アズレン×ラスオリが正面衝突した世界で精液の奪い合いになったけど全員孕ませるから関係ないよね♥️ 作:みころ(鹿)
ーーー
「ナイトエンジェルです、よろしく」
男の目の前で黒い服を纏う赤髪のバイオロイドが敬礼する。昨日投入した遺伝子の種が完成したのである。
「ふっ」
「おい、なんで笑った司令官。どこ見て笑った。着任初日だけど反逆するぞこのやろう」
オルカ2日目。
バイオロイドの指揮を男が本格的に始めるにあたり、KANSENとバイオロイドの交流も求められた。そのため今日からオルカはKANSENたちに開放されることになり、おって母港にもバイオロイドたちを招く予定になっていた。
そんなわけで現在、暇なKANSENたちが物見遊山とばかりに大挙してオルカに押しかけている。
「まぁ~可愛い子たち。私はフォーチュン、よろしくねー♥️」
「うおっ...なんてスケベな身体...です」
「そのおっぱいで、メカニックは無理でしょ...」
「もー綾波ちゃんもラフィーちゃんも失礼だよー!」
男はつき従うベルファストとナイトエンジェルを連れ、がやがやと騒がしい工房を後にする。ナイトエンジェルに幾つか能力を尋ねながら司令室に向かった。
自動ドアが開き、美しい海中の風景が視界いっぱいに広がる。オルカ司令室は相変わらず近未来的なコンソールが並び、一面のガラス窓から魚たちが遊泳しているのが見えた。
「お待ちしておりました、ご主人様。ナイトエンジェルとはお会いになれたのですね」
迎えたコンツタンツァに導かれ、男は司令官用の大きめの椅子に腰かける。なかなか座り心地の良い椅子に背中を預けた男は美女たちを眺めながら、さっそく仕事にとりかかることにした。
「これからの方針を教えてくれ。まずは本部に行って仲間を集めるんだったか」
「はい。ですが本部は破壊された設備ぐらいしかないと思われますの後回しでもかまいません。まずは救難信号を頼りに救出と探索を進めるべきかと」
「なるほど」
散り散りになったバイオロイドを救出して仲間を増やすことが当面の目的だ。鉄虫で満ちた大陸からバイオロイドを救出することは簡単ではないが、そこは男の腕の見せ所である。
「よし、目的バイオロイド救出。オルカ、西の大地に発進せよ」
タービンが回り始める。ゆっくりと母港島から離れると、その穂先を西へと向けたのだった。
ーーー
それから一週間が経った。
男は朝のうちに母港への指揮をすませ、午後はオルカにて指揮をとるという多忙な毎日を送っている。
といってもオルカの主な遠征先である西の大地へは片道30分程度の距離だ。今のところ作戦行動を終えても、男は夜食までには母港に帰ることができていた。
さてこの一週間のKANSENたちの成果というと、まず島全域の探索が終わったことがその1つだ。西の山も頂上まで踏破され、森もおおかた歩きつくされた。鉄虫も数匹いたが難なく処理され、島の安全が確立されたのである。
加えて開発も始まった。食料と電気がオルカから供給されるようになったとはいえ、ツナ缶だけでは栄養が偏るし、なにより飽き...自給自足できたほうが良いに決まっている。そのためまずは土地を拓き農場を作ることになった。
今のところ土地の確保のために木々を伐採し始めた段階ではあるが、KANSENたちの重機並みの力をもって今のところ順調に開拓は進んでいる。まずは切り出された木材を集める集積所の建設が先だろうか。
次にバイオロイド側の成果はというと、こちらもまた順調だった。
男の指揮の元に彼女達は出撃、鉄虫を破壊し、助けを求めるバイオロイドたちを順調に救出していっていた。
