ハーメルンよ、これが業深迷宮だ。みたいな回に仕上がりました。
狂気、というタグを付けている通りの内容ですのでご注意を。
リクエストなどは割烹までお気軽に!
業深迷宮第一階層『半水没神殿』。アンデッドと淫魔が犇き、それらと戦うべくやってきた多くの冒険者で賑わうこの階層に、最下層からの刺客が現れたのは、ほんの今しがたのこと。
邪教徒集団『解放連盟』の『
新たに迷宮に参入した邪教徒2名が、暇を持て余し、人間を狩るべく迷宮の深奥から這い上がってきたのである。
「いや、急な外出だったのにミダベチさんがご一緒してくれるなんて意外でした。失礼ですが、てっきり武闘派は僕一人だと思ってたので」
「あら、そうでしたか。ふふふ、確かに一見
そんな会話をにこやかに交わす二人は、一見すれば双方素手。さらにその容姿も相俟って、迷宮にいるのは非常に違和感がある二人組となっている。
被虐姫ミダベチ。彼女はレースをあしらった黒のミニスカートの下にシフォン生地のパニエを着込み、赤い革のコルセットに金の紐を通して、大きな胸を強調するように腰で絞られたフリルシャツの襟ぐりから惜しみなく谷間を見せつけていた。
一見すれば生足と胸元という女性の魅力的な部位を露出させた破廉恥な格好。だが、その気品ある所作と彼女自身の雰囲気が相俟って、露出の多い格好でありながら、いやらしさよりも美しさが際立っている。
垂れ目がちで切れ長な目元は力強いまつ毛によって彩られ、凛と通った鼻筋と厚めの唇が大人っぽい魅力を引き出している。
だがその身長は一歩半に満たず、肉感的な肢体を小さな身長に押し込めたその姿は、トランジスタグラマーと呼ぶべき容姿だ。
そしてそんな彼女の隣を歩くのは、可愛らしい少女……の様に見える少年『カマゲイ・ホラレアヌス』だ。
ほんのりとウェーブのかかった栗色の髪、薔薇色に色づき瑞々しく輝く唇、大きく丸い瞳を縁取るベルベットの様に艶やかで豊かな睫毛。
藍色の瞳は満天の星空の如く輝き、綺羅星の眩さと夜の闇の深淵が同居する、人を惹きつける力を帯びたもの。
彼の装束は黒地に桃色の細いストライプが入ったドレスシャツと、超ミニの赤のプリーツスカート。足を覆う黒いサイハイソックスをガーターベルトで止めたその姿は、誰がどう見ても女の子だ。
ただ、骨盤や肩幅、肋骨などの差異を見抜ける者には男と判り、何より喉仏が有る点で彼が男であるというのは明白である。
男を狂わせる魔性の美少年、否、男の
だが、そんな可愛らしい男女コンビの名を聞けば、多くの冒険者は震え上がるだろう。
カマゲイは『
その強力さは言うまでもない。……それに加えて、カマゲイはその戦闘方法の異様さが、『変態的過ぎる』として一層恐怖を集めているのだ。
一方で、ミダベチは強力な呪術を用いる事で有名だ。その上に、彼女は『殺せない』。
彼女が生まれ持つ技能『超速再生』。この細胞レベルでの強力な再生能力によって首を刎ねようが、切り刻もうが、焼こうが煮ようが外傷では絶対に殺せないのだ。
その為魔術や呪術による対処が主となるのだが、彼女自身が強力な呪術師であるという事実が、その対応策を困難にしていた。
そんな彼らの散歩道に、哀れにも鉢合わせてしまったのは、男女混成の五人組だった。
「あらあら。カマゲイ様、お客様が」
「本当ですね。男3に女2……ミダベチさん、女の子の方を頼んでも良いですか?」
「構いませんよ。女同士、姦しく愉しむと致しましょう」
