ミダベチとカマゲイの暮らすホラレアヌス家の朝は早い。
業深迷宮では一般的な主食である夢魔睡蓮の蓮根餅を焼いて、ハス茶を淹れるのはカマゲイの仕事。そしてオカズを作るのは、ミダベチの仕事。
今日のメニューは沼で取れた鯉のスープ。モツや腹の油、血合いを取り除き酢水で締めて臭みを抜いた鯉肉がたっぷりと入った精の付く逸品だ。
そうして仲睦まじく調理場に立つ2人は、休日は夫婦水入らずで過ごすと決めている。ゆっくりとたっぷりと朝ご飯を食べてから、朝市で買い物デート。そして1日の家事を午前中に済ませて、お昼ご飯。
そして、そこからは、寝るまでずっと、夫婦の営みだ。きっちり前準備して時間を作る辺りが、どこか2人の生真面目さを感じさせる。
欲望を我慢しない、やりたくないことは死んでもやらないという究極の自由主義の権化である邪教徒集団『解放連盟』に所属するカマゲイと、肉体を極限まで痛め付け、死ぬまで自分を追い込む邪教徒集団『苦悶の求道者』のミダベチというカップルが上手く成立しているのは、その性格の一致が大きいのだろう。
ミダベチもカマゲイも、真面目で親切心を持つ、ある種『聖神がそうあれかしとする人間』の様なところがあるのだ。
だが、彼らは間違いなく邪教徒である。
「カマゲイ様、カマゲイ様、お早く。
「ははは、ミダベチさんは我慢するのが得意な宗派でしょ? そんなに手を引かなくてもちゃんとベッドに行きますから。……よっと」
「きゃっ」
そんな甘いやり取りと共に小柄なミダベチを抱え上げ、お姫様抱っこで運ぶカマゲイ。
逞しく男らしいその行動とは裏腹に、カマゲイ自身の外見は、乙女と見紛う華奢で可憐な女装美少年である。
女装家かつバイセクシャルというアイデンティティと同時に、真面目で紳士な面を合わせ持つ彼。そんな彼の邪教徒たる所以は、性格ではなく『性癖』だ。
それはミダベチもまた同様であり、故に彼らは迷宮でも有名なおしどり夫婦として知られている。
「はい、到着ですよ、お姫様」
ベッドに優しくミダベチを下ろし、その上にまたがるようにしてのしかかるカマゲイ。パチリと彼が指を鳴らせば、魔導具で出来た衣装が臍のピアスへと吸い込まれて、彼は瞬時に裸に変わる。
それはミダベチもほぼ同様。違うのは、服を着ている時もスカートの下はノーパン派のカマゲイとは違い、ミダベチは魔術的に着替えても下着が残る事だろうか。
ミダベチの1歩半にも満たない少女の如き小柄さながらグラマラスなミダベチの肢体。
それを飾る下着は、シースルーの黒レースという中々セクシーな見せる為の下着だ。
フロントホックのブラに収められた大きな胸は、それぞれが彼女自身の頭より巨大で、その頂点を彩る珊瑚色の乳輪は手のひら大。
そして、その中心で既にボッキしている乳首は親指の先ほどに膨れてプルプルと健気にブラジャーを押し上げている。
ショーツはフルバックだが、ブラ同様にスケスケで隠すというよりは彩る為の下着である為、バラ模様のレースが美しくミダベチの魅力を引き立てており、非常に魅惑的だ。
そんな下着のままのミダベチを覆い隠す様に身を重ねたカマゲイは、彼女の唇にねっとりと、情熱的なキスを交わしつつ、彼女の小ぶりな鼻をキュッと摘んだ。
「ん、あむ、ぅん♡ んんっ、む、んちゅ、ちゅ、ん♡」
鼻声を漏らしつつのキス。ピタリと重ねられた唇の中で絡み合う舌。そして、被虐思考のミダベチにとって堪らないのが、快楽と同時に彼女を襲う窒息感。既に肺の中に酸素はなく、カマゲイが僅かに漏らす吐息だけが、ミダベチの意識を繋いでいる。
