洋館の側にある草むらを靴で踏みしめる音がする。
「ううっ...早くおちんちんのむずむずを取らないとぉ...」
その音の元であるイッタンモメンの童子は和服の女に陵辱された身体、特に逸物を手で押さえながら、股間を支配する快楽に耐えるように、今にも泣き出しそうな若い女性の声色で、洋館前の門を開いて姫のいる奥久慈へと向かった。
それを窓から見ていた和服の男は眼鏡を整えながらぼやいた。
「あれ? イッタンモメンの童子ってこんなんだったっけ? なんか挙動おかしくない?」
疑問に思う男の側で和服の女は乱れた裾を整えながらあっけらかんとした顔でつぶやいた。
「あの子、脚力が生かされるのは姫の方だから若干力不足なのよね...。おちんちんの強さならオトロシのが良いけれど重過ぎるし性格が上から目線なのがムカつくのよね...。でも楽しめたから良いや」
「あっ、あぁー…」
男は己の唇に付いていた白濁の液を舐めとった女を見ると納得の声を上げた。
童子が洋館から出て数分後、枯葉の上を水が濡らし始めた。
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奥久慈から少し離れた県道脇の駐車場。そこに停まっている黒い軽バンから降りた男は、懐から携帯電話を取り出しとある所へ通話していた。
「あっ、おやっさん? さっきイッタンモメンと童子を撃破しました。」
電話の相手は音撃戦士達をまとめる組織、猛士関東支部の事務局長、立花勢地郎である。
「レッキ君お疲れ様ねー...あれ? 姫はどうしたの?」
「あぁ...姫は蹴り飛ばした際にかなりのダメージを与えましたから多分何処かでのたれ死んでるでしょう」
「まあ君の技は意外と打撃が強いからねぇ...問題無いとは思いたいけれどねぇ...」
「それにあの湖の近くには灮鬼君がいるだろうし万が一...」
「駄目だよー、今灮鬼君は自分の学業に専念しているんだから」
「あっ...そうでした」
「...烈鬼君疲れてない?」
「いやそんな事は...まあ、雨も降って来たし
詳しいことはたちばなでお話しします」
「そうか、頼むね?」
「はい、切りまーす」
烈鬼と呼ばれた男は勢一郎の心配する声を軽快な声で返事をすると携帯を閉じると腕を前に伸ばし、小雨の降る中駐車場の側にある休憩所へ歩き出した。
「さて....コーヒーでも飲むか」
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にわか雨がポツポツと地面に落ちる中、奥久慈にあるログハウスでは幹人が作った山菜揚げが二つの皿に乗せられて机に置かれていた。
「いただきます!」
「いただきます...」
幹人は明るく、真奈美はお淑やかに手を合わせた。幹人はまず箸を持ち衣を纏った葉を掴むと口に放り込んだ。
幹人は元気よく、真奈美は呟くように手を合わせた。
「これ此処でしか採れない希少で美味い奴なんですよねぇ...」
真奈美はしみじみと幹人の箸を持つ手を見ると、それを鏡で映したかのように模倣して掴むと、赤く染まった唇の中に放った。
「どうですか...?」
真奈美が咀嚼する様を見ながら幹人は問い掛ける。
「美味しいですね...」
真奈美は顔をあげると柔らかな微笑みを見せる。
「わぁ...良かったです!」
幹人は嬉しそうな表情で喜んだ。
「自然の旨味とは良いものですね。今までは食べ物らしい食べ物は口にしていませんでしたので」
真奈美は魔化魍を育てていた頃を思い出しながら料理を食べ続ける。
「(食べ物らしい食べ物...霞とかかなあの服もそうだし、もしかして真奈美さん...ここの近辺の民族の人かなぁ...じゃあ)そうでしょ? こう言ったのも良いと思います」
幹人はまたしても見当違いの解釈を脳内で繰り広げながらも、それを口に出さず真奈美に明るい顔でそう言った。
「ふふふ...」
真奈美は目の前の青年の勢いの良さに左手で口を隠しながら微笑む。
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「ごちそうさまです」
真奈美は空になった皿の前で手を合わせた。
「お粗末様です」
幹人は自分と相手の皿を取ると台所で食洗を始める。真奈美はその後ろ姿を見ながら人間の女性のような微笑みを見せていた。餌であるはずの人間にどこか違う雰囲気を感じていた。それが人間の恋心に近いと気付くのは遅くはなかった。
