「さて、では早速ですがファイナリスト4名の紹介も済みましたのでオーディション本戦開始です! 今回の審査員はセウロア博士、アンナさん、そしてプルナさん。更に審査員長としてアバドン様です! いずれも苗床に造形の深いお歴々であります!」
「迷宮の研究者代表、あらゆる魔物を産む苗床の第一人者、自分の眷属を量産するタイプの苗床の第一人者……アバドン様もバビロン様のバックアップデータをお持ちですので相当お詳しいでしょうし。これはなかなか厳しい採点になるかも知れませんね」
「審査員のご紹介ありがとうございますキルカ先生! さてそれでは第1の種目ですが、このオーディションでは例年審査員および審査員長から出題される4つのお題への対応力を問われる形式となっております!」
「予選は筆記試験と健康診断、体力テストでしたからね。ここでようやく個性を発揮できるという事でしょう。……ところでヘゥーイさん、生後1ヵ月で筆記試験と体力テスト熟せたんでしょうか? いやまあそんなに難しい試験でもないですが、読み書きとか……」
「その辺りは私も実体験がありますが、魔物には各種族毎に基本的な知識データが存在しまして、誕生時点でインストールされています。ほら、一部の魔物、進化したら急に喋ったりしますよね! あれです! ヘゥーイさんは淫泥魔人女中との事ですので、メイドとしての知識は一通りインストールされていそうです!」
「なるほど、確かにバビロン様も『迷宮核知識によれば〜』なんて言っておられましたね。羨ましい限りです。……すいません、話を遮ってしまって」
「いえいえ! きっと会場の人間の皆さんも疑問だったでしょう! それでは気を取り直して、第1の種目、セウロア博士から発表です!」
そう仕切り直すセプゥキの声に応え、審査員席に座って……というか咲き誇っていたセウロアの女群花が、拡声の魔術を行使する。
「えー、コホン。愚生からは単純明快、苗床としての基本的な性能を問わせてもらいたい。そこで、こんな物を用意した」
現れたのは、水槽に入れられた淫猥大蟲。その数4匹。魔淫蟲と並んで業深迷宮では最も数が多い魔物である。
迷宮の住人なら1日10回は目にするそれを、セウロアは1匹ずつ参加者の手に握らせて言い放つ。
「他人の手を借りる以外は何をしても結構。これから1刻以内に、自分の淫猥大蟲を最も増殖させられた者を、愚生からの課題の勝者とする。以上だ」
「おおっとこれはシンプルが故に難問だ! 時間も僅か1刻、これは苗床としての瞬発力や生産力が問われます!」
「早速皆さん思い思いに繁殖作業を開始されてますね」
「ええ、私も確認しております! 1番のイゥアさんはスタンダードに子宮を使い、オマンコから捩じ込んだ淫猥大蟲を既に増殖開始! 産み落とした淫猥大蟲を自慢の8対16個のおっぱいにも挿入して生産力を上げていく!」
「予想はしていましたが重度の改造手術ですね。胸への挿入方法をよく見てください。1乳あたり8匹の淫猥大蟲を乳輪の円周上に並んだスリットに挿入しています。あの術式、おそらく新型子宮をおっぱい1つあたり8つ搭載していますよ」
「新型子宮と言えば、キルカ先生が開発された、マンダラ細胞と母体の細胞を元に作る卵巣の8つついた人口子宮!」
「ええそうです。あの様子だとお腹にも特注子宮……卵巣が24個ついたタイプを増設していますね。本来の子宮ももちろん残してあるはずです。……しかし、これはあのマイノーラさん以上の改造ですよ。人体に掛かる負荷は想像を超えている筈です」
「おっぱいが16! そこに子宮が8つ! そして子宮には卵巣が8つ! 更にお腹には本来の子宮とは別に24個卵巣がついた特注子宮! 16×8×8+24+2=1050! 1050!? キルカ先生、彼女には1050個の卵巣が!?」
「ええ。マイノーラさんが200前後ですから、おそらく彼女は現状では卵巣数最強でしょうね。……ただ、繰り返しになりますが無茶な改造です。自身の健康的な生活をかなぐり捨てている。おそらく彼女が鎧縛嬌触装甲を着ているのは、『アレを脱ぐと死ぬ』からでしょう。……観察していましたが、肺、心臓、脳、子宮以外の臓器が彼女には無いように思えます。そして妊娠した自重を支えるだけの膂力もないので……ほら、鎧縛嬌触装甲が支柱を出して支え始めています」
