その変化はある種当然で、そして突然だった。
————規定の瘴気と経験を蓄積した為、『セウロア』が進化します。
————『セウロア』は【
長らく、固有種化したヘラエ以外の上位種が生まれていなかった淫精芙蓉樹。その上位種である淫奔女皇海神華へと、セウロアが進化を遂げたのである。
そして、進化に要する瘴気と経験値の多さに比例するかの如く、その能力と肉体は精強だ。
その姿はハスというよりはもはや木に近い。地下茎をにょきにょきと伸ばし配管を通じて迷宮全体にその身体を張り巡らせるという生態は変わらないが、その根から生えるのはハスの花や葉ではなく『巨大な樹木』。
樹高にして40歩。横に広く、這い回る様に茂るその樹形は、もはや森の様にすら見える。
そして、異様なのはその樹木に咲く花だ。直径10歩という、巨大な樹と比較したとしてもあまりに巨大な花は、木からにょろりと伸びた花軸の先に咲き誇り、その花軸を動かす事である程度自在に移動できる。
淫精芙蓉樹と同様に『女体花』と呼ぶべき構造を持つそれはしかし、淫精芙蓉樹とは異なる趣を帯びている。
敢えて命名するなら『女群花』。10歩という大輪の花を構成するのは、犇めく女の体なのだ。
「いやはや、突然の進化とは。覚悟はしていたが前触れも何も無かったな。……迷宮による強制進化ではなく自然進化を遂げた、というのが原因だろうが。……ともあれバビロン様に報告せねば」
そんな呟きを漏らすのは、咲き誇る花の中に佇む『セウロアたち』の内の1人。
そして彼女から連絡を受け、淫奔女皇海神華のスペックを概ね理解したバビロンから、程なくして『戦闘能力テスト』の指示が降る。
その命に従うセウロアは、その巨大で広大な身体を統べる意識を、第二界層に生い茂った樹木部分に傾けるのだった。
* * * * * *
業深迷宮第二界層。広大な沼に生い茂る樹海という様相のこの領域に侵入できるのは、第一界層を乗り越えて来た強者ばかり。
第一界層守護者のスズムが
今まさに第二界層で戦う『紅蓮の猛獣』の面々も、まさに段位持ち。女だてらに冒険者三段の槍使い『血風のリアシー』、同じく冒険者三段、東方出身の女剣客『鉄火剣ソウビ』、そして冒険者四段の女魔術師『紅蓮のクュセチ』の3名からなる彼らは、業深迷宮の魔物たちを相手に、一歩も怯まず戦いを繰り広げる強者たちだ。
リアシーの槍が振るわれる度に淫猥大邪蟲が微塵に切り刻まれ、ソウビの剣は轟震強姦大喇蛄を叩き割り、クュセチの魔術が貪淫濁液魔を焼き払う。通常であれば、このまま界層守護者の鰐竜騎士姫ニウレまで突き進み、第三界層にまで至るはずの逸材。
だが、そんな彼女達は今、必死の思いで逃げ惑っていた。
「なんだアレなんだアレなんなんだアレ!?」
「分からん! とにかく逃げるぞ!」
「逃げるって言っても何処に!?」
彼らを追い詰めるのは、巨大な花に犇めく無数の女。蛇の如く蠢き、花枝を伸ばして追い縋るそれは、控えめに言って悪夢だった。
「熱線魔術族『目からビーム』」
「火花放電魔術族『雷霆』」
「磁気魔術族『電磁砲』」
「重力魔術族『グラビティストンプ』」
「放水魔術族『ウォーターカッター』」
「光線魔術族『ガンマレイ』」
「火炎魔術族『ドラゴンのゲップ』」
「風魔術族『ギロチントルネードver.2.3.6』」
乱射というのも生温いほどの魔術の雨。追い付かれれば命の保証が無いと思えるほどの暴虐の嵐に、3人は為すすべなく逃げるしかなかったのだ。
だが、その逃避行も、もはや終わりらしい。
四方八方から鎌首をもたげた蛇の如く迫る巨大な女群花。弾幕によって追い込まれ、身を寄せ合ってクュセチが張った結界に閉じこもった3人は、死を覚悟し、苦悶の表情を浮かべて歯噛みする。
そんな彼女たちに、高速で伸ばされた無数の蔓の束が四方から襲い掛かった。
結界が押しつぶされ、必死で蔦を斬り払うリアシーとソウビに電撃が直撃してその自由を奪い、3人纏めて捕獲される。
