入り口
1番目の部屋←→ティベリウスの中、コンテナ
↑
↓
2番目の部屋
↑
↓
3番目の部屋
ファーヴェ丘陵
☆乾いた平野帯
◯↖️◯◯◯◯◯◯→→→◯◯◯◯◯◯
◯◯↘️◯◯◯◯↗️◯◯◯↘️◯◯☆北東の焚き火
◯◯◯☆麦屋敷の焚き火◯◯↘️↗️東の橋↘️
◯◯◯↑◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯果樹園◯◯↓
◯◯◯↘️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↗️◯◯◯牙獣
◯◯◯☆ディオン側の焚き火◯◯◯↖️◯◯◯◯◯
◯◯◯↙️↖️→☆メッヘン村←→☆商人側の焚き火
◯◯羊◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓◯
◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↙️◯◯
湖◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯
↓◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯
→坂道→花園→☆花園の焚き火→洞窟◯◯↓◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯☆南の焚き火→★
★旅人の雑木林へ
旅人の雑木林 ★1ファーヴェ丘陵へ
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯→→↘️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
★1↘️◯↗️◯◯☆森の小屋の焚き火←→洞窟◯
◯◯◯↗️◯◯◯◯◯◯◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯
◯◯洞窟◯◯◯◯◯◯◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯↖️◯◯↗️◯◯☆浅瀬の焚き火◯◯◯◯◯
◯☆4叉路の焚き火◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯↙️◯◯◯↖️←◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯★南方原野◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
南方原野
★旅人の雑木林
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯★◯◯
◯◯◯◯洞窟◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓◯◯
◯◯◯◯◯☆湿原の一軒家←◯◯◯◯◯◯↓◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↖️◯◯◯◯↙️◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯←←←←◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯☆水溜まりに囲まれた焚き火
◯◯◯◯◯◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯↙️集落◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯↓←←☆集落南の焚き火◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯◯◯
◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯☆南東の焚き火◯
◯◯☆砂浜の焚き火◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯★◯◯◯◯
★レーベンヴァルト
レーベンヴァルト
★南方原野
◯★◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯☆北東の焚き火→→→→◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯←←←◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯←◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯☆1
◯◯◯↙️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↗️◯◯
◯◯↓◯◯◯◯◯◯☆南の焚き火→↓★1◯◯◯
◯◯↓◯◯◯◯◯◯↑◯◯◯◯◯◯↗️◯◯◯◯
◯◯↘️◯◯◯◯◯↗️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯→→→→→◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
☆1東の焚き火
★1木人形の墓場
☆
錬金術のアトリエF 14
結局ティベリウスの島魚に乗って、空を飛ぶ。
今回はレヴィさんとフィリス、そして後ろにリア姉という布陣で島魚に乗っていたり。
ヘンタイも頑張ったり、食事会に盛り上がってみたり。
充実のティベリウス生活!
そしてシルヴァリアを仕上げたら、また旅立ちとなる。
「朝焼け!」
気持ちのいい晴れた空。
フィリスは杖を空に向けて、声を上げる。
「なんか、飛びたくなっちゃうわね」
イルちゃんも、そんな朝焼けを見る。
ティベリウスの島魚で、何回も空の散歩をしたものだから、そんな事を呟いた。
ともかく地図を見て、西へと進む。
川に倒木の橋がかかっていて、細い道が南へと続いている。
「おお~……」
なんか広い砂浜に到着して、どうやらここで行き止まりみたいだ。
焚き火もある、平和な砂浜……
「玉鋼石じゃない!」
ティアちゃんの見つけた黒い丸い石に、イルちゃんが食いつく。
「たまはがね?」
ティアちゃんは首を傾げる。
ともかく、砂浜でのお宝「玉鋼石」探しをする。
「行き止まりか……魔物も見かけない、平和な砂浜だな……」
レヴィさんは、砂をほじくるフィリス達を眺めて呟く。
「さて、出でよ!ティベリウス!」
フィリスは焚き火に向かって、例の召喚を行う。
ぽこん!
