SAOラフコフチャートRTA 自主規制解除版 作:TE勢残党
シャミ子が悪いよーシャミ子がー(冤罪)
2023年、2月14日。
朝から幾つもチョコを貰っていたカラードは、ようやくMTD全体の仕事を終えて帰路に就く……訳ではなく、もう一つ残っている仕事のために人気のない路地裏へと赴いた。
第1層、始まりの街は巨大である。現在、MTDの人員が定期的にパトロールを行っているが、宿屋や賃貸物件のような「住める家」だけで1000軒近く、その人口を補えるだけの飲食店と道具屋、かなりの数の「お使いクエスト」。とてもではないが、全域に目を光らせることはできない。
そもそも、パトロールのコースやら日程表やらを組んでいるのは他ならぬカラードである。そのために彼は治安維持担当を買って出ているのだ。意図的に死角を作り出すくらい容易で、スエーニョ達賭博グループが今の今まで存在すら表に出ていないのもそのせいであった。
そして、アレックスとの特訓からパトロールの目を排除しているのもまた、カラードの力と、アレックスのはしたなさ過ぎる戦いぶりを隠すためである。
「カラード、こっちこっち」
夕暮れの路地を歩いていつもの空き地に着くと、アレックスは既に到着していたようで、カラードをさらに奥まった場所へと誘おうとする。
ここはそれなりの面積こそあるが細い路地を何本も経由しないとたどり着けない関係上、四方を壁に囲まれ屋内と錯覚するほど奥まった場所だ。この上もう一本路地に入ると、完全に人二人がギリギリ通れる程度の幅しか無くなってくる。
少々怪しく思ったカラードだが、特に断る理由もない。何かあったらすぐ逃げられる準備をした上で、アレックスの呼ぶ先へ歩を進める。
瞬間、飛び出してきた手をカラードは軽々と掴み、次いで突き出されていたアレックスの顔にアイアンクローを仕掛ける。
「むー、むー!!」
ジタバタと抵抗し、何とか顔にかけられた手を剥がそうとするアレックス。口を開けないのはアイアンクローのせいではなく、何かを含んでいるためだ。
「飲み込め」
静かに、しかし有無を言わさない口調。それが何やらアレックスの琴線に触れたらしく、彼女はビクンと体を震わせると、言われた通り口の中の物を呑み込んだ。
「……何をする気だった」
「ぷはっ……チョコ、やろうと思って」
それを確認してから手を離したカラードの問いに、アレックスは少し赤い顔で悪びれもせずに答える。つまりカラードが防いでいなければ、路地裏に連れ込まれた上で口移しでチョコを流し込まれていたということだ。
「有難いが、渡すにしても普通にしろ」
「それじゃ他の女と変わんねーじゃん」
ぶーたれるアレックスに構わず、「行くぞ」と一言言い残して来た道を戻るカラード。
しかしアレックスの腹案は一つではなかった。
カラードが後ろを向いた瞬間、背中に重さと、巨大な柔らかい感触が広がる。
アレックスはまだ懲りていないのか、抱き着いた体勢のまま、背伸びをしてカラードの耳元に口を持っていく。そうして身じろぎするのに従い、カラードの背中の感触もむにゅむにゅと動く。
感触から見て、予め下着を外しておいたのか。カラードが否応なしにそう考えさせられた所で、アレックスが囁く。
「きしし、チョコはなくなっちまったから、違うモノをやるよぉ」
吐息が荒い。カラードからは見えないが、アレックスは顔を真っ赤にしている。羞恥ではなく、興奮からだ。彼女の心臓が爆発しそうなほど高鳴っているのが、乳房と背中を通じてカラードにも伝わってくる。
「……一応聞くが、何を?」
流石に平静とはいかなかったらしく、カラードが分かり切ったことを聞く。
「アタシの処女」
アレックスが分かり切ったことを返す。これを誰に教わるでもなく、ほぼ直感だけでやっているのだから、アレックスの本能への才覚は凄まじいと言わざるを得ない。
