※この作品はR-18です。

闇のゲーム   作:ムマ・N

30 / 50
今回は短めです。
エロも少なめです。
でもそうしないと文字数がこの話だけ一万近くなる上に更新が伸びそうだったので……。
許して下さい。
アンケートについては後書きに。


理解と共感(十六夜アキ2)

「さぁおいで」

 

「私のモンスターに何をするつもり!?」

 

戸惑う黒薔薇の魔女の体を直也が抱き寄せる。

黒薔薇の魔女が自分が知るよりも遥かに人間的な反応をしたことにアキは多少戸惑うも、モンスターであっても幼い少女に手を出そうとしている直也を止めない理由はない。

 

「ちっちゃくて可愛いね。 可愛がってあげよう」

 

「ふあ♡」

 

直也が抱き上げると黒薔薇の魔女は足が届かなくなるほど小さい。

そしてアキには知りようがないが、直也の闇のゲーム上ではモンスターの攻守が落ちるほど快楽に弱くなるため、黒薔薇の魔女は抱き上げられる際に脇などに触れられただけで若干の快楽を感じていた。

 

「カードを1枚セットしてターンエンド」

 

「あっ、あぁ、ふあああ♡」

 

一応デュエル中であるため直也はターンを進行させてはいたが、その意識はほとんど腕の中で息を荒くする黒薔薇の魔女に向いている。

素早く黒薔薇の魔女のスカートの中に手を入れた直也は所有者の影響か穿いていた黒い紐パンを脱がしてしまい、その小さなオマンコに指を入れていた。

一本でキツキツなオマンコだが、直也の人差し指が中へと進む度に悦びの声と、嬉しそうな締め付けを返してくる。

そして、それはアキにも通じていた。

 

「ふあ♡ な、なん、で、今は何も、されてないのにぃぃ♡」

 

これもアキには分からないことだが黒薔薇の魔女の快楽が伝わり、誰にも触られたことのないオマンコの中を指でゆっくりと擦られる快楽を味わっていた。

さっきまでの快楽とは違い弱めのものだが、今までより直接的な快楽のためアキは戸惑っていた。

しかしアキに戸惑っている暇などない。

 

「──ああああああ♡♡♡」

 

「なか、そんなに、掻き、あああああああ♡♡♡」

 

黒薔薇の魔女は一本でもキツキツであったオマンコが限界まで広がるように指を2本入れられ、中を掻き出すように指で荒っぽい愛撫を受けていたが、キツくとも解された中は強い快楽を得ていた。

快楽に耐えられなかった黒薔薇の魔女は幼い声に似合わぬ淫靡な声を上げながら絶頂し、その快楽を受けたアキもまた絶頂してしまった。

それを見届けた直也が指を引き抜き、黒薔薇の魔女の口元に持っていく。

 

「ほらきみのいやらしい液で指が濡れちゃったじゃないか。 舐めなさい」

 

「……♡」

 

「っ……う♡」

 

指示をされた黒薔薇の魔女は少しだけ悩むように指とアキを交互に見ていたが、やがて小さく頷くと指を綺麗にするように舐め始めた。

アキはその姿を未来の自分を見ているような予感がし、恐怖と小さな興奮を感じていた。

 

「こ、れ以上、好きにはさせない! 私は墓地の【薔薇恋人】の効果で【ホワイトローズ・ドラゴン】を特殊召喚。 【薔薇恋人】の効果で特殊召喚されたカードは罠カードの効果を受けない。 だからこのカードはシンクロ素材に出来る!」

 

「…………」

 

「【バラガール】を召喚して、【ホワイトローズドラゴン】に【バラガール】をチューニング! 冷たい炎が世界の全てを包み込む。 漆黒の花よ、開け! シンクロ召喚! 現れよ、【ブラック・ローズ・ドラゴン】!」」

 

自らのシンクロ封じが突破されたにも関わらず、ニヤニヤとしたままの直也に少し警戒したアキだったが、止めるわけにはいかない。

自分のモンスターでもあり、幼い少女でもある黒薔薇の魔女をこれ以上汚されるのを見てはいられない。

だから早くデュエルを終わらせるべき。

そうアキは考えていた。

 

「バトル! 【ブラックローズドラゴン】で【オーケスティック】を攻撃!」

 

「っ……仕方……ない。 ガハッ!!」

 

「え!?」

 

