両手は互いの背中を抱き締めながら、素肌をさらした下半身は擦れあい、両足はもう解けぬほどに、ぐちゃぐちゃに絡み合っている。
「由紀子さんが・・・・・・手近な女だから欲情してるわけじゃないよ」
いまさら、そんな義父の言い訳がましい言葉が耳元で聞こえた。
(今更、この期に及んで何を言っているのだか!・・・わ、私だって・・・・・・誰でもいいほど軽い女じゃないわよ・・・・・・)
言い返したい私。
でも、身体の芯が焼けるように熱い。自分の身体じゃないみたいだ。
義父と嫁という禁断の関係だからだろうか?それとも・・・この少し異常なシチュエーションから?
理由なんてよくわからないけれど、とにかく私の身体は、疼き止まぬほどに義父を欲してやまない。
「雨、まだいっぱい降ってるよ?止みそうにないかも・・・・・・」
「・・・・・・みたいだなぁ、・・・由紀子さん」
見つめ合ってはキスをして、そしてまた見つめ合うふたり。
焦らされてるのかな?
それとも私が勝手にひとりで焦れているだけ?
うまく思考できないまま私は、何度となく義父にキスを繰り返した。
(ねぇ?焦らさないで、はやく傘・・・・・・挿してよ・・・・・・)
そう思って私は、義父の堅い傘をギュッと握り締めた。
太いとか長いとか、そんなのもうどうでもいい。
雨が降ったら傘をさすように、とにかく私は、義父に抱かれたくてたまらなくなっていた。
(めちゃくちゃにして欲しい)
ゆっくりと義父の指が私の秘部を撫ではじめた。
泉が湧くように濡れそぼった膣内を、繰り返し何度も往復する太い指先。
一本でも充分なほど気持ちいいのに、二本も挿れて中を掻き回すもんだから、まるで濡れた靴を履いて歩くような、クチュクチュとしたいやらしい音が、部屋中に響き渡っている。
「んっ。お義父さん・・・・・・。き、気持ちいい・・・・・・」
私はすっかりその刺激に身体を震わせながら、今か今かと、義父の陰茎を待ち望んでいた。
いつから私は、こんなにはしたない女になったのだろう。
(あまりに長く孝明との営みが遠すぎて、本当に身体が欲求不満になっているのだろうか?)
いや、違う──絶対にそんなんじゃない!
義父が手近な女だからじゃないと言ってくれたように、私だって、誰でもいいだなんて思っていない。
私は義父の陰茎が欲しいのだ。
陰茎の先端がゆっくりと割れ目に沿って滑りはじめる。
秘肉を掻き分け、膣口を通り過ぎたかと思うと、クリトリスに当てがわれては、しつこいくらいに何度もそこを刺激される。
「やっ んんっ い、いじわるしないで」
「でも・・・・・・気持ちいいんだろ?」
「い、いいけど・・・んっ、そこじゃなくて・・・・・・あんっ」
義父の上手な焦らしにすっかり身悶えてしまう私。
欲しい、はやく義父のアレが欲しい。
「そこじゃなくて・・・・・・どこがいいんだ?」
(ど、どこって・・・・・・あっ。そ、そんなの言わなくてもわかっているでしょう?)
すっかり荒い息を吐きながら、今にも泣き出しそうな目で義父に哀願する私。
「いや、随分と遠回しな表現で遊んじゃったからさ・・・・・・直接言ってもらわないとなぁ?」
けれど、相変わらずそんな意地悪を言う義父は、先端を膣口のギリギリに押し当てたまま、あくまで私の言葉を待っている様子。
(もうっ!お願いですから・・・・・・我慢出来ない・・・・・・)
「だから、どこにさ?」
「ど、どこにって・・・・・・そんなの言えません」
「だからこそ、聞かしてくれよ?・・・・・・私にだけ聞かせてくれよ?」
(だからこそなんて言われても、なんて言えばいいのよ?孝明にでも言ったことが無いのに……あそこ?女性器?それとも・・・・・・ああ、やっぱり無理!義父だからこそ言えない!)
「お、お義父さま・・・・・・ぐすっ お願いだから意地悪しないでよっ」
「仕方ないなぁ・・・・・・じゃぁ、せめてなにが欲しいのかくらい教えてくれよ?由紀子さん」
「・・・・・・おちんちん」
「はやっい!そっちは即答なのですね」
「だ、だって!・・・・・・ってか、待って?勘違いしないでくださいよ。初めて言ったんですからね?」
私は思わず、義父に口走ってしまった言葉に、必死で言い訳をしていた。