砂爆発と共に現れる、アトリエテント。
そして荷物を降ろす為に、ティベリウスの中へ。
「地図を埋めるには~……」
フィリスは地図を開く。
集落南の焚き火から、南、東と埋めて行きたい所。
「よし!出でよ!ティベリウス!」
フィリスは、ティベリウスワープを決める。
そして、集落南の焚き火へとワープする。
集落南の焚き火から、予定通り南へと進む。
なんかデカい鳥がこちらへとやって来る。
「めっちゃ小顔!」
フィリスが言い放つ。
「確かにそうだけど……小顔に憧れてたの?」
リア姉は苦笑いする。
ともかく、グリフォニアンとの戦闘になった。
ハインツ君隊長とレヴィさんの一撃、イルちゃんの爆弾と、リア姉の矢が襲い掛かる。
グリフォニアンの一撃を、レヴィさんが受け止め……
「とお~っ!!」
そして最後、ティアちゃんの一撃!
グリフォニアンは倒れた。
「お?あれ?」
ティアちゃんはキョロキョロする。
……だが、フィリスは見てしまった。
ティアちゃん、めっちゃ目を瞑ってた。
「い、今……目を閉じてたよね?」
フィリスは尋ねる。
「え?そりゃ、目は瞑ってるでしょ」
ティアちゃんは答える。
「そ、そういうものなの!?」
フィリスはレヴィさんを見る。
「いや……俺は瞑らないが……」
レヴィさんは答える。
「え?でもティア助は、いつも目を瞑ってるだろ?」
なんか、事も無げにハインツ君隊長が言う。
「そ、そうなの!?」
リア姉とイルちゃん、フィリスは驚く。
「まあ、剣がブレてるとかじゃないからなぁ……ティア助も1人旅を長くして来た、立派な旅人だし、あまりどうこう言う事じゃないだろ?」
ハインツ君隊長は、そう話す。
確かに、1人旅を長くしてきたみたいだし、フィリスがとやかく言う事でも無さそうだけど。
このパーティーで剣を習うとすればレヴィさんだけど、レヴィさんは自分の世界に没頭するのに忙しいし。
ともかく、フィリスパーティーは南へと進み、すぐに行き止まりとなる。
でも、宝箱がある。
湿地帯の緑溢れる大自然の中で、ぽつんと佇む宝箱……
「宝箱だ……」
ともかく、フィリスは宝箱を開けてみる。
手織り布が1枚、入っていた。
「なんか、俺達が出会う宝箱って、大体洞窟で見るんだけど、謎めいた物が入っているよな?」
ハインツ君隊長が呟く。
なんか南は、ポケットされてる感じになっているので、北東へと逃げるように進む。
夜になり、夜中になり……
でかい水溜まりに差し掛かり、なんか邪悪なる牙、グリフォンの羽根が落ちてる。
「お?獲物を見つけた的な感じか?」
ハインツ君隊長が、どすどすざばざばする方向を見る。
「ぅわあ!何これ!?」
フィリスは怯む。
……グリフォニアンが、多数迫って来るのだ。
「やる気なら仕方ないな……」
「仕方ないわね……」
レヴィさんとリア姉が、やる気の構えを取る。
グリフォニアンの攻撃力が高く、更に数も多い。
フィリスのドナーストーン、イルちゃんのドナーストーンによる強烈な電撃が、グリフォニアンを撃つ。
効果的にダメージを与え、怯ませる電撃。
……なのでドナーストーンある限り使って行く。
そんな中、リア姉が応急措置に回ってくれて、ハインツ君隊長を支える。
レヴィさんは不思議と、遺物が回復させていたりする。
……朝になり、グリフォニアン達を倒しきった。
「……なんか、錬金術士っぽかったぁ……」
フィリスはため息をついてそう話す。
ドナーストーン電撃を、随分と使っていたし。
「装備品といい、爆弾といい……フィリスちゃんはもう立派な戦士ね!」
……リア姉が認めてくれた。
……消耗したフィリスパーティーは、南東へと進む。
そこからは特に何もなく進めて、夕方から夜になる頃……
南東の焚き火へと辿り着いた。
「出でよ!ティベリウス!」
ぽこん!