「なるほど確かに、風船のように膨らみ始めたイゥアさんから支柱が生えています! 全てを苗床の為に投げ打つスタイル! あまりにストイックで不器用な生き様と言えましょう!」
煽る実況、沸き立つ観衆。いわゆる『常識的な』人間達であれば、眉を顰めるような情報も、業深迷宮に於いては美談である。
————苗床になる為に臓器ほぼ抜きました、外付けの生命維持装置が切れたら死にます。
こんな事を言えば普通は気狂い扱いだし、実際、気狂いに違いない。だが此処は邪悪の温床、『とても暮らしやすい地獄』とでもいうべき頽廃の國『業深迷宮バビロン』だ。
観客は口々にイゥアを賞賛し、親子サボテンめいたオブジェと化したイゥアから産み落とされる淫猥大蟲の大群に歓声を上げる。
だが、そんなイゥアに対し、他の参加者も負けてはいない。
「おおっと、2番手のテビウさんも凄まじい! キルカ先生、テビウさんの身体から飛び出したアレは、アレは一体何なのでしょう!?」
そう囃し立てるセプゥキの指差す先には、大きく口を開け、天を仰ぐ傾国堕誘のテビウ。彼女の口から飛び出したのは、巨大な肉塊。のたうつ剥き身の筋肉で出来た触手を持つそれが3本の触手で自立すると同時に、テビウは口から肉塊を吐くのをやめて、その肉塊へと淫猥大蟲を投げつけた。
べちゃり、と着弾した淫猥大蟲。それを瞬く間に取り込んだテビウの肉塊は不気味に脈動し、その表面に無数の開口部を生じさせる。それは、業深迷宮の住人にとっては非常に見慣れた『肉穴』であった。
「おおっと、テビウさんの吐き出した巨大肉塊の表面に大量のオマンコが! んー! 気持ち悪い! エロスよりはグロテスク! 性器だとわかっていても皮膚のない肉塊だと流石にちょっと絵面がヤバイです!」
「……なるほど、そういう事ですか。テビウさん、この日の為に随分念入りに準備してきたようですね」
「おおっと、キルカ先生があの肉塊を解析したようだ! 果たしてその正体は!? ……何だったんです?」
「うおっ、急にトーン下げないで下さいよ。……えっとですね、あれはおそらく『人間の成れの果て』です。どうやら傾国堕誘は人間を『生きたまま』ドロドロにして胎内に保管出来るみたいですね。あれはおそらく数十人の肉体を練り合わせたものでしょう」
「なるほど、それはなかなかにおぞましい! とはいえ吸血鬼も体内に蓄えた大量の血をエネルギー源にすると云いますし、不死系ではよくある事なのでしょうか!? そしてテビウさんの吐き出したものが形は違うとは言え人間なら、繁殖能力も期待できそうです!」
「おそらく人間を体内に貯蔵して、継続的に精気という瘴気を貪るのが傾国堕誘の生態なのでしょうね」
そんな解説の通り、傾国堕誘は人間を胎内に貯蔵する魔物である。生態的にいえば淫獄擁胎大猥蟲龍に近いが、傾国堕誘はもう少し救いが無い。
その腹の中に飲み込まれた人間はドロドロに溶かされながらも死なず、意識も鮮明なまま、全細胞を媚毒漬けにされてしまうのだ。
その上、傾国堕誘が欲する時には肉体の一部——例えば筋肉と子宮——を再構成されて吐き出され、肉塊モンスターとして使役される。
そんな人間貯蔵能力を活かしたテビウ謹製の子宮肉塊はその機能を十全に発揮し、淫猥大蟲をモリモリと生産している。
「いやはや、流石にイゥアさんには及ばないようですが、テビウさんの製造スピードも凄まじい!」
「人間の貯蔵量次第ではイゥアさんを越えるかもしれませんね。……今彼女が蓄えているのは、おそらく迷宮への侵入者のみ。第一界層のバックヤードにある不死者の村では捕獲した人間を売り買いしているので、おそらくそこで買ったのでしょう」
「なるほど! イゥアさんの肉体改造、テビウさんの人身売買、その差は純粋に資金力の差というわけですね!」
「ええ。迷宮内の取引は精気点払いが基本なので、人間の方がかなり資金的には優位ですからね。一応魔物にも迷宮からのお給料がありますが……淫系統なので」
