リューザーさん、リクエストありがとうございます。
リクエストは活動報告にてまだまだ募集中ですので宜しければ是非是非。
『世界』と呼んで差し支えない程の規模を誇る業深迷宮居住区。無限に続く街並みが白く美しい、無数のバビロン端末があらゆる行政サービスをあらゆる場所で提供するという超ゴリ押し独裁政治を敷くディストピア。
そんな魔都の生活に、この度新たな狂気の産物が導入されようとしていた。
その名もズバリ『人間家具』。以前からミルクサーバーなどの食品用などで実績のあった『人間の道具的運用』に関する新境地である。
「————と、意気込んで作ってみたは良いものの……需要は未知数だなコレ」
そう呟くバビロンの視線の先にあるのは、彼女自ら設計を手掛けた幾つかの『人間家具』の試作品。毎日恐ろしいスピードで産まれて来る迷宮民の中で『志願者』を募った結果現れた筋金入りの変態達の成れの果てである。————まぁ、成れの果てと言いつつ普通に自我はバッチリ残っているのだが。
そんなキワモノ達、もとい人間家具達は現在、実用環境における耐久試験の真っ最中であり、多数のバビロン端末が、思い思いに彼らを『使用』している。
その中で、まず目を引くのは『風呂』をコンセプトに改造された個体だろう。まず気になる見た目だが、大まかには『肌色の丸いバスタブの
そんな異様なバスタブ部分のフレームを構成するのは、異常に発達した骨盤と脚の骨。そして湯船の大元になっているのは、なんと膣だ。柔らかなサーモンピンクの粘膜で構成されたその内張りはテラテラとした粘膜に覆われており、それでいて特有の性臭を漂わせることはない。
むしろ、バビロンの改造により
そんな人間バスタブだが、利用方法は実に簡単。人間体部分の付け根から生えた『ふたなりチンポ』を軽く
このチンポはクリトリスの感度とチンポのデカさを兼ね備えた超敏感ドスケベ湯沸かしスイッチで、軽く弄ってやるだけで湯船マンコの内壁に空いた尿道からホカホカアクメ潮が噴き出すような性感帯へと調整されているのだ。
そうして湯船に溢れる大量のアクメ潮は発情するマンコの熱で適温に保温され、ものの数秒でお湯張りが完了。元が潮だとお湯の質が気になるのが普通だが、この人間バスタブの膀胱には複数の浄化魔術が仕込まれており、ナトリウム塩化物系の単純温泉に近いお湯が張られる安心仕様となっている。
とはいえ単純な入浴が目的なら、わずか三擦り半で風呂の支度が出来るとはいえこの人間バスタブをわざわざ使う旨味は薄い。魔道具仕様の普通のバスタブでも同様の事は可能だからだ。
だが、バビロンの改造技術を活用して生み出されたこのバスタブには、幾つかの追加機能が存在している。
その機能を司るのは、彼女のおっぱい。3段6対の小振りなその膨らみの3つの谷間に彫り込まれた刺青には、上から『シャワー』『ミストサウナ』『ジェットバス』の文字が記されている。
それらの機能を使用する方法はは、使いたい機能の書かれたおっぱいの陥没している両乳首をコリコリと捏ねるだけ。お湯張り同様の簡単操作で、3種の機能が楽しめるのだ。
まず、最下段の『ジェットバス』。捏ねられれば速やかに勃起するこの乳首は、引っ張る事で最大長さ2歩の超ロング乳首へと変貌を遂げるようになっている。それを湯船に引き込んでやれば、準備は完了。乳首表面の無数の乳管開口部から高速で噴射される母乳が入浴者の全身を刺激して極上のマッサージ効果を堪能できる。
そして『ミストサウナ』の乳首を捏ねれば、可愛らしくピョコンと顔を出す丸々とした乳首から高温の母乳の霧が噴き出して浴室内を満たし、『シャワー』の乳首を捏ねれば、握り拳大もあるクソデカ勃起乳首が母乳シャワーを撒き散らすという訳だ。
このように、入浴中に欲しい機能が一通り纏まっているこの人間バスタブ。とはいえやはり、魔道具製のものでも同様の機能は付加できる事に変わりはない。故に、このバスタブの明確な独自性はやはり『生きた人間』である事だろう。
備え付けのふたなりチンポをしゃぶりつつ下方にある膣穴をいじくり回す優雅な入浴は、淫系統魔物にとって極上の癒し。豊富に精気を含んだ潮に浸かり母乳を浴びれば、明日への活力が無限に漲る事請け合いである。
無機質な魔道具では得られない生き物の温かみこそが、人間バスタブの最大の魅力なのだ。
そんな淫系統魔物需要に特化した人間バスタブの一方で、シンプルに誰が使っても便利な人間家具も存在している。
『多連装高圧洗浄機』と題されたその人間家具の特徴はなんと言ってもその外見。鳩尾から上だけを残した大胆デザインのその身体は両腕によって支えられており、元異世界人の融邪ファントムが『テケテケだコレ!?』と故郷の妖怪を想起する様な外観となっている。