「いやあ嬉しかったですよ...お口に合って...いたようで...」
台所から戻ってきた幹人は眼を擦りながらふらついた足取りで戻ってきた。
「幹人さん、どうしたのですか?」
様子がおかしい事に気が付いた真奈美はフラつく青年を介抱する。
「あっ、ありがとうございます...いやあ研究や勉強のしすぎで睡眠を削りすぎたもので...」
幹人は申し訳なさそうに笑うとベッドに眼をやり真奈美へ行った。
「すみませんが真奈美さん、僕をベッドまで連れて行って下さい」
「もう...無理は禁物ですよ?」
真奈美は呆れながらも幹人をベッドに連れて行くと静かにベッドに寝かせた。
「ありがとうございます。僕は少し寝ます」
そう言うと青年は静かに眼を閉じた。
「おやすみなさい...」
真奈美は赤いグローブのはめられた左手で眠りについた青年の頭を撫でる。
数十分間撫で続けると真奈美は股間に違和感を感じ、瞳を動かす。側にトイレを見つけるとそそくさと歩いていった。
内部は昔ながらの和式便所があった。真奈美は長い裾を捲って小水の排泄を始める。
「ひうっ...!?」
真奈美は全身を痙攣させると排泄しているはずの股間に熱い感覚を覚える。山菜を食べた影響からか股間が敏感になっており、小水が股間から排出される程欲の波に呑まれていった。
「ええうぅん...いいいいいん...っ!!」
おおよその歳の娘が出さない謎めいた喘ぎ声を上げ続け
「....あ」
排泄ぐらい終わった。
「まだ...欲しい...です...」
ガニ股の状態で真奈美は左手で割れ目を弄り出す。粘り気のある愛液が裸の指と赤い掌を汚していった。
「はぁ....はぁ....」
吐息を漏らしながら真奈美がトイレから出てくる。窓の外はすっかり暗く室内のランプが頼りだった。左手で股間を押さえながらおぼつかない足で幹人の眠るベットに向かうと枕元でこう囁いた。
「幹人さんのおちんちん、少し搾らせて下さい...」
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大粒の雨がけたましく降り注ぎ、辺りも暗くなった奥久慈の森の中、布の多い茶色い服を濡らしながらふらふら力無く歩くのはイッタンモメンの童子である。
「うううっ....」
創造主である女に犯された後、東村山にある洋館から誰にも会わずに茨城まで歩いた童子の身体は人妖であろうと疲労が溜まっており、身に纏っていた服を汚し今にも生娘の声で泣きそうになりながら森の中を彷徨っていた。ここでこんな真面に動けない状態で人間に見つかれば通報された鬼に簡単に倒されてしまう。普段なら普通に歩けるはずの枯れ葉道に足を取られながら蹌踉めき進んでいく。
「...あぁ...あれ...?」
ふと顔をあげると童子は目の前に番と似た雰囲気の存在を見つける。
間違い無い、再び一緒になれる。
童子はこれまでの苦労が報われたかのように晴れやかな表情になると泥濘など気にせずその存在に向けて走り出す。そして童子の長い右手が番の手に届くところまで着いた時
「!?」
番だと思っていた女は腕を一気に伸ばし童子の首根っこを鷲掴みにすると、ギリギリ音を鳴らしながら童子の足が浮く程持ち上げた。
「ぐっ...ううぅ.....」
か細い呻き声を漏らしながら男は視線を下げると落雷の光で晒された姿は番と同じ顔ではあるが髪を後ろに纏め、血走った様な表情でこちらを睨むポンチョ姿の女だった。
「アンタはウチと同じ。それにイッタンモメンは面白味が無い...だからアンタの命を貰う」
ふくよかな唇からくぐもった男の声が発されれば姫の顔が黒ずみ始める。童子の首を掴む
腕が鬼の様に硬くなり、ポンチョが首元に吸い込まれて行く。か細かった身体も筋肉隆々とした体付きになり、顔も白い二枚貝を開いた様な形に変貌する。
「せめて、ちんこが硬かったら良かったのに」
吐き捨てる様に呟いた怪物は下野から来たヌリカベの姫だった。
書いて欲しい姫を募集します
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奥多摩のヤマビコの姫
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