そんな会話の直後、二人が『敵』であると理解した五人組は、先制攻撃を放つべく、魔術の詠唱を開始する。……しかし、それは上位職を相手取るにはあまりに大きな隙だった。
「あら、詠唱するのね。では私も詠唱有りでお付き合い致しましょう。邪神式魔術プログラム、起動。
ミダベチが発動したのは、対象と自分の肉体の因果を接続し、行動や状態を連動させる呪術系魔術『藁人間』。それによって肉体の制御を奪われた哀れな女冒険者達は、ミダベチと共に集団から離れた通路の奥へと誘導される。
それをただ見ているだけのはずも無く、前衛職らしい男達が引き止めようとするが、そこに立ちはだかったのはカマゲイだった。
「行かせませんよ。君たちは僕と男同士楽しく『お突き合い』するんですから。————そうだ、僕もミダベチさんみたいに技の名前を宣言してあげますね。いきますよ、固有技能『
カマゲイがいくつも保有する固有技能の一つ『
だが事実、2歩余りの長さにまで一瞬で伸長したガチガチのおちんちんに穿たれた冒険者は胴鎧を大きく凹まされ、たたらを踏んだ。
カマゲイの超ミニのプリーツスカートの下はノーパンであり、ふわふわプルプルの可愛らしい小さなフグリに、これまた可愛いらしい仮性包茎子供ピンクちんちんがついて、動くに任せてフリフリと揺れている。
だが、一度戦闘となれば、空間が歪むほどに練り上げた精気を帯びた陰茎は必殺の肉槍となって相手を穿つのだ。
この戦闘スタイルを見たものが、敵味方問わず口を合わせて『なんだあの変態野郎!?』とカマゲイを畏怖するのも致し方ない、狂った戦法である。
その唯一無二の『チンポで戦う邪教徒』を前に、対峙した男達が正体を悟ったのはいうまでもない。
顔を青ざめさせつつもより真剣な顔立ちで武器を構え直した三人は、怯えを孕みつつもカマゲイを殺傷すべく手にした剣や斧を振るい、カマゲイの神速で伸縮する男の娘ちんちんと切り結ぶ。
だが、肉と刃が打ち合ったにもかかわらず、金属同士を叩きつけるような衝突音と、火打ち石を打つような火花が飛び、剣の刃が派手に毀れた。
「ふふふ、無駄ですよ。技能『
「くっ、バケモノめ!」
「畜生、なんでこんな所で邪教徒がうろついてるんだ!?」
「俺が知るか!」
「喧嘩していても僕は倒せませんよ? ほら、『
高速で放たれる、陰茎の乱れ突き。先走りに濡れたその一撃は鎧を打ち据え、中の人体を殴り付ける。それと同時に流し込まれるカマゲイの精気が男達の体内で暴走し、媚毒のように発情を齎して行くのだからたまらない。
「僕の
「クソが……!」
舌舐めずりをしながらも、休む暇を与えず雨霰の如く肉槍を打ち込むカマゲイ。
残像で何十本にも見える怒涛の連撃を前に、武器は打ち砕かれ、鎧は吹き飛び、身体中に青痣を浮かべながら冒険者達は崩れ落ちる。
だが、流し込まれ、暴走するカマゲイの精気によって、その傷は次第に治癒し、彼らは無傷のまま倒れ臥す奇妙な状態へと変化した。
「ほら、傷は治りましたよ。立ち上がらないんですか? 立ち上がってこないならどんどん攻撃しちゃいますよ。
斬刀。高速で振るわれるおちんちんから放たれた先走り汁による、飛翔する斬撃の技である。
先走りの水圧やスイングの早さによって切れ味を自在に調整出来るこの攻撃で、カマゲイは冒険者達の衣服を切り刻み、肌に浅い傷をいくつも刻む。
その傷が癒えれば、棍棒の如く巨大化させた陰茎による殴打技『
「お兄さん達、もうギブアップですか? あれ、もしかして男の娘ちんちんでペチペチされて泣いちゃってるんですか? 情けないなぁ」
「……ぐ、ぁ……」
