GWはちょっとゴロゴロしたいので更新を6日までおやすみします!
量産型苗床区画の最上層。調度品や内装を含めた全てが今までとは一線を画すその場所は、『志願者』で構成された特異な量産型苗床の為の空間だ。
事の経緯は、迷宮で行われた教育や実際の福祉政策などによる『迷宮への忠誠心の高まり』だ。信仰と言っても良いだろう。
それらの根幹は、迷宮からの恵みとバビロンに対する感謝や畏敬といった素朴な気持ちだが、単純故に中々感情としては強力だ。
そして、その信仰心の発露として、苗床に志願する者が一定数存在するのである。
何を馬鹿な、と思うかもしれない。だが、よく考えてみて欲しい。
この業深迷宮の王がバビロンならば、妃はアンナ。彼女の出自が苗床であることは広く知られているし、今も尚苗床として多量の魔物を生み出す彼女は、迷宮内で地母神の如く信仰されている。
そして、民衆に人気なのが、セックスしに行ける人気者ことマイノーラだ。8つのおっぱいをブルンと曝け出すマイノーラは、精鋭苗床に昇進してのんびりとした暮らしを楽しみつつ、希望者とは積極的にセックスし、子供を産みまくっている。
その生殖能力の強さは男女を問わず生物としての畏敬を集め、子宝祈願としてと彼女に握手を求めたり、その胸に触れたがる女衆は少なくない。
そう。業深迷宮においては、苗床とは繁殖と生命力の象徴であると同時に、女の子にとっては自分もマイノーラやアンナの様な『みんなの憧れる存在』になれるかもしれないという憧れの職業なのだ。
異界出身の勇者ファントムは精鋭苗床に憧れ、努力を尽くす一部の住民達を指して『シンデレラ願望って世界共通なんだなぁ』などと漏らしていたが、異界の知恵を得たバビロンから見ても中々に的を射た感想であった。
そして、そんな志願者達の中から選りすぐった面々が苗床として働いているのが、この最上層部にある志願苗床区画なのである。
苗床達にあてがわれるのは、大きな寝台のある、高級感のある個室。そこで彼女達を待ち受けるのは、バビロンによる『実験』だ。
と言うのも、下級から中級の魔物を繁殖させるだけの設備は志願を募らずとも十分に足りており、また煌殻重装騎士喇蛄や淫奔女皇海神華、淫獄擁胎大猥蟲龍といった現状最上位クラスの面々は自前で繁殖能力を持っている為だ。
加えて知恵のある魔物ならば中級や下級でも『居住区で女の子ないし男の子をナンパして繁殖している』のである。ますます苗床の出番は少ない。
そこでバビロンが考え付いたのは、精鋭苗床に憧れているという彼女達の希望を叶えつつ実益性も高い道。つまるところ精鋭苗床候補生としての仕事である。
精鋭苗床であるマイノーラやアンナは、バビロンの実験に付き合うことが多く、事実マイノーラは人体改造技術の発展に大いに寄与し、アンナは言わずもがなマンダラやアバドンと言った強力無比な魔物の出産に成功している。
そんな彼女達と同じ存在を目指す少女達を、軽い——業深迷宮比——人体実験の被験体とする事で、精鋭苗床を効率的に目指してもらうという計画なのだ。
そして、そんな志願苗床は、現在までに3人誕生していた。
その内の1人。第一回の苗床オーディションを勝ち抜いた『ムキア』は現在、寝台の上でオナニーに耽っていた。
その身体に外観上奇異な点は無いが、彼女の状態を外観から推し量るのは難しい。
『子宮内空間拡張』などの部位拡張技能の上位互換『体内空間拡張・大』を習得している彼女にとって、外観とはコントロール可能な要素だからだ。
そして、当然バビロンも彼女の身体をそのままにしているということはない。
