「あっ!?っと……」
「うん?どうかされました?」
突然、義父が驚いた様子の声を上げたかと思うと、なんだか申し訳なさそうに視線を逸らした。
私はその視線を遡り、義父が目にしていたであろう場所に目を落とすと、頬が赤くなるのを感じながら、思わず布団で体を包み隠した。
「……エッチ!」
「ち、違うっ!たまたま見えただけですよ」
「……何が見えたのよ?」
「いやっ。その……見えたって言っても谷間だけで……」
会話が妙な雰囲気に・・・。
「お義父さん、たらっ!」
義父のお腹に狙いを定めて一撃。
「い、痛いって!馬鹿!ど、どこ・・・由紀子さんは……?」
「えっ?あっ、ごめんなさい?」
慌てて手を引いていた私。
申し訳なさから、殴った場所を反射的に手の平で優しく撫ではじめた。
「お、おいっ!?」
「へ?どうしたの……?ここじゃなかった?」
ゆっくりと、義父の腹部を私の右手がさする。
胸板と動揺にぼこぼこした腹筋、でも、なんだが隆起しすぎているような、筋肉とは違う堅さと言うか……
「由紀子さん……。そ、そこは……」
「……え?あれ、もしかしてコレって……」
私は義父の腹筋をギュッと握りしめると、何の気無しに手を上下に動かした。
この独特の感触、随分と前に触れた事があったような、これって多分アレだよね?その、お腹より少し下にある男性の……
私は右手でそれを握りしめたまま、思わず絶句してしまった。
すぐ手を離せばよかったものの、なんとなくそれも失礼な気がして、そのまま惰性で手を動かしながら、気がつけばまた、無意味な去勢を張ってしまっていた。
「ほ、ほらっ!やっぱり再婚が必要みたいですね。それとも私ってそんなに魅力的?」
「ば、馬鹿!そんなんじゃ……」
引くに引けなくなった私は、照れ隠しに必死で笑顔を作りながらも、右手は変わらず義父の陰茎を擦りあげていた。
そもそも、こんな格好でひとつのベッドに寝ている義父と嫁。抱き合ってこそしてないが、とっくにその境界は越えてしまっている。
素知らぬ顔で微笑む私に、ぎこちない笑顔で微笑み返す義父。
ただならぬ雰囲気が漂いながらも踏み込めない義父と嫁。
ただ、首から下は布団で隠れてしまっているから、その中で、何がどうなっているかなんて、誰も知らないけれど……
「……!?ちょっ…………あ、んんっ」
突然、太い指先が、私の白い下着の中心をそっと撫であげた。
「由紀子さん?何か……あったのか?」
「…………べ、別に?どうもしないよ?」
悪戯な笑みを浮かべる義父にぎこちない笑顔で微笑み返す私。
「雨……まだ結構降ってるみたいだな?」
「……そ、そうねっ んっ このままだと濡れちゃう……ね」
もぞもぞと太股を擦り合わせながらも私は、けれど、いつもと変わらぬ素振りで会話を続けた。
「傘ってさ……持ち手の部分がこう、太すぎると上手く握りにくいよね?」
右手を何度も持ち替えながら、握りやすい角度を探す私。
「……太いのは嫌いか?」
その質問は、さすがにちょっと卑猥すぎて答えられない。でも、
「ど、どちらかと言うと私は長いのが好きかな?……も、持ち手が……だよ?」
なんてことを言いながら私は、まるで確認するように、右手を根元までグッと伸ばした。
何気ない義理の親子の、特に深い意味は無いありきたりの会話。
大丈夫、これは傘の話だから。太いとか長いとか、そんな単語にいちいち反応するほど子供じゃない。
「私は・・・、そもそも雨なんて気にせず濡れてる女が好きかな?」
「んっ そ、そうな……の?」
「ああ、傘もささずにずぶ濡れになっている女って……なんか色っぽくね?」
狡猾な義父。
そっと下着がずらされ、太い指先が私の秘部へと直接触れる。
頬を紅潮させたまま、相変わらず目と目は見つめ合ったまま、どうしたの?と小首を傾げる義父に、どうもしないよ?と私もまた首を傾げ返した。