対魔忍になりたかったのにどうして鬼殺なんだ!?(18禁ver) 作:大栗須
この作品における柱のナニのサイズは感想に寄せられたサイズ比較を参考にさせていただこうと思います。
古今東西、酔っ払った輩というのはロクでもないことを仕出かすことが多い。
大概が面倒くさくなることが多く、敬遠されがちで凜子の場合は最悪な部類に入った。
前世では恐ろしいくらいの酒豪でスピリタスをダースで飲んでも平然としているバケモノだったが、転生してもそれは同じであったが、鬼となって悲劇は起きた。
不死川実弥は稀血の持ち主であり、その血は鬼を酩酊させる特性があった。
もし、彼がただ希少な稀血であれば良かったかもしれない。酩酊させる特性さえ無ければ、悲劇は回避できたのだった。
先ず、最初に被害に遭ったのは胡蝶カナエだった。
実のところカナエは凜子を姉のように慕っているところがあり、憧れの存在でもあった。膝枕されたり、抱きつかれていると陽だまりに抱かれたように暖かかったのだ。これは痣持ちで基礎体温が高いのが原因だが、カナエは知る由もない。
そんな人を襲わないことを証明するためとはいえ、稀血である不死川の血を見て耐えている(傍目にはそう見える)のを見て、気が気でなくて思わず近寄って声をかけたのだ。
そして、毒牙にかかった。
「カナエ♡」
顔を上げた凜子はそれはそれはとてつもなく艶やかな顔をしていた。女ですら堕ちてしまいそうな危険な色香を漂わせ、まるで酔っ払ったかのようなフラフラと危うくて無防備だった。
思わず、ゴクッと喉が鳴る。
これではいけないと、カナエは頭を振って声をかけようとしたところで凜子に唇を塞がれた。
「──―っ!?」
「キャ──―!!」
カナエは大混乱。蜜璃、大興奮。他の柱は突然のことで驚愕する。
そんな中、お館様は一足先に義勇と悲鳴嶼の護衛の下、我が子を連れて部屋を出て行った。
カナエは突然のことで動揺したが、すぐに唇を離そうとしたが、そのまま押し倒された。
「り、凜子さ──―ンむぅっ?」
戸惑うカナエなどお構いなしに凜子は唇を重ね、彼女の口腔内を蹂躙していく。
舌が捩じ込まれ、荒々しく的確に口の中を犯し、それでいて丁寧にカナエの舌を絡め取って凌辱する。
「ジュルッ! ジュルルッ! チュッ、チュパっ……ハァ……ヂュルルルッ!!」
耳を塞がれ、ダイレクトに脳内に響く下品で卑猥な音にカナエは顔が蕩け、未知の快感に堕ちていく。
(どうしてこんなに上手なのっ? このままだと堕ちちゃう! 堕ちちゃうのぉー!!)
堕ちてはいけない、と頭の中で考えれど凄まじい勢いで蕩けさせられていく。何もかもがどうでもよくなって、このまま身を委ねてしまいたくなる。
だが、それでも鬼殺隊の柱としての矜持か。はたまた男がいることが大きいのか。
「んんん~〜〜〜ッッッッッッ!!!」
強過ぎる快感の奔流にカナエは腰を浮かし、ビクビクと体を痙攣させる。
しかし、堕ちることはなかった。
やはり、女が堕ちるのはチンポでなければいけないようだ。
くたっ、と力なく意識を手放したカナエを放置して凜子は口元を拭う。
「ふぅ。こんなものか」
「テメェ、カナエに何しやがったァ?」
不死川が激昂し、今にも斬りかからん勢いで凜子に迫るも、彼女はどこ吹く風と言わんばかりに受け流す。
「接吻した。それが……ああ、不死川にはこれをしてあげよう」
「うおっ? 何しやが──―」
目にも留まらぬ柱ですら視認不可な動きで凜子は不死川を簀巻きにして拘束し、横向きに寝かせた後に彼の耳元に顔を近づける。
そして、
「ジュッ! ジュルルッ! チュパっ! ズゾゾゾッ! ジュル────!!」
「お゛っ! お゛お゛お゛ッッ!! んオオオォォォ!!」
耳の中へ舌が入ってくる不快感があったにも関わらず、凜子の巧みな舌技によって不死川はそれを上回るレベルで強烈な快感を与えられて白目を向いて体を痙攣させる。