ムキアの体内に広がる広大な空間に組み込まれたのは、育成中の新種の魔物。バビロンが
この魔物の特徴は、ズバリ『寄生』。言ってしまえば真菌なので、一部の性病や水虫などと同類だ。それらと異なる点はといえば、その名の通り宿主からキノコを生やすという点である。
悪魔茸の方はゆっくりと宿主を蝕み最終的にキノコまみれにして殺す冬虫夏草のような生活様式だが、淫魔茸はそれより幾分おとなしい。
宿主から老廃物を貰いつつ生きるその生態は嬌触装甲にも近いが基本的にアクティブに動く機能は持っていない。
そんな淫魔茸の唯一の武器は、宿主の股間にキノコを生やす能力である。
武器、とは言ったが特に戦闘能力はない。胞子の詰まった液を先端から発射できる、限りなくチンポに近い造形の、ピンク色のキノコである。
だからなんなんだ、と言われても仕方ない能力だが、このキノコは子実体形成と同時に宿主の性フェロモン量を著しく増大させ、同時にキノコ自体も発情作用のある甘い芳香を放つ。
また股間のキノコから体内に伸びる菌糸によって宿主に一部の感覚——痛覚を除く触覚や圧力、温度、熱など——をフィードバックすることも出来るため、宿主はキノコチンポによるセックスを楽しめるのだ。
こうして宿主やその周囲の者の性欲を高め、キノコチンポを使ってもらう事で宿主を増やすというのが淫魔茸の戦術というわけなのだが。
それを踏まえた上で断言しよう。雑魚である。
淫魔茸に出来ることは大体他の淫魔も出来てしまうのだ。その上で戦闘能力が絶無となると、活躍の機会は無いと言っていい。
そんなモノをわざわざ貴重な志願苗床であるムキアに植え付けたのは、何も嫌がらせというわけでは無い。……とムキアは思っている。
『この魔物は今は貧弱なのだが、どんな魔物であれ進化を遂げれば強力になっていくモノだ。是非君の手で育て上げて見てほしい』
そんなセリフと共に託された淫魔茸をムキアは自分への期待の表れなのだと愚直に信じていた。
実際、それは大筋で正しい。魔淫蟲という雑魚中の雑魚をアンナが龍にまで育て上げたように、ムキアにも淫魔茸の育成を期待しているのだ。
そんなわけで、体内にキノコを飼う事になったムキアは、『真面目に』オナニーに励んでいるという訳だ。
その方法とは、股間に育った巨大な淫魔茸を利用してのもの。胸まで反り返るピンク色のそれは、なんと2本。毎日精気をしっかりと与えて育てた自慢のキノコであり、その根として体内に犇めく菌糸に、ムキアは『カクネ』と名前をつけて可愛がっている。
そんなカクネの2本の子実体のうち、身を屈めて1本を頬張り、もう一本をぐるりと曲げて自分のおまんこに挿入するのがムキア流のオナニーなのである。
「んっ♡ ちゅぶ♡ ふふ、カクネちゃんのお汁、今日もおいひぃ♡♡♡」
フェラをする感覚とされる感覚、膣を犯される感覚と膣を犯す感覚。その両方を味わうムキアは、自分のペースでゆるゆると快感を楽しみながら、精気を体内で巡らせ、練り上げる。
憧れの人であるアンナを目指して、1人鍛え上げてきたムキア。その過程で獲得した気功術は、総身に伸びたカクネの菌糸全体に精気を流し込み、その成長を促す為に有効活用されている。
そして、カクネが胞子液を噴き出し、それを喉と子宮で受け止める事で、胞子が胎内で芽吹き、菌糸として成長を始め、やがて他の菌糸と融合する。
オナニーの度に菌糸が体内に追加され、その全てに精気を巡らせる事で、更に菌糸が増えていく。その循環の果てに、この日遂に、ムキアとカクネは1つの成果を成し遂げた。
————規定の瘴気と経験を蓄積した為、『カクネ』が進化します。
————『カクネ』は【鬼淫魔茸】に進化した!
