業深迷宮住民の朝は早い。
ごく一般的な迷宮住民である『ソアゼル』少年にとっても、それは当てはまる。
朝早く、ベッドで眠る彼を優しく起こすのは、彼が同居している
特技は超振動能力を持ったハサミと媚毒泡を組み合わせたオイルマッサージ。
手弱蟹は全裸で眠るソアゼル少年の全身をくまなく揉みほぐし、血行を良くして目覚めを促すと同時に、バキバキに朝立ちをさせていく。
そして、快感でうっすら目覚めつつあるソアゼル少年のチンコに、搾孔妖精蟲をあてがった。
チンポに吸い付きジュポジュポと蠕くオナホ妖精の肉穴。そして尻穴には手弱蟹の丸みを帯びた脚が挿入され、前立腺がバイブレーションに曝される。
それによって、ソアゼル少年は朝一番の盛大な射精と共に目を覚まし、
「んっ、おはよう、今日も起こしてくれたんだね」
そんな風に挨拶をして、ソアゼル少年は搾孔妖精蟲から卵鞘を1つ貰うと、生のままモグモグと咀嚼する。
ねっとり、もっちりとした半固形の餅状ザーメン。口内に絡みつくそれを舌で丹念に味わいながら唾液で希釈し、ゴクリと喉に流し込む。
セルフ食ザーによる体調チェックは、男子の嗜み。彼はそんな孤児院での教育をしっかり守る良い子なのだ。
そうして今日も自分が快調である事を確認したソアゼル少年は、早速朝ごはんを食べるべく、搾孔妖精蟲からチンポを抜いて、キッチンに向かう。
一人暮らしの彼の家は、1LDK風呂トイレ付きの集合住宅。ダイニングキッチンはそれなりに広く、食材保管庫や調理用の魔導具も備え付けられた最新式だ。
だが、一人暮らしの男というのは、そんなものがあっても無用の長物にしてしまうのである。
「朝ごはん朝ごはん〜」
そう言いながら、コップを持ってキッチンにある『母乳』と書かれた蛇口を回すソアゼル少年。
迷宮全土に配管され配給されている『惑星おっぱいミルクタンク』のルウシャと『複乳芋虫ミルクタンク』のソウビのブレンドミルクは、こうして蛇口をひねればいつでも飲めるのだ。
だが、さすがにコップ1杯の母乳ではお腹は膨れない。なのでソアゼル少年は、キッチンに『住んでいる』ある生き物を起こした。
「おはよ〜。朝ごはんちょうだい」
そんな彼の声でトグロを巻いて眠っていた存在が目を覚ます。彼の食事係である淫猥大邪蟲だ。
仕方がないなあ、とでも言いたそうに起き上がった淫猥大邪蟲は、その体の後端を伸ばしてソアゼル少年に咥えさせるとブリュブリュと卵を産んでいく。この卵が、ソアゼル少年が毎日食べている朝ごはんなのだ。
だが、卵を与えるだけでは、淫猥大邪蟲の丸損である。故に淫猥大邪蟲も、その頭部を1指ほどまで細く伸ばして、ソアゼル少年の尿道へと侵入させた。
そして、前立腺内の精管開口部まで到達した淫猥大邪蟲はそこにむしゃぶりついて肉体を蠕動させ、ザーメンの直飲みを行う。
お互いに朝食として『子種』を与え合うのが、少年と淫猥大邪蟲の同居関係であった。
「んふぅん♡ やっぱり、朝はこれだよね、んくぅ♡ あんッ♡ ちょっと、直飲み激しすぎだよぉ〜♡♡♡」
そう言って身をくねらせるソアゼル少年に対して、淫猥大邪蟲が行った返答は、卵管を尻穴に突っ込んで卵を産み付けるというもの。
迷宮生まれの例に漏れず、ソアゼル少年もまた『オスの悦びとメスの悦び』を両方楽しめる『模範的な迷宮市民』である。尻穴を犯される快感に打ち震えつつ、彼はお決まりのセリフを口にする。
「あぁんッ♡ 『やだッ、嬉しくてウレ潮出ちゃうよぉ♡』……なんちゃって。このセリフ、流行ったよねえ」
知るか、と言いたげに蠕く淫猥大邪蟲だが、先のセリフがソアゼル少年のお気に入り雑誌——業深迷宮のナウでヤングな幼児に大人気の週刊チビッチ——に連載されている『ケツメドメイド♂アナルちゃん』の名台詞である事は、毎朝聞かされているので知っている。
パワーワードが多く、『ケツメドキッズ』など呼ばれる語録多用勢が生まれるほど人気のホモエロ恋愛漫画なのだが、ソアゼル少年の場合はちょっと使いたくなるぐらいの軽症キッズである。
