※この作品はR-18です。

錬金術のアトリエF   作:東京のぷるぷる

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ティベリウスのツノ

入り口

1番目の部屋←→ティベリウスの中、コンテナ
↑
↓
2番目の部屋
↑
↓
3番目の部屋

乾いた平野帯
☆エルトナ
◯◯◯◯↖️
◯◯◯◯◯↘️
◯◯☆エルトナ付近の焚き火←←→☆
◯◯◯◯◯◯↖️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯☆オアシスの焚き火◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯◯◯↖️◯◯◯◯◯◯◯↗️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯↙️
◯◯◯◯◯◯◯◯☆三叉路の焚き火
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↖️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↙️↘️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯☆看板の焚き火
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ファーヴェ丘陵へ

ファーヴェ丘陵
☆乾いた平野帯
◯↖️
◯◯↘️
◯◯◯☆麦屋敷の焚き火
◯◯◯↑
◯◯◯↘️
◯◯◯◯☆ディオン側の焚き火
◯◯◯↙️↖️→☆メッヘン村←→☆商人側の焚き火
◯◯羊◯◯◯
◯↙️
湖◯
↓
→坂道→→花園→☆花園の焚き火→洞窟



錬金術のアトリエF 8

☆

錬金術のアトリエF 8

 

メッヘン村、商人側の焚き火。

ここで調合が始まる!

まずはティベリウスの中……

フィリスはリチュアルクレリックに着替えようと、リゾートバケーションを脱ごうと手を掛ける。

「ちょ~っと、ちょ~っと待った!」

なんかティベリウスのカメに止められる。

「ん?何?」

フィリスは不思議そうな顔をする。

「ここはボクの中。くるっと回ってリチュアルクレリックにチェンジしてみよう!イメージして、くるっとしてくれたら、ボクの力で着替え完了するハズ!」

ティベリウスのカメはそう話す。

「よーし……」

フィリスはくるっと回る。

フィリスが強く光り、リチュアルクレリック衣装になった。

「おおおおお!」

バッチリとリチュアルクレリック衣装になれて、フィリスは驚く。

「成功だね!これからはそんな感じでやれるよ」

 

ともかく、リチュアルクレリックフィリスは、錬金釜へと向かう。

中和剤(緑)を仕込む。

浸け置きは6時間……

短めだけど、6時間って長い。

「おお~フィリス……お前、本当に錬金術士なんだなぁ……」

その姿を眺めていたハインツ君が、感心して見てた。

「あ!初めて見たっけ。調合してる時って退屈だと思うけど……」

フィリスはそう話す。

「まあ……バカンスだと思う事にするさ。レヴィの旦那の看病でもするかな~……」

ハインツ君はそう話して、フィリスと一緒にティベリウスの中へと入る。

 

4人で軽く食事をして、ゆっくり休む。

砂地も砂が付かないので、結構寝転がるのに便利だったりするし。

 

……次の調合、中和剤(黄)

これも6時間。

 

配置を決めてティベリウスの中へと入ると、ティベリウスのカメが目をキラキラさせている。

「ん?どうしたの?」

フィリスは尋ねる。

「知り合いが居る!ちょっとアトリエテントを地上に出して、おびき寄せてみるね!」

ティベリウスのカメは頭を上下にふんふんしながら、ハイテンションで話す。

「……師匠!?師匠でしょ!」

フィリスは言う。

「ソフィーじゃないね。ティアナって子なんだけど……」

ティベリウスはティアナについて説明する。

 

ソフィーとプラフタに連れられてる時、ティベリウスはとにかく栄養不足。

ソフィーは、ティベリウスの中に入れない。

プラフタは人形なので、栄養を獲得出来ない……

「ん?プラフタさんって……人形なの!?」

フィリスは驚く。

人間だとばかり思っていたけれど……

「そうだよ~」

ティベリウスのカメは、ゆっくりと頭を上下に揺らしながら答える。

 