「……。ふぅ……意外と脆いんですねー、この辺りの冒険者って。まだ全然初級技なのに。まだ『
そう告げて、倒れ臥す青年の陰茎に手を添え精気を流し込んで勃起させると、カマゲイはプリプリの男の娘チンポを見せつける様に大きく股を開き、その陰茎を緩やかに自身の肛門へと飲み込んだ。
カマゲイの鍛え上げられた肛門括約筋と直腸の筋層が齎す、まるで無数の唇がしゃぶり付いている様な快感。
その快楽に一瞬青年の意識が浮上したその瞬間に、カマゲイは激しく腰を振るい、ペチペチと青年の下腹部に柔らかく小さなプリティサイズになったおちんちんと玉袋を打ちつけながら、蕩けた顔で青年に精気を流し込み始めた。
陰茎を通じて駆け巡る濃密な精気が脳を焼き、理性を粉砕し、欲望のままに動く獣の本能を呼び覚ます。
カマゲイの技の内、攻撃ではなく『解放連盟』の教義『欲望の解放と常識の破壊』を体現する欲望の強制解放技術としての技が、この
その効果を受け、やがてカマゲイの柔らかな尻を指が食い込むほどに鷲掴み、トロトロのメスアナルに突っ込んだチンコを狂った様に抽送し始めた青年。
もはやその目に理性の気配はかけらもなく、その精神は完全に欲望に染まっている。
そんな青年の欲棒を、直腸を器用に動かす事で負圧を生み出したバキュームアナルでシゴき倒し、精液を一滴残らず吸い上げたカマゲイは、残る二体の獲物に狙いを定め、蠱惑的な笑みを浮かべて躙り寄ると、先程の青年と同様に襲いかかる。
倒れたままの二人を、女性同士の貝合わせの様な体位に組み合わせ、揃えた二本の陰茎を同時に咥え込んだカマゲイの尻穴からは腸液と精液の濃厚なミックスジュースが溢れ出し、ケツバキュームでそれを吸い上げる度に漏れる『ブボボボッ、ズボッ』という厭らしい吸引音が、より一層カマゲイを興奮させる。
チンポで相手を打ち倒し、屈服アナルセックスで快楽堕ちさせる。それこそがカマゲイの解放した欲望であり、ビッチ系男の娘としての欲求だ。
相手が弱過ぎて打倒というより蹂躙になってしまったのが些か心残りではあるが、口で最初の一人のチンポを吸い、ケツマンコで二人まとめてチンポを吸うチンポ天国の喜びと合わせればまぁ及第点。
ズコバコとチンポを食い漁りつつ、そんな評価を下したカマゲイは、そのまましばらく蹂躙を楽しむと、尻マンコと口マンコにたっぷり精液を飲み込んでその場を後にする。
その後に残った三人の青年が既に邪教徒へと堕ちているのは、いうまでもない。
* * * * * *
さて。時刻は少し巻き戻る。
カマゲイと別れ、物陰に二人の女冒険者を連れ込んだミダベチは、早速とばかりに行動を開始した。
ミダベチの古巣である『苦悶の求道者』は、苦痛を与え、苦痛を得る事で、瘴気を生み出す事を信条とした邪教徒の教団であり、ミダベチの思考と嗜好もまた、それに準ずる。
そんな彼女が『藁人間』の術を選んだのは、趣味と実益を兼ねての事だ。
「ふふふ。指一本動かせないでしょう? ……私を凌ぐ腕前があれば別でしょうけれど、貴女達は御世辞にもそうとは言えないもの。ほら、私が身体を動かせば、こんな風に」
そう言って、器用に身体を動かし、ミダベチは女冒険者達と自分の衣服を脱ぎ、迷宮のレリーフに預けてしまう。
全裸の女が3人、人気の無い通路で立つ様はどこかシュール。だが、ミダベチは至って真面目に、彼女流の『攻撃』を開始した。
「さて。では始めましょうか」
そういって、その大きさと柔らかさでほんのりと垂れた大きな胸の間から、ミダベチは裁縫に使うような待ち針の束を取り出した。空間系の魔術を常時展開してあるその胸の谷間は、彼女のカバンになっているのだ。