そして、それと同時に、素早く3人の体に突き刺された髪の毛より細い蔦から、凄まじい濃度の媚毒が注入された。
「ぁぁああぁッ!? ぎっ♡ イグッイグイグッッイグゥゥゥ♡♡♡」
「お゛ッ♡ お゛がじぐな゛る゛ゔっっ♡♡♡」
「おっっほぉぉぉぉおぉん♡♡♡ んほっ♡ ふぐぅぅうぅ♡♡♡」
ガクガクと痙攣し、武器を取り落とした彼等は、装備を剥ぎ取られ、生まれたままの姿でそれぞれ別の女群花に運ばれて、セウロア達の前に晒される。
あまりにも呆気ない、段位持ち冒険者の最後。だが、無理もないだろう。数の暴力というのは、其れ程に恐ろしいものなのだ。
ましてやそれが、自身と伯仲する実力を持った群勢であるなら、勝利の目などあり得ない。
そして、敗北した者に待つのは、勝者からの蹂躙だ。
「ふむ、この冒険者、どうしたものか」
「戦闘能力テスト後は愚生の自由行動が認められていたはずだ。改造実験に使おう」
「そうだな。では剣士から始めようか」
口々にそんな事を言いながら群がるセウロアによって、まずはソウビから、その身を弄ばれていく。
「メンテナンス面や今後の迷宮の人口増殖を考えた場合、そろそろルウシャ以外のミルクサーバも欲しい頃合だ。せっかくだし、この剣士を使ってしまおうか」
そう呟くセウロアの手によって始めに行われたのは、ソウビの胴を伸ばしてしまうという暴挙だった。
ニョロニョロと延ばされる胴体は蛇の如く。繊細な魔術的手術で脊椎や胸椎、肋骨までもが増設され、血管系や筋肉を補いながらも、胴がひたすらに長く伸び、やがてソウビの身長は10歩にまで延ばされた。
そしてその挙句に、その伸びた胴体に存在する乳腺堤に従い列をなして乳房が生成されていく。
「ふふふ、こうも長いとまるでヤスデのようだな」
「確かにおっぱい30対、合計60おっぱいは中々の迫力だが、脚と見立てた場合流石にヤスデには及ばないぞ? せいぜいムカデかカギムシだろう」
「我ながらツッコミが細かいな愚生は。——しかし愚生が思うに普通サイズではルウシャの補佐には力不足では?」
「ルウシャ技術の応用で膨乳させようか」
自分同士で話し合っているのだから反対意見などあるはずもなく、60の乳房を浅ましく改造され、むちむちと直径1歩程に膨れていく乳房によってますます芋虫の様になったソウビは、白目を剥いて痙攣する。
だが、無慈悲なセウロアは無数の細い触手をソウビの全ての乳管に挿入し、媚毒を注入し始めた。
「あぎゃああああっ♡♡♡ 壊れりゅ壊れりゅ壊れりゅぅぅぅっ♡♡♡ おっぱい、おっぱいマンコになってるッ、大量おっぱいに大量媚毒注入されて母乳ガンガン溢れちゃうゥゥッッ♡♡♡♡♡♡」
「おお、これはなかなかのミルク量。どうやって栄養を補給させたものかな」
「愚生が媚毒を注ぎ続ける訳にもいかんし、せっかく胴が伸びたんだ。消化管に淫猥大邪蟲をねじ込んでおいてはどうか」
「よしきた。では早速だが轟震強姦大喇蛄の軟化剤を浣腸しよう」
「浣腸と同時に挿入も行おう」
慈悲も自重も無いマッド達により、ケツ穴に淫猥大邪蟲を押し込まれ、轟震強姦大喇蛄の軟化剤でグニャグニャにされた体内に、全長10歩、体重
もはや背骨ではなく淫猥大邪蟲によって肉体を支えられている彼女は、尻から胃袋までを怪物に占拠され、その媚毒を存分に味わいながら、狂ったように母乳をブチまける。
そんな彼女を仕上げるべく、セウロアが用意したのは酔情鬼。鼻から体内に潜り込み、その全身を侵す酔情鬼の媚毒によって『酩酊した』ソウビは、苦しむこともなく、夢見心地のままヘラヘラと笑う木偶の坊と化した。
「あはっ♡ ほへ♡ うひひひひ♡ ぐふっ♡ ぐふぐふっふへっ♡♡♡」
「良い仕上がりじゃないか?」
「あとは膣と子宮か」
「どうする?」
「せっかく胴を引き延ばしたし多胎妊娠させたいな」
「シンプルに胴の胸と胸の間に増設するか。孕ませるのは人間の方が良いか?」
「そこは臨機応変に。公衆孕み袋という事でどうか」
「じゃあ最後は搾乳機だな」
「母乳転送リングを各乳首に嵌めて、と」