最初こそ地上戦の指揮に慣れない様子の男だったが、慣れれば今までの海戦の経験も活きた。それにKANSENの戦力も運用できたことが大きい。艤装が使えないとはいえ高雄のように地上でも戦えるKANSENは何人かいたし、もし彼女達を動員できなければバイオロイド数人で作戦にあたらなくてはならなかったと考えると比較にならない。
最終目的である鉄虫の殲滅と人類復活を考えるとまだまだ始まりの行動に過ぎないが、今は順調な歩き出しであると言えた。
そんな順風満帆なオルカの司令室にて、一人悩むKANSENがいた。
彼女の名前はベルファスト。言わずと知れたロイヤルメイド長である彼女は司令官用の椅子に座る男の側に平然と控えながら、実は内心とても悩んでいた。
して、その悩みとはやはり男の性事情について。男とバイオロイドたちを可能な限りセックスさせないというベルファストの任務は早くも失敗を迎えようとしていた。
思えば最初の2、3日は男も何もしようとはしなかった。しかし4日目にして男のセクハラは始まった。最初こそ軽いボディタッチだったのが、今ではお尻をしっかり触るほどになってしまった。しかも良くセクハラされがちなコンツタンツァがそれを拒まないので止まることもない。
もはや男がバイオロイドの誰かと肉体関係を持つことは時間の問題だろう。
いや、ベルファストも努力はしたのだ。ある時は男の気をそらしたり、あるいはその都度代わりに抱かれて性欲を発散させたり。もしベルファストが妨害しなければ2日目の時点で男はバイオロイド側の誰かとセックスしていただろう。むしろ最大限延ばして一週間という結果である。
(そろそろ頃合いですね。一度搾りつくせばリセットできるかあるいは...)
どうすれば時間稼ぎできるかを考えるそんなベルファストの前で、おもむろに男が席を立った。
「ちょっとトイレ」
「お供いたします」
「いや、一人で良い」
恭しく頭を下げ、ベルファストは司令室外のトイレへ向かった男を見送る。敬うべき対象がいなくなり軽く肩の力を抜いたところで、同じく部屋にいたコンスタンツァがわずかに頬を赤らめてこちらを見ていることに気がついた。
「何か?」
「いえ、あのその...トイレにお供というのは一般的なのかなと...」
「当然でしょう?ご主人様の下の世話をすることはメイドとして当然の義務......あっ、いや違」
「なるほど。それもまたメイドの役目なのですね...!」
しまったと思ったのもつかの間、顔を真っ赤に染めたコンスタンツァはしきりに頷いていた。
ベルファスト痛恨のミス、スケベを助長させるようなことを言ってどうするというのか。顔をあげたコンスタンツァはまだわずかに頬を恥ずかしさで赤くしながらベルファストに尋ねた。
「ところで、ベルファストさんはご主人様に仕えて長いのでしょうか?」
「えぇ、かれこれ三年ほどになるでしょうか」
「そうですか...」
「どうしてそのようなことを?」
今度はベルファストが尋ねると、コンスタンツァは少し目を伏せて恥ずかしそうに答えた。
「ご主人様とベルファストさんはその...自然と解りあっているように見えましたので、どれぐらい過ごせばそうなれるのかと思ったのです」
「なるほど」
「それにベルファストさんはひとつひとつの所作が綺麗で、羨ましいなぁと...」
そう言われて悪い気はしないが、心を許すわけにはいかない。
冷静さを心の奥底に置きながら、ベルファストはコンスタンツァを見つめる。彼女達バイオロイドとはご主人様を奪い合う競争相手だが、大きな見方をすれば同じ男に仕えるメイド仲間でもある。状況が状況なら同僚として仲良くしていたに違いない。
「いえ、コンスタンツァさんから学ぶことも多いですよ」