そしてその針を、軽く炙って滅菌したのち、ミダベチはそっとそれを自身の片目に突き刺した。角膜中央、人体で最も痛みに敏感な部位の一つに容赦なく突き立てられたその針は、強烈な苦痛をミダベチに与え、際限なく涙が溢れる。
だが、彼女が漏らすのは、甘い、快楽に満ちた喘ぎ声。邪教徒故の『瘴気変換』能力により、自分自身の苦悶から産み出された瘴気を喰らい、苦悶と同時に快感を得ているのである。
苦痛と快楽の共存。『苦悶の求道者』の邪教徒達が重んじるその状態は、ミダベチにとってはある種のオナニーに近い。
が、忘れてはならないのは、ミダベチに因果を連結された二人の冒険者の存在である。存在自体が結合されたことで、ミダベチの体感する痛みがそのまま、彼女達にも伝わるのだ。
「イギァァァッッ!?!!?」
「痛い痛い痛い痛いあぁぁぁぁああぁッ、ォアァァーッ!?!!?」
「ふふふ。そんなに喜んでいただけるなんて♡ まだ序の口ですのに、はしたない方ですわね♡」
まるで瞳孔を犯すかのように、ズポズポと眼球に刺した針をピストンさせながら、甘い声を漏らすミダベチと、悶え苦しむ冒険者。
針を抜いた瞬間に眼球が完全に再生するミダベチだからこそ楽しめる被虐趣味であり、苦悶の求道者でもスナック感覚で眼球を突き刺す者はまず居ない。ミダベチは肉体の耐久性のみで言えば苦悶の求道者で最強格の1人なのである。
そんな彼女の自傷オナニーは徐々に激しさを増し、針が複数になり、針山の如く角膜に突き刺さりまくった待ち針をまとめて掴んで前後する激しいものとなる。
挙句に片目では飽き足らず両手で持った待ち針の束を両目にズポズポと挿入し始めたミダベチは、その美しい肢体を快感にくねらせ、股座を愛液でしとどに濡らす。
だが、やがて「んふ♡」という鼻にかかった甘い吐息と共に『軽くイッた』事で満足したミダベチは指先に灯した炎で再び針を滅菌すると、元のケースにしまい込んだ。
その時点で冒険者達は喉が枯れてしまう程に叫び、苦しみ、のたうち回って泥まみれになっている。
……いつのまにか、感覚のリンクを残したまま肉体の制御が返却されているのだが、冒険者達にはその状況を理解できる余裕がないらしい。
まぁ、当たり前だが。
だが、そんな冒険者達を前に、ミダベチは容赦なく次の道具を取り出し、愛しげに頬ずりする。総金属製の『
「ふふふ♡ ……あーん♡」
冗談めかしてそんな事を言いながら、やっとこを口に突っ込んだミダベチは、次の瞬間自身の奥歯を挟み込むと、勢いよく引き抜いた。
麻酔無しの強制抜歯。それも健康でしっかり歯根の発達した奥歯をブチ抜く痛みに、ミダベチはくぐもった嬌声を上げながら、次々と滅茶苦茶に歯を引き抜いていく。切歯、犬歯、割と上下左右節操無しだが、異常な再生力によって抜ける端からメキメキと歯が生えてくるのだから凄まじい。
すっかり血に塗れた『やっとこ』を口から離す頃には、ミダベチの周囲の水底にはどう見ても数人分の白い歯が撒き散らされ、彼女の歯が数回生え変わった事実を示している。
その眼前では苦痛から逃れようと顎を強く押さえすぎたのか顎が外れた冒険者がガクガクと震えて白眼を剥いており、ミダベチは『やれやれ』という様に肩を竦めて彼女達の顎に手を添えると、器用に元に戻してやった。
「ほっぺが落ちてしまうぐらいに美味しい痛みだったのかしら? ……あら、そんなに怯えないで? 私、貴方に何の暴力も振るっておりませんわよ?」
