こっちは後編なので前編から読んでね!
立ち上る湯気。赤熱し、急激な膨張に屈して崩落する壁や天井のレリーフ。
睡蓮の葉が生い茂っていた第四階層の面影はほぼなく、茹だる熱水と溶融しガラス化して歪んだ壁面の彫像がおどろおどろしい、まさに爆心地としか言いようのない光景が、今の第四階層である。
そんな地獄のような場所の中心部にある、小さな島。そこにぽっかりと開いた下へと続く洞窟から、一人の人影が上がって来た。
「うっわぁ。半端ないなぁ。えーと。
そう言って魔術を起動させ、サイコロほどの小さな箱状の空間を中空に生み出したその人影————バビロンの命を受けて状況回復のためにやってきた迷宮幹部『妖艶羅刹・淫泥魔大公』シヴリンは、次々と魔術を発動させて清掃作業を開始する。
時間を1兆倍に加速した時の箱に湖の水を転送魔術で循環させ、壁や天井も粉砕して砂状にした後同様に箱に循環。すでに湖底へと沈んだものや湖底の泥も、水流とともに巻き上げて粉砕し、容赦なく箱に循環。
先程この階層で巻き起こったのは、上位の冒険者が完全詠唱した『核融合術式』こと『極星消滅波』。熱と衝撃と大量の中性子線を撒き散らす大量破壊魔術は、およそ1人の人間が生み出したとは思えない破壊的光景を作り出した。
そして、その破壊の後に残るのは、大量の放射能を帯びた物質達。
幸い時間の加速による除染作業手順は邪神がバビロンに与えた迷宮核知識にあった為、その作業には無駄がなく、ものの2時間ほどで第四階層の完全な除染が完了した。
そして、そんな作業が終了した第四階層の湖底からゆっくりと浮かび上がって来たそれに、シヴリンは労いの言葉をかける。
「いやーヘラエちゃんおつかれー。大変だったね?」
「……肯定します。潜水が間に合わなければ大変危険であったと報告します。やはり段位を積み重ねた人間は驚異的脅威だと再確認しました。……ですが捕獲に成功したと改めて報告します。私の勝利です」
そういうのは、巨大な蓮華から身を起こした巨人の如き妖女。ヘラエは湖底に高速潜水し水深20歩以上の湖という大量の水を防壁とする事で、あの爆発を生き延びていたのだ。
今の発言によればその上で、ジェミーを捕獲してみせる余裕すらあったというのだからさすがは最高位魔物というところであろう。
「お、ちゃんと捕まえてるんだねー。てっきり見捨てたのかと思ってたんだけど。どこにいんのー?」
「今取り出します。私の胎内に埋め込んだのであの呪文の毒気も浴びてはいません。……んッ♡」
そう言ってヘラエはまるで出産するかのようにジェミーをその巨大な膣から産み落とし、細い無数の触手で拘束すると中空に浮かべるように固定した。
「おおぅ、なるほどー。女の子にはおまんこポケットがあるもんねぇ。……でもこの人間だいぶ弱ってない? おーい、生きてるー?」
「脱水と魔力の枯渇により気絶しているだけかと判断します。すでに胎内に侵入させた私のツタから点滴による治療を実行中です。……彼女が回復するのが楽しみです。稀に見る逸材ですので」
「まぁ、冒険者三段はこの10年だと最強だもんね」
「そこはどうでも良いのです。彼女の容姿を見て気づかれないのですか?」
「いや、覆面つけた鎧装束にしか見えないけども……」
「シヴリン、貴方の変態力はその程度ですか。鎧の上から裸体を透視するところから出直してください」
「いや、別に変態力高めたくないよ? ……んー。そんなに特徴的な容姿かなぁ? 目元を見る限り地味っ子じゃない? ほら、覆面剥ぎ取っても地、味…………あー、なるほど? ヘラエちゃん的にはストライクかぁ……確かに似てるね?」
覆面を剥かれたジェミーの素顔を見て得心がいった様子のシヴリン。その視線の先にあるのは、華奢で、雀斑の目立つ、どこかで見たような顔立ちだ。というか、10年前の痩せっぽちのアンナに瓜二つといっていいほど似ている。
10年前、迷宮創成期にバビロンに堕ち、今では迷宮核バビロンの寵妃として人の身でありながら迷宮のNo.2に君臨する天才苗床。