「いいえ!ご主人様との経験でもベルファストさんより遥かに劣っていますし...そこで1つ相談なのですが、ご主人様の女性のタイプを知りたいのです」
いきなりのぶっこみにベルファストはコンスタンツァに気づかれないレベルで身構える。
バイオロイド側への情報提供は慎重に行う必要がある。これから仲間になるであろう相手に嘘をつくことは心苦しいが、これもロイヤルのため。
「そうですね。ご主人様は奥ゆかしい女の子が好きなので会って直ぐに身体を許すようなことは避けるべきかと。具体的には一ヶ月くらい」
「ですがここ最近ご主人様から頻繁にお尻を触られたり腰を抱かれたりしていて求められているのかなと...」
「オホンオホン。話はまだ終わっていませんよ。ご主人様とて雄ですから基本的に見境はないですが、しかしそこで安易に抱かれては軽い女と見られ、扱いが軽くなってしまうでしょう。つまりはそういうことです」
「なるほど...!」
矛盾をつかれかけ動揺したが、なんとか乗り越えた。
実際は男は出会って3秒でパコパコできるようなドスケベ女が好きなわけだが、奥ゆかしい女子が好きじゃないわけではないので、嘘は言っていない。これでも牽制程度にはなるだろうか。
感心した様子でしきりに頷いているコンスタンツァにベルファストがちょっぴり罪悪感を覚えていると、その時司令官用のコンソールにブッー!と電子音をたてて通信が入った。
「こちら司令室、何がありましたか?」
反射的にベルファストが応答ボタンを押す。
同時にちょうどよく部屋に戻ってきた男はドタドタと駆け足で司令席に座ると、通信を代わった。
「俺だ。作戦は?」
『ーーー当然、成功よ!怪我人もなし!ブラウニーとノームの2名の救出も完了!』
「よし、よくやった」
グリフォンからの通信に男が肩の力を抜いた。今日の出撃先は西の大地の工業地帯。鉄虫の多い地域だったので心配していたのだが、どうやら囮作戦と爆撃は上手くいったようだ。
「では地上部隊と合流次第、帰投しろ」
『了解...ん?あ、ちょっと待って。救出したノームが何か言いたいことがあるんだって』
数秒ノイズが混ざり、通信が切り替わる。そして聞こえてきたのはどこかおとなしさを感じさせる知らない声だった。
『は、はじめまして司令官様、私はノームと言います。その、助けていただいてありがとうございます...』
「あぁ、はじめまして。それで言いたいことはなんだ?」
『は、はい!えと、お助けいただいた場所から北に数キロほど進むと洋服の工場がありまして、そこにバイオロイドが一人いるんです。元々私と』
『ブラウニーっす!』
割り込んできた元気の良い声が誰かによって引き離される。
『...の二人でそこにいて、彼女も連れ出そうとしたんですが彼女はその場所に、なんというかその、執着していて結局置いてきてしまったんです。もしよければ助けにいきたいのですが...あっ、服はいっぱいありましたので、回収すれば使えるかと』
「なるほど」
マップを確認してもその工場から救難信号は出ていない。もしノーム教えてくれなかったら調べようともしなかっただろう。執着というのが気になるが、こちらに人間がいると解れば合流するはずだ。
「解った、救出に行こう。だがもうすぐ夜だ、今日は帰投しろ」
『はい、ありがとうございます!』
女所帯故に必要なものもある。どうせバイオロイドの救出はしなくてはならないわけだし、服という物資も回収してしまえば良い。
そんなわけで明日行く場所がきまったのだった。
ーーー
同日、時刻は1900。ロイヤル寮の一室にてKANSENとバイオロイドの懇親パーティーが開かれていた。基本的に自由参加で緩い食事会のようなものが想定されていたのだが、ロイヤルの雰囲気がそうさせるのか、いつしかパーティー全体がとても上品な雰囲気を持つようになってしまっていたのである。