ともかく、そんな栄養不足を救ってくれたのが、ティアナという女の子だった。

主の資質の無い女の子だから、ハダカの汁採取しても、95%の栄養は吸収出来ないのだけれど、5%吸収出来るので、非常に助かったし、2年も付き合ってくれたし。

つまりは、ティベリウスの命の恩人でもある。

 

そうして後、フィリスのハダカの汁採取した事で、ティアナで消化出来なかった95%も、ストックされてる分がガンガン吸収出来るようになって、見違える程に甦った訳だ……

と、いう話だった。

 

「2年!2年もティベリウスにエロエロされて、ヘンタイを突き抜けていたら……そりゃもうとんでもないヘンタイが誕生したんじゃない?」

フィリスはそう思ったまま、聞いてみる。

「そうだね~……朝に昼に晩に頑張ったりしてたよね~……ティアナが協力的だったのはありがたかったね~」

ティベリウスのカメは、しみじみと話す。

 

そして、そんな恩人が、おびき寄せられるのを待ってみる。

ティベリウスも、ティベリウスのゴーストに姿を変えた。

 

 

カチャ……

恐る恐る入って来る、短い金髪の女の子。

おびき寄せられて来た!

「久しぶり!ティアナ」

ティベリウスのゴーストはそう話す。

「うわぁ!やっぱりティベリウスだったんだ!久しぶり!あと、ティアちゃん、でしょ?」

ティアナはティベリウスのゴーストに抱きつく。

「あ、あの、初めまして……」

リチュアルクレリックフィリスが、丁寧に頭を下げる。

「ああ、ボクから紹介するね。ボクの主としてお世話になってる、フィリス・ミストルートって名前の子なんだ。ミストルートブランドの服職人の子なんだけど」

ティベリウスのゴーストは、そう話す。

「凄~い!」

ティアちゃんは目を輝かせる。

「いやいやいや、私はお洋服作ってないから……お父さんとお母さんが凄いから、それ私じゃないから」

フィリスは首を横にぶんぶんして、ティアちゃんから遠ざかる。

 

「ともかく、ゆっくりしてってよ。ボクも友達が沢山になってさ、ホクホクなんだよね」

ティベリウスのゴーストと共に、フィリスとティアちゃんはティベリウスの中に入る。

……さわやかな紫色の、朝焼けのオアシス。

「ほえ~……」

少し涼しい風が吹いて、ティアちゃんは感嘆の声を上げる。

「あの時はマナの柱の力も与えられなかったけれど、今はマナの柱の力も与えられるし、仲間と一緒に旅も出来るかもだから、ボクから紹介するね……」

ティベリウスはそう言ってオアシスの方を見ると……

 

レヴィさんは、相変わらず水に埋まって安静にしていて、ティベリウスのカメに寄りかかっていて……

そこから離れた所で、ハインツ君がリア姉とエロエロしてた。

「……まあ、ボクの栄養的に、本当にありがたいんだけどね」

ティアちゃんの感嘆の声は、どうやらこの2人が原因みたいで……

「まあ、大丈夫!ティアもホラ、ティベリウスに2年もしゃぶられてた訳だし!」

ティアちゃんは明るくそう話す。

「それから、男の子と仲良く出来た?」

ティベリウスのゴーストが尋ねる。

「それ!聞いてよティベリウス~!」

ティアちゃんは、ティベリウスのゴーストにしがみつく。

 

ティアちゃんの話によると、好きな男の子が居たのだけれど別れてしまって……

冒険者としても商人としてもパッとしない感じで、いつもお腹を減らして、さまよっていたのだとか。

「フィリス、ティアちゃんに食事を出して良い?」

ティベリウスのゴーストは尋ねる。

「もちろん!私も食べるし!」

フィリスはノリノリで、反対側オアシスへと行く。

「フィリスはさっき食べたばっかりだから、軽めにするね」

 

 

取り敢えず、ハインツ君とリア姉が見えない反対側オアシスで、ティベリウスのゴーストは、ティアちゃんに食事を出す。

「めっちゃ美味しい!ティベリウス凄い!」

ティアちゃんは涙目になって、青プニスープを食べる。

爽やかな甘さだけど、甘ったるいハズの青プニスープが、キッチリ抑えられていて、プニプニ部分もトロトロ感が美味しい!

