勇者侵攻の一件も落ち着いた現在、業深迷宮では先延ばしになっていた『プレゼント』の魔物化や淫系統化がバビロンのスペックアップにより急ピッチで進んでいる。
そんな残っていた魔物達の中でまず先陣を切って淫系統化したのは『鬼火』だった。
鬼火は燃える火の玉が飛んでいるというなかなか攻撃的な外見の魔物だが、これが淫系統化した『
名前のイメージ通りガス状の魔物であり、例に漏れず全身が媚毒。吸い込めば酩酊感と強い発情を催し、身体の火照りを鎮める事しか考えられなくなってしまうのだ。
本質的には霊体に属する不死系統の魔物で、空気の澄んだ場所で目を凝らせば、媚毒ガスの発生源に指先程度の霊体の核があるのに気づくだろう。
そんな酔情鬼の能力を実証するべく、用意されたのは幼い少年少女だ。業深迷宮内に設けられた人類養殖施設『人間牧場』出身の、魔物の餌となるべく生まれてきた存在である。
「では、これより酔情鬼の能力実証試験を開始する。酔情鬼、まずは少年に攻撃を開始せよ」
実験用に情動をオミットしたバビロンの端末から下される、無機質な指示。それに従って酔情鬼が棒立ちの少年にまとわりつくと、少年は瞬く間に頰を染め、息を荒げてふらつき始め、やがて腰を抜かしてヘタリ込む。
だが、その一方で彼の陰茎はヘタれるどころか固く雄々しく聳り勃ち、先走りをピュッピュと飛ばして淫臭を撒き散らし始めた。
そのいやらしいチンポをその両の手で握り締めた少年が、夢中でそれを扱くようになるのにはそう時間は掛からなかった。
まだ思春期を迎えていない彼のチンポからは精子の混じらない透明な精液が射精され、チンポを扱く幼い手をドロドロに濡らして、彼のオナニーに卑猥な水音を響かせている。
「おちんちん気持ちぃ♡ 頭クラクラでおちんぽの事しか考えられないぃ♡」
シュコシュコと自分の逸物を擦りながら猥語を口走る少年。その姿を冷静に観察しつつ、バビロン端末は続けて水蒸気に少女への攻撃を命じ、此方も無事に発情する事を確認した。
まだ二次性徴も程遠い少女が乳首をビンビンに固く尖らせ、クリトリスを大きく赤く怒張させて、自分に何が起きているのかもわからぬままにブシュブシュと潮を噴く光景。
そんな背徳的なエロスに満ちた情景を演出する少女は、やがて発情しきって近くで淫臭を撒き散らす少年のチンポを本能でしゃぶり、挙句にキツキツの子供マンコで可愛い子供チンポを咥えて幼児同士でまぐわい始めた。
「発情性は高く毒性は低度、即効性……酔情鬼自身は性行為が出来ないとなると、基本的には他の魔物との連携だな。蒸気に紛れられるなら、霧の第一界層と湯気の第五界層に投入しておくか。さて、次は————」
そうバビロン端末が視線を向けた先に居るのは、
骨も無く、臓器も無いが脳と感覚器はあるその存在は、全身筋肉という特性と高い知能を活かして魔術戦士として戦う他、人間社会への潜入などをこなすことが多い。
そんな魔造人間がバビロンに瘴気を注がれて淫系統化した存在は、『
だが、その正体が肉塊であるというのは変わらない。ありえない方向に曲がる関節と、人間を凌ぐ膂力に、柔軟な身体。だが、それと同時に淫系統である伽藍体娃は、極上の性技の使い手だ。
美女に言い寄られて嫌な男は少ない。ましてそれが目の玉の飛び出るような最高の美女なら、なおさらである。伽藍体娃はそんな男心につけ込む魔物と言えるだろう。
そんな伽藍体娃の性能を測るのは、先程同様に人間牧場から出荷された少年。といっても此方は思春期を迎えており、女の裸に欲情する年頃だ。
目の前の美女の魔貌と艶かしい肢体に本能的にチンポをボッキさせる彼はひどく無防備で、美しい女体という外見自体が武器なのだとその態度で証明している。
その油断しきった少年に流れる様な動きで間合いを詰めた伽藍体娃は、そのボッキチンポを即尺で喉奥まで咥え込み、長く深くネットリとしたストロークでフェラチオを開始した。
じゅぷ、じゅぷ、と音を立てて行われる口淫。所謂『喉輪締め』と呼ばれるテクニックを活用したエゲツないそのフェラチオは、瞬く間に少年を射精させてしまう。
驚くべきは、伽藍体娃には媚毒が無い所だろう。テクニックと美貌のみで攻めるその生態は、ある意味で尊敬に値する。