まるで貴族主催のパーティーのようになってしまった影響は大きく、そして、招かれたバイオロイドのグリフォンもその煽りを受けた一人だ。
軽い立食パーティーと聞いていた彼女は、並べられた美しい料理と奏でられる上品な音楽を前にして早くも圧倒されていた。一応ドレスも着てきたが、KANSEN側の参加者たちのきらびやかな服装と比べると非常にチンケな安物のように思えくる。
「ば、場違いじゃないかしら私...」
「いえ、そんなことはありませんよ。むしろ私のほうが...」
「コンスタンツァは綺麗だってば、どこに出ても大丈夫よ...とにかく突っ立ってても恥ずかしいし行きましょ...」
一緒に来たコンスタンツァと行くアテなくフラフラと歩いていくと、食事の並んだテーブルの前に来た。するとそのすぐそばに立っていた小柄なメイドに喋りかけられた。
「ようこそお越しくださいました」
「こ、こちらこそお招きいただきありがとうございます。えっと確かシェフィールドさんですよね?」
「はい、こちら温かいうちにお召し上がりください」
シェフィールドに勧められ料理から、グリフォンは試しにエビ料理をとって食べてみると目を見開く。味付けされたプリプリとした肉の食感が口の中で踊った。
「うわっ美味しい...!」
コンスタンツァの方を見ると同じ感想だったらしい。驚き、そして緊張も解けたようだ。
他の料理にも舌鼓を打っていると、同じように食事していたらしいナイトエンジェルに出会った。
「む。あっちの春巻きは食べたか?」
「そっちこそエビは食べた?」
知り合いの姿に軽く安堵したグリフォンだったが、今日の目的はKANSEN側との親睦である。仲間内だけで楽しんではいられないのだ。
ナイトエンジェルと別れ、シェフィールドにレシピを聞きに行くというコンスタンツァとも別れたグリフォンは一人になる。しかし生憎と自分から話しかけられるような精神構造をグリフォンはしていない。さてどうしたものかと考えていると、一人のKANSENが近づいてきた。
「よう、オレの名前はジャンバール。オルカのバイオロイドってのはお前のことだよな?」
「は、はじめまして!私はグリフォン、爆撃ユニットのバイオロイドよ!」
ジャンバールと名乗ったそのKANSENはじろじろとグリフォンの身体を眺め始める。スラリと長い高身長の美女から睨むように見られるとかなりの威圧感がある。
グリフォンは内心のすくみを感づかれないよう、あえて虚勢を張った。
「何か文句でも!?」
「...いや、新しい仲間がどんな奴か気になっただけだ」
「そ、そうなの...ふぅん」
あっさりと視線を外したジャンバールは手に持ったグラスから琥珀色の酒を飲む。静寂に焦ったグリフォンは自分から新しい話題を提供することにした。
「えっと、そういうジャンバール...さんはどういうKANSENなの?」
「ジャンバールで良い...オレはヴィシアの戦艦だ」
「へー...そうなんだ」
KANSEN側の区分を思い返しながらグリフォンはぼんやりと頷く。確か戦艦が大人で駆逐艦が子供だったはずだ。
しかしそこから会話を広げることはできず、また黙ってしまった二人のもとに緑髪のKANSENがやって来ると仰々しく話しかけてきた。
「やぁ、こんばんはお嬢さんがた!そちらの君ははじめましてかな?」
「げっ...リットリオか」
ジャンバールが顔をしかめる。ジャンバールにも負けないスラリと長い身長のリットリオはキザな笑みを浮かべ、グリフォンの手をとり握手すると、いつのまにかその手に綺麗なバラの花を一輪握らせていた。面食らうグリフォンの前に膝をついたリットリオは恭しく自己紹介する。
