※この作品はR-18です。

業深迷宮日誌   作:黒山羊

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リハビリ投稿


迷宮人爆誕

 業深迷宮居住区。迷宮最下層にあるこの場所は、地球32個分という『普通の生身の人間なら一生掛けても端から端まで移動できない』という気狂いじみた土地面積を誇る超空間である。

 

『空間の魔物』である迷宮核が大魔王にまで至った結果、地上世界に紐付けられた身でありながらその数十倍の領域を有する主従逆転現象を引き起こしているその内部は、邪神が定めた軛さえなければ十分に一つの世界と言える規模を誇っている。

 

 そして、その空間の内部にギッシリと詰まるのは、積層された都市の街並み。異世界風にいえば『ショッピングモールとマンションが混合されて無限に続く』様なその空間は、一個の人間にとっては無限と言って差し支えない領域と化している。

 

 そんなクソデカ九龍城砦のような世界で暮らす住民達は、もはや外界の人類とは別種ともいうべき進化を遂げた邪教徒どもだ。

 

 まず、異常なのは成長速度と老化速度。生まれる前から媚毒をドーピングされている彼らは、迷宮が大魔王に進化する以前から爆速で成長していたのだが、バビロンの復活以降の彼らの繁殖能力はそれに比べて尚異常である。

 

 まずは、母胎の異常な耐久性。身体改造をファッション感覚で行う業深迷宮内の文化の影響で住民の九割九分九厘が改造人間であり、その肉体強度は並みの人類とは比べ物にならない。

 

 個体によっては四肢がもげても自己再生可能な程の生命力を有しており、先日の『超巨大プルナによる居住区一部倒壊』という災害時に死者が出ていなかったのも、住民の異常な強靭さに因るところが大きいのだ。

 

 そして、その強靭な肉体をフル活用した結果が、現在の業深迷宮における異常な出産光景。

 

 迷宮の通路に設けられた公衆分娩台に腰掛けるのは、直径2歩近い臨月ボテ腹を抱えた少女。3対6つの乳房と玉付きふたなりちんぽを持つごく一般的な迷宮民である彼女は、まさに出産の最中であった。

 

 胎児を産み落とすべく拡張される産道から伝わる『快感』に蕩けた表情を浮かべる彼女の股から産まれているのは、どう見ても母胎と同年齢としか思えない『成熟したふたなり少女達』だ。

 

 そう。迷宮民の成熟速度はついに、『胎児の段階で成人する』という異常な段階に到達したのである。

 

 母体から産み落とされた直後に自発呼吸を開始し、自らの手で臍の緒を切って二足歩行を開始するその存在は、到底無力な赤子とは言い難い。

 

 胎児の段階で母胎から『記憶を継承』している彼らは、生まれた直後から既に一市民として迷宮生活が可能なのだ。それが一度の出産で2〜10人ほど産まれると言えば、その異常さがよくわかる事だろう。

 

 とはいえ、そんな怪物じみた迷宮民にとっても流石に親子の情まで失われたわけではない。

 

 現に今産み落とされ、分娩台に乗った『産みの親』の6つの乳房に吸い付いてたっぷりと初乳を飲む成人済み赤ちゃんも、早速親孝行の真っ最中だ。

 

 今回六つ子として生まれた彼女たちは、自分達を産んだ母親の苦労を労うように、乳房に吸い付きつつもその身体を優しく介抱しているのである。

 

 出産アクメに震えるマママンコに右腕を突っ込んで胎盤を引き摺り出し、後産を手伝うのは下段右胸に吸い付く6女。

 

 その向かい側で下段左胸に吸い付く5女は、マンコアクメに釣られてビキビキに勃起しているママチンポに愛情たっぷりのご奉仕手コキを行い、中段の左右の胸に吸い付く3女と4女は、そのママチンポからぶち撒けられる濃厚餅状ザーメンを出産で凹んだ母の腹回りへと丹念に擦り込んでいく。

 

 栄養と精気を豊富に含んだザーメンを塗り込む事で、産後の体型戻りを促しているのだ。

 

 そして、上段の左右の胸に吸い付く長女と次女は、自らの母に対して授乳するという親孝行逆授乳によって母体が消耗した体力を回復させている。

 

 そんな実に美しい親子愛溢れる光景華を添えるようにに、チンズリやマンズリをコキつつ出産を見守っていた周囲の住民が祝砲代わりのザーメンやマン潮をブッ放しているのは業深迷宮らしいと言えばらしい。

 

 尤も、地上の住民が見れば邪教の異常な祭祀的行為と見做して聖神教会に駆け込むこと間違いなしの狂気の宴であるのもまた事実ではあるのだが。

 

 さて、そんな迷宮住民達の進化は何も生育速度の加速だけではない。新世代の住人達に共通する身体的特徴もまた、迷宮民が『地上人とは別種なのでは?』と言われかねない原因の一因なのである。

 

 まず、前提として新世代の迷宮民は総じて『両性具有』だ。いわゆるふたなり、チンポとマンコを兼ね備える彼らは、遺伝子の多様性に関わる種々の問題に目を瞑れば単為生殖すら可能な超生物なのである。

 

 無論、今までもふたなりは迷宮に多く存在していたが、その多くが改造人間だったことを考えれば、生まれながらに真性半陰陽というのは新世代の特徴の一つと言っても良いだろう。

 

 それに続く大きな特徴は、乳房の数だ。乳腺堤あるいはミルクラインと呼ばれる脇から股に掛けてのラインに3〜6対の乳房を持つというシンプルながらも異形なその特徴は、やはり今までは改造によって付与されていた特徴である。

 

 また、地味な特徴ではあるが彼らの骨格もまた、新世代としての特異性に溢れている。まず挙げられるのは、先天性の蛇顎式骨盤。

 

 恥骨結合が消失し、骨盤と仙骨を繋ぐ仙腸関節の可動域が大幅に拡張された結果『骨盤が蛇の顎のように割れる』事で巨大な成人済み胎児を産み落とせるように進化しているのだ。これもまた、従来は改造手術によって得られていた特徴である。

 

 その他の特徴としては、細かい事だが内臓の発達度合いも地上人とはかなり異なっている。生まれながらに先天性の技能として『体内空間拡張』を有する彼らは、その技能に依存する形で内臓を大胆すぎる程に省略しているのだ。

 

 まず第一に食道からまっすぐ肛門まで伸びる単なる管が、彼らの消化管の全てだ。肝臓と膵臓はまとめて小さな肝膵臓となっており、その消化管の脇にペタリと張り付いている。さながらそのシンプルさは鯉や鮒の様な無胃魚のそれである。

 

 そして肺はその内部の空間を拡張した事で小型化し、心臓ほどの大きさとなって、心臓とセットで横隔膜と肋間筋が変異した随意筋の膜に覆われ、胸腔内の上部に固定されている。

 

 その結果、随分と大きく開いた腹腔のスペースに陣取るのは、巨大な生殖器官達だ。本来小腸があるべき部分が全て子宮となり、大腸があるべき場所には卵巣と精嚢がみっちりと詰まっている。股間にぶら下がるずっしりと重い拳大の金玉には心臓の様なポンプ構造が構築され、絶え間なく精子を精嚢へと送り込み貯蔵しているのだ。

 

 唯一常人と大差がないのは、腎臓や脾臓、そして膀胱といった循環器系だけである。

 

 そんなセックスモンスターである迷宮の住民達に対し、ついに世界のシステムが『亜人種』と判定を下し、『迷宮人』なる表記がステータスの種族欄に書き込まれるのには、そう長い時間は掛からなかった。

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