そんなアンナは、ヘラエの長年の横恋慕の対象だった。
「そうなのですッ! 彼女はッ! あの可愛かった頃のアンナに酷似してッ居るのですッッ!!!!!」
「うるせー……というか、アンナさん今の方がすっごい美人じゃない?」
「む。それはそうなんですが、あれはバビロン様攻略に特化しているのでこう、私向けの要素が削られたと言いますか。エッチな地味っ娘が最高だったんですよ、こう。日常の中に混じる淫らな非日常の薫りを感じさせてくれる地味とエロのマリアージュが深みある味わいを生み出していてですね……いや、もちろん今の美女にまで成長したアンナの努力は全面的に評価してますし、今でもアンナの事は大切に思っていますがそれはそれ、これはこれです」
「うるさくないけど今度は長いし、くどい」
「合法ロリジェネリックアンナちゃん(仮称)に心のチンチンがおっきっきしました」
「あ、はい。ソウデスカ。しかし……なるほどねぇ。んー、そういう事なら俺はお邪魔だろうし帰るね。後のことは任せたよー。バビロン様には報告しとくから、ごゆっくりお楽しみくだされー……僕の気遣いに感謝してもいいよ?」
「ええ、感謝します。これで二人きりで思う存分…………でゅふふふふふ」
「顔ヤバい! あと声もキモい! 嬉しいのはわかるけどさー、なんだかなー。ヘラエちゃん女の子なのにオッサンなんだよなー」
「む……ぶつくさ言わずに報告を急ぐべきだと提案します」
「ういうい。じゃあねー」
そう言ってシヴリンは雑談を打ち切り、地下へと戻る。10年変わらぬ軽いノリだが、彼はアレでヘラエより圧倒的に強い。実質迷宮の最高戦力といっても過言ではない存在だ。
そんな彼を差し向ける程に心配を掛けたことに、ヘラエは一瞬だけ自責の念に駆られるが、次回に反省を生かそうと結論づけて瞬時に思考を切り替えた。
「今はこの子に集中しましょう。……体格差が邪魔ですね。イチャラブセックス用のエロボディは…………こんなものでいいでしょう。この肉体は拘束に集中して、あちらの肉体でお楽しみを……ぐふふ、完璧な布陣ですね。盛り上がってまいりました」
色々アレな笑い声を漏らしながら新たに人間大の花を咲かせ、改めて同スケールでジェミーに対峙したヘラエ。
彼女は手慣れた手つきでジェミーの武装を解除し瞬く間に下着一丁まで変えてしまう。戦いの最中に愛液でずぶ濡れになったパンティ、小振りなちっぱいを隠す胸当て。
それらのみを纏ったジェミーの姿を、気絶しているのをいいことにヘラエはあらゆる角度から鑑賞し、気に入ったアングルを魔術で保存していく。
割と昔から残念な節はあったヘラエだが、どうもこの10年で相当悪化しているようである。
そんな残念な第四階層の支配者の次の行動は、愛液でタプタプのパンティを脱がせるというものだった。だが、変態とはパンツの脱がせ方ひとつとっても変態であるものらしい。
ドローストリング式のジェミーのパンティ。そのウエスト調整用の紐を咥えて引き出し、腰部分を緩めたヘラエは、舌をヌルリとパンティとウエストの間に差し込み、腰回りを舐め回しながらそれをずらし始めたのだ。
腰を舐め、小振りなヒップと慎ましい女陰をしゃぶり、左右の太ももを心ゆくまで味わった後にクロッチ部分を噛んで膝下まで一気に引きおろすその様はまさに変態。いや、ド変態である。
パンティを咥えて満足そうに『一仕事終えたぜ』といった感じで額を拭う全裸の美女。もう変態的すぎていっそ清々しいが、ヘラエはここで終わるような生半可なタマではない。
次の瞬間、もぐ、もぐ、もぐ、とパンティを頬張ったヘラエは口内を満たす愛液まみれのパンティを恍惚の表情で何度も咀嚼し、一滴たりとも逃さぬほどの執拗さで念入りに念入りに愛液を搾り出して嚥下し始めたのだ。
もう種族名を『妖怪・パンツ食い女』に改めるべきなのではなかろうかという気もしてくるが、本人は至って幸せそうである。もう色々手遅れなのだろう。
