※この作品はR-18です。

精喰らう姫   作:Z ERO

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どうも、長く続いた屋久島のツチグモの姫編も此処で終わりです。


吼える母性 四 (屋久島のツチグモの姫)

屋久島自然を楽しむ筈のハイキングコースや長閑な雰囲気の街中は騒然としていた。遠足に来ていた小学生一行から男子児童2名が忽然と姿を消したからだ。生徒たちは街の公民館へと非難し警察や自警団、街の若者総出で捜索に当たり始めた。しかし少年二人の姿はおろか手掛かりすら一向に見つかる事は無く、陽は西の海へと潜っていった。

 

森中から少年の名前を呼ぶ声が遠く微かに聞こえる明度が落ちた森の中にある古びた小屋、行方不明になった少年の1人はその中にいた。

窓の光に優しく照らされ、耳元で聞こえる名前も自分の名前だとは認識する事も出来ず、少年は未だ戻らない女の帰りを待ち続けていた。

自分を子供の様に接してくれた成人一歩手前の歳の様な顔をした美しい女性を。

文明の光が無い暗い囲いの中、高濃度の不安を和らげてくれるあの女性を希望としながら扉を見続けた。

 

不安のノイズを断ち切る様に木の板が軋む音が響いた。少年が必死に釘付けにしていた扉からだった。女性が戻って来た事を確信して少年は勢いよく立ち上がった。

 

「龍弥君!」

 

しかし勢いよく扉が開かれた先にいたのは少年が待ち望んでいた白い着流しの女性では無く、赤いジャージに身を包んだ眼鏡をかけた女性だった。

 

「もぉ〜! 龍弥君何処行ってたの!?」

女性は少年の元に駆け寄ると少年の身体を抱き抱えて涙ながらに叫んだ。

 

「?」

 

少年は呆気に取られた顔をしていた。見知らぬ女性が自分を見知らぬ名前で呼び、面識も無く抱きついてきたからだ。

 

「もうみんなからはぐれちゃ駄目でしょう!早く街に戻るよ!」

 

少年の有無を言う余地すら無く女性は小屋から走り出した。”1人は何とか見つかったから何としてでも保護をしないと...“教師として当たり前の事を胸にひめ、女性は枯れ葉ヲタ吹き飛ばしながらすっかり暗くなった森の道無き道を目にも止まらぬ駆け抜けた。

 

その時、どこからともなくシュルシュルと空を割く音が聞こえ、少年の身体に白い糸が巻き付けられた。女性教師が気付いた瞬間、少年の身体は糸の先に惹かれる様に天に向かって引き上げられた。

 

「わあああああっ!!!」

 

突然の連続により大きな叫び声を上げながら上昇する少年。スピードが落ちたと同時に身体を拘束していた糸が緩くなりふわりと宙に浮くと、腹を何かに掴まれる様な圧迫感がした。離さない様にしっかりと、傷付けない様に優しく。その感触を経験しなくても、少年は目で見て、アタマn触れられて覚えていた。少年は月明かりを頼りに顔を上げる。

 

少年の顔に笑顔が戻った。自分を掴んだ物の正体は、自分を助けてくれた白い着流しの女性「姫」だったからだ。

 

「おかえり」

少年は先程の女性とは歳が近いであろう姫に声を掛ける。

 

「はぁ...ただいまぁ....」

姫は少年の顔を見ると顔を赤らめながら絶えた絶えの息混じりで応えた。

 

姫は高い所に生えた木の枝を少年を抱えたまま飛び移りながら進んでいたが、昼下がりに黒装束の女に飲まされた液体の影響からか、胸や秘所に感じる燃える様な感覚に全身を掻き乱されており、何処か調子が悪かった。

 

「待って!」

 

葉の下から声が聞こえて来る。生徒を取られた女性教師が追いかけて来ている様だ。

 

姫は音の源に向けて顔を向け、口を開くと色香のある吐息に混ざって喉奥から白い糸が噴射され葉の床を貫いた。

 

「!?」

 

教師が見上げた先から糸が伸びて来て、両脚を合わせる様に巻きつかれる。脚を結ばれたせいか歩く事も出来ず、その上バランスも崩れた為勢いの余り地面へ転倒。

 

「きゃあああああああっ!!」

 

枯れ葉が埃の様に舞い上がり、赤いジャージにはらりはらりと落ちた。

 

----------------------------

 

女性教師が倒れた地点から数百メートル離れた川の辺り、追ってから逃げ切った姫は少年を地面に下ろして側で身を屈めていた。少年を脇に抱えた際に、己の乳の横が少年の肩に触れていた事を思い出しながら身体を震わせているようだ。

 

「ありがとう...助けてくれて...」

 

