入り口
1番目の部屋←→ティベリウスの中、コンテナ
↑
↓
2番目の部屋
↑
↓
3番目の部屋
乾いた平野帯
☆エルトナ
◯◯◯◯↖️
◯◯◯◯◯↘️
◯◯☆エルトナ付近の焚き火←←→☆
◯◯◯◯◯◯↖️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯☆オアシスの焚き火◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯◯◯↖️◯◯◯◯◯◯◯↗️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↘️◯◯◯◯◯↙️
◯◯◯◯◯◯◯◯☆三叉路の焚き火
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↖️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↙️↘️
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯☆看板の焚き火
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↑
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯↓
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ファーヴェ丘陵へ
ファーヴェ丘陵
☆乾いた平野帯
◯↖️
◯◯↘️
◯◯◯☆麦屋敷の焚き火
◯◯◯↑
◯◯◯↘️
◯◯◯◯☆ディオン側の焚き火
◯◯◯↙️↖️→☆メッヘン村←→☆商人側の焚き火
◯◯羊◯◯◯
◯↙️
湖◯
↓
→坂道→→花園→☆花園の焚き火→洞窟
☆
錬金術のアトリエF 8
メッヘン村、商人側の焚き火。
ここで調合が始まる!
まずはティベリウスの中……
フィリスはリチュアルクレリックに着替えようと、リゾートバケーションを脱ごうと手を掛ける。
「ちょ~っと、ちょ~っと待った!」
なんかティベリウスのカメに止められる。
「ん?何?」
フィリスは不思議そうな顔をする。
「ここはボクの中。くるっと回ってリチュアルクレリックにチェンジしてみよう!イメージして、くるっとしてくれたら、ボクの力で着替え完了するハズ!」
ティベリウスのカメはそう話す。
「よーし……」
フィリスはくるっと回る。
フィリスが強く光り、リチュアルクレリック衣装になった。
「おおおおお!」
バッチリとリチュアルクレリック衣装になれて、フィリスは驚く。
「成功だね!これからはそんな感じでやれるよ」
ともかく、リチュアルクレリックフィリスは、錬金釜へと向かう。
中和剤(緑)を仕込む。
浸け置きは6時間……
短めだけど、6時間って長い。
「おお~フィリス……お前、本当に錬金術士なんだなぁ……」
その姿を眺めていたハインツ君が、感心して見てた。
「あ!初めて見たっけ。調合してる時って退屈だと思うけど……」
フィリスはそう話す。
「まあ……バカンスだと思う事にするさ。レヴィの旦那の看病でもするかな~……」
ハインツ君はそう話して、フィリスと一緒にティベリウスの中へと入る。
4人で軽く食事をして、ゆっくり休む。
砂地も砂が付かないので、結構寝転がるのに便利だったりするし。
……次の調合、中和剤(黄)
これも6時間。
配置を決めてティベリウスの中へと入ると、ティベリウスのカメが目をキラキラさせている。
「ん?どうしたの?」
フィリスは尋ねる。
「知り合いが居る!ちょっとアトリエテントを地上に出して、おびき寄せてみるね!」
ティベリウスのカメは頭を上下にふんふんしながら、ハイテンションで話す。
「……師匠!?師匠でしょ!」
フィリスは言う。
「ソフィーじゃないね。ティアナって子なんだけど……」
ティベリウスはティアナについて説明する。
ソフィーとプラフタに連れられてる時、ティベリウスはとにかく栄養不足。
ソフィーは、ティベリウスの中に入れない。
プラフタは人形なので、栄養を獲得出来ない……
「ん?プラフタさんって……人形なの!?」
フィリスは驚く。
人間だとばかり思っていたけれど……
「そうだよ~」
ティベリウスのカメは、ゆっくりと頭を上下に揺らしながら答える。
ともかく、そんな栄養不足を救ってくれたのが、ティアナという女の子だった。
主の資質の無い女の子だから、ハダカの汁採取しても、95%の栄養は吸収出来ないのだけれど、5%吸収出来るので、非常に助かったし、2年も付き合ってくれたし。
つまりは、ティベリウスの命の恩人でもある。
そうして後、フィリスのハダカの汁採取した事で、ティアナで消化出来なかった95%も、ストックされてる分がガンガン吸収出来るようになって、見違える程に甦った訳だ……
と、いう話だった。
「2年!2年もティベリウスにエロエロされて、ヘンタイを突き抜けていたら……そりゃもうとんでもないヘンタイが誕生したんじゃない?」
フィリスはそう思ったまま、聞いてみる。
「そうだね~……朝に昼に晩に頑張ったりしてたよね~……ティアナが協力的だったのはありがたかったね~」
ティベリウスのカメは、しみじみと話す。
そして、そんな恩人が、おびき寄せられるのを待ってみる。
ティベリウスも、ティベリウスのゴーストに姿を変えた。
カチャ……
恐る恐る入って来る、短い金髪の女の子。
おびき寄せられて来た!
