※この作品はR-18です。

業深迷宮日誌   作:黒山羊

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セックスは宇宙。


第四種目『イゥアVSアバドン ミクロコスモス的淫ら子袋』

 この大会のトリを務める事となった、第四種目最後の獲物、もといアバドンの相手イゥアにとって、他3人との交尾を待つ時間はなかなかじれったいものだった。

 

 焦らしに焦らされながらも、自分の番を待つこと計3回分。出来上がりまくったその肉体では、搭載された130の子宮が疼きに疼き、甘い蜜を漏らして限界を迎えつつあった。

 

「はーッ♡ はーッ♡♡♡」

 

 溢れる吐息、滴る汗、精気の漲りによって8対16の爆乳を持つその異形の肉体からはメスのフェロモンに満ち満ちた湯気が立ち昇り、彼女の身体を覆う鎧縛嬌触装甲の隙間から白く立ち昇るそれがなんとも言えぬ淫臭を周囲に漂わせていた。

 

 無論、その完熟し甘く蕩ける肉体を、彼女と共生する鎧縛嬌触装甲が放っておく筈はない。

 

 130の子宮に至る膣には怒張を模した鎧縛嬌触装甲の触手が挿入されて抽送を行い、16の乳首には透明な茶碗の様な吸引器触手が装着されて乳を搾る。

 

 自らの生殺与奪を握る鎧縛嬌触装甲にイゥアが抗うことは難しいが、そもそも彼女に抗う意思はない。

 

 アバドンが来るまで悶々と過ごして待つよりは、全身を犯される快感に溺れた方が気が楽だ。

 

 鎧縛嬌触装甲の責めは淫系統魔物としては穏やかなもので、気が狂うような快楽では無いというのも大きいだろう。もちろん、気が狂わないだけで相当な快感ではあるのだが、意識を保ちながら楽しめる範囲である。

 

 そんな鎧縛嬌触装甲との行為によって、イゥアはじっくりとその身体を仕上げられ、アバドンがやって来た時には、情慾の炎でトロトロに煮込まれた絶品女体へと仕上がっていた。

 

「うわぁ、イゥアちゃん、美味しそうな事になってるね?」

 

 そう声を掛けたアバドンにイゥアより先に鎧縛嬌触装甲が反応し、イゥアの各所から触手を引き抜くと同時に、前部の装甲を取り払って鎧縛嬌触装甲自身が背面へと回ることで、イゥアの生身をアバドンに向けて晒すナイスアシストを発揮した。

 

 据え膳食わぬは恥というか、もはや『あーん』レベルの状況に、アバドンも火照ったイゥアの胸をむんずと掴む事で応じ、イゥアはひんやりとしたアバドンの手の感触に嬌声を上げる。

 

「っぁ♡ んぅ♡」

「イゥアちゃんのおっぱいフワトロで気持ちいい♡ ……なるほど、脂肪の下に母乳のタンクがあるんだ。それでこんなに柔らかいんだね」

 

 触れればピトリと吸い付くもち肌と、とろけるような柔らかさ。少しでも手先に力を籠めれば面白いように形を変えるその乳房は、性的興奮を抜きにしてもずっと触っていたくなる極上の肉袋だ。

 

 その先端、ピンと勃って存在を主張する乳首は母乳を噴き上げ、それを取り囲む乳輪と素肌の境目に開口している改造子宮はしっとりと愛液に濡れている。

 

 だが、その香りは少なくとも人間の愛液とは異なるものだ。甘く香り、生臭さも無いそれは、恐らくは肉体改造によって搭載されたなんらかの器官によるものだろう。

 

 興味を覚えたアバドンが解析してみれば、イゥアの体内には根のように微細な鎧縛嬌触装甲の触手が張り巡らされており、それらが生み出す媚毒ローションとでもいうべき粘液が、人工膣の潤滑剤として採用されているらしい。

 

 だがその媚毒は当然ながら真っ先に宿主であるイゥアを襲う。アバドンが検分のために乳輪を撫でてやっただけでも媚毒が胸に染み込み始め、性感が高められるのだ。

 

「自滅してるような気もするけど、これは多分仕様だよね。おっぱい弄られたら発情するようにしてるわけだし」

 

 加えて、どうもイゥアの人工女性器を使った者は拘りのあるタイプらしく、控えめながらクリトリスに似た器官も据え付けられている。

 