まぁ実際語録使用者は幼児——忘れがちだが、業深迷宮は媚毒の蔓延する異常環境のせいで人間の発育速度がおかしい——なので、『子供って真似するの好きだよね』くらいの微笑ましさで見守られているのだが。
で、そんな年相応なソアゼル少年は、食事の後にはトイレに行くのが日課である。射精した後に妙に尿意が発生する経験は、男性ならわかるだろう。
そして、業深迷宮のトイレといえば彼らの出番だ。
当然、ソアゼル少年も例外では無い。例外では無いが、トイレ用の誘屎鉄線は迷宮に解き放たれている『野生』個体とは異なり、キチンと調教されている。これは、錬金術師キルカの提案——以前入浴しながらセックス を楽しんでいた際に野放し個体に襲撃された経験あり——によるもので、ソアゼル少年の家にいる個体も『お上品』である。
まずは、柔軟性の高い吸盤状の触手を尿道と尻穴にセット。その後、軽く吸引しながら、お腹を優しく、しかし軽く圧を掛けつつグルグルと撫でていく。
腸や膀胱を刺激する事で排泄を促すマッサージ。それによりまず、ソアゼル少年はブルリと震えて排尿を開始する。
そして、排尿で弛緩した彼の尻穴にちゅぽんと入り込んだ誘屎鉄線は業深迷宮では一般的な空間拡張された腸内で飼われているペット——ソアゼル少年の場合、淫猥大邪蟲から産みつけられた淫猥大蟲——を巻き込むことなく、排泄物だけを掃除してみせる。
その際にある種の『召喚魔術』を使う事を学習しているあたり、迷宮居住区の住人の胎内が総じてまともではないことがよくわかる。
ズボラな住人に至っては、誘屎鉄線を尻穴と膀胱で飼う事で、排泄しないものすら居るのだ。ソアゼル少年がその域に至っていないのは、単純に彼が偶々そうしていないだけである。
「あー、スッキリした。よーし、じゃあ遊びに行ってきまーす!」
そうしてトイレも済み、そう一緒に暮らす同居人達に告げて、元気良く家を出るソアゼル少年。
すっぽんぽんの全裸に決済用の携帯端末だけ持ったワイルド過ぎる出立だが、業深迷宮では全裸は一般的である。彼の事を白い目で見る者は皆無だ。
だが、エロい目で見る者は居る。
「おはよう、ソアゼル君、今日も元気で良いね」
「あ、カナニルさん! おはようございます!」
隣家のお姉さん、カナニル。ソアゼル少年に声を掛けた彼女は、挨拶と同時に、少年のチンポをガン見しているスケベお姉さんだ。
まぁ、迷宮にスケベじゃないお姉さんは居ないのだが。彼女は何処がスケベなのかと言えば単純明快、重度の食ザーマニアなのである。
「元気ついでにお姉さんに朝ごはんくれない? お金あげるからさ」
「いつも言ってますけど、お金は大丈夫ですよ? お隣さんだし、おちんちんしゃぶらせてあげるぐらい別に……」
「ダメ。私の方こそ、いつも言ってるけどさ。お金のやりとりってのは信用の証でもあるの。お互いにね。だからほら、端末だしなよ」
なんか凄くマトモっぽいような雰囲気を出しているカナニル。実際、対価契約に関する話には社会人として大切な思想が含まれては居るのだが、前提として内容が『お金あげるから精液飲ませろ』なので狂気である。
そして、端末での入金が終わり、ソアゼル少年の前でしゃがんだカナニルは、その豊満な体躯で卑猥なガニ股ケツ振りダンスを行いながらソアゼル少年のチンポにしゃぶりつき、精液を金玉から吸い上げていく。
流石は食ザーマニアというべきか、それとも毎日行われるやりとりの中で少年のツボを抑えられたのか、カナニルの口淫は速やかにソアゼル少年を射精に導くと、そのモチモチとした精液を見せつけるように咀嚼し、口を開けて口内に絡まるそれをソアゼル少年に確認させると、一気に飲み下した。
「うん、今日も良いザーメンだったよ。ありがとうね」
「ううん、どういたしまして!」
そう言って、再び歩き出すソアゼル少年。だがそのチンポは射精したばかりであるのに、カナニルの卑猥な食ザーショーを見てしまったせいか、硬くボッキしてしまっている。
そんな彼が路地を歩く内に、またしても彼に声を掛ける者がいた。
「やあソアゼルくん! おはよう!」
「おはようございますトァッラェさん。わぁ、今日も美味しそうですね」
「だろう? 買ってくかい?」
