業深迷宮最大の商業施設を謳うだけあって、アポリオンモールのテナントは数多い。
そんな中で、午後の散策を開始したソアゼル少年の興味を引いたのは、女性比率多めの行列だった。
見てみれば、新しくエステサロンがオープンしたとのことで、なるほど確かに店内から出てくるのは艶々ぴちぴちの美少女美少年ばかりである。
看板のアオリを見てみれば『若返り』『サキュバスのような可愛らしさを手軽にゲット!』『男の娘デビューしたいあなたに!』『女体化もできます』などの文言が踊っている。
これは一度試してみるべきか。
そう思ったソアゼル少年は、列の最後尾に並んでみることにした。
長蛇の列を作っている割に、意外にも回転率は良く、ドンドン列は消化されていく。程なくして少年は店内に通され、スタッフに案内されるまま、個室の寝台に横になった。
「本日はどんなメニューをご希望ですか?」
そう問うてくるのは
そんな彼女の体色は、緑色だった蛙女と違って茶色く、身体も二回りは大きい身長2歩ほどの巨女。
そして長く太く強靭な脚を折りたたんで椅子にしゃがむ彼女の膝の上に乗っかった大きな胸は、垂れ気味の超乳だ。ヒキガエルらしく全身が、甘い匂いのする油に塗れてテラテラと輝いており、超乳やムチムチの太腿も合わさってどうにもエロエロしい。
そんな蠱惑的な見た目にかなり誘惑されたソアゼル少年は、とりあえず「メニュー」を問う質問に答えねばと、ほぼ思考を経ずに口を開いてしまう。
「えっと、えー……全部で」
「かしこまりました。ではまずはオイルマッサージから始めましょう」
少年の返答にそう応じて、大蝦蟇姫は4本指の手で器用にソアゼル少年が装着していたニップルブーケ——朝方買った乳首吸引オナニージュエリー——を取り外していく。
少年が身に付けていたニップルブーケは『極細触手による甘々ニプルファック』がウリの『日々草』。乳首にしゃぶりついて居た吸引部分が、ちゅぽん、と音を立てて外れるその瞬間。赤く火照った敏感な乳首が外気に触れるその感覚に、少年はホゥと吐息を漏らし、艶かしい呻き声を上げてしまう。
外気で急速に冷やされた乳首ピアスが冷たい刺激を乳首の芯に届けた事で、ギュッと縮んだ乳首が硬くなり、可愛らしい尖り乳首が出来上がった。そして、そんな硬くなっった乳首の中から、ズルズルと、のたうつ触手が引きずり出されるのだ。
「んぁぁッ♡ おっぱい♡ おっぱい出てるぅ♡」
少年がそう錯覚するのも無理はない。非常に柔らかい触手は痛みもなく素直に抜かれたが、痛みがなくとも触覚は存在するのだ。その感覚はまさに射乳。少年が軽くイクには充分な快感であった。
そして、少年の身体にはまだ『衣服』が残っている。肛門と尿道に取り付けられた、拡張用プラグ『楽園の鍵』。じわじわと体内空間を魔術的に拡張してくれる素敵な魔道具だ。
大蝦蟇姫はまず、少年のチンポに突き刺さったプラグの『取手』に指をかけ、慎重に力を掛けていく。プラグ自体が膨らむわけではなく、あくまで魔術的に負荷を掛けているだけ。モノとしては尿道プジーと変わらないので、すぐに引き抜いても少年にとっては何の問題もない。しかし、ゆっくりとした引き抜きが逆に異物感を強調し、少年のチンポに射精に似た放出感を齎してしまう。
アナルも同様。ねっとり引き抜かれるプラグの感覚は少年に排泄感をガッツリ与え、小便と大便を同時に漏らしたような『ダメな開放感』に少年はダウナー系の絶頂をキメてしまったのである。
と、何やら満身創痍っぽいが、まだコースは始まっていない。『施術のために服を脱いだ』だけである。ピアスの類は施術の邪魔にはならないのかそのままに、装身具を取り外して『全裸』になった少年。此処からがようやく、エステコースの始まりだ。
『まずはオイルマッサージから』と述べていた大蝦蟇姫。彼女は手始めに、寝台に仰向けに寝転ぶ少年の身体に、その片乳でも