煙と共に、アトリエテントが現れる。
「今回、戦闘がアツかったな!」
ご機嫌のハインツ君隊長。
道中の話も、強化した装備品の話にドナーストーン。
錬金術が、戦闘に大いに役立ってる話で賑わう。
フィリスも鼻高々だけど、まあティベリウスの存在が大きい。
錬金術の力も必要だけど、錬金釜も錬金釜の力も、大体はティベリウスなのだから。
「まさかグリフォニアンの群れを、バタバタ倒して行く……などと夢のようだったな!」
レヴィさんもご機嫌だ。
実際、ティベリウス無し……
なんて考えると、グリフォニアン達なんて、驚異以外の何物でもない。
そしてティベリウスの中には、ティベリウスのグリフォニアン達が居た。
「おかえり~♪」
アードラを頭に乗せた、グリフォニアンがお出迎え。
「暑苦しいな!」
4頭並ぶ巨大グリフォニアンに、ハインツ君隊長が言い放つ。
実際、暑苦しい感じするし。
まずはコンテナ溢れ。
破棄する51個をチョイスする。
そして、パーティーの戦力増強。鋲打ちの皮鎧の作成!
これに12時間。
そしてティベリウスの中で、眠りに入る。
暑苦しい感じのグリフォニアンだけど、なんか快適に眠れる。
次の調合はモフコット!
布生地だけど、皮鎧の倍の時間が掛かる。
24時間。
洞窟なんて無かった筈の場所に、洞窟が出来ていて、両サイドに森林クラゲが居る……
「……ヘンタイ会場?」
フィリスが尋ねると、森林クラゲは頷いた。
……しかも既にティアちゃんとイルちゃん、ハインツ君隊長が入場しているらしい。
……フィリスもお勤めを果たす事にして、洞窟へと入ろうとするけれど、ここは基本に立ち返る事にする。
リア姉を巻き込む事にしよう!
……と。
そして、ちゃんとお勤めも果たし、次の調合はプニゼリー12時間。
これが今回ラストの調合。
そしてLP98!
旅立ちの夕方……もうすぐ夜。
森の木々に遮られた空を、小鳥の大群が飛んでいて、木々へと止まる。
「おお~!」
フィリスは空を見る。
大群の中の少しの群れが木に止まり、そして騒がしく鳴き始める。
……まるで大群が思い思いに世間話でもしているかのように、それは整っていない。
「オレンジ足かな?」
ティアちゃんが呟く。
「翠の鳥だろう。翠の湖の周りに沢山居る鳥だからな……夕方だけ騒がしいが、夜には静かになるだろう」
レヴィさんがそう話す。
……そして南東へと進むと、森になって来た。
「南方原野も終わりみたいね……」
リア姉が呟く。
「こんな所、来た事無かったよ……とんでもない危険地帯だったもんねぇ……」
ティアちゃんも、そう話す。
ここからはレーベンヴァルトという、森林地帯となるそうで、レヴィさんが詳しかった。
……レヴィさんは、数年前に8人パーティーで、ここを攻めた事があるみたいで、懐かしい場所でもあるみたいだ。
「すぐさま北東へと抜ければドナの森だったか……南には翠の湖という、緑に輝く湖があった筈だ」
レヴィさんはそう話す。
「緑に輝く湖!見たいね!」
「見たい!」
フィリスとティアちゃんが食いつく。
「ドナの村も行きたいけれど、緑に輝く湖……後学の為にも見ておきたいわね……」
イルちゃんも、南に行きたい派のようだ。
そんな訳で森の一本道を進む。
木が落ちてるので、フィリスはつるはしを取り出す。
ぽこん!……ばごん……
エヴィヒブラウという、苔だらけ緑の木材が採れる!
よく燃える木材なのに、苔部分が焼け難いという変な木材で、薪としてめっちゃ優秀……
という話を、イルちゃんから聞く。
そして戦闘……
森のデカいコオモリ、ラージファングと森林クラゲが寄って来る。
「食らえ!余ってるフラム!」
フィリスとイルちゃんが、爆弾を投げて行く。
グリフォニアンやリッチ達と比べると、弛い相手。
さくさくと倒して進める。
森の一本道は狭い感じで、洞窟みたいな雰囲気。
……夕方になり、森はかなり暗くなった。
「洞窟よりも暗いんですけど!?」
ティアちゃんが、リア姉にしがみつく。
「コオモリまで出るなら、結構怖い場所ね……」
辺りを警戒しながら進む。
「こっちだな!」
ハインツ君隊長が構える。
ラージファング3匹が襲い掛かって来た。
どばん!