「やだ、痛いのはもう嫌、死ぬ、死んじゃう……死んじゃうよぉ……」
「ふふふ、傷を負って居ないのですから、死ぬ筈がないでしょう? でも心配なら、貴方達に持続性の『気つけ』と『肉体回復』の術を掛けて差し上げましょう。……まだまだこれからですもの、一緒に楽しみましょう? ね♡」
「ヒィ……!」
握り潰された小鳥の様な悲鳴をあげて怯え、涙を溢れさせる冒険者達は、苦痛の恐怖のあまりお漏らしと脱糞をやらかし、目の焦点が合わず眼球が小刻みに痙攣する程の恐怖をその全身で体現している。
『眼球を何度も串刺しにされる』『全ての歯を数回ずつ引き抜かれる』などという拷問に耐えられる者など、歴戦の兵士や騎士でもまず居ないだろう。
ある程度の強者になれば、痛みを感じる事自体が少なくなるが、それは単純に肉体強度が上昇したが故のこと。
痛みに強くなるなどということは『痛みが危険信号である』以上、生物には不可能であり、ダメージではなく『痛み』をねじ込んでくるミダベチの術は、人間に対して余りにも強烈だ。
怯える冒険者達とにこやかなミダベチ。同じ痛みを共感している筈の3人だが、その温度差は氷山と火山よりなお遠い。
そんな、温度差で熱衝撃破壊が発生しそうな空間に、ひょっこりと顔を出したのは、カマゲイであった。
「なんか凄い声してましたけど、大丈夫ですかー……って、お漏らししてる……えっと、無生物転送魔術族『介護トイレ君ver.4.3.7』、っと」
「あら、カマゲイ様。ありがとうございます」
「どう致しまして。……ミダベチさん、結構激しくしてたんですか?」
「ふふ、殿方に申し上げるのは少々恥ずかしいのですけれど、軽く自慰をしておりましたの。……彼女達も一緒に、ですけれど♡」
そう言って、可愛らしく照れるミダベチ。だが、そもそも全裸で居る時点で羞恥心がかなり謎ではある。……が、カマゲイは解放連盟の元幹部。
全裸の人間は親の顔より見てきたし、なんなら親も全裸だった。故にそこに疑問を持つことはなく、そして同時に、ミダベチの趣味を好意的に受け止めた。
欲望の解放こそ、カマゲイの重要視するもの。素直に欲望を曝け出すミダベチに好感を抱くのも当然である。
「なるほど。……そうだ、そういう事なら僕もお手伝いしましょうか? 僕の方はもう終わっちゃって、一滴も精液出してくれなくなっちゃいましたし」
「あら、宜しいのですか? 私、少々人より変わった趣向が好みなのですけれど……」
「あはは、被虐姫の二つ名は有名ですから知ってますよ。大丈夫、僕だって解放連盟でいろんな欲望を解放してきたんですよ? 被虐も嗜虐も一通りやってます」
「まぁ! なんて素敵なのかしら! ……それでしたら、カマゲイ様さえ良ければお願い致します。……私、お恥ずかしながら殿方にお相手頂いたことが無くて」
一層照れ照れと頬を染めるミダベチ。ウンコと小便を漏らして腰を抜かす女冒険者を前に、全裸で『やっとこ』片手に照れる美女、と言う光景はかなり脳がバグりそうな異界の風景だが、この場に居るのはカマゲイも含めて頭のおかしい異界の住人である。
————結果として、誰もツッコミを入れぬまま、和やかに世間話は進行することになる。
「え、美人なのに。連盟の連中なら欲望のままナンパしまくると思いますよ?」
「私の被虐趣味に誰もが逃げ出してしまいまして……私は『優しく愛を込めて』『全身をズタボロにして欲しい』だけですのに、優しいだけの方か、愛のない残虐な方しか……」