愛する男の吐息だけを吸って生きている実感。胸の締まるような甘美な苦痛。その快楽にミダベチはショーツをしとどに濡らし、軽い絶頂と共に潮を噴く。
そして、唾液の橋をかけながら、ミダベチの呼吸が解放される。当然、人間の反射的な衝動として、彼女は肺に溜まった二酸化炭素をまずは追いやるべく『息を吐く』。
そして、それこそがカマゲイの狙いだった。息を吐ききったその刹那に、再びのキス。収縮から解き放たれた肺が生み出す強烈な負圧。それが齎した深すぎる口付けに、ミダベチはビクビクと悶えながら、本気の酸欠に意識と脳を蕩かした。
そして、今度こそ解放。トロトロの意識で荒い息を吐くミダベチをカマゲイは愛おしそうに撫でながら、濡れきった下着を脱がせ、ミダベチを一糸纏わぬ姿に変えた。
まろび出る柔らかな巨乳が重力に従って体表を流れ、愛液でテラテラと輝く蜜壺が露わになる。その双丘のしっとりモチモチとした触感を楽しみつつ、カマゲイは熱り勃つ股間の逸物をミダベチの中へと突き込んだ。
「ぁあっ♡ カマゲイ様の逞しいおちんちんが私の中に……♡♡♡」
「ミダベチさんの膣内、熱くてドロドロで……相変わらず最高です」
「ふふふ♡ カマゲイ様、もっと、私を感じて、そして私で感じてくださいまし♡」
「もちろんです」
そう告げて、カマゲイはのたうつ蛇のように激しく身体をうねらせて猛烈なピストンを開始する。
カマゲイの『邪教徒』たる所以、その際たるものであり、『
彼の『性癖』はあらゆる行為をチンポで行うというものであり、その為に鍛えられた逸物は自在に伸縮し、刀剣と打ち合えば刀剣が砕かれ、その射精は比喩ではなく山を穿つ。
解放連盟が『ノリと勢い』でとある都市を強襲した際に、街を守る外壁の巨大な鉄扉を、外壁の上から亀頭が見えるほどにボッキさせた超大型巨チンで粉砕した逸話は解放連盟で知らぬ者はいない伝説だ。
そんな彼のピストンが、普通のピストンであるわけもない。いや、実のところ普通にねっとり優しくピストンするのも好きだが、彼の妻であるミダベチは『痛いのが大好き』な超マゾヒスト。
それに合わせて腰を振るカマゲイのピストンは、『腰に合わせてチンポを伸長させる』事で亀頭で音の壁を突き破る文字通りのマッハピストン。
ひとつ数える間にミダベチの膣内10
こんな事もあろうかとベッドにはサスペンションをいくつも仕込んである上、魔術でちょっと床から浮いている為に家にまで振動が伝わる事はないが、その分ベッドは大波に揺れる船の如く大きく揺れ動き、肉杭を肉坑に打ち込む音はカタカタと家具を揺らす。
並みの女性にこんな真似をすれば、確実に怪我をするというか子宮を含めた内臓が超振動で破裂して即死するか、上手く即死できず苦痛に悶え苦しんで死ぬかの地獄の2択しかないだろう。
というか、物理無効能力持ちでもなければ、淫魔でも普通に死ねる。
だが、ミダベチの場合は違う。激しければ激しいほど、苦しければ苦しいほど『気持ち良い』彼女にとっては、カマゲイの猛烈な抽送は大好きなプレイなのだ。
亀頭で子宮を突かれる度に、自分が強く求められている実感と共にミダベチは絶頂しており、それはすなわち彼女が一つ数える間に1800回イッている事を意味する。
崩壊した瞬間に再生する彼女の肉体にとって、超振動チンポで内臓をぐちゃぐちゃにされる程度のことは『とっても痛くて最高に気持ちがいい』と認識される事象に過ぎないのだ。
その甘美なる『死の痛み』に、むしろもっともっとと強請る様にカマゲイにキスをしてしまうほどだ。
それに応じ、ますます太く長く陰茎を怒張させたカマゲイは、荒い息を吐きながらも決して腰を止めようとはしない。
「ふッ、ふッ、ふッ、ふッ、ふッ……!」