どばん!
イルちゃんとフィリスの、フラムの炎が闇を切り裂く。
気付いているのなら、相手は格下。
余らせてるフラムの餌食となり、戦士達の一撃で倒される。
「南に進んでるのよね?」
リア姉が呟く。
「方向が判りづらいね……」
フィリスも呟く。
そんなフィリスパーティーの先に、開けた場所が見えて来た。
そして緑色のぼんやりとした光……
「懐かしい香り……翠の湖だ、間違いない!」
レヴィさんが言い、少し走って1番前になる。
「レヴィの旦那がハイテンションなんて珍しいなぁ」
ハインツ君隊長が、その後ろに続く。
そしてここでは緑色のナメルダケ、スポアドッグ小隊が、しっぽのキノコを振り振りしながら、飛び掛かって来る。
「数が多くない!?」
翠の湖を回り込むように進むのだけど、頻繁にスポアドッグ小隊が飛び掛かって来る。
「楽しそうな顔しやがって……!」
ハインツ君隊長が構える。
余り物フラム連打+ハインツ君隊長の風爆弾、レヴィさんの剣撃、リア姉の矢の雨と、スポアドッグ小隊を退けて行く。
それでもノーダメージという訳にも行かず、パーティーは消耗しながら進む。
翠の湖から離れる道へと進む午後、スポアドッグ小隊は出なくなり、平和な森の道となる。
そんな細道を少し行くと、待望の焚き火が現れた。
「待ってました!出でよ!ティベリウス!」
ぽこん!
煙と共に、アトリエテントが現れる。
「でも旅人の焚き火って、こんな所にもあるなんて、凄いよね~……」
フィリスはそう呟いて、ティベリウスの中へと入る。
「伝説の旅人、みたいな人が居たりするのかしら?」
リア姉もそんなフィリスに続く。
夕方の森……そんなティベリウスの中。
「おかえり~♪」
やはりというか……
ティベリウスのスポアドッグ達が、お出迎えだった。
「おお~……よしよしよしよし」
ティアちゃんに突撃するスポアドッグを、ティアちゃんは受け止める。
なんか犬っぽくて、可愛いナメルダケ……
だけど例によって、2回りデカい。
横なんて、ティアちゃんよりもデカくなる感じ。
「おお……ティベリウスは、変化する魔物によって性格も変わるのか?」
スポアドッグをよしよししてる、レヴィさんが呟く。
人数分のスポアドッグが居るものだから、それぞれがじゃれつかれている。
「それはあるよ!」
ティベリウスのスポアドッグは、レヴィさんにじゃれつきながら言う。
ともかく調合タイム!
フィリスは、リチュアルクレリック衣装に変身して、錬金釜へと向かう。
爆弾需要がこれから増えそうなので、強化フラム……
ブラウフラムを仕込んで行く。
漣石で2つ出来上がる予定で、24時間。
そしてゆっくり眠るべく、ティベリウスの中へ。
「あれ?レヴィさん……」
なんか入るとレヴィさんが待っていて、フィリスは少しにやけるような……
複雑な顔をする。
「翠の湖でお前と過ごしたいと思ってだな……」
少し照れくさそうに、レヴィさんは話す。
その後ろには島魚が待機していた。
「えへへ……ロマンチックハダカ汁採取は、恥ずかしい感じもしますけど……」
フィリスは、少しもじもじする。
……もう何度もヘンタイを突き抜けてるけれど、冷静になると、やっぱり照れたりするもので……
そして2人で島魚に乗り、空をひとっとびする。
島魚の上……
フィリスが跨がったすぐ後ろで、レヴィさんが跨がる。
島魚はゆっくりと浮かび上がり、そして夕方から夜になってゆく空へと上がる。
「やはりこんな事を言うのは、ここでは良くないと思うのだが……」
フィリスのすぐ後ろに居るレヴィさんは、フィリスの耳許で話す。
それは、数年前の8人パーティーの時の話。
……スポアドッグは、ナメルダケが緑になった……みたいな魔物ではなく、木や岩に生える集団キノコで、動物に対して襲い掛かり、獲物を喰らってどんどん集団を大きくする魔物だったらしいけれど、今では頭突きロケットしてくる1つのキノコ。