「久しぶり!ティアナ」
ティベリウスのゴーストはそう話す。
「うわぁ!やっぱりティベリウスだったんだ!久しぶり!あと、ティアちゃん、でしょ?」
ティアナはティベリウスのゴーストに抱きつく。
「あ、あの、初めまして……」
リチュアルクレリックフィリスが、丁寧に頭を下げる。
「ああ、ボクから紹介するね。ボクの主としてお世話になってる、フィリス・ミストルートって名前の子なんだ。ミストルートブランドの服職人の子なんだけど」
ティベリウスのゴーストは、そう話す。
「凄~い!」
ティアちゃんは目を輝かせる。
「いやいやいや、私はお洋服作ってないから……お父さんとお母さんが凄いから、それ私じゃないから」
フィリスは首を横にぶんぶんして、ティアちゃんから遠ざかる。
「ともかく、ゆっくりしてってよ。ボクも友達が沢山になってさ、ホクホクなんだよね」
ティベリウスのゴーストと共に、フィリスとティアちゃんはティベリウスの中に入る。
……さわやかな紫色の、朝焼けのオアシス。
「ほえ~……」
少し涼しい風が吹いて、ティアちゃんは感嘆の声を上げる。
「あの時はマナの柱の力も与えられなかったけれど、今はマナの柱の力も与えられるし、仲間と一緒に旅も出来るかもだから、ボクから紹介するね……」
ティベリウスはそう言ってオアシスの方を見ると……
レヴィさんは、相変わらず水に埋まって安静にしていて、ティベリウスのカメに寄りかかっていて……
そこから離れた所で、ハインツ君がリア姉とエロエロしてた。
「……まあ、ボクの栄養的に、本当にありがたいんだけどね」
ティアちゃんの感嘆の声は、どうやらこの2人が原因みたいで……
「まあ、大丈夫!ティアもホラ、ティベリウスに2年もしゃぶられてた訳だし!」
ティアちゃんは明るくそう話す。
「それから、男の子と仲良く出来た?」
ティベリウスのゴーストが尋ねる。
「それ!聞いてよティベリウス~!」
ティアちゃんは、ティベリウスのゴーストにしがみつく。
ティアちゃんの話によると、好きな男の子が居たのだけれど別れてしまって……
冒険者としても商人としてもパッとしない感じで、いつもお腹を減らして、さまよっていたのだとか。
「フィリス、ティアちゃんに食事を出して良い?」
ティベリウスのゴーストは尋ねる。
「もちろん!私も食べるし!」
フィリスはノリノリで、反対側オアシスへと行く。
「フィリスはさっき食べたばっかりだから、軽めにするね」
取り敢えず、ハインツ君とリア姉が見えない反対側オアシスで、ティベリウスのゴーストは、ティアちゃんに食事を出す。
「めっちゃ美味しい!ティベリウス凄い!」
ティアちゃんは涙目になって、青プニスープを食べる。
爽やかな甘さだけど、甘ったるいハズの青プニスープが、キッチリ抑えられていて、プニプニ部分もトロトロ感が美味しい!