 

……次の調合、汎用触媒6時間。

……更に次の調合、インゴット24時間!

 

インゴットを仕込み、フィリスはティベリウスの中へと入る。

……夕方のオアシス。

レヴィさんも回復していて、オアシスから離れて剣の特訓をしている。

ティベリウスのカメが、リチュアルクレリックフィリスに向けて、目を光らせる。

「さて、フィリス……ハダカの汁を頂こうか……」

ティベリウスのカメに言われて、フィリスは後ずさりする。

「え、えへへ……みんな居るから、やだな~……って……」

フィリスはそう話す。

「それ言うと、皆でここで過ごせないよ?是非ともレヴィのパワーアップも兼ねて……2人が絡んで欲しい的な……」

ティベリウスのカメは、なんか口を半開きにして、目をキランキランさせる。

「ちょっと!点滅してる!あははっ!はーっ!」

点滅して光ったティベリウスのカメの瞳に、フィリスは笑い転げる。

……なんで点滅するのっ!

 

「やる!やります!だからキランキランしないで!」

ひとしきり笑い転げた後で、フィリスはレヴィさんの元へと走る。

 

 

……剣の特訓をしているレヴィさんの近くで、リチュアルクレリック衣装のフィリスは、座って待つ。

「ふははっ!ははは~っ!これが!我が剣!」

凄い勢いで自分の世界の中に居る……

レヴィさんの体調は完全みたいで、体捌き、剣捌きは鮮やかそのものだった。

 

 

「……フィリス……いつから見ていた?」

フィリスがうとうとしてる所で、レヴィさんの自分の世界が終わったらしく、声を掛けられた。

「はっ!……いつからと言われると……今何時でしょう?」

「このような場所だからな……ただ、夕方だから、夕方的な時間だろう」

レヴィさんは赤くなった空を見る。

「えへへ……こんな場所なんですけど、ティベリウスにエロエロして来いって言われちゃいまして……」

フィリスはそう話す。

 

……ティベリウスにとって、フィリスのハダカの汁採取が必要な事……

レヴィさんのマナの柱の力が、まだ完全な物では無い事……

そしてインゴット調合で、24時間後の15時に出発……

そういう話をする。

 

「……他の2人の目が気になる所だが……」

レヴィさんはそう話す。

「それは私も……」

フィリスも俯く。

オアシスから外れた岩影で、2人は砂地に座る。

 

……沈黙して、お互いに空を見たり景色を見たり……

そしてレヴィさんは、金属の籠手を外す。

「あ!それはしなくてもいいみたいです!見てて下さい!」

フィリスは立ち上がる。

そしてくるっと回ると、ハダカ族になった。

「うわー!うわー!」

そして踞る。

「……ふっ!はははっ!」

レヴィさんも立ち上がる。

「さて……」

そしてくるっと回ると、レヴィさんもハダカ族になった。

……結構痩せてる。

「……フィリスの方から恥を忍んで来てくれて、俺が応えない訳にも行くまい。それに俺とて、憚らず本心を言えば……フィリス……お前ともっと契りを交わしたい」

レヴィさんはハダカ族のフィリスに歩み寄ると、抱き寄せる。

上を向いて、キスをして……

キスが離れる……

フィリスの潤んだ瞳と、レヴィさんの瞳が合う。

「……恥ずかしながら女の扱いは、……あまり慣れていないが……」

レヴィさんは、少し不安そうな顔をする。

「私も……男の人はレヴィさんが初めてで……今、2回目です……」

フィリスは真っ直ぐにレヴィさんを見る。

 

 

