ゼルダの伝説 エロスオブザワイルド~ええケツの騎士、TSリンクちゃんの大冒険~ 作:道程ケンヂ
2022年一発目はリンクちゃんでいきます。感想欄で待ってるって言われちゃったからね、仕方ないね。
でもエロはありません。エロはもう少しだけ待ってな。
今年もよろしくお願い申し上げます。
「……来たか、リンクよ。女神の祝福を受けて一段と頼もしくなったな」
「………」
ボコブリンたちとの性交の最中、唐突に姿を現した謎の老人に導かれるまま、リンクは自分が目を覚ました回生の祠のすぐ近くにある荒廃した神殿の屋上にやって来ていた。
当然、むちむちな彼女が1人で荒れた建物の壁面を上ることなどできないため、そこはボコブリンたちの力を借りている。
川で身を清め、素裸の状態でボコブリンたちと自分の下を訪れたリンクたちの姿を見た謎の老人……100年前のハイラル王は、魔物たちの存在もリンクの姿も気にしているような素振りを見せぬまま、話を始めた。
「改めて名乗らせてもらおう。わしの名は、ローム・ボスフォレームス・ハイラル。かつてこの地に存在したハイラル王国の最後の王じゃ。100年前、わしやお前も参加した大厄災の際に起きた戦いの最中で命を落とし、今はこうして魂だけの存在になっておる」
「………」
彼が普通の存在ではないことは、薄々リンクにもわかっていた。
大事なのは快感であって、自分に更なる快楽を味わわせるために導いてくれる彼の正体などどうでもいいと考えていた彼女であったが、こうして事実を告げられると心の動揺が隠せないでいる。
そんなリンクの反応に小さく頷いたハイラル王は、ボコブリンたちの顔を見回した後で再び彼女へと視線を向け、静かに言った。
「すまなかったな、リンク。目覚めたばかりで記憶の確かではないお主にすべてを語れば、きっと混乱するであろうと思っていた。故にわしは仮の姿でお主に接しておったのじゃ」
「……ん」
「ありがとう。お主もようやく、己のことを理解できるようになってきた。今こそ話そう。100年前、このハイラルに何が起きたのか。そして、100年の眠りから目を覚ましたお主が何をすべきなのかを……!」
――そこから、ハイラル王は100年前の大厄災の日に至るまでのことをリンクたちに話し始めた。
かつてこのハイラルの地には、ガノンと呼ばれる魔王が存在していた。
御伽噺の中の存在だと思われていたガノンであるが、ある日占い師がその復活を予言し、ハイラル王国はその備えをすることになったのである。
予言に従って大地の発掘作業に取り掛かった王たちは、太古の武器やガーディアンといった対ガノン用に用意された数々の兵器を発見することができた。
その上、最強の兵器である4体の神獣を発掘した王家の人々は、次にこの神獣たちを操る4人の英雄を見つけ出すと、そこに封印の力を持つ王家の姫とその護衛となる騎士を含めた計6名の陣を形成し、彼らを英傑と名付けた。
「その王家の姫を護衛する騎士こそがお主なのじゃよ、リンク。かつてのお主はそこまで女らしい体つきをしていなかった。言われなければ、男だと勘違いされたままだったじゃろう。武勇も並みの魔物など一瞬で屠るだけの強さを誇っていたが……わしらがお主をゼルダの護衛に選んだのは、それが理由ではないんじゃ」
「……?」
リンクが英傑に選ばれたのは、強さが理由ではない。
そう語るハイラル王の言葉に小首を傾げたリンクへと、彼はこう続ける。
「……ここから先の話は、ハイラル王国でもごく僅かな者しか知らない極秘の情報じゃ。我が娘、ゼルダですらも知らされていない。リンクよ、100年前の大厄災における歴史的な敗北は、予言によって予知されていたものだったんじゃ」
「……!?」
その衝撃的な事実に、全てを理解できていないリンクですら驚きに目を見開く。
どう足掻いても敗北するという情報を知りながら、必死にそれを隠しつつ戦いの準備を行っていたハイラル王国の真意はなんだっのか? 王はその部分について言及していった。
