バビロン復活の為に、その生命力を捧げる住人達。その中に居るのは当然ながらマイノーラだけではない。
精気出力という点では迷宮内でも上位に位置するジェミー。彼女もまた、精気の供給に耽る1人である。
第四界層の主であるヘラエ。その巨大な女体花の子宮内で暮らしているジェミーを愛撫するのは、無数のツタと人間大の女体花だ。
そばかすの目立つ、地味で細身な少女に見えるジェミーだが、その年齢はつい先日40を数えている。迷宮内では『苦悶の求道者』の不死身の長老一族を除けばかなりの高齢と言えるだろう。
しかし、その肉体の瑞々しさは並の10代を遥かに超える。
そばかすこそあるものの、ハリと艶のある肌には産毛の一本すら見当たらず、毛穴の汚れも皆無。身体のあらゆる部位にはしなやかな筋肉が張り巡らされ、その上に乗った適度な脂肪が魅力的な女体のラインを生み出している。『地味だけどあいつエロいよな』と男子が交際の妄想をしてしまうような、素朴な少女の魅力を具現化したような姿と言えるだろう。
だが、その身体を弄ぶのは、男ではなく女の指先。
「でヘヘヘへ……♡」
「ヘラエ、貴様良い加減にその腑抜けたスケベ面はどうにかならんのか?」
「超絶ドスケベなジェミーちゃんが悪いんですよ?」
「責任転嫁甚だしいな全く」
そんな会話を交わしながらも、ヘラエの指先は絶え間なくジェミーの肌を撫で、ジェミーの唇は息継ぎを交えつつ豊満なヘラエの乳房にしゃぶりついている。
穏やかで、それでいてねっとりと濃厚な女同士の行為。互いに『善いところ』を知るが故に異性のそれよりも深い快楽を貪り合うのが同性セックスの醍醐味だが、それ以上に毎日飽きもせずに乳繰り合っている互いの関係性が、その快楽を際限なく引き上げている。
だが、ジェミーは仮にも元冒険者三段。快楽を貪るだけが能ではない。
彼女の下腹、ベルトのように刻まれた淫紋のバックルに当たる『丹田』からは激烈な赤光が放たれており、とんでもない量の精気がバビロンへと捧げられていることを示している。
三重共鳴精気炉心。冒険者から
だが、その代償は大きい。限界を越えて稼働する炉心が放つ莫大な精気は、当然ながらジェミー自身の体内を駆け巡るのだ。
それがもたらすのは、破局的なアクメ爆発。性闘士の精気コントロール能力を駆使して脳を保護しているから良いものの、彼女の首から下は酷い有様になっている。
まずは乳首。管状のツタが接続されている彼女の乳首から溢れるのは、超大量という言葉が生温い莫大なアクメ母乳。流石のヘラエもその全てを吸収しきることが出来ず、已むを得ず数十万を越える己の女体花のおっぱいから余剰分を放出しているのだが、それだけ出口を増やしてなお、噴水のような凄まじい勢いで射乳されるのだ。
当然ながら、その水源ならぬ乳源であるジェミーのおっぱいから放出される際の勢いは桁外れ。放出速度は音速の50倍、放出量は
そして、それだけの母乳を生み出す源は血管に接続されたヘラエの触手からジェミーに注入されている特製の媚毒。
濃縮に濃縮を重ね、極めて高粘度のタール状にまでなった特濃のそれを絶え間なく大量に流し込むことで、ジェミーの炉心は最高出力での連続稼働を可能にしているのである。
そんな無茶苦茶な状態のジェミーから溢れるのは、当然母乳だけではない。彼女のおまんこに輝くのは、転送術式。異常なまでに溢れる濃厚白濁本気汁を迷宮外部へと転送するその術式は、先日の兵器コンペで販売されていた『白い雨』と同様のもの。
業深迷宮直上に『上に向けて打ち出す』ように転送されたその愛液は上空の雲をブチ抜きながらも空気抵抗で急速に霧と化し、雲となって、ベトベトギトギトの白濁愛液の雨を超広域に撒き散らす。
生臭いドスケベフレグランスの雨が降り注いだ一帯では、当然ながら淫系統魔物である魔淫蟲が大量に湧き、ある程度の均衡を保っていた業深迷宮周辺の汚染が並々ならぬ速度で進行する。
おまんこで天候を変え環境を変える程のアクメは、まさにジェミーの才能を雄弁に語るもの。上も下も大洪水なその有り様はだいぶ酷いが、迷宮において最強クラスの精気出力の為には致し方のないことだろう。
表層意識を魔術的に保護する事でまともな人格を保っているジェミーだが、その本能の部分は全力で絶頂し続けているので、ヘラエに軽口を叩きつつもその顔はどうしようもなく蕩け、無意識のうちに甘い吐息が漏れ出してくる。
「迷宮復活の為とはいえ、流石にこれはキツッ……♡ んぅ♡ ……キツイな」
「おやおやおやぁ〜♡ ジェミーちゃんったら可愛い声出して誘ってます?」
「馬鹿なのか?」
「酷いですねぇ。おまんこでそのわがままな口を塞いであげても良いんですよ?」
「馬鹿なのか……」
「憐れまないで!? 嘘ですから、ちゃんとキッスで塞ぎますからぁ!」
そう言って『ちゅー』と唇を窄めて突き出すヘラエの姿は、その素性さえ知らなければ魅力的な美人に映る。だがジェミーはその滑稽な性格を知るが故に苦笑を漏らし、その唇に噛み付くようなキスを落とした。
その唾液にすら溶け込む高濃度の精気を味わったことで即座に絶頂するヘラエの女体花。アヘ顔でキスイキ気絶をキメるその姿にやはり滑稽だなと苦笑して、ジェミーは入れ替わる様に現れた新たな女体花と乳繰りあう。
単体で炉心として成立するジェミーを外部から強力にブーストしての精気の大量生産。負担の大きいこの行為を続けることは、ジェミーやヘラエの生命力を削る行いだ。
だが、そんな負担を感じさせない程に、彼らの行為は和気藹々としたものだった。
* * * * * *
苦悶の求道者達が全身を傷つけながら瘴気を捧げ、虜囚苗床の負荷を引き上げて瘴気を絞り出し、住民達の捧げる精気と淫気を抽出する。
そんな迷宮全てを賭した生贄の儀式の果てに、アンナの胎はいよいよ直視不可能な程に発光し、内部空間が拡張されているはずの腹部が冗談の様に膨れ上がった状態だ。
超高エネルギーの一極集中。全てのリソースをバビロンへと捧げ、魔王を復活せんとする儀式の果てが、今、迷宮最奥のアンナの部屋で、結実しようとしていた。
だが、その方策が進行すれば進行するほどに、その中心に存在するアンナは言いようの無い『重さ』を感じている。
瞬きをする間の時間が百万年に延びたかの様な感覚。いつから自分が息を吸っているのかわからなくなるほどの時間息を吸い、いつ終わるともしれない長さで息を吐く。
その症状はアンナの周囲に留まらず、やがては迷宮の枠組みを越え、湿地帯周辺を起点に世界全体に波及していく。
何もかもが無限に『遅くなっている』。
それをこの世全ての生命が知覚した、その直後。
世界は灰色に停止し、その中で唯一知覚を保ったアンナだけが、全く見覚えのない異界の文字が視界を埋め尽くす光景を目にすることとなる。
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