「これが私達の絆を馬鹿にした痛みよ!」
煙が晴れても少年は立ち上がる様子はない。
先ほどの杏子と逆の状況ながらも痛みであるために少年の方が重症であろう。
許せない気持ちでやったことではあるし、また同じことがあれば怒りを感じるであろうが杏子は少しだけ心配になった。
「サレンダーして……」
「……永続………罠……発動……」
「これ以上は……え!?」
もしも闇のゲームでLPが0になったら死んでしまうかもしれない。
そう思った杏子はサレンダーを呼び掛けたが、次の瞬間驚愕した。
攻撃し元の場所に戻っていた二人のマジシャン・ガール達が突如空いた巨大な穴から生えた無数の触手に穴の中へと引き摺り込まれたのだ。
「ク……ククッ……信じてたよ……マジシャンガールデッキならきっと【マジシャンズ・サークル】を伏せてるってね……はぁ……だから伏せといたんだ。 永続罠【報復の淫虫穴】をね」
フードもボロボロになり、黒い髪ややはり杏子とそう変わらない年齢の素顔が見える中、少年もまたゆっくりと立ち上がった。
魔法弾を食らった際に破れたのかお腹の辺りに痛々しい火傷や顔のあちこちに擦り傷があるがその目はやはり変わっていなかった。
「あ……あ……」
「【報復の淫虫穴】は1ターンの間に3000以上のダメージを受けた時に発動出来る……はぁはぁ……そのターン攻撃したモンスターは……攻撃も出来ず、場を離れることも……出来なくなる」
執念。
常人には到底理解出来ない理由ではあるが少年は杏子の勇気を超えた執念を持っていた。
杏子はそんな執念を持つ少年を見て先ほどまであった勇気が壊れていくのを感じる。
「更にエンドフェイズごとに対象のモンスターの攻守を300下げる……さぁエンドしなよ」
「い、いや……」
勇気が壊れた以上、エンドすれば待ち受けていることは既に体験している。
無論まだマジシャンガール達はまだ攻守が残っている。
だからアップル・マジシャン・ガールの時のようにはならないだろうが、それでも杏子は恐怖していた。
だが闇のゲームは杏子に容赦なく。
闇のゲームの影響を受けていないにも関わらず動かない杏子にターンが終了したと判断され、勝手に少年の方にターンが移ったのだ。
そしてそれは起こった。
「んん、ふぁ……」
杏子がターンを進めない間もマジシャンガール達は触手による陵辱を受けていた。
ブラック・マジシャン・ガールもチョコ・マジシャン・ガールもその幼い顔付きには似合わない巨乳を魔法服の内側から強調するように縛られ、股の間には太い触手が前後するように動かされていた。
今まで杏子が気付かなかったのは流石にマジシャンガール達も媚薬もなしの陵辱では感じていなかっただけであり、ターン終了と共に分泌された媚薬が早速効果を与えていた。
だが、その快楽は杏子が恐怖していたアップル・マジシャン・ガールが受けた快楽ではなく、自らもオナニーで感じたことのある程度の快楽であったため余計に甘い声を出してしまった。
怪しい少年 LP200 手札2枚 場 永続罠2枚
杏子 LP3900 手札4枚 場 ブラック・マジシャン・ガール チョコ・マジシャン・ガール
「……ふぅ……ククッそうだ、それが見たいんだ……」
「なんふぁ……でぇ……こん、なことぉ……ぁぁ……」
息を整え自らのターンを始める少年を見て、杏子は甘い声混じりながらも、自らの体を押さえるようまた自らを抱き締めながら問いかけた。
確かに少年くらいの年頃がそういうものなのは杏子も仲間達を見ていて分かっている。
だが、流石に彼らがあれほどボロボロになってまでこういうことを求めるとは思えないのだ。
だがそれを問われた少年の表情は欲上したまま変わらない。
「理解は求めていないよ? 【淫虫の巣】の効果で【淫虫トークン】を産み出し、淫虫モンスターが一体以上居る時、手札より2体の【下級淫虫ボル】を特殊召喚」
「ひっ!」
下級淫虫ボル 星4 攻800 守800
新たに現れたモンスター。
それは杏子が快楽を忘れて怯えるのも無理はなかった。
今までのより更に虫としての見た目が強いモンスターである下級淫虫ボルはカラスほどの大きさを持つ蚊のようなモンスターだったのだ。
「そろそろ直接味合わせてあげるよ……バトル。 【下級淫虫ボル】は攻撃力を半分にすることによりダイレクトアタックが出来る。 さぁいけ!」
攻撃の合図と共に二匹の巨大な蚊が杏子目掛けて飛んでくる。