そうして最終的に固く口内で押し固められて脱水された濡れパンティを何故かヘラエは自分で履いた。
「ふふふ。同じパンツを共有する……これはもはや実質セックスなのではないでしょうか」
意味不明である。
「さて、次はおっぱいご開帳ですね。ぬへへへへ……」
そう言って胸当てに腕を伸ばし、前で本結びに括られた紐を外して、ヘラエはテキパキとジェミーの胸を曝け出させた。
露わになる白めの肌の上に乗った薄橙色の乳首。ささやかながらも確かな膨らみが、弛緩して柔らかくなった胸筋の上でフルフルと揺れる様に、ヘラエはゴクリと生唾を飲んだ。
そして、その手に握った胸当てを、思いっきり嗅いだ後は何故か頭にかぶって御満悦だ。末期である。
そんなヘラエが口付けて、つぅ、と舌を滑らせればその動きに合わせて弾むジェミーの乳房。
激しい運動で流れた汗の溜まった下乳や谷間の塩気をぴちゃり、ぴちゃりと音を立てて舐めとりながら、時に舌で、時に鼻先で乳房を揺らしてその感触を楽しむヘラエの表情はだらしなく緩み、ジェミーから奪い、今は彼女が身につけているパンティにはじんわりと愛液が滲み始める。
そして、その舌による愛撫を受けているジェミーも、意識こそないもののその秘裂からトロトロと愛液を流し、頰には朱がさし始めている。
彼女の肉体に入り込んだヘラエの微細なツタから水分補給として点滴されている樹液、舌によって乳房に塗りつけられた甘い唾液。
そのどれもが特濃の媚毒であり、彼女の肉体に与えられる快感を極限まで増幅しているのだ。
常人を遥かに凌駕したジェミーの肉体の耐久性を見越して投与されたそれは最早正真正銘の毒であり、常人であれば神経を焼き切られて死に至る程のもの。
そんなものを受けてようやく、ジェミーはヘラエに屈し始めたのである。つくづく化け物じみた耐久性であった。
そして、その快感がジェミーの脳を刺激し覚醒を促し、彼女はゆっくりと目を開けた。
「ぐ……」
「おはようございます」
「……ッ! ……負けたか。——フッッ!!!!! ……私の膂力では逃れられぬように拘束も完璧、と。——ッ。 舌を噛むこともできない。魔力も封じられている、か。………………詰みだな。好きにしろ」
「拘束を引きちぎろうとしたり舌を噛もうとするのは予想済みです。魔力もご指摘の通り封じていますね。とはいえ諦めが良さすぎはしませんか?」
「冒険者である以上いずれこうなる日もあり得ると予想していただけのこと。ならばせめてその際に絶望によって瘴気を生み出すことのないよう、覚悟はとうに終えている。拷問するならするがいい。無駄だがな」
「……良い」
「……………………は?」
「良い。すごく良いです。ああ、なんという僥倖。容姿ばかりでなく性格も私好みです。ストイックで冷静、窮地にあっても動じず、死を前にして冷静! 故にこそ貴女のその精神を屈服させ、私のものに変える楽しみがあるというものです。……ああ、その顔がトロトロのアヘアヘになるのを想像するだけでもうパンティがグショ濡れです……♡」
「……変態か貴様? ……いや、変態に違いない。何故私の下着を履いている? そして頭に何か乗せているとは思ったがそれは私の胸当てか……? ……魔物であるとしても理解できん」
「ふふふ。私好みな貴女の垂れ流した愛液が染みたクロッチに私の愛液が混ぜたい、貴女と私の下のお口を間接キスさせたい。そう考えたら我慢ができなかったのです。……でももう、脱いでしまいましょうか」
そう言ってするりとパンティを脱ぎ、頭に被っていた胸当てとともに一本のツタへと引っ掛けたヘラエは、身動きのできないジェミーの前で妖艶に微笑み、パチリと指を鳴らす。
それに応じてジェミーを拘束する触手がジェミーの肉体を無理矢理に動かし、その姿勢をあられもない開脚姿勢に変えると、ヘラエはジェミーの片足を跨ぐようにしてジェミーの女性器に自身の女性器を密着させた。