「あー、なるほど! 私もお給料貰ったら半分は食べちゃいますね! ……ッと、いけないいけない! 残り2人についても触れていきましょう!」
「といっても、ヘゥーイさんもセルゥさんもあまり動きが見られないんですよね」
「確かに! 録画がありますので此処までのお二方の動きをリプレイしてみましょう! ……ふむふむ、ヘゥーイさんはその巨大なおっぱいに、セルゥさんはその巨大なオチンポに、それぞれ淫猥大蟲を押し込んでいる! ……ん!?」
「おちんちんに淫猥大蟲……? てっきり僕はお尻を使うものかと」
「私もです! これはセルゥさんに注目する必要がありそうだ!」
「録画時から明らかに変わっている点は見受けられませんが、何か企んではいそうですね。……いや、若干、うっすらとお腹が膨れている……?」
そうキルカが指摘した通り、うっすらと膨れているセルゥのお腹。
その正体は言うまでもなく、セルゥの苗床としての器官。すなわち『精管膨大部』である。
技能『擬似子宮内空間拡張・大』を持つセルゥの馬並みピンク色チンポは、柔らかく伸縮性に富み、その尿道は獲物を飲む蛇の如く淫猥大蟲を呑み込んで、精管膨大部へと送り込む。
そして、その精管膨大部こそが、セルゥの『子宮』であった。
精管膨大部とは、尿道口からいえば、尿道を経て前立腺の先に進んだ場所にある器官。本来は精液を射精前に溜め込む為のその場所は『擬似子宮内空間拡張・大』の作用によって広大な内部空間を有する袋状器官と化している。
そこには濃厚な精液が溜め込まれ、それを構成するのは、かなり『大粒』なセルゥの精子。
そんな場所に到達した淫猥大蟲は、ザーメンプールから精気を啜って産卵を開始し、精液の中でその数を増大させていく。
そうして増えた淫猥大蟲のうち数匹が、一旦前立腺に押し出され、もう一方の精管膨大へと押し込まれれば、セルゥの苗床モードは準備完了。
いくら内部が拡張されているとはいえ、無数の淫猥大蟲を宿した精管膨大部はじわじわと膨張し、今や左右ともに拳大にまで膨らんでいる。その圧力を必死に受け止める前立腺をキュンキュンと締めるセルゥは、その顔に恍惚の表情を浮かべて、襲い来る快感にチンポをボッキさせた。
「おおっと!? セルゥさんのおちんちんが勃起しております!」
「お腹の膨らみも気のせいではないレベルまできましたね。元が引き締まっているので幾分わかりやすいですが」
「おっとセルゥさん、ビクビクと震え始めた! 肩を抱いて悶えて居るぞ!」
「うーん、可愛いですねぇ。今すぐあのフリフリしているお尻を犯したい。……ッと、失礼。始まるみたいですよ」
そんな実況席からの中継に促された観客が注視する中で、セルゥはビキビキのバキバキにボッキしたチンポから、精液と共に淫猥大蟲を産み落とす。
勢いよく噴き出すというわけではなく、ゆっくりと溢れ出す様な射精と出産。ウネウネと蠢きながら我先にと這い出す淫猥大蟲によって、チンポは今やセルゥの胴回りより太くなり、パイプの様に大きく開いたその鈴口からは数十匹の淫猥大蟲が同時に産み落とされる。
淫猥大蟲は直径3指、長さ半歩の蛇の様な魔物。それがのたうちながら肉の輪の様に引き伸ばされた前立腺の中を通る快感に、セルゥは通常の射精では到底至れぬ無限絶頂をキメて痙攣する。
「おおっと!? いや一体全体何処に隠し持っていたのでしょう、セルゥさんの陰茎が鰻筒状態だ!」
「どんどん出てきますね……解剖学的に言えばあのあたりにあるのは膀胱か……? いやしかし精液と共に出てきたので……さては精管膨大部? ともかく凄いですね。苗床と言い張るだけのことはあります」
「ええ! それにキルカ先生、私には産み落とされたあとの淫猥大蟲がまだ増殖している様に見えるのですが!」
「ん!? ……ッ、そうか、精液です。精液が帯びる精気で淫猥大蟲が増殖している! 勢いよく射精するのではなく垂れ流しなのは足元に精液溜まりを作る為!」
「なるほど! ダークホースと目されるセルゥさん、さながら周囲の環境をも自身の苗床へと作り変える環境利用繁殖法の使い手と言えましょう!」