前立腺責め、舌先での尿道責め、玉舐めチン嗅ぎ手コキ。贅沢フルコースで行われる攻めに、少年は敢え無く屈服した。
「スンスン♡ 坊やのおちんちん、凄く雄臭いわね♡」
「あっ♡ ダメ♡ ちんちんクンクンしないで……♡」
「ふふ、じゃあこれはどう?」
「あぐぅ♡ 手、指が、気持ちよすぎ……ッ♡♡♡」
「ふむ。普通にただただセックスが上手いな。冒険者の格好をさせて全階層で満遍なく配置するか。油断を誘って不意打ちする運用が良いだろうな。ああ、伽藍体娃。その少年は君にやろう。持って行って良い。ただついでに其処でアクメ気絶してる幼児達を居住区まで持っていっておいてくれ。——さて、次は何だったかな。テキパキ行こう。……ふむ、牛蛙ねぇ」
牛蛙。まぁ、声の野太い大きいカエルといえば分かるだろうか。普通の生き物だ。
これを淫系統化すると両生類の形質を大きく残した女、というかカエル人間に変貌する。カエルらしく長い脚を畳んでしゃがむ彼女らの特徴は大きく垂れた乳房と、緑色の髪。
淫角鬼と諸に性質が被っているが、ポイントはむしろ『被る』事にある。何と、淫角鬼とは似ているが異なるその歌の効果は、淫角鬼の歌と重複して効果を発揮するのだ。要は単純に催眠音波の威力が倍。これは実に素晴らしい事である。
と、そんな風な分析を済ませて、バビロン端末はフゥ、と息を吐く。
「なるほど。……淫角鬼たちとコンビを組んで第二界層以降に配置しよう。…………さて、少し休憩するか。処理能力が低下してきた。疲労だなこれは」
手早く蛙女の配属を決めたバビロン端末は、そう呟くと休憩を決め込む事にした。まだ先は長いが、焦るほど急ぎの仕事でもない。無理をせずにのんびりとやって行こうと考えたのである。
そう言いつつも、急ぎ足になってしまうのは、なんというか性分だろう。詳細データ採りは実戦投入で行う事にしてサクサク魔物化していくのが、今の彼女の仕事であった。
「だが休憩は休憩だ。一気に3種は流石にやり過ぎた」
* * * * * *
一方、その頃。早速配属先に向かった魔物たちは、湿地帯の汚染を解決すべく攻め込んでくる人類との戦いに早速参加し、その実力を発揮していた。
まずは酔情鬼。早速、第一界層で孤立した冒険者を見つけた彼は、そガス状の体で音も無く冒険者を包み込み、瞬く間に獲物を弛緩させる。
まるで暗殺者の様なその手際。訳も分からず混乱する冒険者に、容赦なく淫猥大蟲が襲いかかる。酔った頭と、緩んだ身体に、淫猥大蟲の相手は荷が重い。四肢を拘束された冒険者は情けなくそのペニスを勃起させ、ガクガクと身を震わすばかり。
そんな冒険者の放つ淫臭に惹かれて寄ってきたのは、第一界層を闊歩する不死者、腐乱花魁だ。
「おや、やるじゃないか酔情鬼。どれ、マンコ役は私がしよう」
手際よく装備を引きちぎり、ズブリ、と腐った肉穴でチンポを喰らった腐乱花魁。それと同時に射精してしまうほどに出来上がってしまっている冒険者に、追い打ちをかける様に、酔情鬼は更にそのガス状の体を冒険者の肺に潜り込ませる。
そうなったが最後、冒険者を襲うのは、呼吸が快感を齎すという地獄の様な体験だ。肺胞の隅々までをレイプされる感覚。肺の内壁全てが性感帯に変わってしまった事で、まるで上半身がマンコと化し、空気を吸う度にチンポで犯されている様に感じるのだ。
「オゴッ♡ げほっ♡ ————ッッ♡♡♡」
咳や咽せ返りが、とんでもない快楽システムに変わってしまった事で、息もできずに悶える冒険者だが、人間はそう長く息を止められない。ましてや、女に跨がられ、セックスしているとなれば尚更だ。
「ははは、コイツ面白いな。喘ぎ声の反動でイッて喘いでるぞ。新手の遊具かな? うん、良いじゃないか酔情鬼。今度お前も居住区のショーに来い。面白くなりそうだ」
そんな『先輩からの賞賛』に気を良くした酔情鬼が更にガスの濃度を上昇させた事で、ブッ壊れた冒険者は、その股間から恐ろしい勢いで精子を吹き出しながら痙攣し、
やがて、過剰な快感で過呼吸に陥った冒険者が失神するも、気絶した側から強制絶頂で叩き起こされる。当然悶絶する彼からは大量の瘴気と精気が搾り取れているのは言うまでもない。