「はじめまして美しいヒト。私の名前はリットリオ、もしよろしければこの運命的な出会いに可憐な君のことも私に教えてはもらえないだろうか...?」
「えっ!?あっあっあっ」
まるでお姫様のような扱いにグリフォンがしどろもどろとしていると、隣からジャンバールが口を挟んだ。
「気をつけろよグリフォン。そのレズやろうはそうやって色んな女を口説いてすぐにベッドに持ち帰ろうとするからな」
「レズ!?」
「おいおいひどい言いぐさだな、私はただ美しい花と一晩の愛を物語っているだけさ。それにジャンバールだってかつては私と寝屋を共にした仲じゃないか」
「黙れ。睡眠薬まで使いやがって何が愛だ。それにお前の責めかたネチっこくて嫌なんだよ」
いきなりの展開にグリフォンの頭が追いつかなくなる。目の前にいる美女二人が肉体関係持っているとか急に言われて受け入れられるだろうか。しかも片方が片方を昏睡させたうえでのレイプである。
「あの、この母港ってそういう女の子同士でってことはよくあるの...?」
「ん?あぁ睡眠薬はともかく、女同士ですることはけっこうあるぞ。指揮官が抱いてくれればそれが一番なんだが、できない時はそういうやつ同士でセックスするんだ」
「ほわぁぁ!?」
あんまりにも赤裸々な話にグリフォンの頬がカッーと熱くなってくる。知識こそあれグリフォンは生娘であり、そういったことに耐性はなかった。そして言われたことを自分の中で噛み締めると、あることに気がつく。
「え゛っ!?というかちょっと待って今指揮官ともって言った!!?てことはその、アイツとそのセセセ、セックスをっ...!?」
「あぁ、そりゃ好きな雄とくらいするだろ?」
思わずグリフォンは天を仰いだ。それは処女である彼女には到底受け入れがたい真実であった。最近ちょっと頼りがいがあるなーとか、気になるなーとか思っていた男が他の女とセックスしていたのである。
いや考えてみれば当然のことなのだろう。健康な男と女が同じ空間にいれば何か起こるほうが自然なのだ。むしろそこに若さゆえの無垢な想像とか理想をあてはめていたのはグリフォンの方であった。
とはいえ、そんなやりきれない虚無感にグリフォンが苛まれているとおもむろに会場の入口が沸いた。見ればメイドたちが自らの主人を迎え入れるところであり、色めきたった一部のKANSENが嬌声を投げ掛けていた。
「指揮官様のご来場です。皆さま慎んでお出迎えください」
ベルファストが頭を下げ、ちょうど話の種だった男が入ってくる。同時にグリフォンは目を見開いた。男に対してではない。男と腕を組んで歩いてきた女性に対してだった。
燃えるような赤毛は輝くように美しく、どこか物憂げな表情が幻想的な儚さを彼女に与えていた。身に纏う黒いドレスには身体のラインがはっきりと浮かび上がってしまっているが、その完璧なプロポーションに恥じるところは一切なかった。
あまりに綺麗な人がそこにはいた。ジャンバールやリットリオも同じくらい美しいが、男の隣にいる女性のその姿は誰よりも綺麗に見えた。
「...あの人は?」
「モナークだよ、いけすかない奴さ。関係性はまぁ...見ての通り」
リットリオの返答にグリフォンは胸を締め付けられるように感じた。わずかに呼吸を乱しながらグリフォンは再度尋ねる。
「結婚してるの...?」
「本当は誓約ってシステムなんだが、まぁ実質結婚してるみたいなものだね」
男が結婚している事実にグリフォンは再び愕然とすることになった。モナーク、そのたった4文字の結婚相手の名前がグリフォンの頭を強く殴り付けたようだった。
ーーー
(こう見てみると...!)