……それを反対側オアシスの木の上で、てかてかハダカ族ハインツ君とてかてかハダカ族リア姉、そして、てかてかハダカ族ティアちゃんが覗き見ていた。

結構離れてるので、フィリスとレヴィは気づかない。

「へへ……俺もそんな感じでドキドキした事、あったよなぁ……」

ハダカ族ハインツ君は呟く。

「今は?」

そんなハダカ族ハインツ君に、ハダカ族リア姉とハダカ族ティアちゃんは、ジト目を向ける。

「まあ……今はスレちまったもんさ。それは姐さんもティアちゃんも、知る所だけどな」

ハダカ族ハインツ君は、覗き見る2人を眺める。

ハインツ君はもう、リア姉とティアちゃんをガンガンハジケさせた後で、もうキノコ猿的な位置付けを確立していたり。

「でも、ハインツ君のが、ティア的にはいいかも」

ハダカ族ティアちゃんも、覗き見る2人を眺める。

「そりゃ、ティアちゃんもスレちまってるから」

ハダカ族ハインツ君は、歯を見せる笑顔で言う。

「あの、私は……」

ハダカ族リア姉は聞いてみる。

「姐さんはホラ、ああゆうキャラじゃないから」

ハダカ族ハインツ君は、フィリスの方を指してそう答える。

 

 

「んっ……はんっ……あんっ……」

身体をまさぐられて、フィリスもレヴィさんの身体をまさぐる。

背中を撫でられて……

そして片足を持たれて、熱いキノコが入る。

「あうぅっ!……熱いです……レヴィさんの……」

フィリスはレヴィさんの身体にしがみつくようにして、上擦った声を上げる。

2人は身体を重ねて、少し動くとレヴィさんが呻く。

 

……そして2人は止まった。

そこにティベリウスの緑プニと、ティベリウスの青プニが寄って行く。

 

「……何だ?」

そこに気付くレヴィさんが尋ねる。

「フィリスから養分が出てないよ~」

ティベリウスの緑プニが言う。

「これで終わるなら、僕らがフィリスから養分を搾り取る事になるよ~」

ティベリウスの青プニが言う。

 

 

……

「物言い入ったな」

木の上のハダカ族、ハインツ君が言う。

「あれはダメでしょう。だって自分が出しただけだもん」

木の上のハダカ族その2、ティアちゃんも言う。

「……そ、そうなの?」

木の上のハダカ族その3、リア姉は戸惑う。

「まあ、アレは単にティベリウス的に、食事が足りない的な抗議だろうけど」

木の上のハダカ族、ハインツ君が言う。

「ハインツ君も、それであんなに激しいの?」

木の上のハダカ族その2、ティアちゃんが尋ねる。

「俺はアレ、スレてるから中々出ないだけ。もはやごめん的な腰使いかな」

木の上のハダカ族、ハインツ君は言う。

自分の村でも旅先でもモテるみたいで、泣かせた女の子の数を覚えてないそうだ。

……

 

 

「そうそう、もっとかき回して……優しくゆっくりだよ?」

ティベリウスの緑プニが言い、レヴィさんがフィリスのお股に指を入れて動かす。

「もうっ!……あううっ!あっ!ん~っ!」

フィリスは開かれた足を揺らし、身体をひくつかせながら、声を漏らす。

「キノコはまだだよ~……ここでフィリスをよく見て?わざとらしいくらいに匂いを嗅いで」

ティベリウスの青プニが言い、レヴィさんは顔を離し、ハジケ震えるフィリスを見る。

フィリスはそんなレヴィさんを見て、顔を真っ赤にして涙目を伏せる。

涙目から涙がこぼれてる。

 

「おっぱい行こう。おっぱいにキスをして、本当に優しく乳首を転がして……」

ティベリウスの緑プニが、フィリスのお尻に、うにょうにょを差し込み、緑プニの頭に右足を乗せる。

にゅるん、ちゅるん、……と、鮮やかスムーズにその態勢になった。

「はあうぅ……ひゃあんっ!……気持ち……いいの……」

フィリスは頑張ってそう伝える。

「何か言って!黙ってるのが長いよ!」

ティベリウスの青プニも、フィリスの左足の下に入り、左足を乗せる。

「フィリス……お前……こんなにも熱く扇情的な……」

レヴィさんも頑張って口にする。

完全に困った顔をしていたりする。

 

 