 戯れに撫でてやれば、イゥアは身をくねらせて悶え、確かに快楽器官としてその擬似陰核が機能していることを知らせてきた。乳房の外観を優先してか陰唇は無いスリット状のマンコだが、出来は中々の物らしい。

 

 では中の造形はどうか? それを探るべく、アバドンはイゥアの乳房に顔を寄せて、その乳マンコの一つに口付けた。

 

 ズルリ、と肉体変形で伸ばした舌を滑り込ませ、膣肉の触感を確かめてみれば、ザラザラとした粒状の肉襞が幾重にも重なる、中々の名器。『子宮内空間拡張』の技能効果か膣は随分長く、締まりが良いものの、指を差し込み押し広げてみれば、驚く程よく開く。

 

 それなら中に入ってみようか? と一瞬考えるアバドンだが、体内探検は先程セルゥを相手に堪能したばかり。それよりは外側からイゥアの体を楽しむ方が良いだろうと判断して、端末を生み出してイゥアに群がらせ、自身もイゥア自身の本来の女性器に手を出した。

 

 手入れがよくされているプリプリピンクの女性器は、手マンして良し、クンニして良しの極上の媚肉。撫でても舐めても舌を挿れても面白いように良がるのだから、堪らない。

 

 女を感じさせれ身悶えさせる征服感は、オスとしての本能的な欲求を満たしてくれる。

 

 そんな極上マンコを本体が堪能している一方でけしかけられた端末達は子宮脱馬並みチンポと両腕を駆使してイゥアの胸を思い思いに犯しはじめている。

 

 チンポハメと手マンの刺激で快感と共に乳腺が刺激されたイゥアは、「きゃぅぅうッ♡♡♡」と雌犬のような嬌声を上げて母乳を噴き散らし、群がるアバドン達を濡らしながら、雌の快楽を文字通り全身で味わって、舌を突き出して恍惚に浸る。

 

 その口元に、アバドン端末が唇を寄せれば夢中で口付けてくるあたり、イゥアもかなり楽しんでは居るのだろう。言葉よりも態度で雄弁に語るスタイルは迷宮の女の子らしい積極性だ。

 

「はむッ♡ んっ、ちゅ、ちゅぱ、あむっ、じゅるるっ♡ ぷはっ! ……んふ、イゥアちゃん情熱的ぃ♡♡♡」

 

 蛞蝓の交尾のように絡み合う舌。肉棒に吸い付く膣肉。飛び散る汗と母乳と愛液。

 

 互いの柔肉を貪りあうアバドンとイゥアは、相互にエネルギーを循環増幅させる、ある種の永久機関と化している。

 

 130の子宮目掛けて挿入される130の子宮脱。精液代わりの卵子汁を種付けされる快感に蕩けるイゥアは、全身のマンコを力強く収縮させ、愛すべき支配者の肉棒を喜ばせようとその膣肉の襞で持て成した。

 

 アバドンの卵子という強靭な配偶子は、イゥアの卵子に結合して卵子同士の受精卵を生み出す事すら可能とする。

 

 だが、イゥアの胎内には既に無数の赤児が宿っており、それらが即座に産まれる事はない。着床した順を考えれば、産まれるのはかなり後の事となるだろう。

 

 その時を待つ、という選択をとった受精卵も僅かにあったが、魔王の胤の多くはその道を選ばなかった。

 

 着床した地点から、根を張るように受精卵由来の細胞がイゥアの身体に食い込んでいく。130の子宮から開始されたその侵食の波は、1050の卵巣を凌辱しし、16の乳房から全身へと広がって行く。

 

 それはまるで、血管やリンパのような、網目となって連結し、イゥアの身体の中で、活動を開始する。迷宮と人がまぐわい産まれた子は、迷宮の魔人に他ならない。だが、産まれる前に動き始めたそれらは魔物としての側面が強い存在だ。

 

 言うなれば、人体の内部に構築された極小の迷宮。イゥアの精気を吸い上げて駆動する小さな業深迷宮である。そして、肉体を迷宮に侵食された少女の中で、それは起こった。

 

 胎内迷宮はあろうことか、その内部に業深迷宮の魔物を召喚したのである。迷宮は空間の魔物。それ故にその内部は外部から見た体積より遥かに広大である。だからといって、人間の中に淫獄擁胎大猥蟲龍を召喚したのはやりすぎの類だ。

 

