入り口
1番目の部屋←→ティベリウスの中、コンテナ
↑
↓
2番目の部屋
↑
↓
3番目の部屋
☆エルトナ
◯◯◯◯↖️
◯◯◯◯◯↘️
◯◯☆エルトナ付近の焚き火←←→☆
◯◯◯◯◯◯↖️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯☆オアシスの焚き火◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯◯◯↖️◯◯◯◯◯◯◯↗️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯↙️
◯◯◯◯◯◯◯◯☆三叉路の焚き火
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↖️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↙️↘️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯☆看板の焚き火
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ファーヴェ丘陵へ
☆
錬金術のアトリエF 6
「うわぁ~……」
外に出て、フィリスは空を見上げる。
エルトナを1歩出れば、乾いた平野帯という地方。
乾いた砂土の地面は地平線を描き、切り立った岩山が遠くにそびえ立つ。
フィリスは1面に広がる空を見上げて、感嘆の声を上げる。
切り立った岩山以外には、邪魔されずに広がる空。
「あははっ!空がでっかい!」
フィリスはゆっくりと、くるくる回りながら、空を見上げて笑う。
ソフィーとプラフタ、リア姉はそんなフィリスの足元を見守る。
「うわぁ!」
とすん、とフィリスは尻もちをつく。
そこにフィリスの髪をふわりと揺らして、風が通り過ぎて行く。
「ほわぁ……風だ!風が通り過ぎてった!」
尻もちをついたまま、フィリスは風の抜けた方を見る。
そこにちょうどソフィーとプラフタ、リア姉が居る。
「めちゃくちゃ嬉しそうだね~」
ソフィーが呑気に笑う。
「笑顔全開のフィリスちゃん……可愛いっ!」
リア姉が悶えて、めっちゃくねくねしている。
そして何も無いのに大きな影が、ふと現れて消える。
「さて、ティベリウスもはしゃいでいるみたいですが、そうなるとパスカーが気になる所ですね」
麦わら帽子プラフタが、そう話す。
「そうだ!行ってあげなくちゃだね!」
ソフィーは思い出したかのように、手を叩く。
「師匠~!」
フィリスが弾丸のように走りより、ソフィーに抱きつく。
「ぶえ!」
ハイテンションぶっちぎりのフィリスを受け止めて、ソフィーは面白い音を出す。
そして2人で倒れた。
「うおおおぉぉ……」
「うわあぁぁ~」
そして2人で転がり出す。
「……はあぁ……可愛くて我を忘れちゃったよぉ~」
ソフィーは仰向けになって止まった。
「目が回るぅ~……」
ソフィーの上で、フィリスはうつ伏せダウンしてる。
でかいリュックを背負ったまま転がったので、やたらぼこんぼこんして、余計に目が回った。
「さて、もうティベリウスは安心だけど、パスカーにも主探ししないとだね~……」
ソフィーは空を見て呟く。
そんなソフィーとフィリスの所に、麦わら帽子プラフタとリア姉が歩み寄る。
「師匠、やることいっぱいで、大変ですね?」
フィリスが顔を上げる。
「ううん、やることいっぱいで、楽しいんだよね。公認試験にも行かなくちゃだし!」
ソフィーはくるっと回ってフィリスの上になると、すっ、と立ち上がる。
結構、砂と土で汚れてる。
「さて……ティベリウスもはしゃいでるみたいだから、会ってあげて?あっちの焚き火の場所で、ティベリウスはツノを出せるハズだから」
ソフィーは南を指差す。
「ほえ?」
リア姉に起こされながら、フィリスはソフィーの指差す方を見る。
「さて、私達はこれで……フィリスも試験を受ける旅なのであれば、道中でまた会いましょう」
麦わら帽子プラフタがそう言うと、ソフィーとプラフタの回りに霧が出て、2人は消えた。
「うわぁ~……さすが師匠、そんな事も出来るなんて……」
フィリスは現れて、すぐに晴れた霧の残りを見つめる。
「さて、家の事と出発の事ばっかりで、ティベリウスには会うの久しぶりよね」
リア姉はそう言って南を見る。
ソフィーの言った通り、焚き火の跡が遠くに見える。
「あの場所でティベリウスを呼べるのかぁ~……確かに、錬金術も出来ないまんまだったからなぁ」
フィリスも呟く。
野良プニを倒してから出発まで、あんまりにも親孝行な毎日だったから、ティベリウスに会っていなかったりする。
少し歩くと焚き火の跡……
「よ~し、出でよ、ティベリウス!」
フィリスが手を上げて呼ぶと、周囲に大きな影が現れて、ぽこん!と煙と共に、可愛いテントが現れた!