……次の調合、汎用触媒6時間。
……更に次の調合、インゴット24時間!
インゴットを仕込み、フィリスはティベリウスの中へと入る。
……夕方のオアシス。
レヴィさんも回復していて、オアシスから離れて剣の特訓をしている。
ティベリウスのカメが、リチュアルクレリックフィリスに向けて、目を光らせる。
「さて、フィリス……ハダカの汁を頂こうか……」
ティベリウスのカメに言われて、フィリスは後ずさりする。
「え、えへへ……みんな居るから、やだな~……って……」
フィリスはそう話す。
「それ言うと、皆でここで過ごせないよ?是非ともレヴィのパワーアップも兼ねて……2人が絡んで欲しい的な……」
ティベリウスのカメは、なんか口を半開きにして、目をキランキランさせる。
「ちょっと!点滅してる!あははっ!はーっ!」
点滅して光ったティベリウスのカメの瞳に、フィリスは笑い転げる。
……なんで点滅するのっ!
「やる!やります!だからキランキランしないで!」
ひとしきり笑い転げた後で、フィリスはレヴィさんの元へと走る。
……剣の特訓をしているレヴィさんの近くで、リチュアルクレリック衣装のフィリスは、座って待つ。
「ふははっ!ははは~っ!これが!我が剣!」
凄い勢いで自分の世界の中に居る……
レヴィさんの体調は完全みたいで、体捌き、剣捌きは鮮やかそのものだった。
「……フィリス……いつから見ていた?」
フィリスがうとうとしてる所で、レヴィさんの自分の世界が終わったらしく、声を掛けられた。
「はっ!……いつからと言われると……今何時でしょう?」
「このような場所だからな……ただ、夕方だから、夕方的な時間だろう」
レヴィさんは赤くなった空を見る。
「えへへ……こんな場所なんですけど、ティベリウスにエロエロして来いって言われちゃいまして……」
フィリスはそう話す。
……ティベリウスにとって、フィリスのハダカの汁採取が必要な事……
レヴィさんのマナの柱の力が、まだ完全な物では無い事……
そしてインゴット調合で、24時間後の15時に出発……
そういう話をする。
「……他の2人の目が気になる所だが……」
レヴィさんはそう話す。
「それは私も……」
フィリスも俯く。
オアシスから外れた岩影で、2人は砂地に座る。
……沈黙して、お互いに空を見たり景色を見たり……
そしてレヴィさんは、金属の籠手を外す。
「あ!それはしなくてもいいみたいです!見てて下さい!」
フィリスは立ち上がる。
そしてくるっと回ると、ハダカ族になった。
「うわー!うわー!」
そして踞る。
「……ふっ!はははっ!」
レヴィさんも立ち上がる。
「さて……」
そしてくるっと回ると、レヴィさんもハダカ族になった。
……結構痩せてる。
「……フィリスの方から恥を忍んで来てくれて、俺が応えない訳にも行くまい。それに俺とて、憚らず本心を言えば……フィリス……お前ともっと契りを交わしたい」
レヴィさんはハダカ族のフィリスに歩み寄ると、抱き寄せる。
上を向いて、キスをして……
キスが離れる……
フィリスの潤んだ瞳と、レヴィさんの瞳が合う。
「……恥ずかしながら女の扱いは、……あまり慣れていないが……」
レヴィさんは、少し不安そうな顔をする。
「私も……男の人はレヴィさんが初めてで……今、2回目です……」
フィリスは真っ直ぐにレヴィさんを見る。
……それを反対側オアシスの木の上で、てかてかハダカ族ハインツ君とてかてかハダカ族リア姉、そして、てかてかハダカ族ティアちゃんが覗き見ていた。
結構離れてるので、フィリスとレヴィは気づかない。
「へへ……俺もそんな感じでドキドキした事、あったよなぁ……」
ハダカ族ハインツ君は呟く。
「今は?」