そう言って朗らかに笑うのは、ふたなり女性のトァッラェ。迷宮の有名屋台『ママミルク堂』を営む爆乳爆玉爆根ふたなり合法ロリお姉さんである。
このママミルク堂、名物は『白露揚げ』——搾孔淫蟲や搾孔妖精蟲を使って店主の搾りたて精液を卵鞘にして揚げたもの——なのだが、それ以外にも美味しい料理を扱う人気のお店で、ソアゼル少年も良く通って居るのだ。
名前をしっかり覚えられているあたり、かなり常連さんである。
そして、そんなトァッラェに対して、ソアゼル少年は元気よく注文を行った。
「じゃあお昼ご飯にテイクアウトで白露揚げのザーメントッピングと、母乳シェイクで」
「毎度ありがとうね。じゃあ白露揚げからつくっていこうか」
そう告げて、トァッラェは自慢のふたなりチンポに力を込めて、勃起させる。
合法ロリなどと言われるだけあって、トァッラェの身長や顔立ちは10歳前後の幼女に見えるがその矮躯に見合わず、彼女の乳房と金玉、そして陰茎は巨大であった。
乳房と金玉は両方とも特大スイカサイズ。そして太く大きな陰茎は、太さ20指長さ1歩半の大黒柱のような巨大チンポ。
非常に見応えのあるその体型と確かな調理テクニックが、ママミルク堂を有名屋台にしているのだ。
そして、このトァッラェの爆根をしゃぶり続けた搾孔妖精蟲は、搾孔大妖精蟲へと進化を遂げている。
人間大の妖精が、背中の羽根でヒラヒラと飛び上がり、天を衝く爆根の先端で空中M字開脚を行って、巨大チンポにドッキング。
意外とアクロバティックに行われるそれは、男達には人気のちょっとしたショーである。
男は本能的に巨大なナニカが合体するのが好きなのだ。あとおっきいチンチンも好きでおっきいおっぱいも好きなので、男達が熱を上げるのも仕方ない。
そして、そんな合体ショーと共に生み出される卵鞘のうち無精卵ならぬ無卵の卵鞘を、トァッラェ自身の母乳から作ったバターで揚げた白露揚げ。コレに更にトァッラェの生ザーメンをブッ掛けたのが、ママミルク堂の白露揚げザーメントッピングである。
熱が入って白子のようになった精液と生の精液のマリアージュが人気の逸品。バターのバター揚げ的なジャンクさを感じるが、精液の主要な固形成分はタンパク質。とてもヘルシーなので安心だ。
ちなみに業深迷宮に影響されていないごく普通な人類においては、精液の5%ほどがタンパク質、残りは概ね水、あと若干の糖分や無機塩類である。だが、『餅』と称されるほどの粘度を持つ業深迷宮住人の精液におけるタンパク質含有量は50%以上。
コレが精液を揚げ物に出来る理由でもある。常人の精液では固形分が少ないので揚げようとしたら水気が飛んで消えてなくなってしまうだろうが、迷宮住人のものであれば問題はない。
特にトァッラェのように精液の質を高めているようなものであれば、タンパク質量は60%近くになる。つまるところ、並の人間より12倍濃い精液なのだ。
そんなザーメンがたっぷり掛かった揚げザーメンを、持ち帰り用の容器——ロウ引きされた紙箱。魔術的に強化もされた汁漏れしない安心素材——に入れてソアゼルに渡し、トァッラェはそのまま母乳シェイクの準備に取り掛かる。
シェイクというのは、要するに『ミルクを足してゆるくしたアイスクリーム』だ。なので、まずは冷凍庫から毎朝仕込んでいるアイスクリームを取り出して、ミキサーに入れる。このアイスももちろん、トァッラェの母乳製。鬼婆蜂の蜜で甘みを付けたこのアイスは、それ単品でも人気のメニューだ。
そして、このママミルク堂では、シェイクの濃さを客自身が決められる。
どういうことかといえば、トァッラェの母乳を客自らミキサーの中に直接絞り入れるシステムなのだ。
「はぁい、ソアゼル君の好みの濃さになるまで絞ってね♡」
そう言って差し出される爆乳を、ソアゼルはむんずと掴んで、捏ね回す。無駄に揉んでいるわけではなく、乳腺を揉み解して乳の出を良くするための行為なのだが、柔らかくも張りのあるスイカサイズのおっぱいを揉むのは楽しいものだ。
そして、乳房から母乳が滲んだら、ミキサーの中に母乳を絞り入れて行く。
この時おっぱいが『片方余る』のだが、その片方については『シェイクの濃さを決めている間は無料で飲み放題』なのがこの店のルールだった。