メキメキ、という樹木を圧し折る様な音とともに、ムキアの体内で爆発的に増殖した菌糸は、やがて細胞の隙間を縫って体外へと脱出し、衣服の様に彼女の体表を覆い尽くす。
それはまるで、レース編みの全身鎧とサーコート。幾重にも折り重なった菌糸の奥に閉じ込められたムキアの姿は、もはや外からは伺い知ることができない。
そして、そんなムキアの股間からは、5本のキノコが螺旋を描いて伸び上がり、口元にまで反り返る大巨根としてピンク色に輝いている。加えて全身が菌糸に覆われたことで股間以外にも生やせる様になったキノコが膣と尻穴に3本ずつ捻じ込まれており、一気にチンポ食べ放題状態となったムキアは、その快楽に身をよじった。
カクネの菌糸は、ムキアの感覚器。自らを犯すチンポの感覚がフィードバックされ、目の前に伸びた螺旋チンポにしゃぶりつけば、菌糸の群れを掻き分けて喉奥へとチンポを突き込む快感が5本分襲ってくるのだ。
「んむむぅ♡♡♡」
『最高』と呟いた言葉は注ぎ込まれる胞子液の中に消え、増殖する菌糸によって密度を増す純白の鎧の中で、ムキアは自分を襲う快楽に酔い痴れる。
だが、優秀な苗床であるムキアは、そんな快感の中でも自分を見失う事はない。快楽を脳味噌の本能の部分で浴びるほどに食らいつつ、理性を切り離して動かす事で、ムキアは冷静に自身とカクネに起きた最大の変化を察知していた。
————音が見える、味が聴こえる、色の香りを感じる、匂いの味がする。
それは、『共感覚』と呼ばれる感覚に近いもの。感覚器である菌糸によって全身を覆われたことで、ムキアは『全身が目で、鼻で、耳で、舌』とでも言うべき、超感覚の持ち主と化してしまったのだ。
そして同時に、ムキアは不思議な確信を得ている。それは、『カクネと繋がった』という感覚。細胞レベルでの融合により、ムキアにカクネの、カクネにムキアの遺伝子が組み込まれ、一個の生命体として完成した様な、そんな確信だ。
その感覚を実証するべく、ムキアは伝話でバビロンに連絡を取り、適当な『雄』を一体届けて貰うように要請する
程なくして届けられたのは、捕獲して間もない冒険者。異様な姿のムキアを見て怯える彼に、ムキアの意思を機敏に察知したカクネが襲い掛かり、その菌糸でガチガチに肉体を拘束して、脳髄に菌糸を抉りこみ、肉体の制御を強奪する。
そして、そんなを強制的に射精させたムキアは、その精液を受け止めたカクネが、『受精』したのを感知した。
精液を浴びた箇所がコブのように盛り上がって、丸く大きなキノコを形成し、それが部屋の壁にべたりと固着する。その中に宿るのは明らかに人間の胎児。そう、ムキアと冒険者の男の間に出来た子供である。
————やはり今の自分は全身が生殖器官で、全身が卵子らしい。
そんな確信とともに、壁に張り付いて胎動する『我が子』を微笑ましく見守るムキアは、その片手間で役目を終えた『冒険者』の男を菌糸の消化液でドロドロに溶かして吸収すると、嬉々として自らの成果をバビロンに報告する。
何のためらいもなく人間を仕留めるその様は魔物よりも魔物らしく、伝話越しにバビロンに褒められてアクメ潮を吹きながら喜ぶその様はまさに狂信者。
志願苗床という狂った存在を象徴するかのようなその在り方は、バビロンによる『人間の支配』の完成形であるとすら言えるだろう。
* * * * * *
そして、そんなムキアの後輩で、第2回苗床オーディションの勝者であるセヂツもまた、与えられた部屋で志願苗床としての業務に励んでいる。
セヂツは妖精族の一種、丘妖精の一族だ。自由自在に身体の大きさを変えられるというその一族に生まれた彼女が何故業深迷宮に居るのかといえば、バビロンによる人工授精の賜物である。
冒険者としてやってきた丘妖精はこの11年で数名。そんな彼等から精子や卵子を抜きとって作った受精卵を代理母に出産させ、迷宮の孤児院で育てられたのがセヂツなのだ。
そんな彼女は元より繁殖に用いる予定ではあったが、都合の良い事に本人から苗床オーディションに出場してくれた為、こうして志願苗床として働いているのである。
そんな彼女に任されている役目はズバリ、迷宮に与する妖精族を増やす事。その為に彼女のお相手に選ばれたのは、迷宮生まれの邪悪な妖精族、淫愛妖精だ。
芸術的センスが高く、精気と淫気を対価に他者にその才能を分け与える淫魔のような存在で、美しい女性の姿で知られる淫愛妖精だが、一応男も存在する。芸術家という人種には一定数、少年愛に耽る者がおり、そんな彼等に狙いをつけたのが雄の淫愛妖精なのだ。