「予言によれば、復活したガノンを倒せるのは淫乱の勇者と呼ばれる女子だけとのことだった。しかしその勇者はまだ目覚めていない。真なる力を覚醒させるには、長き年月が必要だと、予言者は言った……そして、ガノンを倒すその淫乱の勇者の名はリンクだと、そう断言したのじゃ」
「ぼ、く……?」
「そう、お主じゃよ。故にわしは、お主をゼルダの護衛として英傑の仲間入りをさせた。そして、お主が淫乱の勇者としての才能を覚醒させるまでの時間を稼ぐために、神獣をはじめとした防備を整えていったのじゃ。だが――」
そこから先の話は、悲惨の一言であった。
ガノンを倒すことができる唯一の存在、淫乱の勇者の目覚めまでの時間を稼ぐために用意した数々の兵器たち……しかしそれは、ハイラル王国に牙を剥く邪悪と化してしまった。
厄災ガノンによって、全ての古代兵器が乗っ取られてしまったのである。
この日のために武技を鍛えていた兵士たちも、神獣の管理を任されていた英傑たちも、ことごとくガノンの邪悪さの前に敗れ、命を落としていった。
残されたのは封印の力を持つゼルダと、彼女を守るために傷ついた淫乱の勇者ことリンクだけ……そうなった時、ゼルダはリンクに全てを託し、自らの力を振り絞って内側からガノンを止めるために犠牲になる道を選んだ。
彼女の判断は正しかった。封印の力では厄災ガノンを倒すことはできない。
それが果たせるのは、未だ覚醒の時を迎えていない淫乱の勇者であるリンクだけだ。
彼女は数少ない生き残りと共に回生の祠にリンクを運び込むと、傷ついた彼女が回復するまでの時間を稼ぎにガノンとの戦いに臨んだ。
そして……今もなお、その体内でガノンの暴走を封じ込めている最中なのである。
「100年、その月日がお主の中にあった力を覚醒させた。魔物たちすらも魅了するその女体、そして下腹部に刻まれた淫紋こそが、淫乱の勇者たる証じゃ」
すっと、自分の下腹部に刻まれている紋章を指差してそう述べたハイラル王の言葉に、リンクが息を飲む。
確かにこの紋様が浮かび上がった瞬間、今までの自分とは一線を画した別の存在になったような気がしたということを思い返した彼女へと、王はさらにこう続けた。
「……馬鹿なことをとお前は言うかもしれないな。あのガノンに、戦う力などほぼ皆無な女子である自分がどう挑むのだと、そう思っておるかもしれん。じゃがな、リンクよ。厄災ガノンの本質は滅び。呪いや恨みといった負の感情の奥底にあるのは、死という概念じゃ。そしてリンク、淫乱の勇者たるお主の根源にあるのは性、すなわち生の概念を究極にまで高めたものなのじゃよ」
性の交わりとは、それ即ち生命の誕生を意味する行い。
多くの生物は新たな命の誕生のためにセックスを行い、快楽を悦び、そして命を成す。
淫乱の勇者とは、決してふざけた存在なのではない。
命の原初のして、生の悦びの原点にある性の快楽を誰よりも深く味わい、それを力として発現できる、命の勇者なのである。
「ボコブリンたちよ、お主らに問おう。このまま時が経てば、我が娘ゼルダの封印の力は尽き、厄災ガノンが完全なる復活を果たすだろう。そうなった時、リンクはまず間違いなく命を落とす。この柔らかく温かい女体がただの肉塊となり、二度と抱くことが叶わなくなることを、お主らは我慢できるか?」
「ブギャオオッ!!」
そうして、そこでハイラル王から話を振られたボコブリンたちは、その質問に3体揃って首を横に振った。
彼らにとってリンクは性処理を担当する群れに一員であり、かけがえのない存在であり、最高の雌なのだ。彼女を抱き、その快楽を知ってしまった今、それを失うことなど到底耐えられるはずがない。
だがしかし、これは相当に異常な事態なのだ。
魔物たちは厄災ガノンの力によって生み出された、いわば怨念の集合体。親となる存在がいるわけでもなければ、普通の生物と同じ形の誕生のプロセスを踏んだわけでもない。
しかも、たとえ討伐されたとしても魔の力が高まる時期になれば復活する、生命の理を超えた存在なのだ。
それが、リンクとの性交を経て、命の素晴らしさを知った。生命の根幹にある、性の悦びを知った。