思わぬ繁殖方法に盛り上がる観客席。イゥア、テビウ、セルゥ。互いに譲らぬ3人の攻防。
その一方で、ひたすらに『静か』なのが超弩級おっぱいメイドのヘゥーイ。
その泥の身体の中に淫猥大蟲を取り込んだのは確かなのだが、一向に動きが見えないのだ。
魔人である彼女は、人の血を引く関係で精気を自己生産することが出来る。それ故に、淫猥大蟲を増殖させられないなどというオチは考えづらい。
となると、静かなのがただただ不思議に思えてくる。
だが、実況席からリプレイなどで解析していたキルカは、彼女の僅かな変化に気がついた。
「元が大き過ぎてイマイチわかりにくいですが、ヘゥーイさんのおっぱい膨らんでませんか? 直径にして半歩ぐらい」
「んー!? んー。んんん? いやわかりません! 普通の人のおっぱいが直径半歩も膨らんだら大事件ですが、元が大き過ぎてさっぱりです!」
「ははは、ですよね。生物って自分より一定以上大きいもののサイズはざっくりとしか認識できませんし」
「なるほど。……しかし、あのサイズの巨乳、いや爆乳、いやいや超乳が更に膨らむとなると、これは中身は凄まじいことになっていそうです!」
「彼女の苗床としてのポテンシャルは未知数ですからね。何しろ迷宮の初期メンバーには珍しく、ルウシャさんは栄養装置として膣坐薬的に淫猥大蟲を突っ込まれた経験はあれど苗床経験がないそうですから」
「確か、巨乳症気味の大きな乳房が評価されて即座に母乳生産担当になられたと聞き及んでおります」
「ええ、ですのでわかるのは、莫大な母乳生産能力を彼女も受け継いでいるであろう事と、ルウシャさんの強大な精気出力を受け継いでいるであろう事ですね。その点では有望と言えますが、苗床としての評価はなんとも」
「なるほど! これは結果発表まで油断できませんね! ところで審査員のセウロア博士、集計はどうやって行うのでしょうか!?」
「ん、そうだな。そこは単純なことだ。愚生が渡した淫猥大蟲にはそれぞれ別の遺伝子組み換えを施している。そこをキーに魔術でカウントするわけだ。そう難しい話ではないだろう?」
「なるほど! では計算も問題なしとわかった所で、残り時間1割を切りました!」
「おお、皆ラストスパートをかけ始めましたね」
「その様です! っと、おおっと!? ヘゥーイさんに動きが!」
「うわぁ!? いきなりめっちゃ膨らんでる!?」
「まさか今までのはタメだったとでもいうのか!? 凄い凄い! 片乳直径20歩は越えたでしょう! だがまだまだ膨らむ!」
「ヘゥーイさん、そのままだと周囲の皆さんを押し潰し……あ、いや、飛びましたね」
「空飛ぶ巨大おっぱい! そのちっさい羽でそうは飛べないだろう、というほどフワフワと浮かんでおります!」
「ルウシャさんと同じく反重力魔術で飛んでいそうですねアレ。羽根はあくまで姿勢制御をしているだけなのでしょう」
「成る程! いやしかし凄まじい膨張です! 今や直径30歩以上はあるのではないでしょうか!」
「……計測してみましたが、片乳40歩ですね」
「デカァイ!!!!!」
「まぁこれでもルウシャさんのおっぱいよりは小さいわけですが……おっと、胸が膨張し続けたせいか、若干中が透けて見えますね。相当皮が薄く伸びているようです」
「確かにおっぱいだけ極端に白い! これは母乳でしょうか?」
「その様です。そして中には無数の淫猥大蟲がみっちり詰まって蠢いてますね」
「これはかなり量に期待が出来そうだ!」
「ですが他の皆さんも負けていませんよ。セルゥさんも何か始めるようです」
「むむ。仰け反っておちんちんを真上に向けている……おおっと!? チンポ大噴火だーッ!!!!! ごんぶとチンポから噴き出た精液が天を衝くッ!」
「凄い精液……濃くて、ゼリー、いや搗き立てのお餅みたいで、美味しそうですね……ケツマンコでお腹いっぱい食べたい……」
「キルカ先生?」
「おおっと失礼、つい欲望が。ちょっとムラっと。……しかし、ただの精液放出では無いですね。とても濃厚な精気と共に大量の淫猥大蟲を放出しています。体外でも高粘度の精液を苗床にして淫猥大蟲の産卵が加速しているのが見て取れますね。ですがあれほどの射精は長時間は維持できないでしょう」