それからチビチビとお酒を飲みながらグリフォンは、モナークを連れてコンスタンツァと喋り始めた男の様子を観察していた。すると意識して初めて気がつけることがいくつもあった。
それは会場にいるほとんどの女の子が男のことを熱っぽく見ているということ。本能的にその全員が男のことを性的に見ていることは解った。男がアイツしかいないから当然だが、全員がアイツのことを狙っているのである。特に隙を見て男に喋りかける時なんかはさりげなくボディタッチしたり、軽く胸を押し付けたりと誘惑しまくりである。
それに対して男は慣れている様子で流しているが、同時にモナークの方は不機嫌なことが見てとれた。察するに自分の男が他の女に色目を使われ気が気じゃないのだろう。その気持ちはちょっと解る気がした。
しばらくお酒を飲みながらそんなことをグリフォンが考察していると、ふと男がモナークを連れて歩き始めた。視線の先を行く二人はそのまま会場入口へ向かうと、そのまま外に出てしまった。
パーティーの途中に不自然だ。何をしにいったのだろう。気になって仕方がなくなったグリフォンはいてもたってもいられなくなり、飲みかけのグラスをテーブルに置く。
「ちょっ、ちょっとお手洗いにっ!」
「ん。場所は解るか?」
「大丈夫!」
ジャンバールとリットリオに見送られ、グリフォンは早足で二人の後を追いかけはじめた。
会場の外に出ると二人は廊下の先を曲がっていくところだった。ばれないよう慎重に歩きながらグリフォンはその後をつけていく。馴れないロイヤル寮の薄暗い廊下を二人の後姿だけを頼りに進んでいくと、ついに1つの部屋に入っていくのが見えた。
疲れてもいないのにバクバクと鳴る心臓に一度息を整えたグリフォンはゆっくりとその部屋の前へ忍び寄っていく。そして重厚な扉を前にゆっくりと膝をつくと、中が見れるように僅かに戸を押し開けた。
「...!」
ろうそくが照らす部屋の中、仁王立ちした男の股にモナークが顔を埋めていた。ガニ股で男の腰を掴んだモナークはしばらく頭を前後させていたが、しばらくしてずろろ♥️と口を離すと引き抜かれたおちんぽがモナークの顔の前で屹立した。
生まれて初めて見る生のおちんぽの姿にドキッとグリフォンの胸が高鳴る。赤黒く淫水焼けしたたくましいおちんぽのエッチな形、膨らんだ金たまから伸びる竿と広がったカリ首からグリフォンは目が離せなくなり、ほぼ無意識に自らの股に手を伸ばすとパンツ越しにクリトリスを弄り始めた。
「ちゅっ♥️...全くお前は私というものがありながら他の女に鼻の下を伸ばして...すぅーっ♥️...それにあのメイドにも手を出そうとしただろう、許さんぞ...ちゅっ♥️」
モナークは男の腰をゆっくりと撫でながらちんぽにキスしたり、竿を掴んで鈴口の臭いを嗅いだりしている。
その美しい顔がちんぽに近づく度にグリフォンの興奮は強まり、おまんこいじりに精も出る。
「...後ろからだな。フッー、よし来い...♥️」
そしてついには立ち上がったモナークは壁に手をつき、尻を突き上げる。後ろに立った男は腕を伸ばすと荒々しくその腰を掴んだ。
ろうそくのかすかな明かりに照らされたおちんぽがモナークの尻に近づいていく。当然避妊具無しの生おちんちん。これから行われるであろう子作り交尾への期待で更に興奮したグリフォンの狭まった視界の先で、おちんぽのさきっぽが膣口にピタリ♥️と触れたところで
「イッ♥️」
「ここは会場ではありませんよ、グリフォン様」
「ーーーーーー!?」
絶頂の直前に突然耳元で囁かれた声に全身を跳ねさせると、声にならない悲鳴をあげた。別の意味で心臓をバクバクとさせながら振り返ったグリフォンが見たのはしゃがんでこちらをジッと見つめるシェフィールドの姿だった。
ホッと胸を撫で下ろすもつかの間、今まさに自分がしていることを思い出す。慌てて股から手を離すが、シェフィールドに見られていることは疑いようがない。
