人理存続をかけた聖杯戦争を戦い抜いた少年藤丸立香には恋人がいる。人理焼却、人理漂泊という艱難辛苦を共に乗り越えた
それがランサーのスカサハ。影の国の女王。異境、魔境の主。
彼女を召喚したのは冬木の特異点から帰還して間もなく。立香としても人理継続保障機関カルデアとしてもかなり長い付き合いのサーヴァントの一人である。
立香がスカサハと恋仲になったと知れたときのカルデア中に及んだ衝撃は甚大だった。特にスカサハをよく知る光の御子クー・フーリン、フェルグス・マック・ロイの動揺は大きかった。彼らは過去現在未来においても臆病や卑怯という評価には無縁な豪傑たちだ。そんな彼らをおしても大いに驚き、自分のマスターである少年の剛毅さには感服した。
「すげえ、あいつやりやがった! マジか!?」
語彙力が喪失したクー・フーリンはしばらくそれしか発声できなかったらしい。
最近の藤丸立香とスカサハの日課は、立香のマイルームで語らうことだった。スカサハ以外にも多くの英霊たちが彼の部屋に入り浸ることが多いが、スカサハは特にその頻度は高かった。
(―――それにして、なんて恰好を)
最近、どこかで調達した私服だという。裾の長いシャツ一枚で来られたことに立香は閉口する。
立香はコーヒーを、スカサハは酒を飲んでいつも通り話し始める。スカサハは立香の家族のことにすっかり詳しくなってしまった。いつも通り話しているが、しかし、立香は普段とは異なる装いに意識を奪われ、改めて彼女の神々しいまでの美しさを認める。
闇色の長い黒髪、うす蒼い翳を落す睫毛、蝋細工のような鼻、柔らかな花弁を合わせたような唇、象牙色の光沢を仄かに照り返す頸、そして薄着をふんわりと盛り上がらせているふたつの玉椀を伏せたような乳房、なよなよとくびれた丸い胴からむっちりと張った腰……
何がきっかけかは二人とも覚えてない。
だが自然、ひどく自然な成り行きで、スカサハは立香にもたれかかる姿勢になった。立香は、スカサハを抱いた。
「──」
立香は何も言わず、スカサハの顎に手をあてて、そっと顔を上げさせた。スカサハも抵抗することもなく、何か言うこともなく少年に応える。スカサハはこの瞬間が好きで思わず口角が上がってしまう。
「んふ……っ、ん……ちゅ、ちゅ……ちゅぅ……ぇろ……」
唇が触れ合うだけのささやかなキスに始まって、頬、首筋、それからカルデア制服のボタンを外しながら胸元へ。降下しながら順にキスを浴びせてくるスカサハ。彼女の唇は、ぷるぷると弾力に富んでいて、おまけにねっとりと温かい。
「このまま……抱いて、しまいたくなる」
吸い付いてくる唇のくすぐったさに負けじと、彼女の耳に、顎に首筋、鎖骨付近へとキスの雨を降らせていく。
「ん……ふぁっ、だ、抱いてしまっても、ンっく……良いぞ」
立香の心が昂る。下腹部に熱を感じ、ズボンがきつくなる。そして自分の中でスイッチが入るような気持ちになった。
照れ恥じらうスカサハの、シャツの上から胸元に指を這わせ、裾のほうからまくりあげる。露わになる白い柔肌に目を奪われる。
軽く口づけた胸の谷間は少し汗ばんでいて、ぺろりと、ひと嘗めしてしまう。
「ふぁんっ……ぁ、汗臭くはないか?」
「スカサハの臭いと、味がする。俺の好きな、臭いと味だ……」
女丈夫な彼女には珍しい、恐る恐るといった風情で尋ねるスカサハに対して、立香はありのままの感想を言う。
「うぅ……人を恥ずかしがらせることばかり言う。まったく、しょうがない……」
「誰にでも言うわけじゃない。お前だから言うんだ。……ぢゅっ!」
気持ち強めに、右乳を揉み、乳首を吸い立てる。
「くふんぅっ!」
「ああ、まるで餅みたいだ……おいしい」
甘噛みする乳首。勃起して小指の先ほどにまで膨らんだそこを、人差し指と親指で摘み、左右微妙にタイミングをずらしこねるように扱き立てる。指の腹で押し潰せば、健気に押し返してますます硬く勃起してくれた。
「くふっ、うんっ……こ、こら。ぁ、あー……」
藤丸立香は堂々とスカサハを愛撫した。
彼は細く引き締まった逞しい両腕にスカサハの細い胴を抱きしめ、スカサハの喘ぐ肺葉を全部啜り取るのではないかと思われるほどキスをして、白い腰に健康的な力強い打撃を与えつづける。
「んふぁ……はむ。あぁっ、ん、れぢゅっ……は、はふっ。じ、焦らさないでくれ」