死という、生の真逆に存在する概念から生み出された存在が、命の意味と死を拒む意思を手に入れたと言えば、これが途轍もなく異質なことだとわかるだろう。
ボコブリンたちは今、自分たちの根源である厄災ガノンを否定する考えを持っている。
自分たちの仲間であり、自分たちに性交を通じて最高の快楽を与えてくれるリンクを守りたいという気持ちを持つに至った彼らは、彼女のためならばガノンに反旗を翻すことすら厭わない魔物を超えた存在になっていた。
「リンクよ、理解したか? これこそがお主の力。性交を通じて命無き者にすら生の喜びを伝えるという、淫乱の勇者の力なのじゃ」
「……!!」
ハイラル王の言葉にリンクの心臓がドクンと大きく脈打つ。
くるりと背後を振り返り、3体のボコブリンたちの姿を見た彼女は、この出会いが運命によって導かれたものであると確信していた。
あの時、回生の祠で目を覚ました自分を見つけてくれたのがこのボコブリンたちでなかったら――
あの時、雄の猛りと逞しさをセックスを通じて教えてもらえなかったら――
あの時、人間である自分のことを食料や虐殺の対象ではなく、交尾という本来魔物たちが考えない行いの対象として見ていなかったら――
あの時、自分のことを仲間として認めて、群れの一員として共に生活することを許してもらえていなかったら――
そうならなかったのは、偏にボコブリンたちが自分を捕まえてくれたお陰だ。
ボコブリンたちが自分のことを雌として目覚めさせ、自分がボコブリンたちを雄として目覚めさせたお陰で、こうして自分たちは1つの運命共同体として、人間と魔物という垣根を超えた関係を築くことができたのだと……そんな、奇跡と呼ぶことすら生温い確率の出会いに胸を震わせたリンクは、ボコブリンたちに向けてむっちりとした大きなお尻を突き出していた。
「ん……♡」
「ボゴブッ! ゴブッ!」
「ボゴゴゴッ!」
「ブボゴブゥッ!!」
「んん……っ♡ ふっ、くぅ……っ♡♡♡」
柔らかく、丸く、大きなリンクの尻に3体のボコブリンたちが自らの右手を置く。
武骨で、逞しくて、幾度となく自分に快楽を味わわせてくれた特別な存在である彼らの温もりを感じ、彼らへの愛しさを爆発させたリンクがぶるりと体を震わせたその瞬間、彼女の尻に下腹部に刻まれているのと同じ淫紋が浮かび上がり、煌々とした輝きを放ち始める。
「んあぁ……♡ ああっ♡♡♡」
リンクの尻から放たれる輝きがボコブリンたちを包み、彼らに触れられている尻から伝わる感覚がリンクの中の想いを強めていく。
自分たちはもう、1つの存在だ。魔物も人間も関係ない、特別な存在なのだと……そう、1人と3体が同じ想いを共有し、最大までその感情を高めた末に光が消えれば、リンクの尻に置かれていたボコブリンたちの手の甲に彼女の淫紋と同じ紋様が刻み込まれていた。
「ボコブリンたちよ、おめでとう。お主らは魔物の理を超え、淫乱の勇者であるリンクの騎士となった。その誇りを胸に、このハイラルを救わんとするリンクの手助けをしつつ、共に命の悦びを分かち合うのじゃ」
「ゴボッ、ブゥ……ッ!」
ハイラル王の言葉の意味はわからないが、自分たちが何をすべきなのかはわかる。
これからもずっと、リンクと共に生き、そしてセックスし続ける……それが、ボコブリンたちの本能に刻まれた強い思いであった。
「……リンクよ、これでお主も自分の使命を理解したな? お主は厄災ガノンを倒すため、このハイラルの地を旅せねばならん。4体の神獣を解放し、ガノンの呪いが渦巻くハイラル城に乗り込み、100年に渡る厄災に終止符を打つのじゃ。そのためにも、お主は仲間を集めねばならん。淫乱の勇者として、己の本能に従って英傑を探すのじゃ」
「んっ!」
ぐっ、と拳を握り締めたリンクがハイラル王の言葉に頷く。
その勇ましい表情に笑みを浮かべた王は、彼女にこう続けた。