「まさしくラストスパートというわけですね!」
「ええ。そしてテビウさんの子宮肉塊も一気に生産力をあげていますね。何やら苦悶と怨嗟の声が肉塊から聞こえますが」
「表面を這う血管もビキビキと隆起しています! これは……媚毒の大量注入でしょうか!?」
「その様ですね。テビウさんの口から伸びた肉触手が肉塊に突き刺さってますし」
「他者を繁殖機構として運用するならば、こう言った強引な生産力増強も可能というわけですね!」
「死人に鞭打つスタイルは実にアンデッドらしいですね。……そして気になるのはイゥアさん。おっぱいとお腹が膨れたオブジェと化していますが、何やらビクビクと蠢いて……」
「ムムッ! 乳輪円周上の8つの乳マンコが大きく開いております! ガニ股で見せつけているオマンコも全開!」
「……これは……彼女を見誤っていたようですね。子宮の大量増設とその膨張を見たことで、単に子宮が増えただけの様に思ってしまった様です。あのオマンコの様子、まさしく子宮内空間拡張……!」
「子宮内空間拡張持ちで、あの膨張度合い……!? それはつまり!?」
「ヤバいです。アバドン様! 至急、競技エリア内の空間拡張を!」
「やってるよー。観客席、審査員席、各競技者の周囲にも結界張ったし。これで平気」
「ありがとうございます!」
「ギリギリ間に合った様です! 来るぞッ! 観客席の皆様、念の為自己防衛を!!!!!」
そんな、危険を告げる実況席からの声が響いた直後。湯気を立てるイゥアの130のオマンコは、もはや限界まで広がり、16のおっぱいは
股間にある本来の子宮と増設された特注子宮も大陰唇を大きく広げて2つの膣口を晒しており、噴き出す湯気がいよいよなにかが起きる事を告げている。
そして。ビームの如く一気に放出された大量の淫猥大蟲が、イゥアの周りにある結界へと叩きつけられた。
みるみるうちに結界内は蟲に沈み、おまけにイゥアが勢い余って放出した母乳が結界内にを白く染める。十分にスペースを確保されたはずのイゥアの周囲だが、彼女の放出量が上回ったのか、アバドンは何回か空間拡張をやり直し、どうにか結界内にイゥアの全力放出を押しとどめることに成功していた。
「いやー……凄まじいッ!」
「まだ淫猥大蟲は放出され続けているようですが、アバドン様が結界内を随時拡張しておられるようなので外部から実情を推し量るのは不可能と言えましょう!」
「イゥアさん、土壇場で豪快に決めて行きましたね。これは単純に競技に勝つだけではなくアピールとしても優秀ですよ」
「ええ! かなりのインパクトでした! そしておおっとここで! 競技時間終了! 淫猥大蟲の大海嘯を引き起こしたイゥアさん! 肉塊による1人苗床工場なテビウさん! おちんぽ大噴火なセルゥさん! そして天空おっぱい戦艦ヘゥーイさん! 実に見応えある第1種目でした!」
「さて、結果はセウロア博士から発表でしょうかね」
「うむ。タイムアップと同時に測定魔術が起動している。……えー、では愚生から発表しよう! 盛り上がる様に4位からとしようか。4位、5528万3287匹! テビウ!」
「おおお!? 4位にして5000万匹以上ッこれは凄まじいッ!」
「ふむ。分析するに肉塊のキャパシティの差が数字に出たのでしょうか」
「良い読みだキルカ。愚生もそう考える。子宮内空間拡張を持った肉塊なら話は変わっただろうな。今回はテビウだけが拡張無し。そう考えると大健闘だろう」
「ええ! 拡張なしで5000万匹という数字は凄い!」
「子宮のポテンシャルを全て生かしても臨月サイズが限界ですからね拡張なしだと」
「逆にいえば拡張性が盛りだくさんというのは素晴らしいですね! さてではセウロア博士、3位はどなたでしょうか!」
「3位、1億飛んで7万1639匹! セルゥだ!」
「おおおお! 男性の身で億ですか!」
「うむ。セルゥに関しては体外増殖と体内増殖の合わせ技が効いていた。拡張された体内空間をメインとしつつ、体外でもかなりの数を増やしていた。だがセルゥはまだ何か隠し球を持って居そうだな」