少年は前屈みの姿の姫に礼を言った

 

「っ!!?」

 

姫の身体は大きく痙攣した。我が子に礼を言われた事への喜びで最後の砦が破壊された音がした。

 

「我が子よ!」

 

姫は勢い良く立ち上がると少年の両脇を掴み地面へ押さえ付けた。

 

「わっ!」

 

またしても突然の出来事に成す全て無く地面に付けられる少年。口を開けた少年の顔を見て姫は艶めいた声でこう言った。

 

「我が子よ...私を...私を愛して...?」

 

吐息混じりに少年に向けて己の欲と愛を言葉に表す姫。

 

「...」

 

それを聞いた少年は己の太腿が熱くなった。”この理由は目の前の姉さんに対する愛なのでは無いのだろうか?”子供ながらに回答を導き出した少年は、臆する事のなく首を縦に振った。

 

「はぁっ...嬉しい...」

 

自分の告白が受け入れられた事により姫は口元から唾液を垂らしながら喜ぶと、少年の唇目掛けて自分のそれを触れ合わせた。

 

「んむっ!」

「はむっ...じゅるぅっ...?」

 

少年は初めての口付けに戸惑いながら受け止め、姫は愛する我が子を味わう様に少年の唇を包み込みながら水音を鳴らしながら舌を流し込んだ。

 

少年は口内に柔らかな感触と女の甘い匂い、そして滑りけや口蜜の味、姫は小さな感触と初々しい動き、乳歯の残る歯並びの滑らかさを交換する様に味わい始めた。

 

姫が少年から唇を離すと無抵抗の少年のズボンに手をかけ、脚を滑らせる。現れたのは毛も生えてなく肌の色と同じな小さな男性器だった。下に小さな玉袋をぶら下げた竿は元気よく天を向いていたがまだまだ幼いのか皮を被ったままだった。

 

姫は少年の竿を見れば、裸の右手と黒い手袋を付けた左手を合わせて挨拶をする。

 

「いただきます...」

 

姫は頭を下げると右手の人差し指と中指で少年の皮を優しく剥く

 

「あう...」

 

少年の喘ぎ声に胸を高鳴らせながらは、姫は少年の唾液に塗れた唇を小さく開き、初々しい竿を口の中におさめた。

 

「ああっ!」

 

少年の身体に快楽の波が走る。今まで排泄にしか使用していなかった性器を食べられるなんて。少年は一瞬の驚きすらも吹き飛ばされる様に可愛らしい声で悶え始めた。

姫は少年の声に呼応する様に柔らかさと硬さを同居させた逸物の先を撫でる様に舐め、上下の唇で皮を滑らせる。

 

逸物に丹念な刺激を与えながら、姫は左手をホットパンツを突っ込み己の秘所を慰める。愛おしい物を頬張れたと言う感情が表れたのか、左手のグローブが粘り気を帯びた愛液で光沢を放ち、股の間から雨垂れの様に糸を張った。

 

「あ!出るっ!」

 

姫の丹念な攻めに耐え切れず、少年は初めての湧き上がりと共に性の道を開きながら刺激的な舌へと純白の液を打ち上げた。

 

「んくっ」

 

少年の純白の勢いは凄まじく、しっかり包み込んでいた筈の口から潮を吹く様に右頬へと溢れた。

 

(ああ...我が子は可愛いなぁ...)

 

初めての性の悦びに瞳を閉じて情を発する少年の顔や精通に基づいた拙い射精に慈愛の笑みを見せると重力に惹かれそうな精液を右手の中指で撫で、艶かしく舐めとった。

 

姫は徐に顔を上げると、両手を着流しに手を掛ける。花開く様に着流しを開いて腹部にある帯を解けば、胸元から程良い大きさの白い乳房が二つ、求愛する様にぷるんっと震えた。

上半身の素肌を晒した姫は愛液まみれの左手で少年の後頭部を優しく持ち上げると己の乳房を少年に寄せて母の様に呟いた。

 

「さあ...召し上がれ...?」

 

少年はその言葉を聞くと赤子に帰ったかの様に姫の桃色に染まった乳房に口付けをした。

 

「ひゃあん...!」

 

姫は声帯を刺激された様に泣きに似た悲鳴を上げると、

 

「んんんっ、くぅぅぅ〜っ!!」

 

母の喜びを噛み締めるように悶えた。

 

 

少年も子供としての嬉しみを感じながら姫の乳を味わっている。

 

2人は満足したのか乳と顔を離し、吐息の二重奏を川辺に響かせた。

 

姫の想いは頂点に達し、己のショートパンツを脱いで溜まり込んでいた愛液で太腿を濡らした。その源は淫猥な光沢を放ちながら、大好物を前にした獣の口の様にそれをだらだらと流していた。