少年に覆い被さるようにして、適度に胸の重さを掛けながら、全身をおっぱいで撫で回すそのプレイ。両生類なので乳首は無い筈なのだが、乳首の代わりに皮脂腺が発達しており、ちょうど『乳輪腺ブツブツのドスケベ黒色巨乳首』の様な外観になっているのだ。この皮脂腺のコリコリが心地よく肌を撫で、同時に乳白色の皮脂をたっぷりと塗りつけていく。
ネットリとした甘い香りの漂う、バタークリームのような脂に覆われた少年の身体は、まるで女体盛りならぬ男体盛りのケーキのよう。顔まで覆われているのが少し間抜けっぽいのはご愛嬌である。
ただし、彼の身体を包むのはただの油では無い。蛙女の乳房が毒腺であったように、大蝦蟇姫の乳房も毒腺である。いわゆる「ガマの油」というやつだ。
だが、その毒成分が違う。蛙女では麻痺毒を含む媚毒であったそれは、幻覚成分を含む媚毒へと変貌しているのだ。
ヒキガエルの毒には元々幻覚成分や鎮痛成分が含まれるが、大蝦蟇姫のそれはヒキガエルの比ではない。摂取すれば、脳神経が異常な活性状態に陥り、共感覚的作用によって音や触覚が見えたり色が聞こえたりと、端的に言うと『サイケデリック』な体験をすることになる。
そして、幻覚というものは、体験者の精神的状態に強く影響されるのが常だ。薬物常用者が言うところの『セッティング』というものだが、大蝦蟇姫の幻覚毒は当然ながら『媚毒でもある』。
媚毒と共に皮膚からゆっくりと吸収されるその幻覚剤は、脳全体を性感帯に変貌させてしまうのだ。
そんなものを全身に塗り込まれた少年は、空気の揺らぎや、自身の鼓動の全てを感じ取り、それらが齎した全てを虹色の螺旋として知覚しながら、その渦によって無限の性的絶頂を脳髄全域で感じていた。
「ッ————♡♡♡」
声にならない快感。射精を伴わない純粋な脳イキは、アナルセックスによるドライオーガズムにも近いが、無限に増幅しつつループする螺旋の輪廻は、大蝦蟇姫の毒に固有の感覚と言えるだろう。
気持ちいいのが発散せずに、脳髄をグルグル回るのだ。
瞳孔が全開になり、全身が甘く痺れる感覚。世界が眩しく見えるのは、何も幻覚のせいではなく、少年の肉体が瞳孔も含めて弛緩しているからに他ならない。
そんな夢見心地の中でひとしきり、乳房で全身を擦られてから始まったマッサージ。
リンパの巡りを意識してか、まずは手脚から絞るように胴体に向けて揉み上げられ、その後は裏返しにされて肩と背中と腰を丁寧に按摩。それが済めば、胴の正面だ。
「このあたりにもリンパやツボがあるんですよ♡」
などと言いながら、大蝦蟇姫は若干イヤらしい手付きで少年のおっぱいやお腹、鼠蹊部を揉み上げていき、合間合間に乳首を摘んだり、金玉袋に丁寧にオイルを擦り込んだりといった性的な誘惑を挟みつつ、少年の肉体をほぐしてほぐしてほぐしまくった。
ただでさえ夢の中を泳ぐような状況に加えて、普通に巧くて心地良く、同時にスケベなその按摩は、少年を一層弛緩させ、副交感神経の優位によって、彼のチンポは勃起する。
筋肉の弛緩はすなわち血管の拡張。その効果でいつも以上にバキバキに勃起する少年の肉棒は、まさに天を衝く勢いだ。だがその一方で、少年本体は低血圧気味になり、幻覚も相まって何やら意識が朦朧とし始める。
そのタイミングを見計らった様に、大蝦蟇姫は声を上げた。
「ん♡ もうボッキされたんですね。では、マッサージと並行しておちんちんとお身体のデトックスをしていきましょう♡」
そんな声と共に大蝦蟇姫が合図と思しき鈴を鳴らした直後、個室に新たなスタッフ——こちらも大蝦蟇姫——がやってくる。
その手に捕獲されている細長い生き物は、きっと幻覚ではなかったが、少年には見覚えのないものだった。
「アップグルント様が海の魔王との取引で入手された
そう言ってスタッフがソアゼル少年に見せつけるソレはしかし、ウナギというよりチンコに似ており、到底魚には見えない。
