業深迷宮の古参種族である淫角鬼系統。その中で現状最上位種にあたる淫妖艶美大角鬼は、身の丈4歩を超える大鬼であり、同時に美男美女である。
大きく強く美しいその姿はまさに鬼そのもの。筋骨隆々の体躯と、強力な催淫と催眠の力を持つ魔声。そして何より種族的に持ち合わせている『嗜虐心』が、迷宮内でも随一の戦闘種族として、淫妖艶美大角鬼の名を知らしめていた。
とはいえ、どんな種族にも、変わり者というのはいるものだ。
淫妖艶美大角鬼の場合、ミズモというメスの個体が、それにあたる。
淫妖艶美大角鬼としても大柄な、身長5歩近い彼女は、他の個体と違って筋肉質とは程遠い華奢な肉体をしている。胸も尻も太腿も肉が少なめなその身体は、はっきり言って貧相だ。
彼女はそんな華奢な身体に、なんと服をしっかり着込んでいた。異界の知識を元に構成された、可愛らしいワンピースドレスを身につけた彼女は、さながら『魔界の御令嬢』とでも言うべき、瀟洒な外見をしている。
そして極め付けなのは、彼女の性格。本来、活発で凶暴な『鬼らしい鬼』である筈の淫妖艶美大角鬼だが、ミズモの性格は内向的かつ妙に穏やかなのだ。
現に今も、彼女は自分の部屋のベッドに腰掛けて、備え付きのサイドテーブルに片肘をついてのんびりと読書に勤しんでいた。
そんな彼女の世話を焼くのは、可愛らしいフリルのついた衣装に身を包んだ少年たち。3倍の体格差があるミズモの事を恐れず、甲斐甲斐しく彼女の机の上を歩き回って世話をするその姿は、実に幸福そうである。
彼らは『人間牧場』出身の高級愛玩用人間。全員が『種馬一級』以上の職業と美しい容姿を持つ、業深迷宮の高級ペットだ。
もちろん人間牧場出身者にも迷宮における市民権はあるのだが、彼らは生誕直後から『家畜』としての教育をみっちり受けたある意味エリート。その中でも最も従順な者を繁殖用個体として継代する事で、彼らには遺伝子レベルで家畜根性が染み込んでいる。もはや先天的に『隷従』『忠誠』『盲信』の技能を持つレベル、と言えばわかるだろうか。
そんな家畜人間達にとって、飼われる以上の喜びはない。それに加えてミズモは優しいご主人様だ。幸せいっぱい夢いっぱい的な表情で彼女に仕えるのも当然である。
そんなミズモに飼われているのは、3人の少年。血統書付きの三つ子であり、芸術的なまでの少年美と、実用的な技能を兼ね備えるハイエンド家畜人間だ。
主人への忠誠心に骨の髄まで染まった彼らは、ミズモに仕える悦びを胸に、今日も元気に働いている。
その気遣いのレベルは凄まじく、今も彼らの主人が少しばかり喉を渇かしているのを即座に察して、ティーセットの用意をテキパキと進めていた。
一抱えもある大きなカップとソーサーを担ぎ、テーブルの上に持ち出す姿は、まるで妖精の様だが、デカいのはミズモと家具や食器の方。
大きな荷物を器用に操る彼らは、続いて高さが腰まである大きなガラスのティーポットを3人がかりで担ぎ出して、おもむろに服を脱いだ。
「ミズモ様、お飲み物は上と下、どちらのミルクになさいますか?」
「ん……ブレンド」
「かしこまりました」
そんな会話の後、ポットを囲むように立ちその蓋を開けた3兄弟は両隣に立つ自らの兄弟の身体へと手を伸ばす。
左手はアナルに。右手はチンポに。自らの手ではなく、敢えて兄弟同士で愛撫することで興奮を高め、更に円環を描く愛撫の応酬がさながら輪舞の如き可憐さを醸し出す。
見た目と実用性を兼ね備える、完成度の高いチンポ搾り技法は、この三兄弟が高度な教育を受けている事を示している。
そして、3人がかりでの搾精は、それ自体にも重要な意味があった。彼らの身体は淫系統魔物の食用を前提とした様々な改造を受けており、彼ら3人は1ユニットとして運用するのが前提なのだ。
まずは長兄。彼の精子は3兄弟で最も巨大だ。金玉袋の中で蠢き、チンポを通って外界に出て行く一粒一粒を余裕で目視できる、頭部直径3指、全長20指の超大型精子は、もはやヒトの生殖細胞としては失敗作と言えるだろう。何しろヒト卵子の200倍の大きさである。受精できる訳がない。