そんなハダカ族ハインツ君に、ハダカ族リア姉とハダカ族ティアちゃんは、ジト目を向ける。
「まあ……今はスレちまったもんさ。それは姐さんもティアちゃんも、知る所だけどな」
ハダカ族ハインツ君は、覗き見る2人を眺める。
ハインツ君はもう、リア姉とティアちゃんをガンガンハジケさせた後で、もうキノコ猿的な位置付けを確立していたり。
「でも、ハインツ君のが、ティア的にはいいかも」
ハダカ族ティアちゃんも、覗き見る2人を眺める。
「そりゃ、ティアちゃんもスレちまってるから」
ハダカ族ハインツ君は、歯を見せる笑顔で言う。
「あの、私は……」
ハダカ族リア姉は聞いてみる。
「姐さんはホラ、ああゆうキャラじゃないから」
ハダカ族ハインツ君は、フィリスの方を指してそう答える。
「んっ……はんっ……あんっ……」
身体をまさぐられて、フィリスもレヴィさんの身体をまさぐる。
背中を撫でられて……
そして片足を持たれて、熱いキノコが入る。
「あうぅっ!……熱いです……レヴィさんの……」
フィリスはレヴィさんの身体にしがみつくようにして、上擦った声を上げる。
2人は身体を重ねて、少し動くとレヴィさんが呻く。
……そして2人は止まった。
そこにティベリウスの緑プニと、ティベリウスの青プニが寄って行く。
「……何だ?」
そこに気付くレヴィさんが尋ねる。
「フィリスから養分が出てないよ~」
ティベリウスの緑プニが言う。
「これで終わるなら、僕らがフィリスから養分を搾り取る事になるよ~」
ティベリウスの青プニが言う。
……
「物言い入ったな」
木の上のハダカ族、ハインツ君が言う。
「あれはダメでしょう。だって自分が出しただけだもん」
木の上のハダカ族その2、ティアちゃんも言う。
「……そ、そうなの?」
木の上のハダカ族その3、リア姉は戸惑う。
「まあ、アレは単にティベリウス的に、食事が足りない的な抗議だろうけど」
木の上のハダカ族、ハインツ君が言う。
「ハインツ君も、それであんなに激しいの?」
木の上のハダカ族その2、ティアちゃんが尋ねる。
「俺はアレ、スレてるから中々出ないだけ。もはやごめん的な腰使いかな」
木の上のハダカ族、ハインツ君は言う。
自分の村でも旅先でもモテるみたいで、泣かせた女の子の数を覚えてないそうだ。
……
「そうそう、もっとかき回して……優しくゆっくりだよ?」
ティベリウスの緑プニが言い、レヴィさんがフィリスのお股に指を入れて動かす。
「もうっ!……あううっ!あっ!ん~っ!」
フィリスは開かれた足を揺らし、身体をひくつかせながら、声を漏らす。
「キノコはまだだよ~……ここでフィリスをよく見て?わざとらしいくらいに匂いを嗅いで」
ティベリウスの青プニが言い、レヴィさんは顔を離し、ハジケ震えるフィリスを見る。
フィリスはそんなレヴィさんを見て、顔を真っ赤にして涙目を伏せる。
涙目から涙がこぼれてる。
「おっぱい行こう。おっぱいにキスをして、本当に優しく乳首を転がして……」
ティベリウスの緑プニが、フィリスのお尻に、うにょうにょを差し込み、緑プニの頭に右足を乗せる。
にゅるん、ちゅるん、……と、鮮やかスムーズにその態勢になった。
「はあうぅ……ひゃあんっ!……気持ち……いいの……」
フィリスは頑張ってそう伝える。
「何か言って!黙ってるのが長いよ!」
ティベリウスの青プニも、フィリスの左足の下に入り、左足を乗せる。
「フィリス……お前……こんなにも熱く扇情的な……」
レヴィさんも頑張って口にする。
完全に困った顔をしていたりする。
「そう!キノコをもっと奥へ、奥ストップして~」
「そこでぐりぐりする感じで!」
2人とダブルティベリウスの絡みは続く。