それもそのはず。名前にウナギとつくが、ヌタウナギはそもそも魚類ではないのだ。無顎類という、死骸の中にヌルヌルと潜り込んで死肉を食う深海の掃除人の一種である。
そんなチンコ状生物を何に使うのか。その答えは、割と頭がおかしいものである。
「じゃあこの淫涎鰻を今からおちんぽに入れていきますね♡」
「えっ、いや、何で?」
「もちろんデトックスのためですよ、綺麗な身体は綺麗なザーメンからです。さあ、痛くありませんからねぇ♡」
そんな台詞と共に、つぷり、とソアゼル少年の鈴口にあてがわれた淫涎鰻。
この魔物は見たまんまの下等生物なので、ろくな知性は無い。だが本能で役目を察知し、名前に恥じぬヌメヌメズルズルの媚毒粘液を滲ませて、淫涎鰻は器用に尿道から少年のチンポへと潜り込んでいく。
チンポにチンポを挿入するのはとんでもない拡張行為だが、痛みは無かった。無論それは業深迷宮育ちのソアゼル少年のチンポ強度が素晴らしいことも原因ではある。だが仮に、常人がこの魔物をチンポに入れたとしても痛みは感じないのだ。
粘液に含まれる成分が、少年の肉を柔軟なものへと変えているのである。轟震強姦大喇蛄の軟化毒とよく似た仕組みのそれが、淫涎鰻の粘液の第一の効果だ。
そして、尿道の奥、前立腺までやってきた淫涎鰻は、そこで第二の能力を発揮する。
先程以上の、大量の粘液の放出。前立腺に放出される凄まじい量のそれは、精管を逆流し、金玉にまで遡って、軟化効果と媚毒効果を発揮しつつ、それらを一気に肥大化させていく。
当然少年の陰嚢は風船の様にどんどん膨らみ、やがて床まで垂れ下がって、冗談の様な大きさに成り果てた。
痛みは一切なく、ただ膨張する金玉に感じるのは圧迫感。
そして、少年の金玉がいよいよ部屋を埋め尽くしたその瞬間。彼のチンポから『仕事完了』とばかりにニュルンと淫涎鰻が這い出し、その瞬間に大蝦蟇姫がペニスに何かを装着した。
「ではデトックスしちゃいましょうねえ♡」
そんな言葉と共に、起動する謎の装置。その正体は、大型の魔道具から伸びる吸引具だ。
そして、装置の稼働と同時に大蝦蟇姫は少年のアナルにおもむろに手を突っ込んで、前立腺を揉みしだいていく。
同時に少年の顔を、そのたわわな超乳毒腺で挟み込んで、フェイスマッサージと呼ぶにはあまりに甘美な施術を行うのだから、器用なものだ。
さすがはマッサージ師、とでも言うべきその手際は、少年を速やかに射精に導いた。そして、その射精は、少年の人生において未体験の射精となる。
————ミチミチッ♡ ビキッ♡ ブリュリュッ♡♡♡
そんな下品な音と共に、あふれてくる精液の粘度は、業深迷宮においても珍しいほどの高粘度。
俗に餅に例えられることの多い迷宮市民の精液だが、これはもう、餅を通り越している。例えるのならば、生ゴムやチーズ。半固形のそれをメリメリとチンポからひり出す感覚は、少年の人生においてはじめての異常な射精感だ。
その超高粘度ザーメンは淫涎鰻の粘液と精液が反応する事で生じたもの。チンポに装着された吸引装置によって吸い出されるそれは、尋常ならざる快感を少年にもたらしている。
何しろ、射精の感覚が何十倍にも強くなるのだ。あの射精の瞬間の『放出感』とでもいうべき感覚が著しく増大し、しかもそれが膨張した金玉の中身を放出しきるまで続くのである。
そして、どびゅるるるっ♡ と快音を響かせて吸引具にザーメンを吐き捨てる感覚が媚毒と幻覚剤によって増大し、ソアゼル少年は全身をピクピクと痙攣させながら、快楽の夢幻に迷入する。
空間は脈打ちながら渦を巻き、その脈動は己のチンポと連動して、吐精の快楽が波動の如く全身に伝播し、眼前を包み込む大蝦蟇姫の乳房の柔らかさもまた全身へと拡張される。
少年は巨大な乳房の中に全身が飲み込まれる白昼夢を幻視し、また同時に自らの内から無限の精液が溢れ出る様な認識を抱いて身を捩らせた。
そんな彼の耳に、現実から響くスタッフの声。