無様で下品なアヘ顔を晒していた。
「いいメスイキだ。イクの早過ぎて驚きだがな」
凜子はそう呟き、不死川の拘束を解く。
『これはヤバい!』
残った柱の共通した見解はすぐに離脱へと転じさせるも、凜子は出遅れた蜜璃を捕まえる。
間近にとてつもなく整ってて蕩けて色気のある顔が迫り、蜜璃は胸が高鳴る。
「蜜璃は可愛いな」
「え、えへへ。ありがとうございます」
いきなり真っ正面から褒められ、蜜璃は戸惑いつつも嬉しさから照れ顔になる。これで凜子が男であったなら、彼女はその場でハメられていただろう。それはもう、完璧なメス顔をしていた。
蜜璃は凜子のことを人として好ましく思っている。鬼とか関係なく。優しくて美味しいご飯は作ってくれるし、稽古だってつけてくれた。蜜璃の中では、もう一人の師匠兼憧れの人物である。
顔を近づけられて蜜璃は何となく気づいた。
「凜子さん、もしかして酔ってますか?」
「私は酔ってないぞ。お酒は飲んでないし、飲んでも鬼だから酔うなんてことは有り得ない」
「不死川さんの血は鬼を酩酊させる特性があるんです」
「そんな事は知っている。私なら大丈夫だ。だから、蜜璃──―」
貴方の体を堪能させて♡
淫靡な顔を浮かべ、女性ですら虜にしてしまう色気のある雰囲気を醸し出して凜子は蜜璃と唇を重ねる。
ああ、この人完全に酔ってるわ。
蜜璃はそう結論づけるも、口腔内に舌が入り込んで舌を絡められて考え事を溶かされていくように感じた。
下品な音を立て、蜜璃の口腔内で暴れまわる凜子の舌は立ちどころに蜜璃の興奮を煽り、いつもなら胸がキュンと高鳴るハズなのに今は下腹部の子宮あたりがキュンと疼き始める。
(うぅ……なんだか切なくなってくるよぉ。凜子さん、スゴく上手ぅ♡)
堕ちるのは一瞬。二十歳になってお見合いはしたことあれど、性に関しては無知な未経験の処女には凜子の舌技に抗う術を持たず、常人より力が強かろうと力が入らなければ形無しで、蜜璃は初めての感覚に溺れてしまった。
(あれ、女の子同士って結婚できたっけ? もう凜子さんと接吻しちゃったし、これはもう殿方と添い遂げるより凜子さんと結婚しちゃおう♡)
それはもう常識と恋情すら破壊した。
柱になって以降、蛇柱の伊黒小芭内と一緒に出掛けたりとなんだかんだ仲良くしてて『伊黒さんと一緒にいるとドキドキする』などと無自覚ながら恋情を抱いていたが、ここにきて強烈な快感は蜜璃の脳内を徹底的に凌辱し、恋や愛だのとったものが快楽によって上書きされたのだ。
蜜璃も積極的に舌を絡めていこうとして……恥ずかしいので拙くもおずおずと凜子と舌を絡めていく。
凜子は積極的になった蜜璃に驚くも、負けじと更に激しく舌を絡めていく。
生存している男の柱たちは逃げるのも忘れ、目の前で行われる美女二人の絡み合いに魅入っていた。
伊黒小芭内は自身の想い人である甘露寺蜜璃と元柱で鬼となった秋山凜子の絡み合いに魅入っていた。
伊黒にとって凜子は尊敬に値するが、苦手とする相手である。というか、鏑丸を燻製にしようとしたので嫌いだった。
矢鱈と美人で見惚れてしまうのが嫌だった。現れたら狩るつもりだったが、会議でとんでもない格好で現れ、一目で鬼と分かる見た目であればよかったのに……人間だった時と全く変わらない姿で現れたものだから、すぐに視線を外したものの(本人主観では)見惚れて興奮してしまった。しかも、それを突っつかれて更に蜜璃の慰めにもならない慰めが死に体に刀をドスドス刺していた。
改めてヤツは苦手だ。
そう決意を新たにしていたところで、稀血を見せつけられた凜子の暴走である。
ある意味で人を襲っていた。
その襲い方が矢鱈と淫靡でスケベであったが、血を垂らした風柱がヤバい顔をしたあたりで確信した。
(逃げなきゃ男として終わる!)