だがその実、彼女の下半身は別に切り落とされた訳ではなく、下肢の萎縮と退化、それに伴う胴部のコンパクト化というのがその実情だ。脊椎が短縮化され胸郭と骨盤が癒着する事でカプセルの様になった骨格の内部に主要臓器が詰め込まれており、ちゃんと胴の下端には膣とチンポと肛門が存在しているのである。
が、それらの器官よりも目立つのは、縮んだ胴体に対してあまりにもデカいその乳房。2対4つの直径半歩の大玉おっぱいは、明らかに彼女の体重の大半を占めている。そして、そんな特大ミルクタンクをぶら下げた矮躯を脚に代わって支えるその腕は、太く長く指の長い、鳥の脚やカエルの脚めいた形状へと変化を遂げていた。
完全にクリーチャーと呼ぶべきこんな外見になってもステータスにはしっかり『迷宮民』と記されている辺りに、この迷宮における『人間』の定義の多様性が伺える。
そんな『多連装高圧洗浄機』だが、用途はしっかり名前の通り。この人間家具の乳首は筋肉によりその照準を自在に操作可能となっており、乳管は牛と同様に内部で束ねられた極太一本仕様。そこからビーム状に母乳を噴射する事で、床や壁の汚れを吹き飛ばすのがこの人間家具の用途なのである。
基本的にセックスばかりの業深迷宮居住区において床や壁がガビガビに乾いたザーメンやマン汁で覆われている事は珍しくない為、この高圧洗浄機の活躍の場には困らない。更にこの高圧洗浄機が噴き出す母乳には高濃度のワックスが含まれているため、洗浄箇所をコーティングして一定期間撥水性を付与することが可能という優れものなのだ。
もちろん清掃用途なら粘魔を使ってもいいのだが、彼らはいかんせん食事として汚れを食べる為、腹が満ちれば仕事をしないし何より動きが鈍重だ。それに比べてこの『多連装高圧洗浄機』なら、4つの乳首を華麗に操り、住宅一軒分の床程度なら物の1刻*1程度でピカピカにしてしまえるのである。
もちろん、『それ、邪神式魔術でどうにかなりませんか?』という質問が来るのは承知の上。それに対する回答としては『使えない住民の方が圧倒的に多い』というのが挙げられるだろう。
呪文丸暗記と儀式素材の準備が出来れば割とどうにかなる聖神式とは異なり、邪神式は莫大な
ついでに言うと、迷宮の『運営上の観点』から迷宮民達を見た場合、大多数の一般迷宮民は『エネルギーリソース』でしか無いのでそもそも魔術の教育は最低限度に絞られているという事情もあるのだが。
さて、そんな諸々の事情の上で開発されたこの『多連装高圧洗浄機』の難点はといえば、稼働前後のメンテナンス。母乳ワックス掛け高圧洗浄には水分と養分をたっぷりと消耗する関係上、彼女達には充分な栄養補給が必要なのだ。
その為の改造が、俗に言う
まぁこの改造、高度ではあれど、効率的に
とはいえこの改造、迷宮民なら誰でもチンポ、マンコ、オッパイの三点セットは所有しているためエネルギー補給法として口淫を採用する堅実な仕様になっており、食事時に両腕を使えない『多連装高圧洗浄機』達にとって自在に動く4つの長い舌は手の代わりにも使える便利な物になっているのだ。
そんな色々と考えられた体躯の『多連装高圧洗浄機』達は現在耐久試験的に延々と床掃除を行なっており、乳腺の炎症等の不具合がないか調査されている真っ最中。そんな彼女達の『エサ』枠として乳首とチンポ、それからマンコを貪られている人間牧場産の迷宮民が上げる嬌声は、高圧母乳の水音によって掻き消されている。
そして、そんな少々喧しい一角から少し離れた場所では、バビロン自身が『どうなんだコレ』と思わなくもない最後の家具が、静かに展示されていた。
その外見を端的に言えば、仰向けに寝転んだ迷宮民の胴体に何やら植物が植えられているというもの。特殊なプレイと言われても仕方がないし、実際におっぱいに自ら木を植えているマイノーラの様な迷宮幹部も居るのだが、これはこういう仕様の『家具』なのだ。
そのものズバリ、『苗床(原義)』である。家庭菜園をして良し、観葉植物を植えて優雅なインテリアにしても良し、盆栽を嗜んでも良しというまさに『苗床(原義)』なこの一品、4対8つの乳房と女性器、そして肛門をプランターとして拡張しており、それぞれの肉穴に育てたい植物の苗や種子を植え付ければ土も水やりも不要の自動栽培が出来るという結構画期的な仕上がりになっている。
この植え付けられた植物を解析し、その性質に合わせた栄養液を乳腺や粘膜から分泌するという細やかな仕様の裏には、代謝系を弄り回したり魔術的加工を施したりといった地味ながら大規模な改造が施されているのだが、あいにく人間花壇と化したこの苗床の見た目はシンプルなので、判る者にしか判らないマニアックな職人芸となっている。