「じゃあこの魔道具で綺麗にした精液を、お腹に戻しちゃいますね♡ これが当院のメンズエステで大変御好評のザーメンクレンジングです♡」
その言葉通り、吸引具に取り込まれた先の装置で魔術的な濾過と精製を経て、純度と粘度をさらに増した精液が、注入器でアナルに戻される。老廃物や淀んだ魔力などを除去され、精気に満ち溢れた自身のザーメンを尻穴に受けた少年の脳裏に瞬くのは、円環のイメージ。
目の前に己の身体があり、その背にしがみ付けば背にしがみつかれる感覚があり、その尻穴を犯すと同時に尻穴を犯される。次元を歪曲させたセルフファックは、紛れもなく幻覚だったが、少年の主観的には現実だ。
そして、尻穴から取り込んだ精液と精気が体内で消化され、再び精液として放出される工程を繰り返す事しばし。
すっかり全身の不純物を濾過された少年は、清々しい感覚と共に覚醒の世界に舞い戻った。
彼の全細胞は今この瞬間に冗談ではなく生まれ変わっており、少年は己の全細胞が己の濃厚精液で作られているのだと確信する。
その異常な感覚に思わず甘イキをキメて追い射精したのは、ご愛敬だ。
「お帰りなさい、お客様。さっそくですが、オイルマッサージコースとデトックスコースが終わりましたので、次のコースに移らせて頂きますね♡ こちらの吸入器を加えて深呼吸してください♡」
意識もはっきりしており、身体感覚もすこぶる快調。エステの効果がハッキリと身に現れている少年は、更なるコースによる快感への期待に胸を高鳴らせ、言われるがままに差し出された吸入器を咥えた。その直後、少年の吸気に、何やら白いガスが送り込まれる。
それを吸った少年の反応は、劇的だった。
「ん〜っ!?!!?」
それもそのはず。彼が吸入したのは玉手箱亀のガス。その効果は、『幼女化』なのだ。
少年なりに伸びていた身長が縮み、筋肉は萎み、チンポは小さくなってクリトリスに。金玉は胎内に飲み込まれて卵巣になり、陰嚢は収縮と共に中央で割れて大陰唇と化して、膣が形成。
そんな変身プロセスと共に、ツルツルぷにぷにボディの幼女に変わってしまったその身体。イカ腹が可愛らしい正真正銘の幼女となったソアゼル少年が驚愕するのは無理もない。
だが、そんな慌てる幼女化少年に対して、大蝦蟇姫は容赦なく施術を開始した。
その施術というのは、ずばり、手マンである。
「はい、準備完了ですね♡ 女体化した身体をたっぷり愛撫して、艶々スベスベのお肌を手に入れましょう♡」
太く柔らかな大蝦蟇姫の指で、媚毒の油をローション代わりに行われる入念な手淫。クリトリスやその根っこ、子宮口周辺に至るまで、一切の妥協なく揉み解されるその快感たるや、男性の絶頂がおもちゃに感じるほどに凄まじい。
だがそれすら下準備だ。
「はぁい、お客様、たくさん女の子アクメして、女性ホルモン出していきましょうねぇ♡」
「ひぃん♡」
そんな事を言いながら、小さくなったソアゼル少年を抱え上げて、大蝦蟇姫はその長く伸びる舌を幼女少年の未熟な膣内へと挿入する。
カエルの舌の伸縮速度は、人間の瞬きの5倍速い。当然それは大蝦蟇姫も例外ではなく、1刻の間に1万3千回という強烈な舌の出し入れが可能なのだ。
それを利用した、超高速クンニリングス。これを受けてしまえば、処女だった筈の膣内が蕩け、経験豊富な娼婦の様に蜜を垂れ流し卑猥な花弁を開くまでは、そう掛からない。
「しゅごっ♡ 女の子アクメしゅごいぃ♡♡♡」
潮を噴き、涎を垂れ流して、女体の快楽に溺れる少年。幼い肉体でありながら、滾る精気がその胸を僅かに膨らませ、絶頂と共にプシュプシュと母乳を噴き出す淫らな幼女と化した彼は、恍惚の表情を浮かべつつ、その脳髄と子宮から大量の女性ホルモンを分泌する。
セックスでお肌の調子が良くなる、なんてのはよく知られた経験則ではあるが、この施術はその作用を極限まで強化してくれるのである。
業深迷宮においては、健康的な女性美はドスケベセックスによって得られるものなのだ。