ハダカ族3人も、どうせ暇だし……
と、もう堂々と2人を眺める事にした。
「レヴィの旦那!本当に男になるには、今は出しちゃダメだ!」
「フィリスちゃん!エロ過ぎるわ~っ!」
「レヴィおじさん、頑張ってっ!」
盛大になる外野の声。
「誰がっ!おじさんだっ!」
レヴィさんのノリも、なんか良くなったりする。
「こんなのっ!……ひゃあんっ!!あんっ!!あうぅぅっ!!」
フィリスは強烈にハジケて、ぷしゅっ!ぷしゅっ!と吐き出しながら、ハジケ震えてびくんびくんする。
「レヴィおじさん、これは抜いて!フィリスが終わったっ!」
ハインツ君が言って、レヴィさんは離れる。
フィリスはヘンタイを突き抜けて、レヴィさんは我慢を突き抜けた。
「こういう時はお口に!お口に出してあげてっ!」
ティアちゃんに言われて、レヴィさんはフィリスの顔に向けてキノコ汁を発射する。
フィリスも口を開いた。
「お疲れ~レヴィおじさん、良かったよ~」
ティアちゃんが、フィリスを抱くレヴィさんにしがみつく。
「フィリスちゃんのハジケ抜き……いいものを見たわぁ……」
めちゃくちゃハジケたリア姉も、うっとりとフィリスの側に座る。
「おじさんは、やめろ……」
レヴィさんはそう言って力尽きる。
……24時間は終わり、インゴット完成!
5人で旅立つ事になったフィリスパーティー。
「まずは名物、ビーグラーとやらを食べる!」
麦わらフィリスは、ガッツポーズを取る。
「いいな~!俺もこの村に来たなら、ビーグラーを食べたいと思っていたんだよな!」
ハインツ君が賛成する。
「何それ?」
ティアちゃんは知らないみたいで、そう尋ねる。
「牛の肉をね、風車の挽いた粉を付けて、油で揚げたお料理みたいなんだよね。食べてみたいんだ~♪」
フィリスは答える。
「そんな美味しい話!ありなの!?」
めっちゃ食い付くティアちゃん。
「ありです!あるのです!」
そして5人はメッヘンの村を、ビーグラーのお店探しに……
まずは商人の人に聞いてみる。
「それなら、ローリングモーモーで出してるよ。行ってごらん。でもソースがどうの……って今は売って無かったかな……?」
商人のおじさんがそう話してくれた。
「ありがとうございます!行ってみよう!」
場所も、ディオンさんのアトリエのすぐ近くみたいだし、さっそく向かう5人。
「なんか、平和な旅パーティーだね~」
ティアちゃんは呑気に呟く。
「今はそうだな。だが、ゆくゆくは強い獣を相手にする予定だからな……退屈はしないだろう」
レヴィさんが不敵に笑う。
「え!?それマジ!?」
ティアちゃんは怯む。
「マジもマジよ!なんたらのなんたらの為に、強い獣を倒さないと、ってのがあるからな!」
ハインツ君もニカッと笑う。
「……何の為か分からないよそれじゃ……」
ティアちゃんは首を傾げる。
ともかく、ローリングモーモーへと行き、確かに今はビーグラー、やっていない事を確認する。
「どうすれば食べられますか!?」
フィリスが店主に尋ねる。
……材料調達の人が、風車の修理に回されてしまった事により、甘露の実と自然油が無いらしく、ビーグラーが作れない。
と、いう訳で、フィリスパーティーはメッヘン果樹園に行って甘露の実と、自然油の実を調達する事になった。
しかも、それでなんとタダで食べさせてくれるらしい!
「うひゃ~♪なんか、凄い美味しい話だね~♪」
フィリスもティアちゃんも足取り軽く、メッヘン果樹園へと向かう。
「まあ……俺もビーグラーは口にしてみたい、とは思っていたんだ……」
レヴィさんは呟く。
……まんざらでもないみたいで。
甘露の実の成る木……
甘露の実は高い所に成っている。
「ターロイセンさんの杖!行きます!」
ぽこっ!