杏子自身も逃げようとしたが、あくまでデュエルのルールにのっとる闇のゲームにより逃げることは叶わず、背後に一匹、正面に一匹取り付かれてしまった。
「や、やだぁ!? 離して! 離してぇ!」
杏子は巨大な蚊に刺される恐怖から暴れるも全く蚊は離さない。
攻撃力が400になっていようが、人間が勝てる相手ではないのだ。
そして遂に巨大な針が杏子の尻と胸に刺されるもそれは杏子が想像したものではなかった。
「え……痛く……ない?」
痛みがない。
いやむしろ刺されたかどうかすら杏子には分からなかった。
確かに刺さっているのに何も感じないのだ。
しかも服を破くことなく、直接肉体に刺さっているのだから余計にそう感じるのも無理はない。
杏子は暫しマジシャンガール達から伝わる弱めの快楽も忘れ、唖然としていた。
蚊といえばと言われる血を吸われている感覚すらない。
だが、それは突然訪れた。
「ひっ……あ、あぁぁぁ!! な、なに! なに! なぁァァァッッ!!」
刺された部分が熱い。
先ほどのアップル・マジシャン・ガールの熱ほどではないが、あれはあくまでアップル・マジシャン・ガールの感覚が伝わったもの。
杏子自身が受けた時の感覚はそれとは違う衝撃であった。
杏子 LP3900 → LP3100
既に杏子自身自らの力で立てるような状況ではないが、攻撃が終わっているにも関わらず蚊は離すことなく杏子の体を無理矢理立たせたままであった。
そうまだ少年は攻めは終わってないのだ。
「2体以上の淫虫モンスターがダイレクトアタックに成功した時、デッキより【司令淫虫ボボルル】を守備表示で特殊召喚」
司令淫虫ボボルル 星6 攻0 守2300
杏子が体に加わる熱に悶える中、フィールドには下級淫虫ボルを更に巨大化させ、お腹の部分を肥大化させたモンスターが現れていた。
肥大化した腹部のせいで飛べないのか、地面に座り込んだ守備表示であったが、その能力は更に杏子を苦しめることとなる。
「【司令淫虫ボボルル】の特殊召喚に成功した時、星4以下の淫虫モンスターを再度攻撃可能にする」
「え……?や、やだ……やだぁ……」
続く言葉に未だに熱さの治まらない杏子は涙を流して首を横に振った。
一度刺されただけであの感覚である。
再度刺されればどれほどの快楽が自らを襲うか杏子には分からなかった。
だが無慈悲にも二匹の蚊は一旦口の針を引き抜くと再度狙いを定める。
「……2体の【下級淫虫ボル】でダイレクトアタック」
「やだ、やだ、や……ひぎぃ!〜〜〜ァァァァァ!! ィギュゥゥゥゥゥ!!!」
少年の無慈悲な攻撃宣言。
その攻撃は的確に杏子の乳首とクリトリスを捉えていた。
襲いくる衝撃に怯え首を何度も振るっていた杏子であったが、不意にきた弾けるような熱に背中を反らして絶頂した。
(熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!壊れる壊れる私の体壊れる!)
杏子は刺された乳首とクリトリスが針を動かされていないにも関わらず強く振動するような感覚に襲われていた。
声にならない叫びを上げながら杏子は何度も痙攣し、ショートパンツのシミはどこまでも広がっていく。
蚊達は攻撃が終わると杏子を解放し、フィールドに戻っていったが、アップル・マジシャン・ガールが呑まれた時と違い今度の快楽の終わりはない。
そう、あの蚊達はその針からモンスターを狂わす媚薬を直接杏子の肉体に注射したのだ。
故にいくら再度仰向けに倒れ悶えていても快楽は終わらない。
むしろ服や地面に体が擦れ、さらなる快楽が杏子の体を襲うだけである。
杏子 LP3100 → LP2300
「【司令淫虫ボボルル】が場に居る時、淫虫モンスターは攻撃終了時に守備表示になる。 ターンエンド時に【報復の淫虫穴】の効果で相手のモンスターの攻守を300ダウンさせる」
「ッァァァ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
更に場のモンスターの攻守、この闇のゲーム状では快楽への耐性を落とされたことにより、再度杏子の体が跳ねた。
そう、杏子への快楽地獄はまだまだ終わらないのだ。
次の話くらいでとりあえず一旦終了予定。
ただまだ書けてないので、増える……かも?
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