そんな巨大な単細胞のほとんどを構成するのは栄養素。糖分が多めだがタンパク質と油分も程よく配合されたその味わいを例えるなら、高級な砂糖なしカスタードである。濃縮した卵黄のよう、と言い換えても良いかもしれない。
そして、のたうちながらチンポを這い出るその巨大精子がボトボトと音を立ててポットに落ちる際、競うように精子が尿道を駆け登ることでボコボコと歪に変形を繰り返す淫靡なチンポは、視覚的にも主人であるミズモを楽しませる素敵なエッセンスとして働いている。
そして射精というより産卵に近いその在り方と呼応する様に、長兄の男の子乳首からは大量の乳が滲み出る。
その溢れ方は多量ではあるものの穏やか。男にしては乳輪の大きなピンク乳首の全体から滲み出る母乳は彼の体表面を流れ、腰を突き出した姿勢によって最終的に金玉袋を伝うことでポットの中へと注がれるのだ。
岩清水が山を下る過程で栄養分を含み海に注ぐが如く、少年の身体を流れる事で淫らなショタエキスをたっぷり含んだそのミルクは、サラサラとした見た目に反して濃厚な精気の味わいを秘めている。
そして、続く次兄はといえば、これまた個性的。
まず精液だが、巨大精子が売りであった長兄と打って変わって、彼の精液は低粘度でまさにミルクのよう。
ともすれば放尿にも見えかねない程ジョボジョボと豪快にポットに注がれる精液は、しかし尿ではあり得ない濃厚な性臭を放ち、明確な白さで以って確かに己はザーメンなのだと主張している。
そして、次兄の身体から放たれる白濁液のアーチは1本だけではない。3兄弟の中でも最も大きく長い乳首は、薄い胸板にチンポが生えているかのようにも見える背徳的な逸物。
その内部で一本に集約され、尿道と同様にライフリングによる回転機構が備わった乳腺からは、これまた景気良く母乳が放出されずに美しく弧を描いてポットへと落ちている。
彼の役割は、3つの白濁液アーチを勢いよく注ぐ事でポットの中身を掻き混ぜつつクリーミーに泡立てること。
そして、その泡立ちをサポートするのは末っ子の仕事。
メリ、メリメリ、メリ、と音を立てて三男坊のチンポを大きくこじ開けるのは、そそり立つ白い棒。
まるで樹脂のような質感のそれは、紛れもなく三男坊のチンポから出て来ている精液だ。
大量のムチンを繋ぎに精子が高圧縮されたそれはゴムのように緩やかに屈曲しつつポットの内部に入っていき、次兄のシャバシャバザーメンへと速やかに溶けてその粘度を増大させる。
そんな凝り固まった精子によってとろみ付けを行いつつ、末っ子は同時にその慎ましやかな少年おっぱいからドロッドロのスライムのような母乳を放出し、ポットの中へと落としていく。
その正体は大量の乳糖でコンデンスミルクと化した母乳。甘み付けに申し分ないその母乳でもってザーメンショタ母乳ラテの味付けを行うのが末っ子の大事な仕事なのだ。
そして、そんな彼らが文字通り精魂込めて作ったドロドロで泡立ちまくった白濁液ジュースポットは、ミズモによってさも軽そうに持ち上げられ、手酌でティーカップへと注がれて、美味しそうに飲み干されていく。
もちろん、その間も少年達の仕事は続く。
白濁液が少しこぼれているテーブルの上にひれ伏して全ての白濁液を舌で丹念に舐め取り、互いの体に残った白濁液も同様に舐めしゃぶりあった彼らは、再びフリルの衣装を纏い、読書を楽しむ主人に奉仕するのだ。
楽器を持ち出してきて邪魔にならない程度の音量でミズモが好きな音楽を演奏する彼らの姿は先ほどまで淫乱ザーメンショーをしていたとは思えぬほどに美少年然としており、ミズモとの縮尺比も相まってまるで高級なオートマタ付きオルゴールのようにすら見える。
業深迷宮らしからぬ穏やかなその光景の中、ただミズモが時折口に運ぶカップからズルズルと糸を引く極濃雄汁だけが淫靡さを残し、彼女が確かに淫魔であり、少年たちがその愛玩動物なのだと主張していた。