うにの実、クルミを落とす名人、フィリスの杖が大木を叩く。
「おおっと!」
「へへ~♪」
「らっ!わっ!」
レヴィさんとハインツ君、ティアちゃんが落ちる実をキャッチする。
そして木を巡る。
簡単なお仕事だけど……
やたらと時間は掛かる。
木と木の間隔が遠すぎる……
「なるほど。ビーグラーが無料になる訳だな」
24時間くらい、果樹園で調達作業をして、ティベリウスワープでディオンのアトリエ側の焚き火へ。
お腹ぺこぺこでアトリエに帰る。
そんな、もうすぐ夕方の時間……
5人はティベリウスの中へと行く。
なんと!
ティベリウスの中もメッヘン村になっていて、ディオンさんの居ない、ディオンさんのアトリエとか、店主の居ないローリングモーモーなんかがある。
宿屋もある!
完全再現なんだけど、人は居ない。
「……こんな事があるのか……」
レヴィさんも呆然と立ち尽くす。
「やべえ!これ、久しぶりにベッドで寝れたりするんじゃないか!?」
ハインツ君も喜びのバク転を披露する。
腹ペコの5人がローリングモーモーに行くと、ティベリウスの緑プニが店主ポジションに居て、天井からカメスープがゆっくり降って来る。
それと、赤麦パン。
細長くて、硬いパン。
平べったい、ナッツ入りのパン。
「パン祭り?」
フィリスが尋ねる。
「結構麦が採れたからね。パンになるよね」
ティベリウスの緑プニ主人が言う。
ミルクの入ったグラスもやって来た。
食事を終えて、5人はローリングモーモーを出る。
ティベリウスのカメが、ローリングモーモーを出たら目の前、ディオンさんのアトリエの、黒板の所に陣取っている。
「レヴィの療養があって、取り残されてる人が居るとオアシス固定になったりするけど、誰も居なくなれば、基本的に現在地の通りの場所になるよ」
ティベリウスのカメがそう話す。
今回もLP50程度の回復なので、48時間くらい、ここで過ごす感じになるかな、と皆で相談する。
「まあ、ノンストップ24時間とか動いてるのに元気なのも、LPとやらのおかげなら、大事に過ごしておくかな……」
ハインツ君が呟く。
まったりのんびりな旅だけど、ティベリウス無しの旅も、やっぱり疲れと空腹との戦いが、メインになるのだと話す。
「それと~……」
ティベリウスがワンダーランド衣装と、リチュアルクレリック衣装の使い分けを提案する。
ワンダーランドの効果は、浸け置き時間が3時間減る。
リチュアルクレリックの効果は、熟練度が倍になる。
なので、浸け置き6時間の品目は、ワンダーランド衣装で調合するのが良い感じ。
長いものは、リチュアルクレリックが良い感じ。
だ、そうで。
「ん?そうなの?じゃあ、そうする」
フィリスは目を点にして頷く。
「そして、ワンダーランド高速調合!やります!」
フィリスは汎用触媒3時間を始める。
でも、浸け置き3時間。
フィリスはティベリウスの中への扉を開ける。
中というか、お外と変わらないので混乱する。
夜のメッヘン村。
「うひゃ~!」
ティアちゃんが橋から飛び降りた。
「ええ~!?何!?何してるの!?」
フィリスは慌てて橋から川を見る。
既にハダカ族ハインツ君が泳いでいて、そこにハダカ族ティアちゃんが加わった。
見ると、川の水で階段が出来ていて、水の階段を登ると、また橋の上に戻って来れるようになっている。
「うひゃ~♪」
ハダカ族フィリスも、川泳ぎに参戦する。
どぼ~ん!