 淫獄擁胎大猥蟲龍。胎内に人間工場を保有する、ちょっとした迷宮のような蟲系竜種だ。直径10歩、長さ300歩という長大な巨体を持つその竜が、胎内に居るというのは何かがおかしい。だが、迷宮という異常空間はそれを可能にしてしまう。

 

 だが、淫獄擁胎大猥蟲龍の恐ろしい点は巨大さでは無い。その毒と生態だ。強烈な麻薬と媚毒の分泌に加えて、体内で人間を繁殖させて精気を絞るという生態。人間の胎内に居て良いものではない。だが、イゥアの子たる胎内迷宮がこの悍しい竜を召喚したのには理由があった。

 

 複数匹召喚された淫獄擁胎大猥蟲龍の垂れ流す媚毒によって、イゥアはガンギマリアクメ に達し、全身のマンコにズポズポとピストンされるアバドンの子宮脱チンポを締め上げながら激しく痙攣する。

 

 乳首からは母乳が噴き出し、マンコからは潮を噴くその様は、まるで全身スプリンクラーだ。

 

 溢れるのは当然体液だけではない。媚毒によって暴走した彼女の肉体は莫大な精気を生成し、チンポから逆流するそのエネルギーによってアバドンの端末たちを絶頂させる。

 

 と同時に、彼女の体内では、溢れる精気によって急激に胎児が成長を開始していた。勇者の子イルオセとのセックスで蓄えた幾万の受精卵。本来イゥアの精気出力では同時に生育させることが不可能な数だが、媚毒で暴走させられたイゥアの丹田は不可能を可能にしたのだ。

 

 だが、臨月に達したとしても、それらを同時に産む事は流石のイゥアでも不可能だった。彼女の子宮内空間には限界があり、胎児が成長するにつれ、胎児達自身の膨張圧でお互いを圧殺してしまう。

 

 それを解決するのもまた、胎内迷宮の淫獄擁胎大猥蟲龍だ。身体の各所に通じる胎内迷宮は、当然の如く子宮にも繋がっている。それを通じて、淫獄擁胎大猥蟲龍達は生育したイゥアの胎児達を残らず喰らったのである。

 

 無論、食い殺したわけではない。淫獄擁胎大猥蟲龍の体内に存在する人間工場のパーツとして、淫獄擁胎大猥蟲龍に接続されたのだ。赤児は皆、泡沫の夢を見たままに、竜の腹の中で育つことになったのである。

 

 胎内迷宮という構造物を得た事で、奇しくもセルゥ同様にその身が迷宮の一部となったイゥア。迷宮を育む苗床に憧れ、その果てについに、少女は迷宮と化したのだ。

 

 その全身を巡る血には、迷宮から流れ出す竜の媚毒と麻薬。その身を支えるのは、己が骨では無く淫魔の外骨格。血も肉も淫魔に捧げ尽くした彼女は、それでもなお迷宮の主たるアバドンとのまぐわいを夢現の中で楽しみ、サイケデリックな世界の中で、迷宮に仕える喜びを謳う。

 

「イゥアちゃん、すっごいモノになっちゃったねぇ♡ とっても素敵で、とっても可愛いよ♡」

「アバドンさまぁ……♡ えへへ……♡」

 

 微笑む彼女の体表に、胎内迷宮が遂に到達した。毛穴の様にも見えるその開口部からは白磁が生じ、イゥアの全身を陶器の外骨格が覆っていく。鎧縛嬌触装甲と融合しつつ、やがてそれは大きな人型をとって、立ち上がった。

 

 アバドンに、というよりバビロンに似たその容姿。巨大な身体の胴体として母親を抱く彼女の名は『第1225-4号迷宮核』。人間の内部に生まれし『胎内迷宮アポリオン』の誕生に、観客は喝采を挙げ、その誕生を祝福したのだった。

 

 かくして、業深迷宮を賑わせた、苗床選手権は終了した。

 

 過去最大の、類を見ない程の激戦の結果は、まさかの全員採用というアバドンの我儘ジャッジ。

 

 だが、『迷宮核と融合したイゥア』、『胎内が国家と化したセルゥ』、『無尽の母乳タンクにして全身子宮のヘゥーイ』、『死せる赤児を無限に生み出すテビウ』というそれぞれ異なる個性は、どれも捨てるに惜しいモノ。それならば全員採用してしまえというアバドンの判断はあながち間違いとも言えないモノだ。

 

 新たに採用された4人の精鋭苗床と、その身に宿った迷宮の胤。

 

 それは業深迷宮に一層の繁栄をもたらす存在となるだろう。

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