「おぁあ゛♡ おまんこ♡ おまんこジュポジュポもっと♡ チンポじゃないからずっとイケちゃうよぉ♡」
施術後に残るのは、そんな事を宣う、ホルモンたっぷり幼女少年。完全にメス落ちをキメて男性性を投げ捨てていそうだが、玉手箱亀の女体化は『呪い』によるものなので、大蝦蟇姫が解呪の魔道具を起動すれば、ソアゼル少年の身体はきっちり男に戻る。
が、ここでミソとなるのが、玉手箱亀の呪いの後遺症だ。女体化の残滓が肉体に残ってしまうのである。この後遺症を、美容に転用したのが、この施術なのだ。
「終わりましたよー。お客様」
「ん、んんんんっ? アレ? 男に戻ってる……」
「ふふふ。お肌スベスベ髪の毛艶々のフェミニンな雰囲気に仕上がってますよ。はい、こちら鏡です」
「え、うわ、すごい。心なしか顔つきも整ってる?」
「一度幼女になる事で、男性でも女性美を得られるんです。女性の自分と男性の自分の顔が平均化されるので、整った印象になるんですよ」
「へぇ……」
「さて、ご満足いただけましたか? では次に行きましょう♡」
「お願いします。えっと、次は何なんですか?」
「次のメニューは、体内マッサージです♡ デトックスで毒素を出して、女体化絶頂エステでホルモンバランスを整えたので、次は内臓の機能を高めていきましょう!」
そう告げた直後、大蝦蟇姫の合図で部屋に入ってきたのは、怪物染みた魔人であった。
百足淫蟲魔人。人間のパーツで構成された百足としか言えない、ちょっとおぞまし過ぎる見た目の魔人である。
無数の腕を歩脚とする夢に出そうな姿のその魔人。それぞれの腕の間には中々の巨乳がついており、顔立ちも触角があったりはするが女性的であることから、どうやらこの個体は女性であるらしい。
「初めまして。体内マッサージ担当スタッフのユセドです」
そう喋る声は普通に女性的で可愛らしいのだが、それが余計に怖い気もする。しかし、ここは業深迷宮で、ソアゼル少年は筋金入りの迷宮民。登場直後は驚いたものの、既に「ああ、こういう種族なのか」ぐらいの感情にまで落ち着いている。
何しろ改造人間の多い環境だ。腕とおっぱいが23対あるぐらいは許容範囲なのである。
が、体内マッサージと言われると疑問に思ってしまう。何しろユセドはソアゼル少年よりデカい。かるく体長7歩はあるその長駆で一体どうやって体内マッサージなどという作業をするのだろうか?
そう不思議に思った直後、ユセドとは別系統の「虫っぽい奴」が出てきたことでソアゼル少年は全てを察した。
そんな煌殻重装騎士喇蛄の、サーリットのような頭部が少年に近づけられ、強引に口づけられる。
柔らかな薄い甲殻の舌に筋肉が詰まった独特なその口は、舌の代わりに顎脚があったりと人間とは程遠い構造だ。だが、その口付けは存外に器用であり、少年の舌を柔らかな顎脚で愛撫しつつ、少年に軟化毒を嚥下させていく。
柔らかくなった舌が引き延ばされていく不思議な感覚。イボイボとした煌殻重装騎士喇蛄の口内に飲み込まれていく舌が、グニョグニョと咀嚼されるのは、通常よりなお深いディープキスの感覚を少年に齎していく。
その感覚に浸る間にも、毒液は少年の体に注ぎ込まれ、腹を膨らませて、やがて尻穴から染み出した。
「んむぅ♡ もぇむっむむぅ♡♡」
「大丈夫、漏れちゃってるのが正常ですからね♡ 仕上げに外からも軟化毒を浴びちゃって、全身柔らかボディになりましょう♡」
そう告げるユセドの声に反応した煌殻重装騎士喇蛄は口付けをやめ、少年の身体に霧吹きの如く毒液を吹き付ける。
そして内と外からの軟化毒で、まるで水袋のようにグニャグニャになってしまったソアゼル少年の身体に対して、いよいよユセドの施術が開始された。
「それじゃあ、お邪魔しますねぇ」
「んひぃ!?」
おもむろに、ユセドの最前部の腕でガバリと拡げられる少年のアナル。ありえないほど拡がる尻穴に少年が驚愕の声を上げた直後、ユセドはその長躯をズルリズルリと少年の体内へと入れ始めた。