実際、カラードが勃起していないのは、単に倫理コードに守られて感覚を遮断されているからに過ぎなかった。
「……アタシさ、今倫理コード外してるんだ」
その守りを、アレックスは既に捨て去ったと宣言した。つまり何をしても、アレックス側のハラスメント警告は動作しない。アレックスを組み伏せて巨大な胸を弄び、その「女」を好きなように蹂躙していいと宣言したに等しい行為だ。
実際、カラードの背中には絶大な質量の柔らかさと共に、二つほどコリコリとした感触がある。
「ん……気になるだろ? 試してみるか?」
その姿勢のままカラードの手を取ったアレックスは、それを自分のミニスカートの中へ滑り込ませる。ねばついた液体の感触と、へばりついた毛のようなものをかき分け、肉の割れ目に吸いつかれる感覚。
――下着を着けていない。
後ろ手だが、それでもはっきりと理解させられるほどの、発情し切った雌。
同時に、今更になってカラード側のハラスメント警告が発動。アレックスが不快感と共に、数十センチ弾き飛ばされる。
解放されたカラードの右手は、べったりと糸を引いていた。
どうやら女性から男性へ向けてのハラスメント警告は、発動タイミングがかなり遅くできているようだ。あるいは、カラードが拒絶の意思を表明しなかったためか。
「んっ……ふっ、アタシは、アンタのもんだ。全部、好きに使っていいんだぜ?」
それでもアレックスの情欲は止まらず、目の奥にハートマークを幻視するほどの淫靡な表情を浮かべたままカラードに詰め寄る。
歩いた拍子に、足の間からボタボタと粘付く液体が落ちた。汁気の多い質らしく、ただでさえ短いスカートが汁を吸ってへばりつき、形のいい雌の肉をくっきりと際立たせている。
既に「隠す」という意味ではまるで役に立たなくなっており、形が透けているばかりか、ひくひくと痙攣するのがスカート越しで分かってしまうほどだ。それを見越して、彼女は薄手のものを選んでいたらしかった。
「だからほら……難しく考えんなよ、使ってけよ、溜まったもんアタシにコキ捨ててけって」
アレックスは純粋に快楽を求めるあまり、自分で勝手に高まっていくタイプである。既に絶頂寸前まで高ぶっている彼女は、完全に理性を飛ばしてカラードに迫る。
カラードは震える手で、何やらコンソールを操作しだす。
「ぁは、そうこなくっちゃ――」
期待に胸を昂らせ、今にも達してしまいそうなアレックスが台詞を言い終えるより前に、あたりを眩いばかりの閃光が満たした。
記録結晶のフラッシュ機能を応用した閃光弾。
無防備な、それも興奮して瞳孔の開いた状態でそれを食らったアレックスは、まんまと視界を潰されてしまう。
ようやく前が見えるようになった時には、カラードの姿は跡形もなく消えていた。
アレックスが呆然としていると、一件のフレンドメッセージが届く。
『断る。今日の特訓はなしだ』
差出人はカラードだった。
「ケチ。…………んっ」
別にアルゴにもチクらないし、安心して好きなだけ犯して行ってくれればよかったのに。
アルゴへの義理立てか、単にヘタレたのか、あるいは何か勘違いされているのか。アレックスには分からなかったが、とにかく今は、この持て余した獣欲を何とかする方が急務だった。
「んぁっ……届かな、もっと、奥……」
(アレックス視点では)あと少しでカラードに貫いてもらえた。そのもどかしさは中々一人では解消できず、かなりの時間その場で自慰にふける。が、カラードを求める気持ちが蓋をしてしまっているのか、結局昇り詰めることはできなかった。
「カラード……欲し……っ、カラードぉ……」
自分の指では満足できず、胎の奥で燻る熱は持て余したまま。何となく、この熱はもうカラードに荒々しく犯され、最奥で押しつぶすように射精してもらわない限り消えないだろうとアレックスは確信していた。