直也の余裕に見て破壊を防がれる可能性を考えるも、オーケスティックはブラックローズドラゴンの攻撃で爆散した。

オーケスティックの破片が直也の方まで飛んでいくと、直也は軽く息を吐きながら抱いている黒薔薇の魔女を守るように背を向けた。

そしてその背中に次々と破片が襲いかかり突き刺さっていく。

 

そんな直也の行動にアキは驚愕していた。

直也のこれまでの行動を見ていると、黒薔薇の魔女で自らの体を守ってもおかしくはない。

だが、実際にやった行動はむしろ逆であった。

 

直也 LP3500 → LP3100

 

「なんで……」

 

「……この子はもう俺の物。 なら、無闇に俺の物を傷付けさせるわけないだろう? この子を傷付けて良いのは俺だけ……だ」

 

破片の衝撃で膝をついていた直也がゆっくりと立ち上がる。

未だに信じられないものを見たような様子のアキに対して振り返ると、狂人ならではの理論を語りながら黒薔薇の魔女を強く抱き締める。

黒薔薇の魔女もまた強めに抱き締められていることには少し苦しそうにはしているが、先ほどの快楽で堕いているのか、表情は少し嬉しそうにしていた。

 

「貴方は、もしかして……」

 

「ほらターンは終わってないぞ? まだ何かあるのか?」

 

「……ターンエンド」

 

アキに対する言葉。

これまでのデュエルのやり方。

そして先ほどの言葉。

それを聞き、アキは何となく直也という人間が分かってきていた。

それを問いかけたかったアキだったが、デュエル中であることを考え、デュエルを進めた。

 

「俺のターン。 ごめんな。 あとでまた召喚してやるからね。 俺は【黒薔薇の魔女】をリリースして、【エンド】を召喚。 このカードは墓地のサイキック族が3枚以上の時、1枚のリリースで召喚出来る」

 

「……ん♡」

 

エンド 星11 攻0

 

黒薔薇の魔女を振り向かせ、優しい声色で囁きかけながら口付けをすると、黒薔薇の魔女もまた嬉しそうに笑いながら直也に抱き着いた。

そしてリリースされることで消え、場には黒い球体が残っていた。

 

「星8以上のサイキック族が召喚された時、手札よりライフを500払って【反響装置】を特殊召喚。 【反響装置】に【エンド】をダークチューニング」

 

直也 LP3100 → LP2600

 

「ダークチューニング!」

 

「深き欲望の下に集いし闇の力よ、その邪眼を持って全ての欲を開放せよ! ダークシンクロ召喚! 色欲の化身【ハウリングラスト】!」

 

ハウリングラスト 星−10 攻3000

 

「な、なに……このモンスターは……!」

 

ブラックローズドラゴンよりも巨大な空中に浮かぶ黒い球体。

その圧は凄まじく、アキの体を先ほどまでの快楽とは違う痺れが襲い、ブラックローズドラゴンもまた警戒するように唸り声を上げている。

 

「出来れば使いたくなかったんだけどね……何より目立つ。 セキュリティやきみの仲間が駆けつけてくるのも時間の問題だ」

 

直也の言う通り黒い球体はでかい。

廃屋から出ていなかったら廃屋が潰れるレベルであったし、この大きさならば遠くから見ても分かるだろう。

しかもこの圧は見てなくとも感じるものがあるだろう。

 

「だが万が一にも負けたくなくてね。 だからこれで終わらせよう。 【ハウリングラスト】のダークシンクロ召喚が成功した時、お互いの場の魔法罠カードを全て破壊する」

 

「くっ……」

 

ハウリングラストから黒い触手が次々伸ばされ突き刺さり魔法罠カードを破壊していく。

アキがバトルに対応するための罠カードもこれで無意味になった。

無論直也のシンクロ召喚を無効にするためのカードも破壊されたが、直也は気にしてもいない。

 

「更に【ハウリングラスト】のモンスター効果発動。 手札を1枚捨て、相手のデッキの上から5枚墓地へ送る。 その中にモンスターカードが含まれていた場合、その数✕200、相手の場のモンスター全ての攻撃力をダウンさせる」

 

「くっ! 墓地に送られたのは……2枚……」

 

ハウリングラストの球体の中心にあった巨大な赤い瞳が開き、アキを見るとアキの体の自由が奪われ、アキはデッキを墓地に送った。

そしてブラックローズドラゴンの攻撃力がダウンし、この時点でアキの敗北が決まっていた。

だが敗北が決まってもアキは諦めていない。

いや敗北が決まったからこそ言わねばならないことがあった。

 