「あー……なるほど。でも、苦悶の求道者の幹部さんなら良いんじゃないですか?」
「あら? ご存知ないのですね。苦悶の求道者の男性は、苦痛への欲求を我慢しきれずに、遅かれ早かれ全員が『自分の睾丸を潰してしまう』のですよ。そのせいで性欲が薄くて……」
「すごく納得した。……って、ごめんなさい。話が逸れちゃいましたね。大丈夫、僕に任せて下さい! ちゃんとミダベチさんの欲望を解放してみせますから!」
「カマゲイ様……♡ ふふふ、ありがとうございます。では早速……♡」
そう言って、頰を染めながら『やっとこ』をカマゲイに渡したミダベチ。それを受け取ったカマゲイは、豪語しただけあって手慣れた様子でそれを握る。
だが、それをいきなり使う事はなく、おもむろにミダベチの唇へと口づけ、その口内へと舌を差し入れた。その行為に対し茹で蛸のように赤面しながらも、ミダベチもまた、おずおずと舌を絡ませて応じる。
全裸のグラマラスなミダベチを抱き寄せて口付ける、女装美少年カマゲイ。そんな倒錯的絵面にも負けず劣らず、そのキスも倒錯的だ。
絡み合う舌、混ざり合う唾液。そこまではごく普通のディープキス。
だがその行為の最中、器用にミダベチの舌を吸い上げたカマゲイは、おもむろにミダベチの舌に噛み付き、喰い千切ったのである。
その行為の流れ弾で痙攣する冒険者を尻目に、ミダベチは嗜虐的で情熱的なキスに激しく絶頂し、腰砕けになりながら、カマゲイにギュッと抱きついてその快楽をもっと味わいたいと言外に訴えた。
そんな彼女の舌の切れ端を呑み込んで優しく微笑んだカマゲイは、その手に握った『やっとこ』を手のひらに産み出した火球で強熱し、鈍い赤色になるまで熱すると、ミダベチの勃起した乳首を焼けたやっとこで捻り上げた。
高熱過ぎて一瞬で神経が死なない程度に加減された温度。重度の火傷を負いながら焼きちぎれた乳首が生え変わったところに、舌を這わせて今度は甘噛み。それと並行してもう片方の乳首を、千切らずに焼けた『やっとこ』で捏ね回す。
そんな、流れるような手際で行われる『愛に満ちた残虐な前戯』を体感したことで、ミダベチはすっかりカマゲイに惚れ込んでしまった。……長年探し求めた『自分を満足させてくれる男』が現れたのだ。無理もないだろう。
「カマゲイ様ぁ♡ すてき、素敵です……殿方に愛して頂けるのがこんなに気持ちいいなんて……♡」
「ふふ、ミダベチさん、可愛い。じゃあ、もっとその可愛い顔が見たいから、僕頑張っちゃいますね」
言うなり、カマゲイは再びミダベチに口づけ、見つめ合いながら啄ばむようにキスの雨を降らせる。
と同時に、身体を密着させた状態から手刀を打ち込み、胸骨をブチ抜いて心臓を鷲掴みにするという、かなりショッキングな行為を行っているのだから、このカマゲイという少年、ミダベチに負けず劣らず狂っている。
外部要因、それも胸に腕をぶち込んで鷲掴みにするというとんでもない行為による、強制的な心臓発作。
その苦しみ、苦痛は並大抵のものではなく、ミダベチは脂汗をドバドバと溢れさせ、フラつきながらも、同時に滝のように愛液を流しながら盛大に潮を噴いて絶頂する。
心停止と絶頂のダブルパンチでホワイトアウトする視界の中で唯一見える、自分に口づけるカマゲイの星空の瞳。その優しい輝きの中に映るミダベチ自身の表情は、まさに『心を盗まれた』乙女のそれだ。
ああ、これが恋なのか。そう自覚すると同時に、心臓がカマゲイの手の中で大きく弾む。恋のトキメキを、ダイレクトに思い人へと伝えられる幸福に、ミダベチは人生最大の一番の喜びを感じている。