「美味しそうな精液ですよね、セルゥ君」
「キルカ先生、よほど気に入った様ですね……?」
「最近スムージーに凝ってまして、ほぼ毎食ザーメンスムージーなんですよね。それでつい」
「成る程、高タンパクで健康的ですね。しかし、確かにあれだけの淫猥大蟲を増殖させるセルゥさんの精液はかなり栄養たっぷりな気もします!」
「ええ。しかし1刻で1億匹も増殖させられるなら、男性であっても苗床としての性能にはなんら問題無さそうですね」
「その点は間違いないでしょう! さて、セウロア博士……」
「わかっているとも。2位はヘゥーイ! 2位以上は増殖数の桁がかなりおかしいぞ! 増殖数、170兆1269億4938万935匹!」
「ヒャッ!?!!? 170兆!?!!?」
「いやまあ体積的にはそれぐらい余裕で入っていそうですよね……淫猥大蟲の一回の産卵数は概ね100個ですから、8世代重ねれば追いつく数字ではありますね。ただテビウさんは3世代強、セルゥさんが4世代である事を考えると8という数字の凄まじさがわかるかと思います」
「成る程、小鬼算や鼠算の様な方式ですね。4世代までならまだ曽孫世代ですし実感が湧きそうですが、8世代といえば雲孫。これは要するにミダワルさんから見たミダベチさんに相当します!」
「そうですね。それだけの世代を重ねるには豊潤な精気と、増殖した淫猥大蟲を受け入れるキャパシティ。どちらが欠けても不可能でしょう。凄まじいですねヘゥーイさん」
「ええ、全く。しかし……そうなると気になるのは……」
「1位が確定したイゥアさんですね」
「ええ、きっと会場の皆さんもそうでしょう! ではセウロア博士、集計結果をお願いいたします!」
「えー、では愚生から発表しようか。1位、イゥア、120京1638兆5392億8460万9362匹! 9世代相当の繁殖をこの1刻の間に成し遂げたイゥアが、愚生からの課題の1位だ!」
「120京……」
「恐ろしい数字だ! 淫猥大蟲で迷宮が溢れてしまいかねないぞッ!」
「あ、いや、迷宮にはざっくり1穰匹くらい居るのでそうでもないですよ。ただ個人が生み出す量として異常なのは事実です。記録上これを上回る淫猥大蟲出産記録は……」
「愚生の知る限り、1刻間の記録なら先日勇者が軍を率いて襲撃してきた際に、アンナ様が住民の非常食用にと出産された1垓匹が最高記録だな」
「正確に言うとそれ一瞬での出産記録では……?」
「アンナ様が1刻間生み続けた場合は冗談抜きに1界層埋まるので仕方ない。アンナ様の技能『腹魔殿』は腹の中に国家が入るサイズの空間が13個存在する超絶技能だ。ある意味でアンナ様自身がもう1つの業深迷宮と言っても過言では無いからな。それをフル稼働させるのは流石に……」
「いやそれはわかるんですが……っと、失礼、話が脱線しがちで申し訳無い。纏めると、アンナ様に次ぐ実力をイゥアさんが発揮したということですね」
「なるほど! アンナ様には遠く及びませんが、それでも2番手というのは凄まじい! 会場の皆様、伝説を生み出したイゥアさんと、全力を尽くした残る3名に盛大な拍手を!」
割れんばかりの大喝采と大歓声。それに応じて手を振る4人のファイナリスト達は、胎内に残る淫猥大蟲をブリブリと産み落とし、母乳や精液を噴き出しながらも、爽やかなスポーツマンシップを感じさせる良い笑顔を浮かべている。
そんな彼等の後始末をひとまず引き受けたのは、先程話題にも登ったアンナ。
「みんなおいでー♡」
しゃがみこんでクパァとオマンコを広げるアンナのその一言に応じ、殺到する淫猥大蟲は、まるで吸引機に吸い込まれるかのように猛烈な勢いでアンナの腹に飲み込まれ、会場から消え去っていく。
そんな母を手助けするアバドンが撒き散らされた母乳や精液を操って淫猥大蟲と同様に母の子宮に注いでいく様は、『片付け作業』でありながら中々に見応えがある。
そして、そんな後片付けの合間に、解説席から会場へと降り立ったキルカとセプゥキは第1種目を終えた4人へのインタビューを行うことにしたらしい。
「テビウさん、実に凄まじい大健闘でした!」