「アトリエが出てきた!」
リア姉も驚く。
……ともかくアトリエの中へと入る。
1番目の部屋に、野良プニがぷにんぷにんしてる。
「ぅわ!……ティベリウス?」
フィリスが驚き、そして尋ねる。
「そうだよ!フィリスにも魔物のイメージが出来たからね!フィリスのイメージだと自由も増えるよね~♪」
ティベリウスの野良プニは、むにょんむにょんして少しずつ動き、小さく円を描くように回る。
「野良プニ可愛い~!」
フィリスはそんなティベリウスの野良プニに抱きつく。
「むげ!」
みょ~んと変形して、ティベリウスの野良プニは抱きつかれる。
「それよりも!外に出た喜びMAXパワーで、衣装にもパワーが宿ったよ!」
ティベリウスはそう話す。
その内容は……
リゾートバケーション……麦わら帽子 半ズボン。
幸運採取。採取する品物に、なんか凄いのが混じる。
ワンダーランド……可愛過ぎる、リア姉垂涎の衣装。
時間経過軽減。支払いの時間を軽減。
空色パピヨン……水着。
品質特性+。採取する品物に、品質とか特性とか追加。
リチュアルクレリック……水色僧侶クレリック。
調合熟練度+。錬金術が上手くなる速度が上がる。
ナイトレスセイバー……エロ忍者。
なにもなし。エロいだけ……
「よし!リゾートバケーション1択!」
フィリスはガッツポーズする。
調合の時には、リチュアルクレリックになりそうだけど。
てか、お外歩くのにも、リゾートバケーション1択なんだけど。
「じゃあ、着替えは、この扉へ」
ティベリウスの野良プニは、入って左の扉へと向く。
錬金釜の場所と反対側の、今までは無かった扉。
「新しい扉が!」
フィリスとリア姉もその扉を見る。
「採取してきた素材も、扉の中に入れて置いてね。ともかく、入って入って」
ティベリウスの野良プニは、そう言うとぽん、と消えた。
ともかく、フィリスとリア姉はその扉に入る。
扉を抜けると、乾いた平野帯の景色。
広大な空に風の吹く……
そんな素敵な場所に、ティベリウスの野良プニがぷにんぷにんしてる。
「うおお~!凄い~!」
フィリスは驚きの声を上げる。
「少し暑い感じなのも、同じだわ!」
リア姉も驚く。
「ともかく、今は元気だから着替えだけして、本物の旅をするといいかな」
ティベリウスの野良プニは、ぷにんぷにんしながらそう話す。
「よし!とにかくお外を歩きたい!」
フィリスはリュックを降ろして服を脱ぐ。
すると、空中からリゾートバケーションの衣装が降りて来た。
フィリスとリアーネは、リゾートバケーション衣装になって、外へと飛び出して行く。
「この世界が!私のものだ~!」
リゾートバケーション、麦わら帽子フィリスは、杖を振り上げる。
そして空を見上げる。
……小さい雲が流れて、弱い風が吹いて……
そして少し強い風が吹いて……
太陽の光が溢れる、風だらけの世界。
「取り敢えず街道沿いに進みましょうか」
リア姉が言う。
北はエルトナ。南に続く街道……1本道だ。
「ふふふ……行こうリア姉!」
2人は歩き出す。
そうして歩くと、少し遠くに魔物が居たりする。
1本、ツノの長いウサギ。
遠いし、きっとリア姉が居るので近付いて来ない。
「ウサギ……お腹減ったね、リア姉?」
フィリスはそんなウサギを眺める。
「私もティベリウスの力、試してみないといけないわね。1つ、挑んでみようかしら」
リア姉も乗り気だ。
なので近寄ってみると、ウサギはこちらに駆け寄って来た!
「危ない!フィリスちゃん!」
リア姉が素早くかばい、ティベリウスシールドでウサギの攻撃をやり過ごす。
「よし!喰らえ私の杖ボンバー!」
フィリスは杖をウサギに向け、魔力弾を撃ち出す。
……ぺしっ……
威力は無さそうだ。
「私の矢はどうかしら?」
リア姉が得意の弓矢を構える。
……ピシュゥゥ……ドスッ!