「やべえ!最高だ!」
ハインツ君のテンションが高い。
ティアちゃんも、めっちゃばちゃばちゃしてるし。
……あっという間の3時間。
そして次の調合、麦粉3時間を始める。
「また泳がなきゃ!」
そして川へと駆け戻る。
「これ……めちゃくちゃ疲れる……」
ティベリウスのカメも移動して来た橋の上、ハダカ族ティアちゃんとハダカ族フィリスがへたばっていた。
「う~……身体が重いぃ……」
泳いでいた反対側を見ると、レヴィさんとリア姉が、川の上で寝ていた。
「あ!あたしも!」
ハダカ族ティアちゃんはくるっと回り、服状態になると、リア姉の所へと降りて行く。
そしてフィリスは、リチュアルクレリック衣装で、クロース18時間。
……それでもLPが回復しきれず、憧れの1品、つるはしの作成!24時間!
杖で岩を壊すという離れ業を使うフィリスである。
つるはしなんて使ったなら……
そしてまた川泳ぎへと戻る。
……つるはし完成を見て、LP100!
旅が始まる夕方……
「まずは!ローリングモーモーにおしりの実を!」
ティアちゃんが甘露の実を抱えて、叫ぶ。
ビーグラーの為に、お腹を減らしている5人。
「断食モードが長くて腹減った……早いトコ食わせてもらおうぜ……」
断食言い出しっぺのハインツ君が言う。
「おお!ご苦労様!どれ……新鮮な材料があるならば……最高のビーグラー、喰らわしてやるぞ!」
ローリングモーモー店主のおじさんが、年季の入った油鍋に火をかける。
カリッと揚がったギザギザのパン?
それに包まれた牛のお肉……
カリッ!ふわっ……じゅわっ!
「これは!最高に旨いな!店主!」
レヴィさんの人が変わった。
そして店主と熱い握手を交わす。
「痛い!あんたの籠手!握手するもんじゃないだろそれ!」
苦しむ店主。いい迷惑だ。
「美味しかったね~……」
ローリングモーモーを出た、満面の笑みのフィリスパーティー。
「すっごい美味しかった!フィリスちゃんに会えて良かったよぉ~♪」
ティアちゃんはそう言ってフィリスを捕まえる。
「そ、そこ!?でもいいや……楽しい美味しい、最高だもん!」
はしゃぐ2人。
そんなホクホクのフィリスパーティーだけど、なんか少し遠くに、ごついおじさんが頭を抱えているのが見えた。
「どうかしましたか?」
取り敢えず聞いてみるフィリス。
「おお……実は牛が逃げたんだ……」
おじさんはそう話す。
「お肉にされる予感でも、したのかしら?」
リア姉が呟く。
「姐さん……牛なんてそんなに賢くないぜ?ちょっと干し草の匂いがしたら、ホイホイ来るんだから」
ハインツ君がリア姉に言う。
「緑の新鮮な草よりも、干し草の方が好きなの?」
ティアちゃんは首を傾げて尋ねる。
「干し草ばっか食べてると、新鮮なのが欲しくなって、新鮮なのばっか食べてると、干し草が欲しくなるみたいなんだよ」
ハインツ君はそう話す。
「干し草があれば、逃げた牛も帰ってくるだろうか?」
ごつい体格のおじさんは、すがる目付きでハインツ君を見る。
「おうよ!逃げたばっかりならな。で、どこに誘き寄せればいいんだい?」
頼れる男ハインツ君は、おじさんに干し草を貰うと、場所も聞き出す。
そして干し草をレヴィさんに預けた。
「旦那、ちょっとコレ頼むよ。俺は道中に、もうひと味加えるモンを探すからさ」
そしてフィリスパーティーは、干し草を置く場所を目指す。
道中、ハインツ君はやたら鼻を頼りに花とか雑草を摘んで歩いた。
そして干し草を置くと、ハインツ君は花とか雑草をその干し草に乗せる。
「あとは……待ってみるか……」
フィリスパーティーは牛を待つ事に。
(羊さん……めっちゃ可愛い!)