俗に言う交差位に近いその姿勢でピッタリとすり合わされる秘裂同士が愛液をかき混ぜ、固く尖ったお互いの陰核が押し合い圧し合い弾き合う快感。
それは、媚毒に満ちたヘラエの愛液の効果もあってジェミーにおぞましい程の快楽を齎すが、彼女はその規格外の精神力で冷徹な自己を保ってみせる。
「……なるほど、快楽による籠絡か。淫系統らしい手だな。……確かにこれは凄まじい。男どもがこの迷宮で散っていくのも頷ける。これほどの心地良さとはな」
「素直ですね? もっと快楽に抵抗するものかと思っていましたが……あぁん♡ 積極的な腰使いに私の方が逝ってしまいそうです♡ 女性同士の経験があるのですか?」
「冒険者ならこれぐらいの心得はある。精気の充実で性欲を持て余すものは多いからな。……それに、その手には乗らん。快楽に抵抗するなど精神の消耗を招くだけの愚策だ」
「……快楽を受け入れることで受け流し、精気を奪わせない手ですか。驚嘆すべき精気コントロール能力と、性技の腕前……良いですね、ますます貴女が欲しくなりました。……ああ、申し遅れました私はヘラエと言います」
「…………ジェミー」
ズチュズチュと激しく粘着質な音を立てて擦れ合う陰唇。力づくでの脱出を阻むべくあえてたわみを持たせて自身を支えているヘラエの触手を逆手に取り、動かせる範囲で身体を動かして果敢に攻め立てるジェミーは娼婦顔負けの卑猥な腰使いでヘラエに主導権を与えない。
能動的に快楽を制御することで自分のペースを維持し、快感を受けながらも決して精気は与えないジェミー。
そう易々と一朝一夕に習得できる技ではないのは明白であり、ヘラエは内心舌を巻いた。
————このジェミーという冒険者は、対淫系統魔物戦闘を想定して準備をしてきている。
対淫系統魔物戦闘。
それは概念上は存在するとはいえ、机上の空論と呼ばれる部類のものだ。
淫系統魔物に捕縛された際に精気コントロールと性技による快感の制御を行うことで淫系統魔物からの搾取を拒み、逆に自身は淫系統魔物が好んで媚薬に用いる強壮剤、栄養剤によって体力を回復する。
まさに言うは易し行うは難しの典型であり、成功者どころか実践者がそもそも居ない与太話である。
自分が敗北し、捕えられた場合を想定して、荒唐無稽な訓練を積むというのは極めて非効率的であり、その時間を負けない為の訓練に費やす事を普通の冒険者は選ぶ。
だが、敢えてそこで机上の空論に挑み、実用レベルでそれを体得するというのは、まさにジェミーが超一流のプロフェッショナルであることの証左だろう。
そして相手に通常あり得ない『セックスで淫系統魔物と渡り合う技術』の心得がある以上、ヘラエがこれから行うのは言うなれば『二局目』だ。
先の戦い、暴力による対決はヘラエが制したが、此処からの戦いは性技を凝らしたセックスバトルやバトルファックになる。
依然ヘラエが種族的にも体力的にも有利とはいえ、簡単に陥落できないのは間違いない。
故に真剣に、しかし欲望のままに、ヘラエは主導権を奪い取るべくジェミーの腰使いに対抗し、タイミングを合わせて腰を振るい始めた。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……とリズムよく交わされる陰唇同士のディープキス。
それに加えて抱え込むようにジェミーの頭を抱き寄せて、ヘラエは上下の唇を同期させた。絡み合う舌、押しつぶし合うクリトリス、お互いの肌で撫で上げられて一層固く尖る乳首。
そのどれもが互いの身に快楽を齎し、その度に主導権が目まぐるしく入れ替わる。
ジェミーがリードし、指を交互に絡めた手を引いてヘラエを引き寄せ、その耳穴を舌で穿る。
かと思えばヘラエが隙を突いてジェミーを押し倒し、熱烈なキスとともにジェミーの膣に中指を差し入れ、手早く弱点を探り当てて優しく揉み解す。
流石のジェミーも急所を責められて絶頂しないというのは不可能。だが精気を体内のみで循環させ、絶頂による精気の大量放出ですら『循環速度の一時的増大』として体内に押し込め続けることで、ジェミーはヘラエに一切の精気を与えることなく、媚毒の強壮作用を糧に態勢を立て直そうと画策する。