リア姉の放つ矢も、なんかキラキラを纏って飛び、ウサギに大ダメージを与えた!
「リア姉強い!」
フィリスは目を見開く。
そしてウサギのタックル!
リア姉がそれなりのダメージを受ける。
そして姉妹ボンバーを受けて、ウサギは倒れた。
「やったー!倒せたー♪」
フィリスは喜び、そして戦利品を……
なんか倒れたウサギの影が大きくなると、倒れたウサギは影に呑まれて消えた。
でもお肉とふわふわのしっぽが残り、宝箱があった。
「ティベリウスが死体処理するみたいなの……ね?」
リア姉は呟く。
「なんか、料理もしてくれたりしそう」
フィリスも呟く。
それからも、青プニを倒しては影に呑まれ、ウサギを倒しては影に呑まれ……
そして、街道を南に歩く。
魔物はそんなに現れずに、夕方になる。
「おおおぉぉぉ……赤い……赤いよリア姉!」
太陽の傾きに一喜一憂し、更に夕方になり、フィリスは大いにはしゃぐ。
そして南のオアシスに差し掛かった。
「水だ~!」
当然、大声を上げて喜ぶフィリス。
そんな大声を聞きつけて、カメがのそのそと近寄って来た。
「魔物よフィリスちゃん!よりによって狩人組が敬遠してるやつだなんて!」
リア姉が戦闘態勢に入る。
……フィリスのフラムvsカメファイア……
戦いを制したのは、フィリスのフラムだった。
理由としては、カメファイアが弱かったのと、1回しか撃てなかった事か。
「……オアシスのカメまであっさり倒せちゃうなんて……ティベリウスの力って本当に凄いのね……」
リア姉は、影に呑まれて消えるカメを眺めて呟く。
「爆弾……頼りになるなぁ……」
フィリスは、まだまだあるフラムを眺めて呟く。
そしてゴースト(本物)が寄って来る。
「しまった!カメよりも弓矢の通じない相手だわ!」
「それじゃ、フラムの出番だね!9×6回分あるよ!」
フィリスはフラムを構える。
……そしてゴーストはフラムには弱かった。
あっさり倒せて、ゴーストも影に呑まれて消える。
「リア姉~!星空が!!星空が!!」
フィリスは回りが静かになって空を見て、大いにはしゃぐ。
「確かに星が綺麗なのよね~」
リア姉も空を見上げる。
浅いオアシスをざばざばできるし、星空は美しいし……
携帯食、ロッククッキーを噛りながら、足をバチャバチャさせながら星空を見上げる2人。
「夜の風は涼しいし……お外最高過ぎるよ~……」
「ちょっと寒く感じるくらいかも……」
リア姉はフィリスを抱いて暖を取る。
「おお……なんか暖かい……いつも暑苦しいのに……」
抱かれたフィリスも空を見上げたまま、大人しく抱かれていたり。
「おお~!朝が来る!朝が来るよ!」
オアシスでまったりしてると、夜が終わり朝が訪れる。
「寒さもピークの時間なのよねぇ……」
フィリスを抱いたまま、リア姉も呟く。
「なんと神々しい太陽……空も美味しそうな色……」
朝焼けを見つめてフィリスは呟く。
エルトナに居たら、見ることが出来ない景色。
「こんな世界が私のものだなんて!素敵過ぎます!」
フィリスは、また杖を空に向けて振り上げる。
「なんかフィリスちゃんがまた、あったまってきたわ~……」
リア姉は活動的になったフィリスにしがみつく。
「……お昼になっちゃった」
朝焼けを堪能して、朝焼けの無くなった時間。
フィリスは空を見て呟く。
「まだ朝よフィリスちゃん……」
しがみつくリア姉がツッコミを入れる。
「あれ?人が沢山来るよ!」
馬車が3台、そして8人程の人が来る。
「あれはエルトナによく来る商隊だわ」
そしてカメが、のそのそと商隊に近付いて行く。
「商隊なら、カメも倒せる?」
フィリスはそんなカメを見て呟く。
「どうなのかしら?」
リア姉も、商隊の様子を見る。
……商隊の人は、何か紙を投げる。
カメは意に介さず、のそのそしてて、商隊は慌てているような感じになった。
「行かなきゃ!どうやらピンチみたい!」
フィリスとリア姉はカメへと駆けつける。
……カメを誘き寄せ、フラムで爆殺。
……次に来るカメも爆殺。
……更に来るカメも爆殺。
3匹倒すと、静かなオアシスになった。
「いやぁ、助かったよ助かったよ!ありがとう可愛いボーヤ!」
商隊の人は感謝しながら群がり、ミルクと小銭袋をくれた。
「その胸!ボーヤ女か!?」
商隊の1人が、フィリスの胸を鷲掴みにする。
「うぎゃあ!な、何するんですかぁ!?変態!!」
フィリスは飛び退き、鷲掴みポーズの人が残る。
「ああ……ごめんごめん。まさか女の子だったとは。しかしその爆弾、いいねぇ……幾つか譲ってくれないかい?鷲掴みのお詫びも兼ねて、色を付けるよ?」
美味しそうな肉と幻のミルククッキーと、フラムを交換するフィリスとリア姉。
そして商隊と別れて、オアシスに取り残される2人。
「……もうお昼だね」
フィリスが、オアシス付近の焚き火を見つめる。
「なんだかんだ1日中過ごしてるから、休みたいかなぁ……なんかそれなのに元気ではあるんだけど」
リア姉も焚き火を見つめる。
「出でよ!ティベリウス!」
ぽこん!