それを吸い取り、増殖する酔情鬼は、そのデビュー戦を無事白星で納めたのだった。
* * * * * *
そして、同じく第一界層において、伽藍体娃も暗躍していた。
身に付けるのは、嬌触装甲。一見すると女冒険者にしか見えない彼女は、迷宮内の小部屋で炊飯の真似事をしながら獲物を待ち、そして首尾よく既に3人ほど仕留めている。
そんな彼女の元に、また新たな犠牲者があらわれた。
年の頃は15前後だろうか。剣を携えた少年が警戒しつつも小部屋を覗き込み、伽藍体娃の姿を見て安堵した様に話しかけてきたのだ。
「おっと、悪い。食事中だったか」
「いや、構わないとも。迷宮で他の冒険者に会うのはそう珍しい事でもないし、此処は私の部屋というわけでもないからね。……君1人か? 仲間は?」
「いや、俺はソロでね」
「なるほど、同類か。……しかし、酷いなこの迷宮は。媚毒塗れでロクに対策もできやしない」
「ははは、確かにな。普通にやってても俺たち冒険者は精気を持て余しちまうってのに、こう精力剤ばかり食らわされちゃあたまんねぇ。……なぁ」
「なんだ。……あぁ、手伝って欲しいのか? 構わんよ」
「ありがてぇ! いや、アンタ、別嬪過ぎて目に毒でな」
「褒め言葉と受け取っておこう。ほら、早く出せ」
冒険者にとっては良くある、性欲処理の手伝い。媚毒塗れの迷宮内とはいえ美貌のみでその展開を誘発させた伽藍体娃は、手際よく少年の陰茎を剥いてやると、その超絶的なテクニックを容赦なく行使した。
こうなってしまえば、後は容易い。
「ひゃうっ!?!?!!?」
グポグポとリズミカルに振るわれる頭と、複雑怪奇に蠢く口腔。堪らず、少年はそのよく締まる喉奥に射精してしまう。
が、萎えない。一向に、チンポが萎えない。極上の快楽空間に囚われた彼の陰茎は、壊れたように前立腺液を垂れ流しながら、尚もボッキし続ける。
流石にヤバイと身を引こうとする少年だが、それよりも伽藍体娃が肛門から前立腺を責める方が早かった。
「ちょ、やめ、ヤバ、ッッ♡ 頭ッ、頭逝かれちまうよッ……♡♡♡ おぉ゛ッ♡♡♡」
4回、5回。繰り返し絞られる陰茎は遂に潮を吹き始め、快感で腰砕けになった身体は、伽藍体娃に支えられて漸く立っている有様だ。
そして、そんな隙だらけの瞬間を逃すほど嬌触装甲は優しくない。瞬く間に少年を包み込んだその外骨格により、少年はその身を哀れな犠牲者4号へと変えてしまった。
「————ッッ♡♡♡」
「げぷ。……ふふふ、ご馳走さま。また今度会ったら、性欲処理の手伝いをしてあげても良いよ、少年」
妖艶に笑う伽藍体娃は、少年を迷宮の配管へと押し込んで、部屋内の偽装を行なった後、再び罠を張って待機する。
悪辣なその手段はじわじわと犠牲者を増やし、伽藍体娃達を警戒した人間達は、お互いに警戒し始めてしまう。それが、伽藍体娃の策略なのだとわかっていても。
* * * * * *
そんな、地獄めいた第一界層を抜けた先の、第二界層。密林らしく絶えず生き物の声が聞こえるこの界層だが、その声の正体は蛙女と淫角鬼だ。
彼らの放つ催眠音波を耳にしたせいで知らぬ間に術中に落ち、フラフラと一人で歩く青年。
そこに飛びかかった蛙女は、手早く男をその強靭な足で組み敷くと、ズボンのボタンを引きちぎって陰茎を取り出し、自身の股の間に差し込むと勢い良くピストン運動を開始した。
跳ねるように激しいその運動と同時に蛙女はその大きな乳房の『全体』からドロドロとした母乳のような粘液を大量に分泌すると、それは瞬く間に男を濡らし、その身体を麻痺させた上で、陰茎を恐ろしいほどにボッキさせる。
乳首のない、蛙女の大きな垂れ乳。その正体は巨大に発達した毒腺だ。麻痺と強烈に強心作用、そして媚毒効果を齎すそれは、ヒキガエルの毒に近い。
それを浴びたが最後、蛙女から逃れるのは絶望的だ。
歌いながらご機嫌にレイプを行う蛙女の声があちこちで聞こえ、それに乗じて淫角妖鬼や淫角鬼も犠牲者へと襲いかかる。
奇しくも同じ緑色の肌を持つ2種族は、文字通り『春を謳歌』し、迷宮第二界層で大いに繁殖するのだった。