 

「いただきまぁす...」

 

若い女の艶めいた声と共に姫の隠部は少年の初々しく立ち上がった逸物を濡壺に差し込んだ。

 

「ああっ!!」

 

少年は今までで1番大きな声を上げる。自分の逸物に感じる未知なる体験、全身を雷撃に包まれる様に大きく振るわせた。

 

「我が子よぉ...私の愛しい子よぉ...」

 

姫は通りの良い声を上げながら腰を叩き合わせ少年の逸物に喰らい付き続けた。

 

少年は硬くなった逸物を姫の膣襞に勢い良く刺激され、玉袋を脈打たせながら姫の子宮へと精液を注ぎこもうとした

 

 

 

「おいっ!そこで何してんだ!!」

 

2人の営みを掻き消す様に黄色い光が照らされ男の叫び声が聞こえた。とろんと蕩けた顔をした姫が振り向くと、少年を捜索していた自警団の男性が懐中電灯を片手に3人ほど立っていた。

 

「お前こんな場所で何してんだ!」

「馬鹿じゃ無いのか!?もう夜だぞ!!」

 

後ろの2人が目の前の状況に困惑しながら叫んでいた。大きな喘ぎ声が聞こえたので来てみれば、目の前に上半身裸の女が喘ぎ声を上げていたから無理も無い。

ふとすると前にいた男が懐中電灯を動かすと荒い息を上げた少年が女の下で横たわっていた。

 

「あれ、遠足中に行方不明になっていた龍弥君じゃないか?」

 

「そうじゃないか!まさか見知らぬ女に暴行されていたとは」

 

「これ犯罪じゃないか!こいつも連れてく必要があるな!」

 

自警団の男達が2人を連行する事を決めると2人に向けて歩き出した。前の男の手が姫の素の肩に触れた。

 

 

その瞬間、バンッと鈍い音がすれば男の身体は吹き飛ばされ、2人の男の間を擦り抜けながら地面に落ちる。痛みに悶える男の脇腹は鮮血に染まっていた。

 

 

唖然とした男達の後ろで姫が着流しを整え音もなく立ち上がる。

姫は営みを邪魔した者に掛ける言葉は無いと言わんばかりに姫は睨みつけると、男達に向けて右腕を突き出す。

 

「!?」

「なんだそれ...」

 

男達は驚愕した。目の前に突き出された女の腕は人の物では無く蜘蛛の脚を巨大化させた様な鋭利な鉤爪へと変わっており、その先からは男の血が滴り落ちていたからだ。

 

「我が子を攫う者は...此処で死ね...」

 

姫の怒りを帯びた声と共にその姿は若い美女から蜘蛛に似た体色の人型の化け物「妖姫」へと変化した。

 

「「!?」」

 

2人の男達は人ならざる姿になった女に腰を抜かす。怯える姿を見据えながら妖姫は見せしめとばかりに口を開き、既に鉤爪によって脇腹を負傷していた男に向けて白い糸を放った。

 

「ぐっ!?」

 

糸の先が男の首にしゅるりと巻きつく、妖姫は自分の出した糸の手前をけむくじゃらになった左手で掴み、軽く引き上げた。

 

川の流れを掻き消す様な鈍い音が響けば、白い糸が巻かれた男の首はあり得ない方向に折れ曲がり、その命が事切れた。

 

「あっ......」

 

目の前の怪物に同僚が手に掛けられた事に叫び声すら出せず、男達は一目散に逃げ出だす。

 

「鬼ごっこ...今は...私が鬼さん...」

 

妖姫は衣服だった首に巻かれたマフラーを靡かせながら呟くと、側で仰向けになっている少年に振り返り慈愛の目で見つめた。そして首を元の視線に戻せば男達が逃げた先へ走り出した。

 

----------------------------

 

 

暗い暗い森の中を一心不乱に走り抜ける男達。顔は悪夢から逃避する様に冷や汗に塗れていた。しかし、全力で走り抜けようと相手は人間の力とは比べ物にならない怪物。必死に逃げていた男達を嘲笑うかの様に、悪夢の源は着実に距離を縮めていた。

 

「はっ!」

 

男の1人の身体が急に止まる、男が恐る恐る自分の身体を見ると、胸部から腹部に掛けて白い粘り気のある何かに拘束されていた。思考が捉えられたと言う段階にまで行き着く暇も無く、男はもう1人の男から引き離なされる様に後方へ引き摺り込まれた。

 

男が吹き飛ばされた先には化け物が長髪を月光に光らせて仁王立ちしていた。断末魔の叫びを上げながら弾き飛ばされる男に向けて、怪物は黒く凝固な身体を捻ると右脚を振り上げ、男の身体に踵落としを炸裂させる。