ティアちゃんがこそこそと、まんまるの羊さんのもこもこに手を突っ込む。
まんまるの羊さんは、草をもしゃもしゃしてる。
(あああ……暖かい……羊さんの生命の波動を感じるよぉ……)
フィリスも、まんまるの羊さんの魅力に取りつかれた。
白い羊さん、黒い羊さん、白い羊さん……
「お?来たな……しっかし随分とまんまるな牛だな……」
逃げた牛はのそのそと帰って来て、干し草に頭を突っ込んだ。
「よ~し!フィリス!あれ?」
ハインツ君は辺りを見る。
まんまるの羊さんに、リア姉も手を突っ込んで癒されていた。
レヴィさんも、寝てる羊さんの隣に座っているし。
ティアちゃんとフィリスは、もはや虜になっている。
「まあ……のどかだなぁ……」
ハインツ君は、夜になってる空を見て、呟いた。
「なんかあっち!いい匂いがする!」
柵の端っこまで、まんまるの羊さんを追いかけたティアちゃんが、なんか言い出す。
「ふむ……」
レヴィさんもハインツ君もそちらへと引き寄せられて、フィリスパーティーは、南西へと行く。
小さな湖が見えて、そこで朝焼けが訪れた。
「さわやかな光!風!空!私の世界!」
フィリスが駆け出す。
「フィリスちゃん!湖に落ちたらタダじゃ済まないのよ!?」
リア姉が追いかける。
ティベリウスの世界だと、都合良くぷにぷに部分になったり水のままだったりするので、そこらへんがマヒする感じを、リア姉が敏感に察した。
そして中々に急勾配の登り坂が見える。
……あの坂の向こうには……
「行こう!」
目がキラキラさせながら、ティアちゃんが指差す。
「行こう!」
麦わらフィリスも立ち上がる。
「なんか、保護者も大変だよな……」
ハインツ君は苦笑いを浮かべて呟きながら、そんな2人を追いかける。
坂を登り切ったら、昼だった。
午前中一杯、ひたすら坂登りに費やした。
「来るんじゃなかった……」
レヴィさんに背中を押されながら、ティアちゃんは後悔していた。
そしてその先に進むと……
一角ウサギとナメルダケの楽園だった。
その真ん中には、可憐な花がひしめき合う、そんな花園があり、丸く柵で区切られていて、魔物は皆、外に居る。
そして一晩中、採取と戦闘になる。
綿ウサギ、一角ウサギ、ナメルダケ、青プニ、緑プニと魔物の楽園でもあった。
そこで夜を迎えて、フィリスパーティーは折角だから、と1本道を更に進む。
進んだ先は行き止まり……
焚き火跡と、その先に洞窟が口を開けていた。
ここには、ゲームには無い、勝手に付け加えた設定を書いておく所。
[ティベリウス]
フィリスを主とするマナの柱。魔法パワー不思議パワーの源。
[マナの柱]
この世界に点在する魔法パワー不思議パワーの源。かなり沢山の数が存在している。
[ティアナ]
ゲームではそんなに登場しない。だけど1番可愛いまである。
[ハダカの汁]
ティベリウスの栄養。排泄物とか髪の毛、爪、エロ汁など人間の体から出ていく不要な物。
[エロ汁]
エロい事をすると出る汁。
[ミストルートブランド]
エルトナという、辺境の村の服飾職人、ミストルートさんの手掛ける、様々な服。出回ってる数が少ないので、高価。なのに人気の衣装。
[エロエロ]
そりゃ~……も~……エロエロよぉ~……
[青プニスープ]
青プニベースの肉料理。ウサギ肉とお芋系材料も混ざっている。人が作る場合、美味しくなりようがない。
[キノコ猿]
キノコを振り回す猿的な人。キノコ捌きの達人。
[ハジケ抜き]
とんでもなくびくんびくんする感じ。頭真っ白になる。顔は真っ赤になる。
[5人]
ゲームでは、4人パーティー。
[ビーグラー]
メッヘン名物、牛カツ。
[ティベリウスワープ]
地域を跨いでは飛べない。なんか歩くよりも断然早く目的地へと行ける。
[まんまる羊さん]
ゲームでも登場する。まんまる!手を突っ込む事は出来ない。