よって、ソアゼル君も当然の権利として、片乳を吸いながらもう一方を搾るスタイルを選択した。
「ん♡ やっぱりソアゼル君はおっぱい飲むの上手だねえ♡ 学校でちゃんと勉強して偉い偉い♡」
「ぷはっ♡ えへへ、褒められちゃった。……あ、ストップだよ」
「はいよ! じゃあすぐに出来るからね!」
そう言ってミキサーを駆動し、言葉通りにすぐに出来上がったシェイクを紙コップに入れてソアゼルに提供したトァッラェは、代金を受け取ってソアゼルを送り出した。
「はいお待ち! 気をつけて遊んでくるのよ!」
「はーい! 行ってきます!」
お弁当を手に元気よく街を行くソアゼル。そんな彼の目的地は、迷宮に最近出来た『大型商業施設・アポリオンモール』である。
要するにテナントが沢山入ったショッピングモールなのだが、色々な施設があって遊び倒せるということで、大変人気なのである。
異世界出身の融邪魔人ファントムにより『元の世界では住民達の休暇を充実させていた場所』という情報を貰って迷宮核姉妹の末っ子アポリオンが生み出したこの施設、ソアゼル達にとってはまさに『楽しい遊園地』であった。
そんな施設に向かったソアゼル少年がまず初めに目にするのは、幾つもの服飾店。いわゆるブティックやらアパレルやらと呼ばれるものだが、迷宮での『服飾』という文化は、かなり独特の発展を見せている。
何しろ『服を着ていない』住民が多いのだ。女装大好きなキルカやカマゲイは、露出度が低い稀有な存在なのである。
もちろん、カマゲイもキルカも迷宮の有力者であり、彼等に憧れたり影響されたりした者達は一定数居るし、着衣派と呼ばれる衣服を着た状態を好む性癖の者達も居るので、『ちゃんとした服屋』は1店舗存在している。
この服屋では、オートクチュールが売りであり、手足やチンポやおっぱいが多い顧客にも対応していることから、おめかし用にソアゼルも何度か買った事がある。
公的な場では状況に合わせて着飾るべき、というTPOは迷宮にもどうにか残っているのだ。
だが、『着飾る』の方向性自体が独特なのだが。
「わぁ、このピアス良いなぁ。フレナムとハファダ兼用なんだ」
そう言ってピアスを吟味するソアゼル少年は一見ただのオシャレさんに見えるが、フレナムは『陰茎の裏筋』ハファダは『陰嚢』へ打ち込むピアスである。
そう、業深迷宮でナウなヤングやアベックにバカウケな装身具は、ピアスなのだ。
ちなみにこのピアス文化、意外かも知れないが邪教徒の中では真面目な方に分類される『苦悶の求道者』が流行の発信源である。
というのも、苦悶の求道者は『苦痛によって瘴気を生み出し邪神に捧げる』というのが教義の根幹である為、人体を痛め付ける事には造詣が深い。
その一環としてピアス文化——彼等の場合は敢えてめちゃくちゃ痛い所に刺す——が発展してきており、様々なピアスを開発しているのだ。
このピアスショップの店主も、そんな苦悶の求道者の1人である。
「いらっしゃいませ。そちらのペニス用ピアスに合わせてこちらの乳首ピアスもいかがでしょう。全て当店の最新モデルになっておりまして、魔力を込める事でジュエリーの色を変更できるのが特徴です。更に魔導具としての効果は陰嚢用のハファダが『精力増強』、陰茎用のフレナムが『快感増大』、乳首用が『母乳増産』とバランスよく揃っております」
ショップ店員らしく、流れるようなセールストーク。だが、そんな彼女の姿は、ショップ店員のイメージとは遠い。
苦痛の求道者、修道女ケルプィセ。優しげに微笑む彼女はしかし、ルックス的には『修道女』らしくない。
まず、その全身には刺青。トライバルタトゥーと呼ばれるような黒一色の幾何学的なそれは、業深迷宮で流行りの赤い淫紋とは似て非なるもの。
彼女も子宮の上あたりの下腹部にはちゃんと淫紋を刻んでいるので、赤と黒のコントラストが美しい。
そして、彼女の肉体で最も『目立つ』のはやはりピアスだ。かの拷問ロリババアのミダシナが行なっている全身鉄杭とは違いケルプィセの全身ピアスは『美と苦悶を両立している』のが特徴である。