だが今は、芸術家ではなくセヂツを孕ませるための竿役として数名の淫愛妖精が侍り、代わる代わる彼女とまぐわっている。
「まだまだもっともっと、赤ちゃん産まなきゃだよぉ♡ だからぁ♡ ちんちんシコシコ頑張ってねぇ♡♡♡」
「くっ……」
だがその現状は、リレー制でどうにか必死にセヂツの貪欲マンコに精子を注いでいるというのが実態だ。
『自分の身体のサイズを自由に変えられる』という能力は何も全身を等倍するだけが能ではない。膣内で細やかに調整する事で締まりも吸い付きも抜群の魔性の穴にする事もできるし、特定の部位だけを大きくする事も出来る。
そして現在、バビロンの改造を受けた彼女の身長は10歩。しかしその股の間のおマンコは人間サイズの超絶名器というアンバランスな状態になっている。
そして、そんなアンバランスな彼女のお腹の中にあるのは、無数の卵巣が接続された巨大な子宮。そこに注ぎ込まれる精液を悉く受精し、大きな子宮に着床して赤ん坊に成長するというなかなか狂気じみたシステムのそれは、赤ん坊の産道を臍に設けており、成熟した赤ちゃんは臍から出産されてボテ腹の上に乗っかり、お腹の上で控えている産婆役を務める女性の淫愛妖精に受け取られて、彼女たちによって世話をされる。
既に幾人もの子を産んだセヂツの部屋は元気な赤ん坊の声が響く賑やかな空間になっており、哺乳用の乳首がついた『ルウシャ乳配管』から新鮮で栄養満点な母乳を飲んで元気に育っている。
そんな中で、必死にセックスを続ける男の淫愛妖精だが、彼等は大抵物足りなくなったセヂツによって鷲掴みにされ、高速ピストンを強制されることになる。
「ほらほらぁ♡ まだまだ出るでしょぉ♡」
「ギョエ!」
「もっともっとぉ♡ ザ♡ ア♡ メ♡ ン♡ 出しちゃえぇ♡♡♡」
女巨人にブチ犯される男、としか言いようがない無残な光景。バビロンが見込んだ凶暴なまでの性欲を発揮して男を貪る彼女は、手元の男がグッタリとしているのを見ると、次の男を呼びつける。
「あーあぁ、男の子ってなんでこんなにすぐバテちゃうのかなぁ。私もレーニア様みたいな素敵ちんちんとエッチしたぁい。ねぇバビロン様ぁ」
『んー、約束の妖精族1000人を産んだらな。あと215人だ、頑張れ。頑張ったらご褒美に特注の種馬チンポをあげよう』
「うぅー、今すぐ元気なおちんぽ欲しいのにぃ。でも、うん、あと215人産んだらご褒美ちんちんなんだもん、私がんばるよぉ!」
『その意気だ。淫愛妖精達も頑張れ。仮にも淫魔ならガッツを見せろ。……終わったら最近迷宮で人気の女性作家達とバカンスさせてやるから』
「了解です……」
「俺、この戦いが終わったら女流作家とイチャイチャするんだ……」
そんな会話を交わしつつ、ディルドよろしく使われる淫愛妖精と、お腹の中で無数の子供を孕みつつ、時折臍からちゅぽんと赤子を産むセヂツ。
彼女たちが目標のご褒美を得るのは、そう遠くない未来になりそうだ。
* * * * * *
そして、志願苗床最後の1人は、第2回苗床オーディションでセヂツという番狂わせが居なければ1位だった準優勝の少女、ロヤァ。
彼女の唯一最大の特徴は、その精気出力である。全身の血管、リンパ、神経、そして骨を経絡系と見立て精気を巡らせ続けること7年。眠りながらですら精気を練り続け、常に己が最大出力を求め続ける彼女の精神は、強烈なバビロンへの信仰心で構築されている。
彼女はアンナと同じくスラム生まれの貧民。飢えて危険な迷宮にまで食べ物を求めるほどの苦しみの中で、バビロンに捕獲され腹一杯食わせてもらったという経緯は、彼女をバビロンの信徒に変えた。
その後は量産苗床として飢えとは無縁のまま魔物とまぐわいつつも生き続け、やがて苗床オーディションの開催を知り、忠誠心を示すべく参加したのである。
淫系統魔物が真に求める物は外見でも性的魅力でもなく精気の質。その本質を経験で見抜き、苗床として生きながら常に精気を磨き上げた彼女の出力はバビロンが手放しで称賛し、精気だけ見ればジェミーすら超えるとお墨付きを与えたほどのもの。
そんな彼女の持つ技能は、ベテランの苗床として基本的な『子宮内空間拡張・小』の他は悉くが精気系だ。『気功術』『精力絶倫』『内丹術』『功夫』『太極』『精気炉心』『意気衝天』などに代表されるそれらが複合的に作用する彼女の肉体は常に夥しい量の精気を練り上げ、その内側に抱え込む生命エネルギーの塊。