カッーと顔を熱くしてうつむくグリフォンの脇から、シェフィールドもまた部屋の中を覗く。グリフォンも同じように振り返ると、どうやら二人はこちらに気がつかなかったらしく、ちょうど挿入が終わったところだった。身体を反らしたモナークの柔尻に男の腰はぴったりと押しつけられており、挿入れられている側のモナークは肩で息をして震えているのが見てとれた。
目の前でセックスが行われているという事実にグリフォンの股が再びじゅくり♥️とうずく。が、他人の手前我慢するグリフォンに対して、シェフィールドは目を細める。
「覗きとは感心しませんね」
「違っ!だって、あんなことしてるから...!」
「あんなこととは申しますが、良くあることです」
言い訳にもなっていない弁明にシェフィールドは淡々と言葉を返す。良くあること、という言葉にグリフォンは目を游がせると恐る恐る口を開いた。
「良くあることって...やっぱり、ここにいるみんなは」
「...いいえ。何か勘違いしているようですが、あれは妻であるモナーク様だからこそです。決して他の方とはなさっていません」
それにグリフォンは何か言いかえそうとしたが、シェフィールドの無言の圧に黙ってしまう。
「さぁ、会場へ」
そのまま促され会場に足を向けたグリフォン。その後ろの部屋の中からは男に犯されるモナークの吐息が絶えず聞こえていた。
ーーー
...それからパーティーが終わりオルカの自室に戻ってきたのだが、グリフォンはどうやって自分が部屋まで戻ってきたのかをあまりよく覚えていなかった。
熱いシャワーを浴び、ベッドに寝転んだグリフォンはしばらくジッと天井を見つめる。そのまま寝ようとしていたが、内側から沸き上がるムラムラに我慢できずについに自らの股間に手を伸ばした。
まだ男を知らない若芽をいじりながら、グリフォンはゆっくりと気持ちを高めていく。考えるのは先程見た男の剛直について。
根本を覆う濃い陰毛と、長く伸びた肉棒の先についた赤黒くくびれのついた亀頭のエッチな形♥️
もしあれが自分の前に突き出されたら。仁王立ちするアイツの足元で下品にガニ股を開いて、鼻先におちんぽを突きつけられたらもう逃げられない。もちろん私は自分から何かするはずもないが、「舐めろ」と命令されればそれに従うしかないだろう♥️
そうしたらモナークのようにおちんぽの根本から先っぽまでキスしていったり、カリを舐めあげて「今からこの段差で鳴かされちゃうんだ...♥️」ってわからされたり、頭を捕まれて臭ーいおちんちんの匂いを覚えさせられるに決まっている♥️
「あー...くっさ...♥️...くさすぎ...♥️」
妄想の中でちんぽに舌を這わせながらグリフォンは、同時に今日のことを思い返す。
相反するようなジャンバールとシェフィールドの言葉。
シェフィールドの言っていることが本当ならジャンバールは隠れて浮気しているということだろうか。だが実直そうな彼女がそんなことをするとは思えない。
逆にジャンバールの言葉が本当なら、シェフィールドが嘘を言っていることになる。そして何となくグリフォンはこちらの方が正しいように思った。先程のシェフィールドの態度はどことなく怪しい。もしかするとKANSENたちは私たちに隠し事をしているのかもしれない。そしてそれが本当なら、きっとその理由にも想像がつくーーー男を独占するためだ。
「うっ...♥️イグっ...♥️」
お股から愛液を噴き出しながらグリフォンは意識を改める。
今日のことで解った、恋は競争である。モナークやジャンバールといった規格外の美女たちに囲まれた男の気を引くことは容易ではない。その上で彼女たちは結託して私たちバイオロイドの邪魔をするために行動している。
敵は強い。しかしそれでもやらねばならぬことがある。恥ずかしがって誘惑しないようでは自分が入り込む余地はないのだ。
別にアイツのこと好きじゃないけど♥️
今までで一番気持ち良かったオナニーの余韻に浸りながらグリフォンはそんなことを考えていたのだった。