そして、同じ考えに至った他の柱と逃げ出した結果、蜜璃が食われた。
目の前でまざまざと見せつけられる淫猥な行いに伊黒は逃げるのも忘れて見入って目が離せなかった。
蜜璃の足の間、股のところを凜子の手が這いずり、彼女の秘所を激しく撫で、耳をピチャピチャと音を立てて舐める。
更に凜子は空いた手で蜜璃の胸を揉みしだき、彼女の柔らかな双丘はグニグニと形を変えていく。
「あっ♡ 凜子さん♡ 私、私ぃっ♡」
「もっとイイ声を聞かせてくれ、蜜璃」
「んんん──────ッ♡♡♡」
やがて、蜜璃が絶頂した。
快楽に顔を蕩けさせ、顔を赤らめた蜜璃は呟く。
「凜子さん、スゴいぃ♡ 結婚して♡」
「ふふっ、可愛いヤツだ。蜜璃は私のものだ」
伊黒は絶望した。
彼は蜜璃のことを密かに想いを寄せていた。文通していたし、予定を無理やり合わせて一緒に甘味処へ誘ったり等色々としていた。
積み上げてきたもの全てが目の前の鬼に全てに壊され、ガラガラと崩れ落ちていくような気がした。
やはり、鬼は醜い生き物だ。絶対に赦せない。
「キサマァー! 甘露寺に何を──―」
自身の得物を取り出した瞬間、伊黒は天井を向いていた。
一瞬のことだった。
呆気にとられ、伊黒は目を白黒させる。
脚を持ち上げられており、起き上がることは不可能で凜子が艶やかな笑みを浮かべて見下ろしていた。
「私に刀を向けようとしたんだ。それ相応の償いをしてもらおうか?」
「やめ──―おふぅ!?」
ガッ、と割られた足の間に凜子の足が入り込み、伊黒の股間が踏まれる。
「まあまあかな。蛇みたいに細長いナニだけど、早さはどうかな。ほら、美女の足コキだぞ。無様にイけ」
「ぐあぁぁぁぁあああ!!」
屈辱だった。ジタバタと藻掻けど、足を持たれているので這って逃げようとしてもすぐに引き戻される。
何より、自身のモノが凜子の足によってシゴかれている現状が何よりも恥ずかしくて辛い。
せめて蜜璃に見られまいとしていたいけど、彼女は虚ろな目でこちらを見ていた。
想い人に見つめられながら、自身は無様な体勢で勃起したモノを弄られて悦んでいた。
恥の極みだというのに、凜子の巧みな足の動きは伊黒のナニに快楽を刻んでいく。
これが甘露寺だったら……。
伊黒は涙を流しながらズボンの中で精液を吐き出した。
「童貞と処女の集まりだけあって、快楽に耐性ないな。他愛ない」
伊黒を泣かせた後、凜子は昂ぶった肢体を抱きしめながらそう呟く。
不死川の稀血の特性は、凜子を酔わせた。
人間の血肉の代わりに男の精液を欲する時点で頭のおかしい体質に変化した鬼からしてみれば、稀血は甘美な媚薬となる。血を見るだけで体は異常に火照るし、特性とかあればエロ方面に効果が発揮されるのは当然の流れかもしれない。
変に耐えようとした結果、手当り次第にとんでもないことを仕出かした。とりあえず、やってみたい事を試した。ただそれだけの話である。
次の相手は……、と凜子は腰を抜かして青褪める音柱の宇髄天元に狙いを定める。
舌舐めずりした凜子は、宇髄にゆっくり詰め寄っていく。
「後生だ、凜子。見逃してくれ」
「うふふ、長兄は何をそんなに怯えている? 昔は嫁にしてやる、とか言ってたじゃないか。だから、手で抜いてあげたのに避けるようになって悲しかったぞ」
「あれは、お前が──―」