アトリエテントが現れる。
凄くお手軽だ。
……そしてティベリウスの中に入る。
「あ!カメだ!」
ティベリウスのカメが、アトリエの中に待機していた。
「おかえりー!色んな景色を楽しんで、更に魔物を倒してる事により、ボクもほくほくだよ!」
ティベリウスのカメは、首をみょんみょん伸ばしながらそう話す。
「不思議とあまり疲れてないけど、休む事にしたのよね?」
リア姉はそう話す。
「LPバリアがあるからね。3日くらい活動出来たりするね。ちゃんと回復させてから旅立つといいよ」
ティベリウスのカメはそう話す。
「な、何それ!?」
リア姉は驚く。
……HPというダメージバリアにより、怪我や骨折なんかを防ぐ不思議パワー。
……MPという精神バリアにより、魔法の行使の際に精神を守る不思議パワー。
……LPという疲労バリアにより、旅の疲れから身体を守る不思議パワー。
それら3つの、マナの柱パワーがフィリスとリア姉に備わっているのだとか。
……体力+LPバリアを消費しながら旅や戦闘をする。
と、いう事で……
しっかり休む事が重要となる。
その休む時間に、錬金術を挟んで浸け置き12時間とか24時間とかやると、LP回復しながら、錬金術も出来る!と、いう仕様になっているのだとか。
「つまり、今が錬金術の時間!?」
フィリスは目を輝かせる。
今までも錬金術の時間は訓練と休息の時間だったし。
「そうだね。そしてボクも、2人のハダカの汁を頂ける時間になるね!」
ティベリウスのカメは目を輝かせる。
「そ……それもあったね……」
フィリスは怯む。
エロエロの時間でもあったのか……
ともかく、まずは調達品を預ける為、ティベリウスの中に入る為の扉を開ける。
「うわ!オアシス!うにの木!」
フィリスはその風景に目を輝かせる。
そしてオアシスの中にティベリウスのカメが。
「調達品をそこらに置いて、リチュアルクレリックに着替えると、調合の時に熟練度がパワーアップするみたいだね」
ティベリウスのカメはそう話す。
「そこらに置けばいいの?」
フィリスは鞄の中身をぼろぼろと出す。
「それでいいよ。ボクが綺麗にして整理したりするから。それに、使う材料は錬金釜に移して送り込むから、上手く使ってね」
ティベリウスのカメはそう話す。
「錬金術士って、みんなこんな感じなのかなぁ……」
フィリスは疑問に思う。
「ソフィーの場合?なんかどこからでも、本拠地のマナの柱に帰れるとか……」
ティベリウスは答える。
「ふむ~……さすが師匠……でも錬金術士なら、みんなそんな感じなのかも」
フィリスは考え込む。
「そうかもね。ボクは知らないけれども」
ティベリウスのカメは話す。
ともかく、今回はワンダーランドに着替えて、錬金術をする!
なんか……色々と新しい錬金術も閃く。
なんとなくトゲ爆弾、うに爆弾の調合から!
やってみる!
