「私の相手になってくれ。拒否権は与えんぞ?」
目の前にいる上司の考えもしなかった言葉に狐の忍の頭領は言葉を失う。いつもの事なら鉄扇を持って暴れ回る姫を子供の様にあやしたりして解決をしていたが今回は勝手が違った。
「...何をしてるんだ...? お前誰だろぉ?今は童子がいないんだから...」
身体の線が強調された紫づくめの薄手の下着姿で、白い息が可視化される様な吐息混じりで懇願する様は、年相応どころか魅惑的な大人の女性に映ったのだ。
「コレは一体...? まさか...!」
思考が混乱する中、ガタガタと動く瞳が部屋の隅でぐちゃぐちゃにされた棚を見て、姫が変声剤と惚れ薬を飲んでしまったのだと確信した。
(コレは....)
頭領は医療班の頭も任されている程、薬学にも精通しており同僚の病気や怪我、誤飲などのトラブルを幾度と無く解決して来た。今回姫が飲んだ薬品は解毒の方法が未だ解明されておらず、姫の性欲を鎮めるべきと言う結論に直ぐに辿り着いた。
しかし...
(....一体どうすれば良いんだ?)
頭領は女性経験はまるで無かった。
魔化魍なので当たり前の話ではあるが相手は女性の姿である。一度襲撃の際に持ち帰った村の男性の身体を調べた際に下半身に自分と同じ形の竿と玉があったことを思考速度の低下がありながらも思い出し、それと同時に資料室で人間の男女の真具合が記載されていた事も思い出す。
しかし実戦経験どころか練習すらした事も無く己の物が立ったと言う記憶すら存在しない。排泄の為に使っていた己の逸物があの書物通りに使うのかと思うと...
童貞頭領の額から汗が滝の様に流れた。
「おい、何ぼーっとしてんだ。私はお前のナニが欲しんだ」
姫はそんな頭領に痺れを切らしたのか布団から立ち上がれば、動揺などお構い無しとばかりに頭領の腕を掴むと己を押し倒す様な形で乱暴に引き寄せた。
「何をしてるn...むっ!?」
頭領は真っ赤な顔を更に真っ赤にして狼狽えると姫はその口をつぐませる様に紫色の唇で挟み込んだ。
惚れ薬の効果か口付けはとても積極的で舌を突き込まれ、狐の口内は蹂躙される。
じゅるじゅると水音が室内に響けば、その音を聞きつけた部下の白狐達が扉の前で聞く耳を立てていた。音が大きくなるにつれ1人、また1人と増えていき、いつしか数十体もの団体が室内の状況に妄想を張り巡らせながら壁に張り付いた。
口の連結が外れると、姫の唇は人の色に暗い赤い色が覗き、代わりに頭領の口が紫に染まっていた。姫に初接吻を奪われた事の何よりの証明である。
あまりの衝撃に赤狐の股間は怒張と呼ぶに相応しい程大きく膨張し、黒い履き物を引き裂いてしまうほどの大きさへと化していた。
姫はそんな怒張を見るや否や、紫色の仮面の半分が傾く程に表情筋が引かれる程の笑みを浮かべれば両手で胸の端を掴み中央に寄せれば、巨乳とはいかない迄の相応の谷間が刻まれ、頭領の膨らみ切った怒張を挟み込む。
「ぬっ...辞めて...下さい」
先程の口付けにより媚薬を口移しされた状態になった童貞頭領は逸物から感じたことのない快楽の膜に包まれれ、必死な声で姫に懇願する。が、
「嫌だ」
姫は両手で胸を寄せながら逸物を押さえつければ、口から潤いに満ちた舌を伸ばせば裏筋を舐め上げた。
「ぬあああああっ!!!」
媚薬浸しの下で舐められた事により頭領の怒張は火薬庫に炎を落とされた環境に白濁の柱を盛大に突き上げ、姫の顔や仮面、綺麗な髪の毛や頭に乗せられたティアラまで満遍なく汚していった。
「もう限界だ...淹れるぞ」
顔面に付着した性液を舐め取りながら姫は部屋に置かれていたサイで下半身の下着を切り裂いて剃り跡すらない綺麗な淫口を晒すと、その穴と何倍はあろうかと言う怒張の先を首領が生贄を喰うかのように最も簡単に包み込んだ。
「な.....なんて事を...」
「あうんっ!!! あぁああああああああっっ!!!」
媚薬に犯された愚直は間髪おかずに女の蜜壺へと精液をゴポゴポ鳴らしながら注いだ。
頭領が青を通り越して灰の如く真っ白な表情に変わっても姫は惚れ薬の効果と欲望に突き動かされながら女の声で喜びの鳴き声を高らかに上げたのだった。
一方的に姫に喰われまくった頭領の身体は限界を迎えたのか土塊と変わり果てており、姫の身体を汚した。
その後自らの身勝手な行動により頭領を死に至らしめた姫は戻ってきた童子に後に大目玉を食らった。
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「なるほどねえ...」
男は端の紙を捲れば表紙と裏表紙を合わせた。
眼鏡を掛けた和服姿の男は洋館の司書室でたまたま見つけた戦国時代の魔化魍について記されていた書物を読み終えた後に今まで作り上げた童子と姫について思い出す。外見と声の性別があべこべである童子と姫をあの謎の薬でどうにか出来るのではないのかと考えついた。