「そう!キノコをもっと奥へ、奥ストップして~」

「そこでぐりぐりする感じで!」

2人とダブルティベリウスの絡みは続く。

ハダカ族3人も、どうせ暇だし……

と、もう堂々と2人を眺める事にした。

「レヴィの旦那!本当に男になるには、今は出しちゃダメだ!」

「フィリスちゃん!エロ過ぎるわ~っ!」

「レヴィおじさん、頑張ってっ!」

盛大になる外野の声。

 

「誰がっ!おじさんだっ!」

レヴィさんのノリも、なんか良くなったりする。

「こんなのっ!……ひゃあんっ!!あんっ!!あうぅぅっ!!」

フィリスは強烈にハジケて、ぷしゅっ!ぷしゅっ!と吐き出しながら、ハジケ震えてびくんびくんする。

「レヴィおじさん、これは抜いて!フィリスが終わったっ!」

ハインツ君が言って、レヴィさんは離れる。

フィリスはヘンタイを突き抜けて、レヴィさんは我慢を突き抜けた。

「こういう時はお口に!お口に出してあげてっ!」

ティアちゃんに言われて、レヴィさんはフィリスの顔に向けてキノコ汁を発射する。

フィリスも口を開いた。

 

「お疲れ~レヴィおじさん、良かったよ~」

ティアちゃんが、フィリスを抱くレヴィさんにしがみつく。

「フィリスちゃんのハジケ抜き……いいものを見たわぁ……」

めちゃくちゃハジケたリア姉も、うっとりとフィリスの側に座る。

「おじさんは、やめろ……」

レヴィさんはそう言って力尽きる。

 

 

……24時間は終わり、インゴット完成!

5人で旅立つ事になったフィリスパーティー。

「まずは名物、ビーグラーとやらを食べる!」

麦わらフィリスは、ガッツポーズを取る。

「いいな~!俺もこの村に来たなら、ビーグラーを食べたいと思っていたんだよな!」

ハインツ君が賛成する。

「何それ?」

ティアちゃんは知らないみたいで、そう尋ねる。

「牛の肉をね、風車の挽いた粉を付けて、油で揚げたお料理みたいなんだよね。食べてみたいんだ~♪」

フィリスは答える。

「そんな美味しい話!ありなの!?」

めっちゃ食い付くティアちゃん。

「ありです!あるのです!」

そして5人はメッヘンの村を、ビーグラーのお店探しに……

まずは商人の人に聞いてみる。

 

「それなら、ローリングモーモーで出してるよ。行ってごらん。でもソースがどうの……って今は売って無かったかな……?」

商人のおじさんがそう話してくれた。

「ありがとうございます!行ってみよう!」

場所も、ディオンさんのアトリエのすぐ近くみたいだし、さっそく向かう5人。

「なんか、平和な旅パーティーだね~」

ティアちゃんは呑気に呟く。

「今はそうだな。だが、ゆくゆくは強い獣を相手にする予定だからな……退屈はしないだろう」

レヴィさんが不敵に笑う。

「え!?それマジ!?」

ティアちゃんは怯む。

「マジもマジよ!なんたらのなんたらの為に、強い獣を倒さないと、ってのがあるからな!」

ハインツ君もニカッと笑う。

「……何の為か分からないよそれじゃ……」

ティアちゃんは首を傾げる。

 

ともかく、ローリングモーモーへと行き、確かに今はビーグラー、やっていない事を確認する。

「どうすれば食べられますか!?」

フィリスが店主に尋ねる。

 

……材料調達の人が、風車の修理に回されてしまった事により、甘露の実と自然油が無いらしく、ビーグラーが作れない。

と、いう訳で、フィリスパーティーはメッヘン果樹園に行って甘露の実と、自然油の実を調達する事になった。

しかも、それでなんとタダで食べさせてくれるらしい!

 

「うひゃ~♪なんか、凄い美味しい話だね~♪」

フィリスもティアちゃんも足取り軽く、メッヘン果樹園へと向かう。

「まあ……俺もビーグラーは口にしてみたい、とは思っていたんだ……」

レヴィさんは呟く。

……まんざらでもないみたいで。

 

甘露の実の成る木……

甘露の実は高い所に成っている。

「ターロイセンさんの杖!行きます!」

ぽこっ!

