その主役は劇場版「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」に登場した魔化魍の組織「血狂魔党」の幹部であるオロチの姫です。この姫は現代の様な妖姫態が存在せず、姫の姿に紫の仮面がはめられると言ったイレギュラーさが最大の特徴です。
時は戦国時代、魔化魍達は麒麟に似た姿のオロチを中心に「血狂魔党」と言う名の徒党を組み、海沿いの村を力で支配すると、首領となったオロチの名を受け、育て役であり血狂魔党の幹部となった童子と姫が伝達役となる形で村から生贄となる娘を催促していた。
しかし、村の長老である立花藤兵衛の娘、ひとえが生贄に選ばれたことを知りこの状況をなんとかしようとした村の少年「明日夢」の行動により全国から3人の鬼が集まり、その鬼の襲撃により生贄を獲る儀を邪魔されてしまう。白い鬼の術により童子と姫は怯み、村人へ最後通告を終えた後、根城である鬼岩城へ退散していた。
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この事態を受け、オロチの童子が戦力増強の為に他の魔化魍を連れて来る目的で鬼岩城を開けていた頃、
「悔しいいいいっ!!!」
姫は酷く苛立っていた。
「鬼供めえええっ!!」
長い髪をポニーテールの様に後ろに纏め、顔の右半分に紫色の仮面を嵌め、形の良い唇を紫色に染め上げ、胸元や太ももを強調させた露出度の高い紫色の鎧を纏った女「オロチの姫」は元服を過ぎた男の声で叫びながら、右手に持った鉄扇を振り回しながら広間で暴れ回っており、静止しようとした狐の姿をした戦闘員「魔化魍忍郡」を鬼への憎悪をぶつけるように木の葉の如く軽々と蹴散らしていた。
気の強くプライドの高かい性格のオロチの姫は、
鬼と相対した時は余裕を描いた表情をしていたが、鬼から逃げ鬼岩城に戻り、番である童子が外出したと同時に仮面を脱いだかのように己の不満を爆発させていたのだ。
「どうか落ち着いてください!」
このままじゃ収集が付かなくなると考えた忍群の一体である赤顔の狐が人の言葉を使ってどうにか宥めようとするも、
「黙れぇ!!」
その行為が火に油を注いだのか、怒りを帯びた姫の鉄扇が狐忍者の脳天に炸裂。
「酷いっ!」
素っ頓狂な悲鳴を上げながら赤顔の狐は呆気なく倒れた。
「ええい!! 今からでも鬼の首を私がと」
姫の暴走が頂点に達したのか、首領であるオロチや番である童子を無視して、鬼に向けての宣戦布告を勝手に宣言しせんとした時、十数人の忍群が背後から一斉に飛び出し姫を抑え込んだ。
「離せえっ!! お前達っ、私を何だと思っているんだ!!」
「姫はご自分の部屋で頭を冷やして下さい!!」
忍群に手足を拘束されながら姫は子供のように叫びちらしながら振り解こうとしたが、いくら姫の力であろうと身の危険を感じた忍群には敵わず、寝室へと引っ張られていった。
姫の暴れ様は凄まじく、壁に上半身がめり込んでいる者、塔の如く積み上がっている者、天井を突き破って城外に放り出されている者もいた。
「ああ疲れた...」
「姫には童子がいないと手がつけられなくなるな。こんな幹部で血狂魔党は大丈夫なのだろうか...」
姫から受けた傷を治療していた忍群の二体は幹部の無様な姿に呆れ返っていた。
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寝室に放り込まれた姫はやっと怒りが治ったのか、布団の腕で体育座りの体勢で蹲っていた。
露出した左目にうっすら涙をこぼしながら、暴れ回った疲れからか仰向けになって暗い天井を見つめる。
血の気が頭から引いて行くのを感じるのと同時に、姫の体には言い表せぬような感情が下腹部から悶々と湧き上がっているのを感じた。
「何だ・・・これは・・・」
姫は紫色の唇を使って右の手袋を外し、スカート形の鎧に手を突っ込むと下着を介して股間を弄り始めた。
「ん・・・・」
紫色の色の唇から男のつぐむ様な喘ぎ声が漏れると、
「・・・」
途中で表情が元に戻ると、秘所に入り込んでいた左手を抜くと、上半身だけを上げて納得の行かない表情で呟いた。
「何かが違う」
知りたかった感覚が引っ込んでしまい、無を表した表情になった姫はふと思い立ったのか、自分の部屋の棚を物色し始める。何か知らないけれどここにあるものを使えばあの感覚をもう一度味わえるのではないかと心の中で思いながら裸の右手と穴の無い黒い手袋に包まれた左手で掻き分けた。
「ん?何だこれは...?」
ふとすると棚の中に入れた裸の手に何かが当たった。姫が何かを摘みそれを視界に映す。
白い掌に皆既日食が二つ現れた様に黒々と放つその物体は謎の錠剤であった。
「これは...飲む物...なのか?」
今まで人を襲うことや魔化魍を制圧することに力を注いでいた姫は薬品の知識についてはズブの素人であった為、これがどんな効果を及ぼすものか彼女の頭では検討も付かなかった。
「取り敢えず...試してみるか...」
言葉では意を決する物の、表情には言い知れぬ恐怖感が表れているのか左瞼を瞑りながら必要以上に大口を開けて、二つの錠剤を摘んだ右手を震わせていた。
指に挟まれた錠剤は彼女の意思を抜けて指から滑り落ち、紫色の枠をした穴に吸い込まれていった。
「んむ?」
突然の事に咄嗟の対応が出来ず、何処の馬の骨か分からない二粒の錠剤を素直に受け入れる様に喉音が小さくなった。
口内での感触が無くなっても身体に何かが起こる訳でもなく、鎧の女の周りをただただ静寂が漂っていた。
「なんだ、何も起こらな...んっ!?」
表紙抜けた表情で姫が立ち上がろうとすると、身体の下から探していた感情が間欠泉の如く一気に噴き出した。
「あっ、きた...んむうううううううっ!!あはあっ!!えっ!? ひうう...っ!!!何でっ...ああああああああんんっ!!」
求めていた感情が再び現れた事の喜びと、予想以上の刺激への困惑、そして自分の喉から発せられる音が自分の物では無くなった事の衝撃と言う許容範囲外の出来事に布団の上で犬の様にのたうち回り始めた。
「いいいぃぃぃい? んむうぅぅぅぅ...!!」
