ んああぁぁっ♥」

 

 期待するかのようにアマテラスは激しく両手の指を、それぞれの穴に出し入れしながら自慰に耽る。

 

(フフッ、今は琴乃の方を優先しますけど、その内、唇と一緒に奪ってあげますよ。アマテラス様のケツ穴をね)

 

 部屋の外で力を使って自慰に耽るアマテラスを眺めながら、リンドは嗜虐に満ちた笑みを浮かべていたのだった。




次回はエロ無しか琴乃の本番無しエロでストーリーも進めます!

アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。

  • 琴乃が堕ちた段階で孕ませる
  • 四聖の社全て攻略後に孕ませる
  • サヨ関連終了後に孕ませる
  • イザナミも加え、四人そろって孕ませる
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