だが、それより更に上の快楽が、その直後彼女を襲う。鷲掴みにした心臓をゆっくりと胸の中から引きずり出したカマゲイが、その恋するピンク色のハートに優しく口づけたのだ。
「————ッッッ♡♡♡♡♡」
ミダベチは逝った。人生最大だと感じた先ほどの幸せが毛程に思えるほど、深く、大きく、全力で絶頂した。
世界広しと言えども、自分の『
そんな喜びに打ち震えるミダベチに、クスリと微笑んだカマゲイは自分が身嗜みでつけている指輪を抜き取ると、ミダベチの大動脈を引きちぎり指輪を潜らせて繋ぎ直した。そしてその後もう一度心臓に口づけて、優しく心臓を体内へと戻し、すぐさま塞がっていく胸の傷を撫で回しながら、血に濡れた赤いキスマークをミダベチの胸元へと落とす。
どこまでもミダベチを喜ばせるカマゲイの行為に、もはやミダベチはされるがまま蕩けた顔で彼に抱きつき、幸せを噛みしめる。
そんな彼女を追い詰めるように、カマゲイのトドメの一撃が、ミダベチへと放たれた。
「あれは僕からの婚約指輪です。……実は僕も、女の子相手は初めてなんです。だから、ミダベチさんに声を掛けたのは、その、何というか一目惚れ、みたいな。ほら、男は何億人ブチ犯しても良いですけど、女の子って大切にしなきゃいけないでしょ? だから、その。僕にミダベチさんの初めてと、ミダベチさんの全部をくれませんか。僕、女の子を相手にするのはミダベチさんが最初で最後にしますから」
イカれた告白。初めから一目惚れだったのだと伝えるその一言に、修復されたばかりの心臓が止まりそうな程の喜びがミダベチの胸を貫き、溢れ出す想いを伝えるべく彼女は満面の笑みで答えを返す。
「嬉しい……! 喜んで、私の全てをカマゲイ様に捧げます……♡」
その言葉の直後、カマゲイのスカートの中から伸びたおちんちんがミダベチの処女を貫き、濡れそぼった膣内を押し広げるその感覚に、ミダベチは幸せな溜息を漏らした。
だが、それで終わりではない。どんどん膨らむカマゲイの陰茎はミダベチの子宮を押し上げ、内臓を圧迫し、骨盤を破壊してミダベチの胴体を陰茎の形に膨らませ、ミダベチはまるで巨大な陰茎に手足と頭が生えたかのような異形へと成り果てる。
骨という骨、内臓という内臓を損傷させ、皮膚が張り裂け、背中から背骨が飛び出すその状況。
亀頭の先にぐにゃりと押し付けられた子宮とミダベチが再生能力全開で死守した『指輪付きの心臓』以外は、ほぼ壊滅状態である。
そんな彼女の体内で爆発するように溢れ出す精液が、彼女の脇腹や背中、胸などに開いた傷口から漏れ出す様は、もはや『女性に対する男性の性暴力に抗議する現代アート』と言われても納得の状態だ。
しかし、その表情は幸せの絶頂。天上の天使もかくやという程の、美しく穏やかな笑みを浮かべた彼女は、自分の皮膚や内臓を引きちぎりながら腕と頭だけでカマゲイに抱きつくと、幸せそうにその胸板に頰を寄せる。
————私、今、世界で一番幸せです。
肺がミンチになったせいで声が出ない彼女が、唇でそう伝えた言葉は、しっかりとカマゲイに伝わり、彼女を抱き返したカマゲイはいよいよもって勢いよくその爆根からフィニッシュザーメンを吹き上げて、その勢いで彼女の胴体を心臓から上だけ残して爆散させると、瞬時に再生した彼女の裸の肉体を陰茎の上に座らせて、優しく労わるようにその頭を撫でた。
「僕も、幸せですよミダベチさん」
そう答えて寄り添い合う二人。その傍で『激痛による発狂死』を遂げた二人の冒険者の死体が、静かに浮かんでいた。