うにの実、クルミを落とす名人、フィリスの杖が大木を叩く。

「おおっと!」

「へへ~♪」

「らっ!わっ!」

レヴィさんとハインツ君、ティアちゃんが落ちる実をキャッチする。

そして木を巡る。

簡単なお仕事だけど……

やたらと時間は掛かる。

木と木の間隔が遠すぎる……

 

「なるほど。ビーグラーが無料になる訳だな」

24時間くらい、果樹園で調達作業をして、ティベリウスワープでディオンのアトリエ側の焚き火へ。

お腹ぺこぺこでアトリエに帰る。

そんな、もうすぐ夕方の時間……

 

5人はティベリウスの中へと行く。

なんと!

ティベリウスの中もメッヘン村になっていて、ディオンさんの居ない、ディオンさんのアトリエとか、店主の居ないローリングモーモーなんかがある。

宿屋もある!

完全再現なんだけど、人は居ない。

「……こんな事があるのか……」

レヴィさんも呆然と立ち尽くす。

「やべえ!これ、久しぶりにベッドで寝れたりするんじゃないか!?」

ハインツ君も喜びのバク転を披露する。

 

腹ペコの5人がローリングモーモーに行くと、ティベリウスの緑プニが店主ポジションに居て、天井からカメスープがゆっくり降って来る。

それと、赤麦パン。

細長くて、硬いパン。

平べったい、ナッツ入りのパン。

「パン祭り?」

フィリスが尋ねる。

「結構麦が採れたからね。パンになるよね」

ティベリウスの緑プニ主人が言う。

ミルクの入ったグラスもやって来た。

 

食事を終えて、5人はローリングモーモーを出る。

 

ティベリウスのカメが、ローリングモーモーを出たら目の前、ディオンさんのアトリエの、黒板の所に陣取っている。

「レヴィの療養があって、取り残されてる人が居るとオアシス固定になったりするけど、誰も居なくなれば、基本的に現在地の通りの場所になるよ」

ティベリウスのカメがそう話す。

今回もLP50程度の回復なので、48時間くらい、ここで過ごす感じになるかな、と皆で相談する。

 

「まあ、ノンストップ24時間とか動いてるのに元気なのも、LPとやらのおかげなら、大事に過ごしておくかな……」

ハインツ君が呟く。

まったりのんびりな旅だけど、ティベリウス無しの旅も、やっぱり疲れと空腹との戦いが、メインになるのだと話す。

 

「それと~……」

ティベリウスがワンダーランド衣装と、リチュアルクレリック衣装の使い分けを提案する。

ワンダーランドの効果は、浸け置き時間が3時間減る。

リチュアルクレリックの効果は、熟練度が倍になる。

なので、浸け置き6時間の品目は、ワンダーランド衣装で調合するのが良い感じ。

長いものは、リチュアルクレリックが良い感じ。

だ、そうで。

「ん?そうなの?じゃあ、そうする」

フィリスは目を点にして頷く。

 

「そして、ワンダーランド高速調合!やります!」

フィリスは汎用触媒3時間を始める。

でも、浸け置き3時間。

フィリスはティベリウスの中への扉を開ける。

 

中というか、お外と変わらないので混乱する。

夜のメッヘン村。

「うひゃ~!」

ティアちゃんが橋から飛び降りた。

「ええ~!?何!?何してるの!?」

フィリスは慌てて橋から川を見る。

既にハダカ族ハインツ君が泳いでいて、そこにハダカ族ティアちゃんが加わった。

見ると、川の水で階段が出来ていて、水の階段を登ると、また橋の上に戻って来れるようになっている。

 

「うひゃ~♪」

ハダカ族フィリスも、川泳ぎに参戦する。

どぼ~ん!