「ぉ゛お゛ぉ……♡♡♡」
結合部から高周波を発しながらのハイパーセックス。獣の交尾でももう少し風情がありそうだが、カマゲイがこれほどまでに攻め立てるのはミダベチを愛するがゆえの事。
そんなカマゲイが彼女の柔肌に噛み付き、歯型を残そうとしてみても、波打ち際の足跡の様に消えていく。だが、その愛咬の跡を、ミダベチはそれはそれは嬉しそうに手でなぞり、ドロドロに蕩けた、だらしない笑みを彼に向けるのだ。
まさに魔性の女。雄の凶暴性を際限なく高める、被虐の毒。……だが、カマゲイはあくまで頭の芯は冷静だ。愛する女をどう喜ばせるのか、そればかりを考えて、身体を動かしている。
だからこそ、カマゲイの鍛えに鍛えた男根は、的確にミダベチのツボを突いて快感と痛みを同時に与えているのだ。
彼の1800回の突き込みは決して単調なものではなく、その衝撃波がミダベチの内臓をどの様に粉砕するかまでを考慮して毎回丁寧に丁寧に行われているのである。
そして、思いつく限りの内臓粉砕パターンを数十回繰り返して、カマゲイは腰を一旦止めて一息入れた。
当然ながら、音速を越える腰振りを『受ける』ミダベチは肉体が損傷するという方向での負荷は大きくとも『体力はあまり使わない』のだが、『腰を振る』側のカマゲイはそれはもう大変に『疲れる』のである。
だがそんな状況でも手櫛でミダベチの髪を梳かしながら甘い言葉を囁けるその体力と根性は、邪教徒の大幹部に相応しいものと言えるだろう。
「はァッ、ハッ、ふゥ……! ミダベチ、さん。すっごく可愛い顔ですよ今」
「ああ、いけません♡ はしたないメスの顔、そんなに見つめないでください……♡」
そして、そんなカマゲイに見つめられる羞恥すら喜悦に変わるのか、きゅんきゅんと子宮を締め付けるミダベチ。その刺激でいよいよ限界を迎えたカマゲイは、ミダベチをきつく抱きしめ、チンポを長く大きく膨らませて子宮口から子宮内にゆっくりと捩じ込んで、その身体の最奥へと、たっぷりと精を注ぎ込む。
その精液は、162万回の注迭を経て練り上げられた特濃精液。もはや液状ではなく粘土質とでも言うべき高密度のそれは、ミチミチと絞り出す様に子宮内へと注がれ続け、ミダベチの胎を膨らませていく。
抱き合ったまま、しばしの沈黙。2人は互いの心音を重ねながら、快感の余韻に浸り、愛を確かめ合う様にお互いを撫で回す。
まるで事後めいた雰囲気だが、これはあくまでインターバル。カマゲイの陰茎は未だ萎える事なくミダベチの秘所を押し広げており、ミダベチの膣はそれを逃すまいとキュッと締まってペニスを咥えている。2人は1回戦目を終えて尚、互いを求め合っているのだ。
「ふふふ、カマゲイ様ったらあんなに激しく……♡」
「ミダベチさん、好きでしょああいう感じ」
「はい。たまらなく気持ちの良いものでした♡」
そんな会話をしつつ、体勢を変え、身体の上にミダベチを乗せ筏茶臼の姿勢に移行したカマゲイは、ゆるゆると下からミダベチを突き上げつつ、彼女の立派な胸を揉み始める。
「やわやわだ……」
「ふふふ、カマゲイ様、可愛らしい♡」
「男の子は乳離れ出来ない生き物なんですよ」
冗談めかしてそう言うカマゲイに、ミダベチはニコニコと笑いながら、囁いた。
「でしたらもっともっともっと、欲望のままに……」
「激しくして欲しいんですか?」
「はいっ♡♡♡」
「もう、欲しがりさんですね。ミダベチさんは」
ミダベチに背を向ける様に促し、チンポを抜かぬまま背面座位に移行したカマゲイは、改めてミダベチの胸を後ろから鷲掴みにしてグニグニと揉みしだく。