「うふふ、ありがとうございます……なんだか照れてしまいますね♡」
「あの子宮肉塊、まだまだ拡張性がありそうですね!」
「はい♡ 可愛いあの子達をもっと鍛えて行けば、次はより良い記録が出せると思っておりますわ♡」
「肉塊を操る上での拘りなどあれば教えて下さい!」
「やはり、元になる女冒険者をたくさん食べるのが大切ですね♡ また今後も第一界層でたっぷり食べてあの子達のお友達を増やしてあげたいと思います♡」
「なるほど! では最後になにか一言!」
「次の競技も頑張って行きますので、応援よろしくおねがい致します♡」
「ありがとうございました!」
「さて、セルゥさん、素晴らしい大健闘でした!」
「ありがとう。僕のオチンポマンコ、どうだったかな」
「凄くドスケベですね、ザーメン飲ませて下さい」
「おや、キルカ先生にそこまで求められるなんて光栄だね。……はい、あーん」
「はむっ」
「キルカ先生、幸せそうにデカマラをしゃぶっております! ところでセルゥさん、苗床を目指されたきっかけは?」
「そうだね。やっぱりアンナ様やプルナ様への憧れもあるけど、レーニア様への憧れが1番かな」
「ほほう! では会場で見ているレーニア様に何か一言!」
「ええ!? 照れるなぁ……。えっと、あの、機会があったら、エッチしてください」
「純情ボーイだ! ちなみに奥様のプルナ様的には?」
「ん? 良いんじゃね? アイツ、チンコだし」
「奥様公認だ! これはセルゥさん、頑張らないとですね!」
「ははは……頑張るよ」
「さて、じゃあ行きますよキルカ先生。もうお腹パンパンでしょ」
「げぷっ……はいはい。御馳走様です」
「お粗末です」
「さてさて、では次はヘゥーイさんにお話を伺いましょう!」
「はーい」
「ヘゥーイさん、まずは何故、苗床を目指されたのか教えてください!」
「えっとね、ママとパパがね、教えてくれたの」
「と言いますと?」
「マイノーラさんって、ママのお友達が、凄いんだよって」
「なるほどなるほど! マイノーラさんといえば量産苗床から叩き上げの実力派苗床! 彼女に憧れたわけですね!」
「そーだよ」
「お応えいただきありがとうございます! ではヘゥーイさん、抱負などありましたら教えて下さい!」
「優勝する! 見ててね!」
「おおっと、大きく出たぞッ! 若さが実に眩しい! キルカ先生はどう思われます?」
「実力は申し分ないですから、無謀な発言では決してありませんよね。彼女の活躍に期待しましょう」
「そうですね! 素晴らしい活躍に期待しています!」
「さて最後は、イゥアさんですね!」
「……イゥアさん、汗だくですが大丈夫ですか」
「ふー……大丈夫です、喋れます、ちょっと頑張りすぎました、ははは」
「いや本当に! 凄まじい記録でしたよ120京!」
「ありがとうございます、ふふふ、はふぅ……ごめんなさい、ちょっとお水を」
「ええ是非是非お飲み物を! キルカ先生、イゥアさんの消耗は如何なものでしょう?」
「まぁ恐ろしいほどのラストスパートでしたし、煙というか湯気を濛々と上げておられたので軽い脱水を起こしたのかと。大事は無いと思いますよ。経口補水液を飲んでおられますし、この後は一旦休憩がありますから、存在間に十分持ち直せるかと」
「おお! それは素晴らしい!」
「ケプッ……フゥ、次も全力で頑張ります、私、今回は本気で勝つので、負けません」
「おおおお! 力強い意思表示だ!」
「これは色々と楽しみですね」
「まだまだ目が離せない、第三回苗床オーディション、この後会場清掃などの為に休憩を挟みます! みんな、トイレは今のうちに!」
そんなセプゥキの号令で、一旦休憩と相成った苗床オーディション。
ガヤガヤと喧騒が聞こえ始め、すっかり休憩ムードの会場で、競技者4名は休憩をとりつつ、瞑想したり、ストレッチしたりと思い思いに次のお題に備えて準備を行う。
そんな彼等に迫る次の課題は迷宮最強の苗床であるアンナからのもの。
第2種目に否応無しに期待が高まる中、ひと時の休息時間をどう活かすかが、今後の明暗を分ける……かもしれない。