……と、随分な変容を遂げているらしい。
……それと、ティベリウスの中ではレヴィさんにしろハインツ君隊長にしろ、フィリス、リア姉、ティアちゃんイルちゃんと、分け隔てなくエロエロするのが望ましいらしい。
……それはティベリウス的に、そうなのだとか……
だけどレヴィさん的には、多数の女の子を相手にする事で、自己嫌悪が発生するみたいで、フィリスであれば『命を助けられ力を与えた相手』だから納得も出来るものの……
そんな複雑な思いを、ティベリウスと皆が汲んで、ハインツ君はティアちゃんイルちゃんリア姉。
レヴィさんはフィリス。
みたいに別れてエロエロする……
みたいな会議がされていた、と話した。
でもそれは少し重い関係を持つ話。
特にハインツ君隊長は、エロエロしなきゃいけないからしてる。
というポジションを守っていて、それはティベリウスの中でだけの出来事。
フィリスとレヴィさん……
となると、なんか結婚でもしてるかみたいな感じになってしまうのだとか。
「関係はよく分からないけど……私とリア姉!とか私とイルちゃん!私とティアちゃん!ってのはレヴィさん的にはアリなんですか?」
フィリスは聞いてみる。
ヘンタイを突き抜ける時、なんかハインツ君隊長とは少し距離があったりする……
ハインツ君隊長の大好物はリア姉なので、そうなるのかも知れないけれど。
「んっ!?……んん……あ、アリだろうな……」
レヴィさんは少し戸惑いつつ、そう答えた。
そして島魚は急降下!
落ちてからふわりと浮いて、翠の湖……
緑の強い水辺、水の中に降りた。
湖全体がぷにぷにしていて、寝床としていい感じになっているのだ。
「到着~♪」
島魚の背中の、うにょうにょが引っ込む。
フィリスとレヴィさんは島魚から降りて、そのまま寝転がる。
旅の疲れもあるし、ぷにぷにの水面をベッドに眠りに入る。
こういう寝床では、眠くなる匂いが出てるみたいで深く眠れる。
眠ると水面から、無数のうにょうにょが出て来て、フィリスとレヴィさんの口から……
鼻から耳から……服の中に……潜り込んでいく。
不要な物を食べる為に、こうやって掃除する。
なお、預けた採取物も、無数のうにょうにょが取り込んで綺麗にしてる。
掃除は1時間程で終わり、無数のうにょうにょは引っ込む。
フィリスとレヴィさんの眠りは、まだ続く……
8時間程眠って、レヴィさんが起きる。
レヴィさんはぷにぷにの水面を歩いて、地面の所へ行くと剣を抜く。
1つ、2つ、と剣を振る。
「ふふ……そこだ!」
ティベリウスのスポアドッグ相手に、存分に剣を振るう。
素早く動き回るスポアドッグは真っ二つになるも、またくっつく。
そしてまた素早く動き回る。
フィリスが起きた時、レヴィさんは遠くへ行っていた。
だけど少し待ってると……
スポアドッグ達を追い掛けながら近寄って来て、スポアドッグ達は地面に潜って消えた。
ティベリウスのゴーストが、ぽんぽんしてただけの頃に比べて、やたら色んな技が使えるようになったもので。
「お……起きたか、フィリス」
レヴィさんは剣を収める。
「結構長い事、待ってたんですか?」
リチュアルクレリックフィリスは、そんなレヴィさんに尋ねる。
「長かったかも知れないし、短かったかも知れないな」
レヴィさんはそう言って、笑って見せた。
そしてスポアドッグ達が、食事を持って来る。
木のテーブルにテーブルクロス……
更に綿入りの革に包まれたクッションも装備している椅子……
木で出来た艶やかな器、それにアードラ肉とスポアドッグ肉、森林クラゲ肉……と焼かれて出てくる。
それは、今まで倒した魔物や、調達してきた物だったりする。
錬金術に使えるアイテムは、コンテナの範囲で保存されるのだけれど、魔物の死体とか食べられる草とか木の実草の実で、錬金術とは関係ないもの……