「口答えするな。誰がお前に弁解しろと言った?」
宇髄は黙った。何か言えば、不死川か伊黒のようになるからと覚っているからだった。
だが、黙られるとそれはそれでつまらない凜子であった。
凜子は服を着崩しているのも気づかぬまま、宇髄へと凜子は迫る。
「長兄は私が胸を押し付けただけで射精しちゃうザコちんこの持ち主だからな。あの人たちのおかげで立ち直って改善したらしいけど、ちょっと押し付けられただけでチンコがビンビンなのは相変わらずだな」
「許してくれ。俺は嫁以外に勃たねー男だ」
「へぇー、長兄の下半身は素直なのに長兄自身は天の邪鬼だな」
宇髄は顔を覆った。助けは既に死屍累々といった有様で、どうにもならなかった。
誰がこんな事を予想できただろうか。
「面白そうだから、長兄がどれだけ改善されたか試してやろう」
凜子がズボンを下ろそうと手をかけてきたあたりで、我に返った宇髄は脱がされまいと抵抗する。
「やめろ! この地味妹!」
「地味と言うな。この早漏柱め」
「ぐふぅ」
宇髄は自身のトラウマが刺激され、体に見えない刀で斬りつけられた錯覚をする。誤解を与えないようにしておくと、別に宇髄は早くない。あの時は女体すらマトモに見たことのない素人がいきなりエロい美ボディを見せられて百戦錬磨のテクニックを味わされたような状態だったので、宇髄が3回くらいシゴかれた程度で射精してしまうのは仕方ないのかもしれない。だが、その後に凜子がプライドへし折りのトラウマ植え付けは最悪としか言えない。
絶対に奴では勃てないと心に誓った宇髄であったが、体は正直なもので凜子の柔らかで男を惑わす色気を放たれては誓いはすぐに破られた。
凜子に迫られた挙げ句、勃起してるのがバレてまたあの時の地獄が始まろうとしている。
──―誰か助けてくれ。
そう宇髄は祈り、ズボンが下ろされようとした瞬間だった。
「きゃぁっ」
願いは聞き入れられた。
いつの間にか現れた冨岡が凜子を抱きしめるようにして引き剥がしたのだ。
宇髄には救世主のように見えた。恐ろしい悲劇を生み出した悪の権化が、すっかり借りてきた猫のようにおとなしく……顔を赤らめてモジモジと落ち着なさそうにして腰をくねらせていたが、宇髄は気にせず凜子をおとなしくさせた冨岡に感謝した。
「宇髄、秋山は俺が連れて行く。後は頼んだ」
「お、おう……」
冨岡が凜子を連行していく。
何やら「あっ、義勇! そんなに押し付けないで♡ああん♡」と義妹のあられもない喘ぎ声が聞こえ、宇髄は冨岡を尊敬した。
あのとんでもない奴を御しきれるとは……。
だが、目の前の惨状を押し付けられるのとは話が違う。
気絶している者、白目を向いてピクピクしている者、放心状態の者、静かに泣いてる者、とたった一人の人間……否、鬼に鬼殺隊の最高戦力である柱がヤラれてしまったのである。
宇髄は胃がキリキリと悲鳴を上げ、次いでトラウマがぶり返してきて涙を流した。
そこへ、悲鳴嶼が肩をポンと叩いて静かに慰める。
鬼殺隊。
それは鬼による悲しみを少しでも減らし、鬼の始祖である鬼舞辻無惨を倒すための組織である。
今ここに鬼によってまた悲しみが増えるも、すぐに鬼殺隊の人間が悲しみの連鎖を断ち切った。
宇髄と悲鳴嶼は冨岡に感謝するのだった。
次回、『酒乱仕置』。
冨岡義勇が我らが変態をわからせます。