それと同時に、大蝦蟇姫も活動を開始。寝台に上がって少年の頭を膝枕すると、彼の乳首を摘みあげ、大きく乳管を拡げて、まるで靴下のように自身の乳房に被せてしまったのだ。
「おっぱいに、濃厚クリーム注入しときますね♡」
そんな言葉通り、乳管ひとつひとつに注がれたガマの脂によって少年の胸は超乳と化し、乳内で溶ける幻覚媚毒が、彼の精神を再び快感の渦に巻き込んでいく。
そして、ユセドが完全に体内に侵入し、少年の身体にくっきりと巨大なムカデのようなシルエットが浮かび上がる。というか、完全に『少年がユセドの着ぐるみと化している』状態だ。
まるで怪物に皮を乗っ取られたような有様だが、体内のユセドは全身の乳房から媚毒粘液を噴射しながら消化管を這い回り、直接的な治癒魔術行使で衰えがちな内臓機能を一気に改善していく。
そして、本来であれば激痛と吐き気に悩まされる筈の体内侵入が、軟化毒の効果で無痛と化したことにより、少年が感じるのは『激烈な快感を伴う拡張感』だ。
「ゴッ♡ がぼぼッ♡ むぐぅ♡」
「ユセドちゃんのマッサージ、気持ちいいですよね♡ 見た目は凄い事になっちゃいますけど、痛くないでしょう? お客様のあられもない姿は個室で隠されてますし、存分に内臓拡張を楽しんでくださいね♡ 私ももう少し、お手伝いしますから♡」
大蝦蟇姫はそう言って、少年と自身の乳房の連結を解除すると少年のチンポを手繰り寄せ、膝枕からそっと少年の頭を下ろすと長く伸びたその先端にいきなり両手と頭を突っ込んでいく。
腹にユセド、チンポに大蝦蟇姫。自分より遥かに大きい女達が、自分の体内へと潜る異常な光景は、幻覚剤でトリップした少年の頭には酷く素敵な状況に思えてしまう。
そして、そんな楽しそうな彼の体内に、また1人、侵入者が現れる。おあずけ状態だった煌殻重装騎士喇蛄が、大蝦蟇姫に続いてチンポに潜り込んだのだ。
「ゔぉッ♡」
もはや少年の身体は肌色の布地のように引き延ばされ、中で蠕く3匹の魔性が好き放題にグネグネと動き回って、見た目的には大変にグロテスクな状況である。
特に酷いのは2人も入っているチンポ。左の金玉に潜り込んで軟化媚毒を撒き散らす煌殻重装騎士喇蛄と、右の金玉を油漬けにしている大蝦蟇姫によって、少年の下半身は奇怪に蠢く金玉袋に覆われてしまったのである。
挙句に中の2人がちょくちょく左右を入れ替わるものだから、金玉袋は脂と毒にすっかり満たされてしまっていた。
だが、本人はそれが気持ち良く思えてしまうのだから因果なモノだ。まあ効果の相乗する3種類の媚毒を大量にブチ込まれているのだから、仕方は無いのだが。
とはいえ、少年は無意味に犯されている訳ではない。ユセド達3人が仕事を終えて脱出するころには、少年の内臓は今までになく活性化しており、流し込まれた大量の媚毒は、激烈な精気に変換されて、彼の身体を駆け巡る。
軟化毒の効果が解呪される頃には、彼の体はすっかり元どおり……とはいかず、脂の詰まった金玉袋と超乳が残ってしまっている。
本来であれば、双方共に皮が持たずに引き裂ける所だが、何しろ中に詰まっているのは特上の「ガマの脂」だ。切り傷擦り傷なんでもござれの超絶回復薬が詰まっていれば、裂ける訳がない。
が、そうは言っても直径2歩の巨大金玉と、同サイズの巨大おっぱいなぞ、少年の望むモノではない。まぁそれ自体が嫌というでは無いが、歩くのに邪魔なのは好ましく無い。
「えっと、僕、このままは流石に」
「ああ、そこはご安心ください! 最後のコースを堪能してもらえれば、スッキリしっかり健康そのものな身体になりますから!」
「あ、まだあるんですね。じゃあよろしくお願いします。……それで、最後はなんですか?」
「オイルマッサージで肉体をほぐし、ザーメンクレンジングでデトックス。さっきの内臓マッサージで内臓もすっかり元気になっていただいたので、最後は魂や魔力を元気にしていきます! 私たちの出番は此処で終わりなのですが、専門のスタッフが参りますのでしばらくお待ち下さいね!」