「やべえ!最高だ!」

ハインツ君のテンションが高い。

ティアちゃんも、めっちゃばちゃばちゃしてるし。

 

……あっという間の3時間。

そして次の調合、麦粉3時間を始める。

「また泳がなきゃ!」

そして川へと駆け戻る。

 

 

「これ……めちゃくちゃ疲れる……」

ティベリウスのカメも移動して来た橋の上、ハダカ族ティアちゃんとハダカ族フィリスがへたばっていた。

「う~……身体が重いぃ……」

泳いでいた反対側を見ると、レヴィさんとリア姉が、川の上で寝ていた。

「あ!あたしも!」

ハダカ族ティアちゃんはくるっと回り、服状態になると、リア姉の所へと降りて行く。

 

そしてフィリスは、リチュアルクレリック衣装で、クロース18時間。

 

……それでもLPが回復しきれず、憧れの1品、つるはしの作成!24時間!

杖で岩を壊すという離れ業を使うフィリスである。

つるはしなんて使ったなら……

 

そしてまた川泳ぎへと戻る。

 

 

……つるはし完成を見て、LP100!

旅が始まる夕方……

「まずは!ローリングモーモーにおしりの実を!」

ティアちゃんが甘露の実を抱えて、叫ぶ。

ビーグラーの為に、お腹を減らしている5人。

「断食モードが長くて腹減った……早いトコ食わせてもらおうぜ……」

断食言い出しっぺのハインツ君が言う。

 

「おお!ご苦労様!どれ……新鮮な材料があるならば……最高のビーグラー、喰らわしてやるぞ!」

ローリングモーモー店主のおじさんが、年季の入った油鍋に火をかける。

 

カリッと揚がったギザギザのパン?

それに包まれた牛のお肉……

カリッ!ふわっ……じゅわっ!

「これは!最高に旨いな!店主!」

レヴィさんの人が変わった。

そして店主と熱い握手を交わす。

「痛い!あんたの籠手!握手するもんじゃないだろそれ!」

苦しむ店主。いい迷惑だ。

 

 

「美味しかったね~……」

ローリングモーモーを出た、満面の笑みのフィリスパーティー。

「すっごい美味しかった!フィリスちゃんに会えて良かったよぉ~♪」

ティアちゃんはそう言ってフィリスを捕まえる。

「そ、そこ!?でもいいや……楽しい美味しい、最高だもん!」

はしゃぐ2人。

そんなホクホクのフィリスパーティーだけど、なんか少し遠くに、ごついおじさんが頭を抱えているのが見えた。

 

「どうかしましたか?」

取り敢えず聞いてみるフィリス。

「おお……実は牛が逃げたんだ……」

おじさんはそう話す。

「お肉にされる予感でも、したのかしら?」

リア姉が呟く。

「姐さん……牛なんてそんなに賢くないぜ?ちょっと干し草の匂いがしたら、ホイホイ来るんだから」

ハインツ君がリア姉に言う。

「緑の新鮮な草よりも、干し草の方が好きなの?」

ティアちゃんは首を傾げて尋ねる。

「干し草ばっか食べてると、新鮮なのが欲しくなって、新鮮なのばっか食べてると、干し草が欲しくなるみたいなんだよ」

ハインツ君はそう話す。

 

「干し草があれば、逃げた牛も帰ってくるだろうか?」

ごつい体格のおじさんは、すがる目付きでハインツ君を見る。

「おうよ!逃げたばっかりならな。で、どこに誘き寄せればいいんだい?」

頼れる男ハインツ君は、おじさんに干し草を貰うと、場所も聞き出す。

そして干し草をレヴィさんに預けた。

「旦那、ちょっとコレ頼むよ。俺は道中に、もうひと味加えるモンを探すからさ」

そしてフィリスパーティーは、干し草を置く場所を目指す。

道中、ハインツ君はやたら鼻を頼りに花とか雑草を摘んで歩いた。

 

そして干し草を置くと、ハインツ君は花とか雑草をその干し草に乗せる。

「あとは……待ってみるか……」

フィリスパーティーは牛を待つ事に。

(羊さん……めっちゃ可愛い!)