「……直也、貴方の愛は間違ってる! こんなやり方じゃ、最後まで直也の側には誰も居ない!」

 

「……」

 

アキがデュエルを通して分かった事。

それは直也がやっていることほど悪人ではなく、愛をきちんと持っているということだった。

だが直也は愛の表現が歪んでいる。

そうアキは感じていた。

 

「他人を支配しないと愛せない。 他人の意思が怖い、それは私にも分かる。 でも、力を振るってそれを遠ざければ直也はずっと一人よ!」

 

アキも一時はサイコデュエリストとしての力を憎みながらも振るい、楽しんでいた。

だから分かる。

直也は自らの歪んだ愛を受け入れさせるために力を振るっていることが。

 

「だから、私で終わりにして。 その力は、貴方を孤独にするだけだわ」

 

「……十六夜アキ」

 

アキは自らの身を委ねるように目を閉じて攻撃を待つ。

デュエルに勝つことは出来なかったが、きっと分かり合うことは出来たはずだと。

だが、アキは一つだけ分かっていなかった。

確かにデュエルを通して直也と分かり合えたことは出来た。

直也もまたアキが何を言いたいのかは理解出来たからだ。

だが、理解出来たとしてもそれを受け入れるかは、その人次第なのだ。

 

「それがどうした?」

 

だからこの言葉が出る。

 

「……え?」

 

「確かに俺の力は褒められたものじゃないな。 人を支配する力は、誰かにとって敬遠される力だ。 俺だって誰かがこの力を持っていたら排除するだろさ。 だが、それがどうした?」

 

直也とて理解はしている。

闇の力がもたらす結果を。

実際に不幸になった人も居ることを。

だが、そんなことは関係はない。

 

「一つ勘違いを訂正しておこう。 俺はこの力を望んで手に入れ、好きで振るっているんだ。 可愛い女の子に出会い、恋に落ち、デートなんかをして、お互いがもっと好きになる。 それを嫌うほど歪んではないけどね。 だが、俺がそれをするのはその子を俺の物にしてからだ。 俺は自分の物しか愛せないし、愛さない」

 

「……直也!」

 

狂人の言い分。

さっき黒薔薇の魔女を庇った時も言っていた。

直也の根底にある狂った愛。

それを理解したが、共感出来なかったアキはだから否定した。

だが、直也も否定する。

アキのいう普通の幸せを理解しているが、共感出来なかったために。

 

「バトル。 【ハウリングラスト】で【ブラックローズドラゴン】を攻撃」

 

「きゃああああ!! ……遊……星……」

 

アキ LP900 → LP0

 

ハウリングラストの眼から放たれる光線にブラックローズドラゴンが破壊され、その衝撃にアキも吹き飛ばされる。

倒れ、気を失う直前にアキは大好きだった男の名を呟いていた。

 

「まぁきみの言い分は考慮に入れておくよ」

 

倒れ、気を失ったアキに直也の言葉は届いていない。

それは分かっていたが、自分を理解しようとしたアキにせめてもの礼とばかりに語りかける。

 

「俺はいつもやり過ぎる。 今度気に入った子がいたら、そうだな。 一度は壊すかもしれないけど、その子が強ければ元に戻れるくらいには手加減を頑張ろう」

 

倒れてるアキを見た目よりも遥かに強い力で抱き上げる。

いつもならここですぐに罰ゲームを開始するが、罰ゲームが終わったら囲まれてましたでは笑えない。

故に直也は闇へと姿を消した。

目指すは闇の力で奪ったシティの高級民家。

そこなら邪魔は入らない。

直也が姿を消して数分後、セキュリティが辿り着いたが、そこには何の痕跡も残っていなかった。




アンケートの結果は以下の通りでした。

(121) 必要だからなるべくやれ
(56) 精霊界とかなら多少は欲しい
(32) オリキャラになるならいらねぇよ

今回なある程度否定派の方もいるみたいなので、今回試しに明確には喋らない方法をとってみました。
あとは今回も軽く直也について触れてますが、エロの邪魔だよおら!って方も居るかもしれませんのでまたアンケートします。
反応があると気合が入る欲しがりな初心者物書きなので、感想やアンケートの参加、お願いします!

どの編が一番好き?

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  • ARCーV編
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