 

骨と肉が混ざり潰される音が鳴れば白かった糸は赤く鮮やかに染め上げられ、上には腑が溢れていた。妖姫は肉塊と化した男を汚らしいゴミを扱う様に赤く濡れた右脚で払いのければ、最後に残った男を始末する為枯れ草を踏みしめた。

 

 

 

「はぁ....はぁ....アイツは...?」

 

最後に残った男は疲れからハイキングコースの休憩所にあった木のベンチに座り込むと、一緒に逃げていた男がいない事に気がついた。

 

その瞬間横で何かが垂れる感じがした。身体が熱っていた男の体温は一気に下がる。首を軋ませる様にガタガタと動かせば白い糸が垂れていた。

 

「わあっ!?」

 

白い糸へのトラウマがこの数十分で刻まれた男は過剰とも取られてしまう程に大きな反応を見せる。歯をガチガチと鳴らしながら蜘蛛の巣に張り付かれた小虫の様にその場を動けなくなると、頭頂部に髪が垂れる感触がした。男は次なる反応に救われたかの様に首を真上に上げた。

 

 

 

 

 

 

 

「見つけましたぁ...」

 

男は森を崩壊させる様に泣き叫んだ。その主は長い髪の毛をだらんと垂らしたあの怪物だった。女は男を黙らせる様に左手で首根っこを掴むと右腕の鉤爪を男の身体に振り下ろした。大きく切り裂かれた男の傷口から噴水の如く血が溢れ出し、妖姫の黒い身体や黄色や黒色の顔や両腕、首に巻かれた白と黒の布をを赤く赤く染め上げた。

 

粗方の血が流失したのか男は絶望を刻まれた顔を留めながら、糸の切れた操り人形の如く四股をだらんと落として、その場に落ちた。

 

「全部捕まえたので、私の勝ちです」

 

妖姫は紅の顔で男の亡骸を見据えると、残虐な笑みを浮かべた。

 

 

 

----------------------------

 

 

顔の辺りで、少年は深い眠りについていた。

そこに赤く染まった着流しを右手に持った、黒いブーツ一丁の姫が現れる。

 

「ただいま」

 

少年を起こさぬ様囁き声で挨拶をすると、姫は川に着流しとグローブを浸した。夜の間に血を洗い流そうと言うのだろう。

 

「今日は坊やの愛を最後まで受け止められなくてごめんね? 次こそは心ゆくまでしましょうか」

 

姫は少年の側に寝そべると、吐息が掛からぬ様に囁けば、グローブの無い素肌が見えた左手で少年の頭を優しく撫でた。

 

 

2人が川辺で寝ている中、川の反対側には黒装束の女がその姿を捉えていた。

 

 

----------------------------

 

「ああっ...気持ちいいよぉ....」

 

東村山の森の中のとある洋館。その一室から童子に似た女の喘ぎ声が響いていた。何の前触れも無く扉が開かれると、そこには姫に良く似た姿の女が白い和服を乱し、右人差し指にはめられた銅色のカバーで己の秘所をぐちょぐちょと掻き回していた。

 

「何してんの?」

 

扉を開けた主は眼鏡を掛けた童子に似た姿をしており、呆れ顔で女に言葉をかけた。

 

「ちょっとぉ、いいトコだったのに見ないでよぉ...。後部屋に入るときはノックしてよね?」

 

女は気の知れた夫に諭す様な甘い声で男に注意した。

 

「分かったよ...まあ別に僕の実験材料を使ったりオナニーするのは良いにしてもさぁ...それを掛け合わせるのは幾ら何でもおかしいじゃん。悪戯に人も死んじゃってるし」

 

「あれ?人が死ぬことは今まで気にしなかった事じゃん?」

 

「...」

 

「どうしたの?」

 

「...まあそうだけどさあ...」

 

女の言葉にぐうの音も出なくなったのか、男は溜息をついた。

男はその場を去る様に扉を閉めると、その奥から女の喘ぎ声と水音が響いた。

 

男は研究用の器具が所狭しと並べられた部屋に戻ると、机に置いてあった資料を手に取り、改めて研究内容を確認する

 

・童子と姫の声を性別通りにする

・童子と姫を通して自分の感覚を繋げる

・童子と姫に性欲を植え付ける

 

新たな魔化魍を作ると言う本道から外れた実験、更に餌である筈の人間を育てだすというイレギュラーな結果。

 

「まさかアイツのお陰でこんな事になるとは...」

 

男は溜息をつきながら資料を戻し、力無く椅子に腰掛けた。

 

 

しかし...

 

「まあ、これからどうなるかは楽しみではあるけどね」

 

男の実験意欲は増大した。

 

 

 

 




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