「浸け置きは9時間かぁ……」
配置を決めて少し混ぜて……
待機時間9時間。
3時間早くなってる。
「外出しないのが基本だと思うから、ツノは引っ込んでるからね。外出する場合は言ってね?」
ティベリウスのカメは言う。
リア姉は先にティベリウスの中で、オアシスでゆっくりしてるみたいで。
「よし!ティベリウスの中で、エロエロしますか!」
フィリスは浸け置きの錬金釜を眺めて、そしてティベリウスの中への扉を開ける。
朝焼けのオアシス。うにの取れた木もあって、そんなオアシスの水の上で、てかてかハダカ族のリア姉がダウンしてる。
「水の上!?」
フィリスはワンダーランド衣装のまま、オアシスへと走り出す。
ぽよんぽよんと歩けて、水が細長く縦に伸びてうにょうにょしたりしてる。
フィリスはそのうにょうにょしてるのを1本掴まえる。
「温かい……」
冷たい水だったオアシスの水。
でも、ここでは温かいうにょうにょ。
ティベリウスの口が、オアシスの皮を被っている感じ。
ともかく、フィリスはワンダーランド衣装を脱ぐ。
脱いだ側から、服はふわりと飛んで消えて行く。
そしてハダカの汁採取されるべく、リア姉に抱きつく。
…………
「……お腹減った……」
ひと眠りして、てかてかハダカ族フィリスは目を覚ます。
そうしてもそもそすると、てかてかハダカ族リア姉も目を覚ました。
「カメ肉のスープにする?ウサギ肉のローストにする?貰ったお肉のローストにする?」
ハダカ族フィリスのすぐ側に居た、ティベリウスのカメが頭を伸ばして言う。
「甲羅、柔らかいの!?」
ハダカ族フィリスは驚く。
ティベリウスのカメ……
甲羅がぷにんぷにんなのだ。
「本物は硬いけどね。イメージを反映したマスコットだから、柔らかかったりするよ」
ティベリウスのカメはそう話す。
……カメ肉のスープをチョイスして、ティベリウスはオアシスの水の上にテーブルを作り、そして亀の甲羅で出来てると思われる器に、カメのスープを出した。
でかい器、カメ肉ぷりぷりの熱々スープ。
「美味しい!美味し過ぎる!」
ハダカ族フィリスは目を輝かせる。
「カメって……こんなに美味しいの!?」
ハダカ族リア姉もびっくりだ。
「人が調理すると考えると、こうはならないと思うけどね。ボクの中は特別だからね。エロ元気も出てくるメニューだね」
ティベリウスのカメは、そう話す。
成分を分離させて保存できたり、吸収できたりするみたいで、食べて美味しい成分だけ残したお肉を保存出来る。
その都合で、美味しいお料理を提供しやすいそうだ。
そしてその技は、ティベリウスにとっては基本中の基本。
造作もない事なのだそうで。
…………
食事も終わり、カメの甲羅の器も骨のスプーンも、水で出来たテーブルも……
消えて行く。
「お腹いっぱいになった~……」
ハダカ族フィリスは、呑気にお腹をさする。
「私も……びっくりした食事だったわ……しかも身体がなんか熱い感じ……」
ハダカ族リア姉も立ち上がり、ハダカ族拳法をしてる。
食べると、ゆっくりと身体を動かしたくなるみたいで。
…………
9時間が経過して、フィリスはワンダーランド衣装で錬金釜へと向かう。
LP回復の都合で、次に21時間掛かる調合、発破用フラムにチャレンジ。
またも3時間早くなってる。
カメのスープの副作用で、またもオアシスの水の上で、夕焼けの中でエロエロして過ごしたり。
……今度は美味しいお肉のローストに、舌鼓を打ったり……
ミルクも飲んだり。
食事に勢いがあると、ティベリウスが喜ぶ。
21時間……まだ終わらないので、錬金術の勉強もする。
ソフィー師匠の、楽しい錬金術の本を読んだりして。
…………
発破用フラムが完成!
そしてフィリスとリア姉は、また旅に出るべく、アトリエから外に出る!