ティアちゃんがこそこそと、まんまるの羊さんのもこもこに手を突っ込む。

まんまるの羊さんは、草をもしゃもしゃしてる。

(あああ……暖かい……羊さんの生命の波動を感じるよぉ……)

フィリスも、まんまるの羊さんの魅力に取りつかれた。

白い羊さん、黒い羊さん、白い羊さん……

 

「お?来たな……しっかし随分とまんまるな牛だな……」

逃げた牛はのそのそと帰って来て、干し草に頭を突っ込んだ。

「よ~し!フィリス!あれ?」

ハインツ君は辺りを見る。

まんまるの羊さんに、リア姉も手を突っ込んで癒されていた。

レヴィさんも、寝てる羊さんの隣に座っているし。

ティアちゃんとフィリスは、もはや虜になっている。

「まあ……のどかだなぁ……」

ハインツ君は、夜になってる空を見て、呟いた。

 

 

「なんかあっち!いい匂いがする!」

柵の端っこまで、まんまるの羊さんを追いかけたティアちゃんが、なんか言い出す。

「ふむ……」

レヴィさんもハインツ君もそちらへと引き寄せられて、フィリスパーティーは、南西へと行く。

 

小さな湖が見えて、そこで朝焼けが訪れた。

「さわやかな光!風!空!私の世界!」

フィリスが駆け出す。

「フィリスちゃん!湖に落ちたらタダじゃ済まないのよ!?」

リア姉が追いかける。

ティベリウスの世界だと、都合良くぷにぷに部分になったり水のままだったりするので、そこらへんがマヒする感じを、リア姉が敏感に察した。

 

そして中々に急勾配の登り坂が見える。

……あの坂の向こうには……

「行こう!」

目がキラキラさせながら、ティアちゃんが指差す。

「行こう!」

麦わらフィリスも立ち上がる。

「なんか、保護者も大変だよな……」

ハインツ君は苦笑いを浮かべて呟きながら、そんな2人を追いかける。

 

坂を登り切ったら、昼だった。

午前中一杯、ひたすら坂登りに費やした。

「来るんじゃなかった……」

レヴィさんに背中を押されながら、ティアちゃんは後悔していた。

そしてその先に進むと……

一角ウサギとナメルダケの楽園だった。

その真ん中には、可憐な花がひしめき合う、そんな花園があり、丸く柵で区切られていて、魔物は皆、外に居る。

そして一晩中、採取と戦闘になる。

綿ウサギ、一角ウサギ、ナメルダケ、青プニ、緑プニと魔物の楽園でもあった。

 

そこで夜を迎えて、フィリスパーティーは折角だから、と1本道を更に進む。

進んだ先は行き止まり……

焚き火跡と、その先に洞窟が口を開けていた。

 

 




ここには、ゲームには無い、勝手に付け加えた設定を書いておく所。

[ティベリウス]
フィリスを主とするマナの柱。魔法パワー不思議パワーの源。
[マナの柱]
この世界に点在する魔法パワー不思議パワーの源。かなり沢山の数が存在している。

[ティアナ]
ゲームではそんなに登場しない。だけど1番可愛いまである。

[ハダカの汁]
ティベリウスの栄養。排泄物とか髪の毛、爪、エロ汁など人間の体から出ていく不要な物。

[エロ汁]
エロい事をすると出る汁。

[ミストルートブランド]
エルトナという、辺境の村の服飾職人、ミストルートさんの手掛ける、様々な服。出回ってる数が少ないので、高価。なのに人気の衣装。

[エロエロ]
そりゃ~……も~……エロエロよぉ~……
[青プニスープ]
青プニベースの肉料理。ウサギ肉とお芋系材料も混ざっている。人が作る場合、美味しくなりようがない。

[キノコ猿]
キノコを振り回す猿的な人。キノコ捌きの達人。
[ハジケ抜き]
とんでもなくびくんびくんする感じ。頭真っ白になる。顔は真っ赤になる。
[5人]
ゲームでは、4人パーティー。

[ビーグラー]
メッヘン名物、牛カツ。

[ティベリウスワープ]
地域を跨いでは飛べない。なんか歩くよりも断然早く目的地へと行ける。
[まんまる羊さん]
ゲームでも登場する。まんまる!手を突っ込む事は出来ない。
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