下腹部の唇から熱い汁が滴り鎧の下にある下着を暗くし、太腿の編み目状の履物から脂汗が滴り、全身が濡れていく感覚に支配される中、声が完全に番である童子と同じ清流の様な瑞々しく、しかし水無月の雨の様な淫らしい嬌声で、扉すら突き破る程の騒音を轟かせた。
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はしたない一人暴れが繰り広げられている部屋の外では異変に気が付いた忍群が顔色を青くして押し付け合いを始めていた。
「何かいつもと違う暴れぶりだな...」
「お前、何が起こっているか見てこいよ...!」
「嫌だよ!またさっきの様に酷い目に遭いたくない!!」
「お前が行けよ! この前、村の人間供をお前が1番押さえつけたんだから!」
「そんなの知らねえよ! 俺は首領にああされたくねえんだよ!!!」
(コイツ語彙力無くしているな...)
(あの時この棒で胸をぶん殴らなくて本当に良かったぁ...)
忍群は戦々恐々としていた。気難し屋の幹部である姫を押さえつけるのも大変だが、それ以上に恐れていたのが首領であるオロチの怒りだった。
大切な親であると共に自らの意志を人間に伝えたりする役目のある童子と姫の怒りを買う事は組織の長に歯向かうのと同じ。これまで作戦の失敗や幹部(特に姫)の癇に障った同僚は制裁として漏れなくオロチの餌食となっていた。その惨劇を嫌と言うほど見てきた忍群にとっては血狂魔党で何よりも恐れる事であった
扉の前でキーキー叫ぶ狐姿の部下を見かねたのか、通りの良い声が忍群達のいざこざを止めた。
「鎮まれ、俺が止める」
忍群は歓喜の声を上げた。声の主は忍群の頭領格である赤顔の狐であった。頭領は姫の扱いにおいては番である童子に匹敵し、何度も姫の怒りを鎮めて忍群達の命を救っていた。武術の腕も高くや部下の面倒見も良い為、部下からは信頼を置かれていた。
「頭領!!戻られたんですね!!」
「おっ...お願いしますっ!」
「頭領がいないとこの仕事は務まりません!!」
忍群達が涙ながらに感謝を述べれば頭領に向けて勢いの良い土下座をする。
「ああ、任せろ」
頭領が頼もしい姿を見せながら扉の前に立つと、慣れた手付きで部屋の封を開いた。
「姫、どうされま...し.....た?」
頭領は何時もの如く優しい声色で姫に声を掛けようとしたが、目の前に映った予想外の光景に狐に摘まれた様な顔をした。
布団の上に座っていた姫は何時もの野暮ったい鎧姿では無く、程よい大きさの胸を包んだ紫色のスポーツブラと程良く腹筋が浮き出た括れたウエスト、下半身には黒く濡れた紫色のボクサーパンツが左ににずらされ、はみ出ていた赤い鮑を右手で水抜きをしていた。口から漏れる声も何時もの威圧感のある低い声では無くもう一人の幹部の声帯と挿げ替えられた様に高く淫らなものだった。
「ひ..め....」
その異常な光景に黒々しい瞳を飛び上がらせ、口調すらおぼつかない青ざめ面の赤狐を瞳に捉えた姫は色香を漂わせながらこう囁いた。
「私の相手になってくれ。拒否権は与えんぞ?」
お読みいただきありがとうございます。
今回はきっちり前後編で締めます。
書いて欲しい姫を募集します
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奥多摩のヤマビコの姫
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奥久慈のイッタンモメンの姫
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藤岡のオオアリの姫
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秩父のオトロシの姫
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下野のヌリカベの姫
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鎌西湖のウブメの姫
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小菅のヤマビコの姫
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大月のオトロシの姫
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日光のバケガニの姫
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足尾のヤマアラシの姫
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東雲のオオナマズの姫
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大洗のバケガニの姫
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大洗のアミキリの姫
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浅間山のウブメの姫
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浅間山のヤマアラシの姫
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旭村のドロタボウの姫
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猿橋のバケネコの姫
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榧ノ木ヨロイツチグモの姫
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スーパー姫
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洋館の女