ちなみにリクエストなどは活動報告で受け付けてます!
「いやぁ、第二種目も激戦でしたね! キルカ先生!」
「セルゥさん、まさかの番狂わせでしたね。濃厚な味わいの精液でしたが、まさか卵子の機能も持ち合わせる精子とは」
「そういえば味見してましたね」
そんな会話が実況席で交わされる中、会場では掃除と着床済み受精卵を山盛り抱えたイゥアとセルゥの簡易的な健康診断が行われていく。
その後に新たに運び込まれてきたセットは、一見すれば苗床にはあまり関係がなさそうなものだった。
「おっとキルカ先生、あれは調理台でしょうか?」
「プルナさんからのお題は料理……という事でしょうかね」
「しかし、この迷宮にいると『植物性の媚毒、動物性の媚毒、これで栄養バランスバッチリ!』みたいになりますよね」
「私も『今日はルウシャさんの母乳飲んだからいっか』みたいになっちゃってますね。料理自体は好きですし、錬金術師の端くれなので調合も得意なのですが……研究時間を少しでも取ろうとすると……」
「あー……研究者らしい」
「ははは。……でもまぁ、皆さん思い思いに調理自体はされているのでは? 料亭もわずかながら居住区に存在しますし、軽食系なら出店が良く出ていますからね」
「確かに。最近女性に人気の『
「女性人気だと夢魔睡蓮の蜜で味付けした双角馬の精液とかも人気ですよね」
「アレ美味しいんですかね……」
「美味しいですよ? セプゥキさんも今度試されては」
「私は遠慮しておきます。……さて、セットの準備も終わったようですので、プルナさんからお題の方をお願いします!!!!」
「おばあちゃんに随分他人行儀だなぁセプゥキ。あと馬の精液ドリンクは美味いぞ」
「私は遠慮しておきます! お題は!?」
「お題は『家庭料理』だ。……志願苗床とは、精鋭苗床の見習い、迷宮幹部への登竜門であると同時に、迷宮核の乳母役見習いでもある。なら手料理ぐらいは作れなきゃダメだろ?」
「なるほど。確かに業務に関わる内容ですね!」
「ちなみに純粋な疑問ではあるんですが、審査はどうするんですか?」
「ん? アバドン様が食べて1番気に入った奴が勝利だな」
「それはわかりやすい! 皆さんの調理スキルによっては総合優勝を逃してもお抱えのチャンスがあるかもしれませんね!」
「確かに。これは頑張り甲斐のある勝負になりそうですね」
「ええ、間違いなく! さて、では第3種目、スタートです!」
そんな実況の掛け声で開始された第3種目。特に制限時間もなく、食材の制限もない。だが審査員と書かれたプレートが立てられたテーブルにちょこんと座っている4人のアバドン端末を前に、悠長にしていられるものは居ない。
そもそも家庭料理なのだから、下拵え込みでも
そう判断してか、テキパキと調理に取り掛かる面々。
————そんな中、セルゥは頭を悩ませていた。
「料理、料理かぁ……」
そう、セルゥは、料理が出来ないのである。正確には、出来る出来ないは未知数だ。やってみたら意外と出来るかも知れないが、やったことがない。
何故なら、彼は繁殖教団だからだ。……教団の人間は生まれてから死ぬまでセックス、セックス、そしてセックス。喉が乾いたらその辺のチンポやマンコ、或いはおっぱいにしゃぶりつき、ザーメンやら母乳やらマン汁やらで飢えと乾きを満たす。それ以外なら、淫気によって自然発生する魔淫蟲をケツ穴に入れて直腸栄養などだろうか。
料理文化、なんてものは絶滅しているのである。最高権力者の『繁殖者サルマキス』も『ご馳走』は食べているが、それは専属ザーメンタンク美少年の生搾り精液や、専属ミルクタンク美少女の生搾り母乳の事を指す。
美味しいものといえば、精液か母乳かマン汁。そんな世界で生きてきたセルゥは、業深迷宮に来てからも似たような生活をしてきた。
「迷宮の皆、『オチンポしゃぶらせて下さい』とか『おまんこしゃぶらせて下さい』とか言っても普通に受け入れてくれたからなぁ……。皆の優しさに甘えたツケが……」
包丁の握り方もさっぱりわからない、20歳雌男子セルゥ。そんな彼は、どうにか迷宮に来てから食べた料理を思い出すことで、再現を試みる事にした。
……そう、迷宮に来てからは、屋台で買い食いをしたこと自体は普通にある。美味しいと思ったものを思い出して、ついでに屋台の風景も思い出せば、料理方法がわかるかもしれない。
そんな思考を選択したあたり、無自覚だがセルゥにはメシマズの才能は無いらしい。お手本を求めるのなら、今はともかくいずれは料理上手になれるだろう。
「えーっと、美味しかったもの、美味しかったもの……子供も喜びそうな奴……作れる奴……アレなら……」
そんな事を呟きながら、セルゥは調理台セットに備え付けられた食料品の棚を物色する。
この棚は、魔術的に内部空間が拡張され、鮮度保存の為に時間を停滞させている高級品。迷宮内で手に入る食材は大抵用意されている。