「へー。魂と魔力……って、此処でお別れなんですね大蝦蟇姫さん達。……えっと、もし良ければ今度オフで……」
「あらお客様、ナンパですか?」
「まぁそんな感じです。何か、前戯を無限にしてもらってバイバイみたいな感じなので……」
「じゃあ、今日のコースが終わったら私達もシフトが終わるので、どうでしょう。……素敵なおちんぽをお持ちのお客様なら、喜んでお相手しますよ」
「やった! あ、名前は……」
「私はフクと言います。こっちの煌殻重装騎士喇蛄はカミーレ。ユセドちゃんは名乗ってたから知ってますよね。……じゃあ、早く施術が終わるように、引き継ぎスタッフ呼んできますね!」
「はーい!」
と、調子良くナンパを成功させたソアゼル少年だが、金玉と胸の巨大化をどうにかしない事にはそれどころでは無い。今は施術を最後まで終えるのが先決だろう。
そして、そんな彼の元に程なくしてやってきたのは、見慣れない魔物であった。
壁をすり抜ける非実体かつ半透明のその魔物は明らかに霊体であるが、迷宮に以前から生息する憑依霊や性奴霊とは異なり、身なりの良い格好をしているのが特徴である。
ただ、身なりが良い、というのは業深迷宮基準。シルエットはドレス姿なのだが、彼女の衣装はとんでもなく卑猥なドスケベドレスなのである。
全体の構造としてはビスチェドレスに近いのだが、肝心のビスチェ部分はワイヤーフレームしか無い。たわわな乳房は数本の細い針金で支えられて丸見えになっており、肉に軽く食い込む鋼線が全裸よりもいやらしく女の肢体を強調している。
そして、ドレスらしいレースやフリルがついているのは、サイドのみ。正面と後ろはフルオープンであり、丸見えのパイパンマンコやアナルを強調するように、鼠蹊部にを経て尻の割れ目を割り広げるように、細いベルトが付いている。
そして、強調された乳首、女性器、そしてアナルには、煌びやかな宝石をあしらった極太プラグが突き立っているのだ。
そんな卑猥な魔物の名は、
「本日、仕上げを担当致しますヨェロゥと申します。よろしくお願い致しますね、お客様」
そう言って会釈するその姿は青白く生気が無いが、ひどく艶めかしい、まさに『幽霊』というべきもの。
恐怖からか情欲からか、ソアゼル少年は生唾を飲んで、彼女にどうにか会釈を返し、最後の施術を受ける覚悟を決めた。
そんな彼に対して、心操霊嬢のヨェロゥが行ったのは、フェラチオだ。
「ではさっそくですが、私の口淫にてお客様の魂を刺激させていただきますね」
そう言うと同時に、パクンと少年のチンポにしゃぶりついたヨェロゥ。その口内は冷たく、少年のチンポは当然の様に縮んでしまう。
だが、奇妙な事に、チンポが縮んだにも関わらず、ヨェロゥは『勃起チンポを咥え続けていた
』。————少年の股座に現れたのは、半透明の勃起チンポ。言うなればチンポの幽霊である。
これこそ、このエステの最後を飾る、魂のマッサージ。肉体から霊体を一部引き剥がして刺激する事で、魂を刺激する魔性の業である。
「私は幽霊。この声を出すのに喉は必要ございませんので、不躾ながらお客様のソウルチンポをしゃぶりながらお話させていただきますね♡ 当サロン自慢の霊魂マッサージはこのように、生霊を一部表出させ、霊魂を刺激してまいります♡ 先程大量の媚毒をお客様にご提供致しましたのは、この施術で消耗する精気を予め補填するための事。ご容赦くださいまし」
そんなヨェロゥの説明は、もはやソアゼル少年には聞こえていない。チンポの生霊をむしゃぶる彼女の口淫は、穏やかな説明口調と相反して凄まじく激しいのだ。
喉輪締めを多用した濃厚フェラは、呼吸不要な幽霊だからこそ可能な業。もちろん精気で強化すれば人間だって無呼吸活動は可能だが、喉の奥まで勢いよくチンポを突っ込みまくれば反射で咽せるのが生き物のサガ。