魔化魍を育てる事については全く関係が無い事ではあったが男の性分からして捨てられる事では無かった。
「まあ、やってみようか」
男は右手を眼鏡の縁に合わせる仕草をすれば書物漁りの為に司書室へと向かった。
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「うーん、どうしても自分の妄想じゃ物足りないなぁ...」
男と入れ替わる様に部屋に入って来たのは髪の毛を後ろにまとめた和服姿の女であった。
男が実験に没頭する余り夜の営みに付き合ってくれず、仕方なく自慰をし続けていたがそれも慣れてしまったのか、退屈な顔で男が使う黒椅子に沈む様に腰掛けた。
「あれ、何かしらこれ?」
女は目に止まった古ぼけた本を手に取り開いた。それは先程男が読み耽っていたものであった。
読んでいく位置に女の右手は股間に行き、自分の股間を勢いよく弄り始めた。男が見ていた姫の声を変える薬品に注目しただけで無く、男が気にも召さなかった性交渉の事実にも大きな関心を示したからだ。
その書物の内容を脳内に刻み込んだ女は良い笑顔で心の内でこう呟きながら自分の部屋に戻った。
“この書物があの部屋にあったという事はあの人は間違いなくあの研究に取り掛かると言う事。あの薬品と前に作っていたあの技術を使えば私の自慰は充実する... そうだ、まずは屋久島にいるあの子に使わせよう...!!“
自分のベッドの上で期待に胸を膨らませながら女は深い眠りについた。
お読みいただきありがとうございます。この書物を女が見た事であの屋久島の惨劇に繋がっていくと言う事ですね。
と言うわけて次回はアンケートで1番多かったあの姫を描いていきます。
書いて欲しい姫を募集します
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奥多摩のヤマビコの姫
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奥久慈のイッタンモメンの姫
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藤岡のオオアリの姫
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秩父のオトロシの姫
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下野のヌリカベの姫
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鎌西湖のウブメの姫
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小菅のヤマビコの姫
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大月のオトロシの姫
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日光のバケガニの姫
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足尾のヤマアラシの姫
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東雲のオオナマズの姫
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大洗のバケガニの姫
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大洗のアミキリの姫
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浅間山のウブメの姫
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浅間山のヤマアラシの姫
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旭村のドロタボウの姫
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猿橋のバケネコの姫
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榧ノ木ヨロイツチグモの姫
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スーパー姫
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洋館の女