故にセルゥが求める屋台料理の材料も、比較的容易に見つかった。
取り出したのは、性豪鼠娘の乳から作ったバター、蓮根由来の片栗粉、岩塩、蒸留酒、そしていくつかのスパイス。至ってシンプルな材料だ。
だが、次にセルゥが取り出した、というか召喚魔術で呼び出したのは、彼が愛用しているペットの『
身長60指ほどの、少年の姿をした尻尾のある妖精……に擬態した蟲である。尻の穴に見える方が口で、口に見えるのは産卵孔。口でチンポを咥え込んで、絞った精液を卵鞘に詰め込んで産み落とすという独特の生態を持つ魔物だ。
そんな搾孔妖精蟲の尻穴っぽい口元に、セルゥが自身の巨大なペニスをあてがうと、搾孔妖精蟲は自身より巨大なそれを貪欲に咥え込んでいく。
可愛らしい少年の腹部が、巨大なペニスの形に盛り上がり、人間ではありえない『チンポボテ腹』となっている様は酷く卑猥。
そしてその内部では無数の肉イボと触手が蠕き、セルゥのチンポを強烈に刺激する。
そればかりか、自身の腹を押し上げてくっきりと形を浮かび上がらせている亀頭を、両手の様な後脚で抱えて扱くことすらしてみせるのだから、たまらない。
触手と肉イボ、そして両手によって刺激されるチンポ、そして搾孔妖精蟲の尻尾はアナルを貫いて前立腺をほじり、両足に見える腕部は金玉を踏みしだく。
そんな責めにたまらず射精したセルゥの精液を、搾孔妖精蟲は速やかに卵鞘として排出する。
ピンクの卵鞘は卵入りだが、白い卵鞘は卵無しの精液袋。セルゥが今回料理に使おうとしているのは、この白い卵鞘の方である。
作ろうとしているのは業深迷宮では比較的子供人気も高い、『搾孔淫蟲の卵鞘揚げ焼き』、通称『白露揚げ』。
味わいとしては金玉、つまり白子に近い。
そしてこの料理、屋台では注文を受けてから調理し、出来立てを売るという販売スタイルである。そのおかげで、セルゥは作り方を何度も見ており、失敗の可能性は一番低いだろう。
まず、卵鞘に塩を振って、滲み出た水気を布巾で取り、酒の中に漬け込む。その間にフライパンでバターをたっぷり溶かし、乾燥ニンニクを少々加えて香を移す。
バターとニンニクの良い匂いが漂い食欲を唆ると同時に、性豪鼠娘の媚毒をたっぷりと含んだその匂いに、セルゥのチンポはガチガチに勃起してしまう。
だが、食事にザーメンをぶっ掛けて台無しになる心配はない。今は搾孔妖精蟲をチンポケースにしているからだ。
屋台でも同様に店主は搾孔淫蟲をチンポケースとしており、売り物の卵鞘は鮮度抜群絞りたて精液である。……そういう仕組みなので、店長の顔がいいとか色気があるとかが売り上げを左右するのだ。
ちなみに、迷宮で一番人気を争う白露揚げ屋台は筋肉ムキムキナイスガイが営む『白熊屋』、可憐な美少年が営む『天使の雫』、ふたなり爆根爆玉爆乳ロリおばさんの営む『ママミルク堂』の三竦みである。
閑話休題。
さて、調理の続きだが、酒に漬けた卵鞘を取り出し、岩塩と片栗粉、砕いたハーブ——記憶を頼りに調理しているセルゥは形しか知らないが、胡椒、タイム、オレガノ、ローズマリー 、バジル——をまぶす。
あとはバターに投入してこんがり狐色になるまで揚げ焼きすれば完成のお手軽料理だ。
セルゥは1つ味見して、知っている味に近い事を確認したのち、これを完成という事にした。
だが、同時に食事がこれだけというのもアレな気がする。オヤツには良いのだが、もう一品欲しい。
だが他に作れそうな料理といえば……。
「屋台で食べた奴……野菜とかそういうの……うーん。フルーツの飲むやつあったよね、スムージーだったっけ」
確かそうだったはず。そんな記憶を元に、セルゥは再び再現を試みる。
アレも店頭製作系の売り物で、作るところを見た事はあるが……。
「凍らせたフルーツ、母乳、あと氷と夢魔睡蓮の蜜だっけ。確か……この黄色いのとかオレンジのとか美味しかったはず。確か」
そういうセルゥが材料庫から取り出したのは、バナナとマンゴー。暖かい迷宮の気候を生かしてバビロンが栽培しているトロピカルフルーツの代表格である。
これを魔術的に凍らせて、そのまま空中で材料を粉砕混合するのが迷宮流のスムージー屋。混合の際の見せ技なども見所ではあるが、セルゥはその辺は詳しくないので、指定範囲内に剪断力をランダム方向に連続発生させる『斬るゾーンver.2』と空中浮遊の魔術『昇降さん4』の併用で普通に空中粉砕するにとどめている。
原料の母乳はもちろん自分のパフィーニップルおっぱいから。味には毎日気をつけているので今日も美味しいのはチェック済みだ。
美味しい母乳は健康な肉体から。精液もまたしかり。
そんな健康第一なセルゥの母乳と精液を使った2品が、彼が提出した料理となる。
それは奇しくも、他の三人とほぼ同時での提出であった。