……アトリエから出ると、綺麗な星空の夜だった。
「……夜だったんだね……」
オアシスの星空を見上げて、麦わら帽子のフィリスは呟く。
「そうね……ティベリウスの中でも夜になってたけれど……朝焼けの後の夜だったりしたから、時間感覚がめちゃくちゃな感じねぇ……」
リア姉も呟く。
……色々と戦ったり、やり過ごしたりして、歩き続ける事、6時間。
朝焼けの時間に三叉路があって、焚き火の跡がある。
「登録だけしとけば、後でティベリウスワープでこれるから……出でよ!ティベリウス!」
フィリスはまだLPに余裕があるけれど、ティベリウスを呼び出す。
ぽこん!
アトリエテントが現れる。
……ティベリウスに説明して、荷物だけ預けたら……
すぐに出発する。
北にも行ける。
南西にも行ける。
でも街道は南南東。
フィリスは街道を行く。
プニプニ、ウサギを倒したりやり過ごしたりして、看板へとたどり着く。
『この先メッヘンの村!
・酒場ローリングモーモーは
・年中無休で開店中!』
「メッヘンの村?」
フィリスは口許に指を置いて、看板を読む。
「牛と風車の村ね。フィリスちゃんの大好きな、ミルクとお肉の村でもあるわね」
リア姉はそう話す。
「でも……ティベリウスの中の料理なんて食べちゃうと、メッヘンの料理も霞んじゃうわね」
そして、そう続けた。
しかもお弁当まで持たせてくれるのだから、ティベリウスの優れもの具合は、半端ない。
そして街道の続く南を向く。
……なんか2人の旅人?が赤い傘のキノコと戦ってる……
1人は黒い格好いい剣士?
1人は快活そうなナイフの人……
「おお……赤い傘のキノコ……魔物みたいだね」
呑気に見守るフィリス。
当然、旅人2人が勝つと思いきや……
2人の攻撃が通じないのか、キノコが止まらない。
「放ってはおけないわ!加勢しましょう!」
リア姉が言い、フィリスも加勢する為に走る!
……フラムとリア姉の弓矢は通じるみたいで、赤い傘のキノコ……ナメルダケは倒れた。
そして影に呑まれて消える。
「すまない……助かった……」
「アンタら、すげえ強いんだな……」
2人の旅人はそう礼をするけれど、怪我をしているみたいで、膝を付いた。
「近くに焚き火の跡が!手当て出来るかも!」
フィリスとリア姉は、1人ずつに肩を貸して、焚き火の跡へと向かう。
ここには、ゲームには無い、勝手に付け加えた設定を書いておく所。
[ティベリウス]
フィリスを主とするマナの柱。地中を泳ぎ回る魚のような存在。魔法パワーと不思議パワーの権化。
[マナの柱]
この世界に多く存在するらしい、魔法と不思議の世界に生きる生物。この生物に干渉する事により不思議パワーが行使できたりする。
人間に作られた魔法生物で、人間と干渉する。副作用として魔物が現れていたりする。
[麦わら帽子プラフタ]
リゾートバケーション衣装のプラフタ。エルトナで尻が出る服装が不評で、こうなった。
[ティベリウスシールド]
フィリスをかばう際に出てくる、透明なシールド。ダメージを半減し、フィリスはノーダメージになる。
[姉妹ボンバー]
フィリスの通常攻撃+リア姉の通常攻撃。
[商隊]
エルトナに美味しい物を運んで来て、水を持って帰る商隊。エルトナの水は鉱物が溶けた硬水で、鉱物の力を得て強くなれる水として、結構売れるらしい。
[美味しそうな肉]
美味しい食べ物。既に香辛料を擦り込まれており、保存出来る時間を伸ばしている。焼くだけで美味しい。でもちょっと辛すぎる。
[幻のミルククッキー]
甘い!美味しい!
[ハダカの汁]
排泄物、髪の毛、爪、汗、エロ汁。特にエロ汁は元々が血液である為、ティベリウスのパワーとして大きい。
[エロエロ]
びくんびくん。
[ティベリウスの口]
うにょうにょしてる細長いのが沢山ある所。うにょうにょは太くなったり、テーブルになったりコップになったり出来る。今回は、なんとオアシスになっていて涼しげ。だけど暖かい。
[ハダカの汁採取]
ティベリウスに提供する。提供する事が多いので、もうエロエロにも慣れた感じ。
[ハダカ族]
服を着ていない状態。乳首が出てるのって、なんかマヌケな感じがする。
[ハダカ族拳法]
じっとしていられないハダカ族の舞い。めっちゃゆっくり動く。
[お弁当]
ティベリウスの作ってくれた、持ち運びに便利な食事。
こちらも美味しい。