「乳房の自己進化は起動しておいて良いのか?」
「ルウシャの後継なんだ、起動させておこう」
「大量の超乳か、なかなか想像し難いが」
「片乳の直径が1歩の時点で充分超乳だがな。我々は最近マイノーラなどの運用で麻痺して来ているが」
和気藹々と楽しく議論を交わしつつソウビの改造を終えたセウロア。だが、ソウビがこれで解放されるかといえば否だ。改造終了後に待ち受けるのは、動作確認テストである。
まず手始めにとでも言うように、無数のセウロアに集られ、その60の乳首をしゃぶられる。
足の親指よりも太い乳首を口内で転がされ、甘噛みされ、吸引される快感。ルウシャからの技術転用で自己進化するソウビのおっぱいは、その刺激に応じて乳首の感度を向上させ、まるで胸の先端が陰核になったかの様な快感をソウビに齎らしていく。
「乳首ぃぃ♡ 良いィィッ♡♡♡ ミルク、ミルク出りゅ♡♡♡ 出てりゅ♡♡♡ 乳首クリチンポから特濃ミルク射乳でイクぅぅぅぅ♡♡♡」
「うむ、感度良好」
「転送リングも機能しているな。母乳漏れは無し」
「子宮の動作確認はどうする」
「無論孕ませる。とりあえず初産だしレーニアから採取した子種を使おう。強靭過ぎるから流産の心配も無いしな」
「じゃあ注入前に機能チェックも兼ねて、震撃蝦蛄を」
そんな会話と共に、呼び出されたるは30匹の震撃蝦蛄。そのウズラの卵大の拳は高速振動が可能で、迷宮ではもっぱらバイブレーター役として活躍している下っ端魔物だ。
彼らがその両腕を挿し込んだだけで既にキュンキュンと快感を訴えるソウビの膣。その30個の快楽穴を、容赦無く超振動が蹂躙する。
「あぎっ♡ アガガガガッガッガッ♡♡♡」
「よしよし。快感増大時も心臓同士のリンクに問題無し。ルウシャ式はおっぱい内のミニ心臓の同期がミソだしな」
「ところで精液の準備は?」
「ディルド型注入器30機用意完了。あとは母胎側の準備が済めばいつでも」
「よろしい。では体内の淫猥大邪蟲に媚毒の本格供給を命じよう」
「震撃蝦蛄はご苦労。もう帰って良いぞ」
振動マッサージで解された膣肉から離れていく震撃蝦蛄と、ウネウネと体内で蠢き始めた淫猥大邪蟲。そして、一気に膣奥の子宮口までブチ込まれるディルド。
ソウビが盛大に仰け反り、舌を突き出して喘ぐ中で、子宮に直接ブチ込まれたのは業深迷宮最強の子種であるレーニアの精液。
異常なまでに活発に泳ぐ精子によってまるで意思持つスライムのように蠢き、卵管にその粘体を押し込んで、卵巣を襲撃するその様は、新種の化け物じみている。
そんなものを相手にソウビの卵巣が耐えられる筈もなく、強制的に排卵された2、3個の卵子が即座に受精卵となって卵管から運び出され、それぞれの子宮に着床した。
そして、そこに容赦無く襲い掛かるのは、ソウビ達を捕獲まで追い込んだセウロアの魔術。生命魔術系の重ねがけにより強制的にグングンと成長する胎児が子宮を圧迫し、羊水に満ちたその器官が膨張する事で、ソウビの長い体はまるで串団子か数珠のように球が連なった姿に成り果てる。
一層大きく成長した乳房の先にある蓮の葉より大きな乳輪は暗褐色を帯びて卑猥さを増し、より一層ぷっくりと膨れた乳首はプルプルと震えている。その乳に近づけば聞こえる、轟々と響く流音。まだ産んでもいないのに、どうやら絶好調で母乳を生産しているらしい。
そして、その時がやってきた。
「ぐ……ぎが……! ぎょぇっ……!? ゔ、ゔぁッ、カハッ……!?」
全てのおまんこからの同時出産。それも、どの穴も3つ子以上を孕んでいるが故の連続出産。到底先程まで真人間だったソウビに耐えられる情報量ではなく、脳味噌が悲鳴をあげて気絶する。
その間に無事に産まれた赤子がセウロアによって孤児院に出荷され、本人も程なくして搾乳用の独房へと連れて行かれた。
戦友のそのあられもない姿の一部始終を見せられ、媚毒に侵されつつも恐怖で震える残り2人。
彼女らを捉えるそれぞれの女群花で、セウロアは蕩けるような笑みで囁いた。
「さて、君たちはどう改造しようか」