※この作品はR-18です。

精喰らう姫   作:Z ERO

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執筆が遅れた同時投稿という形にしました。


引き裂かれる壁 (下野のヌリカベの姫)

暗闇を刺し、木々を弾く雨の中、奥久慈の奥深くで謎の影が奇抜な服装をした1人の男性の首を掴み、持ち上げていた。

 

「お前は役に立たない...命を貰うぞ」

 

長い髪と程よい乳房を持ち、女性らしいスタイルをした怪物は男の様に低い声を発しながら男に宣言する。怪物の正体であるヌリカベの姫は栃木県の下野市の山中でヌリカベを育てていたが、黒装束の男の行為により心の底にあった性欲が無理矢理引き出され、ヌリカベの育成に関係のない強姦殺人を始め、いつの間にやら隣県である茨城県の奥久慈にまで移動していた。

 

「ぐっ...うええっ...!!」

 

首根っこを掴まれた男から漏れた若い女の様な声だった。彼の正体は和装の女によって産み落とされたイッタンモメンの童子であり、番であるイッタンモメンの姫を探す為洋館からこの森まで移動していた。そして運悪く、暴走していたヌリカベの姫に目を付けられてしまったのだ。

 

「ふうっ!」

 

あわや首を折られそうになった童子は咄嗟に右脚を触手の様に伸ばして、妖姫の硬質な顔を弾く。

 

「ぐっ!!?」

 

力自慢の妖姫も流石に対応が出来ずに手を離してしまい、濡れた地面へ吹き飛ばされる。

 

「ううう...」

 

黒い身体に泥や無数の枯れ葉が付きながら、妖姫はうめきながら立ち上がる。

 

「早く...早く...」

 

妖姫の圧迫から解放され地面に倒れ伏した童子は、番に逢いたい一心でうわごとの様に言葉を唱えると、衣類が首に巻かれ、露になった裸体が黒く変化し、顔面が白く染まる。

 

ヌリカベの妖姫とイッタンモメンの怪童子、同じ種族が睨み合う中、雨は激しさを増した。

 

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「はぁ....こんな時に行方不明者捜索なんてツイてないなぁ...」

 

同じ刻、奥久慈の山道をヘッドライト照らしながら走る茨城県警と側面にプリントされた

車両を運転しながら1人のの警官がボヤいていた。

 

「素性の掴めない殺人鬼が近くで暴れているのになぁ...しかもこの道すぐ側に桧枝湖があるじゃ無いか...あそこって最近神隠しが発生してるんだよな...怖くて通れねえよぉ...」

 

警官はハンドルを握りながら暗く狭い孤独な箱の中で押し潰されそうな気持ちを紛らわせる様に独り言をぶつぶつ呟いている。

 

「ここかぁ...」

 

警官はヘッドライトに照らされた標識を見ると車両を道路脇に止めエンジンを切り、ドアを開けると、傘を刺しながら車外へ出る。

 

「嫌なんだよなぁ...雨の中捜索に出るの...」

 

弱音を零しながら懐から懐中電灯を取り出し、鋭く振る雨を可視化させながら警官は闇の入り口へと入って行った。

 

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警官が侵入した箇所から数キロ先、そこでは怪童子と妖姫が取っ組み合いをしていた。

 

「ぬうっ!」

 

妖姫は硬質な腕で怪童子の身体を打撃し、自慢の体当たり攻撃を繰り出しながら怪童子を攻める。

 

「ふん...!」

 

怪童子は妖姫に押されながらも、右脚を鞭の如く振るいながら妖姫にダメージを与えていく。

 

「はあ....ああ..っ」

 

しかし洋館を出る前に和装の女に犯された怪童子は力の強い妖姫に押されて、黒い身体を白い体液に染め上げながら劣勢状態に陥っていた。

 

「よーい...」

 

妖姫は勝利を確信したかの様に怪童子を見下しながら、両腕を広げて体当たりの体制をとる...

 

「ドン!」

 

合図と共に妖姫は泥濘んだ足元をしっかり踏み締めて目にも止まらぬ速さで突進を始めた。

 

「おい! お前達そこで何をしている!!」

 

その時、数メートル先から男の声が響き、暗かった空間が黄色く照らされる。その主は森の中を捜索していた警官だった。

 

「!?」

 

突然の第三者の介入に驚いた妖姫は視線を警官に向けてしまう。

 

「!」

 

その隙を見逃さなかった怪童子は雨を弾き飛ばす程の速度で右脚を伸ばし、妖姫の脚を弾く。

 

「ううっ!!?」

 

自らの速度と脚への攻撃により妖姫の身体は宙を舞う。

 

「はあっ!!」

 

怪童子は瞬時に左脚を鋭く伸ばし、その先を妖姫の性器に差し込む。

 

「うんうっ!!?」

 

驚愕の声を上げながら妖姫は股間に灼熱の感触を感じる様に身震いする。怪童子は殺意を剥き出しにした瞳で伸ばした脚を妖姫の身体の奥へとねじ込んでいく。

 

「んうあああっ!きもちっ!むっっくううううううっ!!!」

 

妖姫は低い声で艶めいた喘ぎ声を上げながら口や膣から白い体液を噴水の如く盛大に噴き出し、全身が風船の如く萎んでいき、遂には爆散した。

 

降り頻る雨と共に枯れ葉が散るなか、怪童子は伸ばした脚を元に戻すと力無く立ち上がる。

 

「ばっ...化け物...」

 

側では怪童子が勝利するきっかけとなった警官が失禁しながら尻餅を突いていた。

 

「見ましたね...貴方の汁気、少し搾らせて下さい」

 

怪童子は白い顔を傾けると警官に向けてにじり寄り始める。

 

「くっ...来るなあああああああっ!!!」

 

黒い森の中で、警官の叫び声が木霊した。

 

雨水は強く、ヌリカベの姫の成れの果てである枯葉を洗い流した。

 

書いて欲しい姫を募集します

  • 奥多摩のヤマビコの姫
  • 奥久慈のイッタンモメンの姫
  • 藤岡のオオアリの姫
  • 秩父のオトロシの姫
  • 下野のヌリカベの姫
  • 鎌西湖のウブメの姫
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  • 日光のバケガニの姫
  • 足尾のヤマアラシの姫
  • 東雲のオオナマズの姫
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  • 浅間山のウブメの姫
  • 浅間山のヤマアラシの姫
  • 旭村のドロタボウの姫
  • 猿橋のバケネコの姫
  • 榧ノ木ヨロイツチグモの姫
  • スーパー姫
  • 洋館の女
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