指の間から乳肉が溢れるほどに指を食い込ませつつ、しっかりと握力を掛けて握りつぶし、ミダベチの乳を揉むカマゲイ。
本来なら乳揉みというのは女性側にとっては微妙なプレイだ。優しく丁寧にされるなら気持ちがいいが、握力次第で拷問に変わる。だが、痛めつける様なモノであるほどミダベチにとっては極上のプレイになり得る。
乳腺が押しつぶされる痛み、皮を引き延ばされる感覚、乳首を指ですり潰される甘い疼痛。
それらを堪能しながらの、緩やかなセックス。下腹部からの快感が胸の痛みを一層引き立て、ミダベチは何度も達しながら甘い声を出してしまう。
「ああ、良い……とても良いです、カマゲイ様……あん♡」
「可愛い声出てますもんね。……ッ、ミダベチさん、僕もそろそろ、出そうです」
「ええ、私の
直後、2回目の射精。子宮に先ほどよりも一層濃厚な精液が先ほど以上の量で注がれ、2人の意識が融け合い混り合う。肌を重ねる暖かさに包まれて、幸福な時を共有する彼らだが、ここまでは精々
いつも、こうしてミダベチの被虐欲求を満たしてから、カマゲイはようやく自分のやりたい様にセックスが出来るのである。
「んぁ……♡ 行かないでくださいまし、カマゲイ様ぁ……♡」
蕩けた嬌声と共に、抜き去られるペニスに膣で縋るミダベチ。だがさすがにそんなもので陰茎を固定できるわけもなく、ズルリと太いペニスが抜けた後、ミダベチの大きく開いた膣口から精液と愛液が流れ出す。
「ミダベチさん、脚、広げてください」
そう言いつつミダベチの下から這い出してベッドを降り、足元に回り込んだカマゲイは、彼女の膝に手を添えて開脚させると、泡立ち白濁した愛液に濡れるミダベチの秘裂に、躊躇うことなくむしゃぶりついた。
お掃除フェラチオならぬ、お掃除クンニリングス。ネットリとしたそれは、カマゲイが心底嬉しそうだというのがミダベチに伝わる程に熱心だ。
「んむ、ジュル、チャプ……ズルル、ゴクッ、ちゅっ、んちゅ……♡」
「ダメ、いけません、カマゲイ様、その様な所をお舐めになられては……あぁんッ♡♡♡」
元来、カマゲイ・ホラレアヌスという男は奉仕気質だ。求められればサディストのようにも振る舞えるが、元来から言えば、優しく尽くすタイプの性行為を好む。
そんな彼にとって、これからが本番。ミダベチをデロデロに甘やかすご奉仕エッチの時間である。
「ん、ミダベチさんの味だけになって、美味しくなって来ましたね」
「くふぅ……! ひぁ……♡」
しつこいぐらいのクンニだが、ミダベチの反応を逐次伺ってのその行為は、どこまでも女性本位なもの。決して不快感を抱かせぬように、クリトリスを、スキーン腺を、丁寧に舐り倒して、カマゲイはミダベチを散々に絶頂させる。
そして、改めてゆっくりと、その陰茎を挿入し直した。
今までより一層解れた、蕩けるような媚肉に包まれての、スローペースのセックス。それと同時にミダベチの全身に散らばる性感帯を絶妙な手つきで撫で回すカマゲイは、実に充実した笑みで若妻の肢体を堪能する。
それに困ってしまうのは、ミダベチだ。痛みを伴わない快楽に免疫がない彼女にとって、カマゲイとの後半戦は『気持ちが良すぎて狂いそう』になってしまう。
「ふぅゔぅん♡♡♡ アッ、ア゛ァ゛〜♡♡♡」
「ミダベチさんの余裕のない声、最高に可愛い。好き。好きです。大好きです、ミダベチさん」
ある意味、サディストに磨きがかかったと言えなくもないセリフを吐いて、ミダベチを堪能するカマゲイ。
2人の夫婦の営みは、まだまだ始まったばかり。日付が変わるまで離さないとばかりに抱き合う2人は、ベッドをぐしょぐしょにしながら愛を交わす。
業深迷宮の居住区に、嬌声を響かせながら。