そんなこの『苗床(原義)』、今現在は2パターンの仕上がりで静かに展示されており、バビロン端末達によって時折些細なアップデートを行われつつも、ただ静かに存在し続けている。
まず1つは、家庭菜園仕様の個体。8つの乳房に植え付けてあるのは、『おっぱいフルーツ』*2。冗談の様な名前だが、バビロンが南方から取り寄せた歴としたトロピカルフルーツの一種だ。白色ないし紫色の果肉を持つ濃厚な甘みを持ったこの果物は、柔らかく消化の良い物を好む迷宮民の食生活にも合致している。
そんなおっぱいフルーツは、木に実るタイプの果物。中々の樹高を持つこの果樹が植えられた苗床の乳房は歪かつ巨大に膨らんでおり、十数歩はあるその乳内が太い根に満たされている事が外部からでも十分に見て取れる。
更に特筆すべきは、その乳房から生える幹の本数。乳管一つ一つから突き出るその幹の数は、1乳首あたり20本を超えており、太腿よりも太い立派な木々が密集する様は、もはやちょっとした林だ。
そしてその林を育む乳房からは、シュワシュワと発泡する母乳が絶えず溢れ出ており、周囲に甘いミルクの香りを放っている。この発泡は、苗床の母乳に含まれる大量の酸素に由来するものであり、植え付けられた植物の根を豊かに育むためのもの。そしてこの母乳が木々の根本から絶えず溢れ出ているのは、培養液代わりの母乳をかけ流す事で乳内の根に隈なく酸素と栄養を行き渡らせる為の仕組みなのだ。
そんな家庭菜園仕様個体のすぐ近くにある、一塊の蔓の塊。美しい大輪の花が咲き乱れるその根本で蔓に埋もれているのが、『花壇仕様』の苗床だ。全ての乳房、女性器、そして肛門に植え付けられているのは、誘屎鉄線*3や夢魔睡蓮*4。
魔物の進化インフレが激しい業深迷宮においてはすっかり『可愛いお花』的なポジションになっている彼らだが、魔物は魔物。苗床となった迷宮民を思う存分凌辱し、精気と淫気を貪り倒しているのは言うまでもない。
だが、しかし。発泡母乳を無限に溢れさせ、断続的に潮を噴き、勃起チンポから餅状のザーメンをダラダラと垂れ流してイキまくっている筈の『苗床』は、一切の嬌声を上げる事も身体を震わす事もせず、ただ静かに『苗床』の役目を全うしている。
これは、この『苗床』の特性の一つ。静的なインテリアとしての有用性を考え、ゆっくりとした深呼吸、体液の分泌、排泄、脈拍の維持、思考、そして乳首と陰茎の勃起以外の一切の動作を行うことが出来ない身体に改造されているのだ。
この改造は、魔術的な儀式によって成されており、上記以外の一切の動作を禁じるという呪縛の対価として、苗床は莫大な精気出力を得ているのだ。
静謐性と高濃度精気による植物の育成促進という一挙両得なこの改造の結果、この『苗床』を用いれば毎日新鮮な果実を実らせる果樹や果菜、常に美しい姿を楽しめる花卉を容易に育成できる……というのが本来のコンセプト。
しかし、思わぬ用途として開発完了後に話が持ち上がったのが、『上位の植物魔物用の苗床』としての利用であった。
その一例として、『普通の苗床』として運用している個体達から少し離れた場所に『聳え立っている』のは、歪な肌色の塊と、その各所から飛び出している極太の幹や根、そして巨大な葉と咲き誇る大量の女群花。
『苗床』の穴という穴に根を張り、人体の原型を留めない程にその身体を蝕んでいるのは淫奔女皇海神華*5。淫精芙蓉樹*6の進化個体であるこの魔物の『森』と呼ぶに等しい巨躯を宿した『苗床』の身体は、ちょっとした小山のようになっている。
そんな人間山脈と化した『苗床』は血管、リンパ管、消化管、気管などのあらゆる体内空間に蔓延る根によって大量の精気を吸い上げられながらも、同時に流し込まれる大量の媚毒によって吸われる以上に精気を生成しており、漏れ出す精気で身体を青白く発光させながら、怒濤の如き勢いで母乳、精液、愛液にアクメ潮を加えたドスケベカクテルを溢れさせている。
そんな極上の液肥をグングン吸い上げた淫奔女皇海神華がメキメキと成長すれば、より一層苗床の体内に張る根は太く強く多くなり、搾精の激しさもなお激しくなっていく。
業深迷宮あるあるな性と精の『正のフィードバックループ』によってアクメ無間地獄に陥った苗床。だがそんな状況でも静けさを保っているその性質は、成る程『棲家』とするには邪魔にならずちょうど良いのかもしれない。
だが、それを踏まえても尚『どうなんだコレ』とバビロンが思ってしまうのは、「それ、普通の迷宮民で良くね?」という思考が脳裏に過ってしまうが故のこと。
しかし、そんなバビロンの心配を他所に、これらの家具が爆売れし、製造部隊が嬉しい悲鳴をあげることになるのは、それから数日後の出来事だった。