第2回苗床オーディションの審査を務めた面々から『人間の形をした恒星』と称されたその出力は伊達ではなく、淫系統魔物の目を通して見れば、彼女が吐く息すら特濃の精気によって白く発光して見える。
だが、彼女はその出力を、ただただバビロンに精気を献上するためにのみ高めた為、一切戦闘能力がない。その点がアンナやジェミーとは異なる所だろう。アンナは広大な胎内空間に宿した魔物を用いて召喚士のような戦法が可能だし、ジェミーの精気は本来なら肉体の強化用だ。
というより普通、他人に喰わせるという目的で精気の出力を高めることがありえないのである。
そんな有り得ない女ことロヤァ。彼女は今日も、苗床用の寝台に寝転んで、いつもの様に精気を巡らせている。
その周囲に縁を描く様に集うのは、無数の淫系統魔物達。彼女の厚意により配管を通じて自由に彼女の部屋を魔物達が訪れられる様になっており、漏れ出す精気を味わうべくしてこうして様々な魔物が彼女の周囲に集うのだ。
その中心で佇む彼女の腹は膨れ、彼女は恍惚の表情でその腹を撫でながら、精気をその腹へと集める様に練り上げる。
その中に入っている者は、名を『アビス』という。
アバドンの妹にして、バビロンとアンナの間に生まれた第2子。『迷宮核第1225-2号』と呼ばれる業深迷宮の副管理人である。
そんな重要人物、それもバビロンの子を肚の中で守り育てる乳母役を命じられた瞬間は、思わずロヤァが精気のコントロールを乱れさせ、迷宮居住区が濃厚な精気に包まれた程、ロヤァにとって嬉しい思い出だ。
それからというもの、こうしてお腹の中のアビスを撫でながら、ニコニコと微笑みつつ精気を練るのがロヤァの日々となったのである。
そして同時に、ロヤァはアビスを立派な淫系統魔物にする為の乳母としても優秀であった。
アビスは気が向けばひょっこりとロヤァのおまんこから顔を出し、彼女のクリトリスを舐めてみたり、全身をお腹から出して、ロヤァに抱かれたがる事がある。
そうした機会にロヤァはアビスに女の身体の楽しみ方を教え、時に乳を飲ませ、時に潮を噴いてみせる。
「アビス様、お上手です。そう、クリトリスは二本の指の間に挟むようにして擦ってやると、ん゛っ♡ ええ、そうです。お上手です、ロヤァはもう達してしまいそうです……♡♡♡」
「アビス様、乳を舐る時は、まず乳輪から楽しむのがお作法です。あんっ♡ いけません、乳首は乳輪を擽って、ビンビンに勃起させてからイジメてくださいまし♡」
「アビス様、おまんこをほじる時は爪にヤスリをかけて、優しい手つきで触るのですよ。女の子には優しく、あふぅ♡ そう、そうです、優しく♡ 素敵ですよアビス様」
そんな彼女の薫陶を受け、アビスはロヤァを母の様に慕い、その胎内で実に心地良さげに眠るのだ。
ミダワルの腹で眠る姉のアバドンと言い、母アンナの腹に潜る母バビロンと言い、子宮で過ごすのが大好きなのは、親子の遺伝なのかもしれない。
そして、そんなバビロンの子に精気を捧げられるというだけで、ロヤァは法悦に至り、潮を撒き散らし、母乳を噴いてしまう。
そして、その『恵みの雨』を浴びた周囲の魔物達は肥え、繁殖し、増殖しては配管から出入りする。
魔王の姫たるアビスへの畏敬からか周囲の魔物がロヤァに直接触れる事は無く、ただ周囲に侍るのみ。その唯一の例外は、朝昼晩、規則正しく行われるロヤァの食事の際のみ。
その一時、魔物達は一斉にロヤァに群がり、彼女が求める儘に貪られるのだ。
双角馬はダイナミックな喉コキで精液を絞り取られ、淫猥大邪蟲は産卵管に吸い付かれて卵塊を食われ、淫精芙蓉樹の蜜を浴びる様に飲み、鬼婆蜂の媚毒を啜り、貪淫濁液魔の肉体の一部を喰らう。
どこにそれだけ入るのかと言うほどの大食いぶりは、肚の中のアビスに精気を捧げ続けるが故。その証拠に、肚の中のアビスはロヤァの子宮を内側から舐め、吸い付き、揉みしだいて貪欲に精気を貪り食べていく。
その繰り返しの中で、一層出力を増すロヤァは、バビロン一家の優秀な乳母を目指して、弛まぬ努力を続けていくのだ。
* * * * * *
そんな、誰も彼もが個性的過ぎる業深迷宮の志願苗床達は次代を担う業深迷宮の一員として、日々勤めに励んでいる。
それは、業深迷宮が益々力をつける事を意味していた。