「ハイラルの英傑たちでは、厄災ガノンに敵わなかった。リンクよ、100年の眠りから目覚めし淫乱の勇者よ。お主はお主の英傑たちを……ええケツの姫たるお主を守る、ええケツの英傑を探すのじゃ。そのためにはより深い快感を味わう必要があり、より深い快感を味わうためにはお主自身の成長が必要となる。それは理解しているな?」
「んっ!」
「よろしい。ならば試練の祠を踏破した際に得た、刻淫を女神像に捧げよ。それはお主に更なる強さと淫らさを与えてくれる代物じゃ。祠を見かけたら、踏破して刻淫を集めるがよいぞ」
「んっ! んっ!!」
わかった! とばかりに大きく首を縦に振るリンク。
無邪気で楽し気な彼女の反応に大きく頷いたハイラル王は、神殿の下を指差しながら彼女へと言う。
「さて、今日のところはここまでにしよう。帰りしな、下の女神像に祈って強化の方法を学んでおくといい。話の続きはまた今度……わしのせいで中断された交わりを終えてからにしよう」
「うんっ! ははっ!」
ハイラル王からの許しを得たリンクは、ええケツの姫たる自分を守る存在になったボコブリンたちに熱烈なキスをすると、彼らの体に抱き着いてパラセールで下に降りていった。
ふわふわと空中に漂いながら、今の話を纏めた総合的な内容を振り返る彼女は、口元に強い笑みを浮かべる。
ハイラル王が言うには、自分は淫乱の勇者で、この地を蝕む厄災ガノンを倒すことのできる唯一の存在らしい。
だが、今の自分には力も仲間も足りない。だからまずは、強くなりつつ仲間を増やしていくことを優先すべきだ。
そして、自分が強くなるための手段は……セックス、それだけなのである。
ボコブリンたちとセックスして、刻淫を集めるために淫らな試練に臨んで、それらを糧としてより淫らな雌になり、魔物たちを雄として目覚めさせる。
そして、その中に存在するええケツの英傑となる定めを背負った存在を見つけ出し、その雄とセックスして仲間にして……それを繰り返しながら旅を続けること、それが淫乱の勇者である自分の使命だ。
「あはぁ……っ♡ んっ♡ ふふふふふ……♡」
がっちりと両脇をボコブリンたちに固められ、大きな胸を片方ずつ鷲掴みにされる。
背後からむっちりとした尻を強い力で掴まれ、揉まれ、弄ばれ……そうやって自分の中の雌を目覚めさせられながら、段々と沈んでいく夕日を目にするリンクの瞳は、淫靡に染まっていた。
早く巣に帰ろう。そして、そこで今日も楽しい交尾をしよう。
そう、包み隠さず欲望を伝える彼女の思いをくみ取ったボコブリンたちに抱えられながら、姫と英傑という性の悦びで繋がった存在となったリンクとボコブリンたちは、今日も楽しい夜を過ごすために自分たちの巣穴へと足早に帰還していくのであった。
リンクちゃん
『ええケツの女の子』→『ええケツの姫』(淫乱の勇者)
自身の中にある才能を覚醒させたリンクは、己の使命を理解すると共にその力の一端を解放した。
今の彼女にできることは、『運命に導かれた存在を自身の従者(ええケツの英傑)にすること』と『自身の強化に応じて従者に力を与えること』の2つである。
淫乱の勇者であるリンクの強さとは、力や知能、武技ではなく淫乱さを示す。
つまりはリンクがエロくなればなるほど、彼女の従者たちは強さを増していくことになる。
故に、リンクの従者になる存在は彼女の肉体を存分に貪り尽くせる精豪であることが望ましい。
ボコブリンたち
『魔物』→『ええケツの英傑』
淫乱の勇者として覚醒したリンクちゃんとの契約を経て、彼女を守る騎士になった。
魔物としての理を超えたとあるが、その性質は基本的にはボコブリンたちと変わっていない。
だがしかし、リンクと過ごした日々が彼らを雄として覚醒させ、本能だけでなく意思の力を得たことによって通常のボコブリンを遥かに超える力を有するようにはなっている。
現在、彼らは最弱の存在である赤ボコブリンだが、この時点でも上位種である青ボコブリンを軽く超える力を有している。
これからリンクが淫乱の勇者として成長していけばその強さは際限なく上昇していくだろう。
(ちなみに、リンクは一生彼らに勝てないことが確定してしまった)