その点ヨェロゥは全くそんな事がない。幽霊の能力を遺憾無く発揮して、生物には不可能なセルフ高速イラマチオをやってのける。
だが、そんな強烈な快感を受けても、霊体のチンコでは射精出来ない……そんな風にもどかしく思うソアゼル少年だが、その直後彼は射精した。
と言ってももちろん精液では無い。霊体のチンコから迸ったのは精気である。
それをしっかりと喉奥で受け止めたヨェロゥだが、彼女は顔色一つ変えずに、お掃除フェラに移行しつつ説明を続行する。
「ソウルチンポで精気を放つ行為は、肉体からの精気を魂を通じて解き放つもの。繰り返せば肉体と魂の接続が強まります。どんどん精気を射精して行きましょうね♡」
そう甘く優しく語りつつ、やっているのはえげつないバキュームフェラ。真空にチンポを入れてもこうはなるまいと思えるほどの吸引を行いつつ喉奥までの深いストロークを繰り返すその口淫は、掃除というより掃討だ。
文字通り魂を吸われる快楽に呆気なく第二の射精をキメたソアゼル少年は、脳が揮発する様な快感の中で、肉体が練り上げた精気が魂に通るその感覚を掴みつつあった。
同時に見る間に縮んでいく金玉袋と胸。しかし、その速度は、彼がペニスの生霊から放出している精気の量には釣り合わない。
それもそのはず、まだ曖昧な魂と肉体の接続では、ロスが余りに多いのだ。
だが、ソアゼル少年には頼れるプロのエステティシャンが付いている。なにかを掴みつつあるその状況を機敏に察知したヨェロゥは、ようやくペニスから口を離すと、寝転ぶソアゼル少年を跨ぐように、寝台の上に立つ。
「お客様、ただいまより最後の施術の仕上げに参ります。さあ、よくご覧くださいね」
そんな言葉と共に、ヨェロゥは自身のマンコにブッ刺さったジュエリーだらけのプラグをゆっくりと引き抜いていく。
全体は金。形状はエグい螺旋を描いており、まるで竜巻だ。その表面には螺旋に沿って黒真珠と白真珠が交互に埋め込まれ、イボ塗れの竜巻ディルドプラグという、余りにスケベなジュエリーとして完成している。そんなプラグが愛液をベットリと絡ませながら抜かれる様は、酷くソアゼル少年の性欲を煽り、彼の本物のペニスも再度勃起して生霊ペニスと重なり合う。
だが、プラグでがっつり準備完了なヨェロゥのマンコがペニスをヌルリと飲み込んだ瞬間、生身の方は見事に縮み上がり、霊体のペニスだけが残される。
幽霊であるヨェロゥは口内同様、膣内もまた随分と冷やっこいのだ。
だが、魂のチンポで感じるのは、むしろ熱気。『今から貴様の精気を搾り尽くす』というドロドロした性欲が込められたヨェロゥのパイパンおマンコは、魂の世界ではホカホカに出来上がった極上令嬢マンコなのだ。
ドスケベドレスの巨乳なお嬢様が自身のチンポを騎乗位で咥えている光景は、少年に活力を漲らせるには充分。
激しかったフェラチオと打って変わって、蛞蝓のようにゆっくりと濃厚な腰使いで己を貪らんとする女に対して、少年の中の『オス』が文字通り魂の雄叫びを上げる。
タイミングを合わせ、下から突き上げる少年の腰使い。その衝撃を肉厚のパイパンマンコで受け止めて、膣肉の締まりを通じてチンポに返すヨェロゥの腰使い。
マンコとチンポを通じた魂のぶつかり合いは、少年の丹田を沸滾らせ、金玉袋と胸の媚毒を瞬時に食いつぶす。そして、ついにその精気は漏らす事なく魂に伝達され、魂の金玉に装填されたのだ。
それを察知したのか否か、ヨェロゥの膣肉は一層締まり、飢えた子宮口が亀頭に吸い付いて、精気を吸い出さんと熱烈なキスを交わす。
直後、少年が迸らせた魂の奔流がペニスを突き抜け、幽霊である筈のヨェロゥの胎を、ぼってりと膨らませていく。
————『ソアゼル』は経験の蓄積により技能『全身全霊』を手に入れました!
そんな告知音が脳裏に響く中、精気を一気に出し尽くした少年は、眠る様に意識を手放し、微睡んでいく。
アポリオンモールにまた来る時は、もう一度エステを受けよう、などと思いながら。