まず、意外にも頭部は控えめ。耳には軽くピアスを施しては居るが、ジュエリーのチャームがついた可愛らしいものである。
ただ、彼女の頭には、天使の輪のような黄金の輪がついているのだが、コレがピアスとは別の『セルフ拷問具』であり、同時に苦悶の求道者にとっては『敬虔な信徒の証』でもあった。
ちなみに天使の輪のようなデザインのものは女性用で、男性用は地味で無骨な色である。女の子らしくオシャレをしたいというのは、苦悶の求道者であっても変わらない要素なのだ。
そんな、ネジ式のアタッチメントで頭部を締め付ける事で固定する『天使の輪』。これはかなり『痛い』代物で、普通の迷宮住民にとっては拷問具だし、実際侵入者の頭に取り付けて拷問に使う事もある。
要は万力の様なもので、頭部を押しつぶしているのだ。痛いに決まっているのである。ネジは円周上に8箇所あり、それらをバランスよく締めることで頭蓋には相当な負荷がかかる。
頭が変形してしまいそうだが、苦悶の求道者は自らが苦しみによって生み出す瘴気によって肉体を活性化させているため、頭が潰れる事はないのだ。
さて、そんな修道女としては一般的なケルプィセの頭部だが、そこから繋がる胴体は彼女の個性がよく出ている。
まず、今更ながら彼女は全裸である。苦悶の求道者は着衣派が多いというか、基本的に『快楽より苦悶』という者が多いのでむしろ拘束衣や拷問具などを着込んでいる。
が、ケルプィセのように、柔軟に業深迷宮の文化を取り入れる者も若者を中心に存在しているのだ。
そして、彼女はそのハリのあるおっぱいの先、可愛いピンクの乳首にリングピアスを装着して、そこに大粒の宝石をあしらった金細工の邪神像を吊るしている。
当然ながら、金の彫像は重い。乳首も乳房も重みで引っ張られ、とても痛そうにピアスが肉に食い込んでいるのだ。
そしてお次はコルセットピアス。背中と四肢とお腹に施された2列のリングピアスに金のチェーンを通したそれは、美しくも痛々しい。
金のチェーンというのも『重い』ものなのは当然だが、その所々に吊るされたジュエリーチャームが一層重さを増している。
皮というのはそもそも痛みに敏感な部位。それに負荷を掛ければ当然ながらめちゃくちゃ痛い。
故にケルプィセの身体は常に瘴気を生み出しており、ほんのり黒いオーラのようなものが、その身体から発されている。
そして、性器という最も敏感な部分にも、当然のようにピアス。クリトリスに付けられたリングピアスには2本のチェーンが付けられ、その先は彼女のヴァギナとアヌスに突き刺さった極太のジュエリープラグと接続されている。
卑猥で痛そうで美しい。そんな修道女ケルプィセは、ピアスショップのオーナーとしてはこれ以上ないほど迫力がある。
こんなところでピアスを買ったら、痛い目に遭うのではと身構えてしまうほどに。
だが、この店の評価はむしろ逆なのだ。
「あ、じゃあ乳首ピアスと、フレナムとハファダセットで買いたいです!」
「かしこまりました。こちらで施術されますか?」
「お願いします」
「では無料の痛覚代行サービスもお付けしておきますね」
そんな風にソアゼル少年の購入希望を受けて、ピアスを少年の乳首とチンポに施術するケルプィセ。
麻酔もなしにそんなことをやったらクソ痛い筈なのだが、ソアゼル少年は平然としており、試着室の鏡で自分の姿を見てご満悦である。
その一方で、ケルプィセの息は少し荒い。苦悶の求道者に伝わる呪術『藁人間』。その応用で、ソアゼルが受ける痛覚を代わりに受けた彼女は、その苦痛で興奮しているのだ。
「あ、支払いは端末で良いですか?」
「ええ、端末で承ります♡ ……はふぅ♡ やはり若々しい男性のペニスが発する痛みは格別ですね♡ 私の術が有効な間は、怪我による痛みなども私に還元されますので、ピアスが安定するまでの1ヶ月は無意識の怪我や骨折などにご注意下さい♡ ピアス穴の安定には媚毒の摂取などが有効ですよ♡」
「分かりました! ありがとうございます!」
そうお行儀よく告げてアフターケア万全なケルプィセのピアスショップを後にするソアゼル少年。
彼のショッピングはまだ始まったばかりだ。