アレックスは辛うじて残っていた理性で服を着替えてから、トボトボと帰路につくのだった。
◇◇◇
場面は戻り、同日の昼下がり。
アルゴは偶然見かけたアレックスに呼び止められ、何故だか食事を共にしていた。
「……何の用だヨ」
憮然とした表情を隠そうともせず、目の前の恋敵に問いかける。
「んー、や、アイサツって言うか……なんだろ?」
アレックスの方はと言えば、ニコニコしながら何やら要領を得ない返答をする。学校の成績はよろしくない彼女では、適切な語彙が思いつかないようだ。
「なんだソレ。ハッキリしろヨ」
アルゴの示す不快感が強くなる。だがアレックスはまるで応えた様子を見せず、マイペースにうんうんと唸って、やがて思い付いたように話し出した。
「あっそーだ思い出した、前カラードに教えてもらった。センセンフコクって言うんだってな、こういうの!」
「――っ!」
言い終えるや否や、アルゴの表情が一瞬「無」になり、すぐに深刻さと怨嗟を帯びる。怒りと合わせ、目の前の雌豹を縊り殺さんという勢いにも見えた。
「ぁは、その顔の方が好きだぞ♡」
だがアレックスは寧ろ嬉しそうに、その顔に獰猛な笑みで返してのける。土台殺し合いを楽しもうという異端者の彼女に、威圧の類など意味をなさない。
「今日バレンタインだろ? 夕方に、カラードを、
意味分かるよな? と続けるアレックスに、アルゴは殺意の籠った視線で応じた。
「ししし、いいなその
「……ハ?」
アルゴは一瞬、目の前の女が何を言っているのか理解できなかった。
「や、まだヤってないみたいだし、一緒に行くのもいいかなって――」
「ふざけんナ!!」
平然ととんでもないことを言いだすアレックスに、アルゴはついに怒りを爆発させた。
「なんでお前なんかト!!」
「えー、いいのか? オマエが何て言ったって、アタシは行くぞ?」
アレックスは笑みを崩さない。寧ろ深めているような気さえする。
「まー考えてみろって。あんなに凄いヤツがさ、アタシらのどっちか一人で満足できると思うかぁ? ってか今だって何人にも粉かけられてんだろ?」
「か、カー君はそんな節操なしじゃ……ッ!」
「誘われてウンていうのは節操なしじゃねえよ。それを、アタシらじゃ満足しきれなかったって言うんだ」
詭弁である。だが、アルゴを勢いで押し切るだけの効力は発揮した。旧友、モルテ仕込みのトラッシュトーク術である。
こと本能が関わってくると、アレックスは急に冴えるのだ。
「アタシは、カラードのこと好きだぞ」
いつぞやと同じ宣言。
「せっかくさ、ジャマだとしか思ってなかったコレに、使い道がみつかったんだ」
巨大な乳房を持ち上げて見せる。今までいい男に出会えていなかった頃は、無駄に重たく、余計な欲望を引き付けるばかりで何の役にも立ってこなかった。だが好きな男の気を引くなら、これ以上のものはない。
「アタシは、アタシの『メス』をカラードにいっぱい使って欲しい。カラードにいっぱい孕ませて欲しいし、カラードの子供いっぱい産みたい」
掛け値なしに本心だ。アルゴに反論の隙を与えず、一方的に畳みかけていく。
「ずっとカラードと一緒にいたいし、カラードのやりたいことに付いて行きたい」
アルゴに、その風景を想像させる。
「……」
「でもさ」
アルゴが何も言えなくなったのを見計らって、最後の締めに入る。
「アタシは、
――絶対的に優れた男のすぐ後ろを付いて行き、その
石器時代の「
「……もっぺんだけ聞くぞ。夕方にカラードんとこ行くけど」
アンタも来るか?
この問いに、アルゴは最後まで頷かなかった。
それがどのような結果を齎したかは、本編の通りである。
これ跳ね除けるとかやっぱりホモじゃないか(晴れない疑惑)
追記:R18日刊1位、ありがとナス!!