それとコンテナ溢れにより、フィリスが破棄を決めた物は、ティベリウスの中で保存され、加工されて……
フィリス達に向けて提供されたり、ティベリウスがそのまま食べてしまったりするのだそうだ。
「俺も料理には覚えがあるが……正に舌を巻く旨さをしてるんだよな……」
レヴィさんはそう話し、食事をする。
「本当に美味しいですよね!」
フィリスは、アードラの肉にかじりつきながら言う。
「舌と鼻を喜ばせて、身体にも良いものを出してるからね。そりゃあ美味しいよね」
スポアドッグは、そう話す。
そんな食事風景。
いつもは、少しお腹に入れるくらいの食事。
たまに、お腹いっぱいになるまでの食事。
……というのは、この世界の普通。
朝ごはん昼ごはん夜ごはん……という概念が無い。
「ふ~……」
食べ終わり、レヴィさんは水辺を眺めて座る。
「はう~……」
フィリスも、その隣に足を投げ出すように座り、もう朝の近付きつつある空を見る。
「ばふぅ~……」
更に隣に、スポアドッグも座る。
「おお~よしよしよしよし……」
フィリスは、スポアドッグに抱きつく。
「ばふっ、ばふぅ~……ばふっ……ばふっ……」
スポアドッグは、じたばたする。
よしよしされると、じたばたして返すのがスポアドッグ流みたいだ。
そしてスポアドッグから、緑に輝くうにょうにょが出て来て、フィリスにまとわりつく。
「ちょと!食べたばっかりだから!」
リチュアルクレリック衣装に潜り込む、緑に輝くうにょうにょに、フィリスは距離を取ろうとする。
だけど背後も緑に輝くうにょうにょ。
フィリスは抵抗虚しく捕まる。
緑に輝くうにょうにょは、スポアドッグから、水辺全体から、うにょうにょ大草原を作り出していた。
フィリスも、レヴィさんもその中に居る。
「ふふふ、観念するんだなフィリス……またしても、その身を捧げる時となってしまった……という事と理解しているだろう……我が毒牙にまた、酔いしれるといい……」
もうハダカ属に堕ちているレヴィさんも、開いた掌で顔を隠し、ノリノリな感じだ。
……カッコいい……
「か、観念します!」
フィリスは緑に輝くうにょうにょ大草原をかき分け、レヴィさんに抱きつく。
「いい心掛けだ」
レヴィさんは、リチュアルクレリックフィリスのお尻に掌をやる。
「ハダカ属に堕ちてます!でも私もそんな気分!」
フィリスも、ハダカ属フィリスに変身して、レヴィさんの頬に唇を寄せる。
なんかレヴィさんのカッコ良さ?に、心酔したフィリスはノリノリで抱きついてうねうねする。
「またも力を!解放するぞっ!フィリスっ!」
「くふっ……われはぁっ!……ああっ!くああっ!」
緑に輝くうにょうにょに縛られ、フィリスは身体をハジケさせ、レヴィさんと共にノリノリの大声を放つ。
口調まで毒されてきた。
ハダカ属同士で、唇を交わし声を交わし……
緑に輝くうにょうにょ大草原の中で……
1度2度3度とハジケて……
「我の心はもう……レヴィの毒牙の虜……」
事後ハダカ属フィリスは、レヴィの肌に倒れかかり、そう呟く。
「それは俺も同じだ……」
レヴィも、そんなフィリスの背中に掌を乗せる。
ここには、ゲームには無い、勝手に付け加えた設定を書いておく所。
[ティベリウス]
フィリスを主とするマナの柱。魔法パワー不思議パワーの源。
[マナの柱]
この世界に点在する魔法パワー不思議パワーの源。かなり沢山の数が存在している。
[ティアナ]
ゲームではそんなに登場しない。だけど1番可愛いまである。仲間にもならない。残念。ちなみに小説でも戦闘での活躍は特にしない予定。
[エヴィヒブラウ]
苔という説明は特に無い。
[オレンジ足]
クチバシと足がオレンジ色の鳥。騒がしい鳥なのだとか。
[翠の鳥]
翠の湖に住む小鳥。めちゃくちゃ沢山居る。
[ハダカ属]
人間、定期的にそちら面に堕ちる。