しかし、女性というのは体構造上、絶頂を連続して体験できる生き物だ。連続絶頂により精気を制御しているジェミーの理性を吹き飛ばさんと、ヘラエは次なる手を打った。
今まで敢えて使用せず、意識はしているだろうが注意は逸れていたソレ。————即ち、触手である。
これまで『花』とジェミーとの勝負では確かに互角。だが、それはヘラエが『全身』を使えばその均衡が崩れる事を意味しているとも言える。
まずは太さ
————ヘラエはそれをジェミーの死角、拘束用の触手の束の中に隠した状態で準備すると、唐突にジェミーの尻穴へと挿入した。
「————ッ!? ふぐぅ……! ……ふーッ、ふーッ…………!」
「ふふふ、いい反応ですねジェミー。私の触手を気に入ってもらえた様で何よりです。……ああ、そんなに締め付けて……♡ お尻の穴がキュンキュン動いてるのが伝わってきますよ?」
「…………んんッ」
「あらあら、精神統一して精気をコントロールしないとダメなのでしょう? 今からこの触手をヌッポヌッポ動かしていくんですから、もっと頑張らないといけませんよね?」
「んーッ!? カッ、カハッ、フーッ、ハーッ……! ひぐッ!?」
「あぁ、素晴らしい精神力です。イキ続けて加速した精気の流れを無理矢理閉塞循環させているのがわかりますよジェミー。……ですが」
ごりゅっ。
そんな音を伴って、脳髄を穿つ快感がジェミーの身体を貫いた。直腸の触手と膣内の指。その2つで挟み込む様に子宮を圧迫されたと理解するまでの僅かな瞬間、完全に脳が硬直する。
それは精気コントロールの崩壊を招くには十分な隙だった。
「ぐっ、うぅぉぁぁぁぁあああああっっ!? ぐっ、ぎぃッ!」
「ふふ、無理矢理押し込めようとしても無駄です、よッ♡」
ヘラエの女体花、そのクリトリスにあたる部分から生えた擬似ペニスが、勢いよくジェミーの膣に突き込まれる。
単純ながら高威力、生物的本能に訴える男根の突撃は、破城槌の如くジェミーの閉ざされた理性の城壁を突き崩し、遂に精気コントロールを完全に崩壊させる。
極限まで高められ、とうに限界を超えているにも関わらず強引に封じられていた精気の決壊。それは、ジェミーにとっていや人類にとって未体験の激烈な快楽を、ジェミーとヘラエの双方に与えることとなった。
「ンッホォォォォッツツッ♡♡♡」
精気をブチまけながら、盛大によがるジェミー。その肉体の中で放出先を求めて荒れ狂う精気は、母乳や愛液として溢れ出す。
だが、規模が規模だけに、その勢いは尋常ではない。乳腺から放たれる母乳は天井まで吹き上がり、まるで攻撃魔術の様な水圧で拡散する母乳の『ビーム』がヘラエの肉体をウォーターカッターの如く切り裂く。愛液の方もまるで堤防が決壊したかの如く、ドボドボと音を立てて吹き出している有様だ。
そして、そんな事態を引き起こす迄に圧縮、蓄積された精気を直接浴びてしまったヘラエの方もまた、盛大にイッていた。
こちらは流石に母乳ビームほどの超常現象を巻き起こしてはいないが、壊滅していたはずの第四階層を一瞬で蓮の葉が覆い尽くし、無数の蓮華が咲き乱れ、一軒家ほどもある巨大な花や人間大の花から立ち上がった大小様々なヘラエの女体が、荒れ狂う精気を喰らっては身悶えしている。
それはヘラエの巨体を満たして余りある程の精気をジェミーが放出した事の証左に他ならない。
やがて、その莫大な精気の放出が収まり、自身の母乳で全身を濡らしたジェミーが力無く崩れ落ちる。
勝敗が決したのだ。
「ぐへへへへへ……イイ、イイですよジェミーたん! ……こうしちゃいられません、ジェミーたんを私の専用にするようバビロン様に頼まなくては!」
そう言って、ジェミーのパンツと胸当てを決意も新たに被り直したヘラエ。だが彼女もまた、強すぎる快感の余波に崩れ落ちる。
死闘の勝敗は、割と僅差だったのだ。