唇同士を押しつける熱烈なキスを交わして、立香の下唇を食みながら、少し切なげに言うスカサハ。
「ふぅ、あぁ……」
誘うように広げられた脚を閉じようともせず小刻みに震わせて、切ない声を漏らすスカサハ。彼女の潤む夕焼けのような紅い瞳が真っ直ぐに立香の肉棒を見つめ、悶々とした想いを訴えかけていた。
ふたつの大きなふくらみ。汗と立香の唾液とで濡れ輝く生乳が、早く……と請う様に息づき、弾む。ツンと突き立つ桜色の乳首が、まだ達していない彼女も続きを渇望しているのだと教えてくれていた。
汗と蜜ですっかり濡れてそぼったハイレグショーツに立香は指をかけてめくり上げ、剥き出した秘唇へと目を落とす。割れ目の周りに生い茂る恥毛は蜜にまみれて左右の唇にぺっとり張り付き。パクパクと物欲しげに開閉する割れ目ど、その奥に潜む薄桃の粘膜が丸見えの状態だった。
立香は隆起した肉の切っ先を押し当てた。
「ひはぁあっ!」
「いくぞ……」
彼女の両脚を左右に目一杯押し開いて、一息に―――ズブズブと肉の割れ目を裂き、隆起したペニスをねじ込んでいく。
「ひぃぁっ……あああああああああぁぁぁ―――っ!」
のけ反り、甲高い嬌声が濡れた唇より迸る。同時にペニスが根元まで一気に、吞み込まれるようにしてスカサハの胎内へと潜り込んだ。
ギュウギュウと締めつける膣肉が、同時にたっぷり蜜を絡めた無数のひだを蠢かせ、立香のペニスを延々嘗め上げる。
不規則かつ貪欲な締めつけと、たっぷりの蜜に浸される快感、さらにはひだに扱かれるたびに腰から脊椎を伝い脳天にまで達する猛烈な性衝動に酔いしれる。
「ひああふぅぅぅぅぅぅっ! お、奥にっ、い、いいのっ、りっかっ……うぅぅんんっ! もっとっ、もっ…………とぉぉぉぉっ!」
(俺が、入れただけで……こんなにもだらしない顔を……っ)
スカサハはマスターに身も魂もまかせきって、星のように眼をけぶらせ、美しい乳房を喘がせ、嫋々としてたおやかな肢体を心ゆくまでなびかせ、波打たせている。
「はぁぐっ! んん! りっ、かぁっ、っふ、ぁあ! ひぅ、あひ、あっ、ああ…!」
甘く嘶きを聞かせる彼女の、乳丘がふたつ。律動のリズムに乗じて、ぶるぶると跳ね揺らぐ様までも愛おしい。
指を食い入らせ揉み込めば、即座に甘い反応を返してくれた。とうに硬く隆起していた乳頭をつまんでしごけば、膣口を引き締め、膣全体を蠢かせ、ペニスをくすぐる。
「あっ、あひぁぁっ、ダ、メぇぇっ、だ、こんなっ、わ、たしっ、あぁうぅぅぅっ……!」
髪を振り乱して喘ぐスカサハの身体に上体を被せて、うなじに、耳に、それから頬へ、同時にへそとへそがくっつくくらいにぴっちりとお互いの腰を押しつけ合い、キスをする。
喘ぎながら突き出てきた彼女の舌に己の舌をすりつけて、滴る互いの唾液をかき混ぜ合う。覆い被さる胸板に密着した彼女の乳が、むにゅりと押し潰されて、互いの身体に面映くも切ない刺激を感じる。
もじつくスカサハの身体に、立香は白濁色の煮え滾る生命を、思う存分注ぎ入れる。
「あぅ………んっあぁ……! 中で溢れて、ふぁ、あああ、立香で、満たされていく、ぅ。あはぁっ……くうぅあぁぁ……~~~っ!」
身体が精液を啜り飲む。その瞬間を自覚しながら再度、彼女が絶頂に達した。
……半失神の水底から、スカサハの意識はゆりあげられた。身体も捩じれるような快美の世界であった。下半身が蕩け、全身が蜜の海にくるりくるりと揉みしごかれるような感覚に、彼女は我知らず喘ぎ、白い腕を相手の首にしっかりと巻き付けていた。
立香が静かに身を離したとき、スカサハは、ふたつの身体の間に蜜が糸を引いたような感じがした。
「ふぅ……ぁ、んっ……」
色っぽい吐息を漏らしスカサハの姿を、愛おしそうに微笑み、彼女の口端からこぼれる唾液を指ですくい取り、見せつけるように啜る。
「ん? どうした、人の顔をじっと見て」
「やっぱり、綺麗だなと思って」
「ありがとう……私も……お前のことが好きだ。それにしても、私がイカされて人事不省になるとは……」
スカサハが悔しそうにする。
「つい最近まで童貞だったのにな」
「俺に女性を教えてくれた
「……たわけめ」
その後も幾度もキスを交えながら、ふたりの語らいは続く。
ちょっとでもエロを感じていただければ幸いです。