アズレン×ラスオリが正面衝突した世界で精液の奪い合いになったけど全員孕ませるから関係ないよね♥️ 作:みころ(鹿)
母港から島の中心部へ十数分ほど歩くと森が開けた場所が見えてくる。そこはここ1週間ほどかけてKANSENたちが伐採を行ってきた区画であり、軽く見渡せるほどの平野が確保されていた。
森で囲まれただだっ広い草原の中心にて、一組の男女が後背位でセックスしていた。
「おんおんおんっ♥️豊穣ックスおんっ♥️私という畑を指揮官さまのでっかいクワで耕してくださいましっ♥️」
「なーにが豊穣ックスだてめぇが気持ち良くなりてぇだけだろうがこのスケベ女!作付け種もみ三度撒きっ!オラッ!種付けっ!」
「お~~~~ん♥️♥️♥️かしこみ~~♥️♥️♥️」
大鳳の子宮内に精液を注ぎ込んだ男はそのむっちりとしたデカケツの柔らかさを楽しむ。しばらくしてちんぽを抜き、ふぅと一息ついたところで男のことをドン引きといった視線で見下ろすベルファストと目が合った。
「...何をなさっておられるのですか?」
「豊穣ックス」
「豊穣ックスとは...?」
「豊穣ックスをご存じない!?」
男に中出しされ荒く息をついていた大鳳が背筋を正して振り替える。
「豊穣ックスとは重桜に伝わる由緒正しき神事ですわ♥️男性が女性を耕す前の大地の上で犯し、そのイキ潮を撒くことによって豊作を願う儀式ですの♥️」
「...ただの青姦では」
「豊穣ックスです」
「はぁ...そうですか...」
由緒正しいという割には名前からして豊穣ックスと随分現代的だったりと突っこみところはいくつかあったが、めんどくさくなってベルファストは気にしないことに決める。
「それはそうとご主人様、くじ引きの準備ができましたのでおこしいただけますか?」
「わかった」
ーーー
草原の傍らに急遽建てられたテントには、かなりの数のKANSENたちが詰めかけていた。
その目的は拓かれた農場になる草原の「領有権」を決めることだった。
事の発端は鉄血からの提案だった。
彼女たちは確保した土地を陣営ごとに分割して管理することを提案したのである。
確かにそうすれば陣営ごとの「いざこざ」も起きづらいし、競争形式で効率があがる。そんなわけで男もこれを承認した。
厳正な調査の上に土地が分割され、くじ引きでそれぞれの陣営に土地が配られることになったのだった。
くじ引きが終わり、後処理を終えた男がテントから出ると遠目に各々の陣営が自分達の土地を見ているところだった。
これからどのような作物を植えるか話し合う者たちや、気の早いことに既に鍬を持ってきているKANSENもいる。
極めて牧歌的で穏やかな風景ではあるが、一部穏やかではない面々もいた。その中でも特に目に引くのはロイヤル陣営代表のクイーンエリザベス。王女として普段に優雅に振る舞う彼女が今は大地の上に膝をついていた...負け犬として。
実は配られた土地が平等なのかと言われるとそうではなかったのである。
平等なのは土地の面積だけであり、日当たりが違う。広い草原といえど日当たりの良いところ悪いところはあり、ロイヤル陣営が引いたその土地は草原の中でも日当たりが比較的悪いところだった。
まぁ誤差と言えば誤差だが、長く使う農地である。どうせなら良い土地が良いわよね、と意気揚々とくじを引いたエリザベスは次の瞬間には膝から崩れ落ちていた。加えてお得意の舌先外交で他の陣営と土地を交換しようとしたがこれも結果は奮わず、今に至る。
ちなみにそのお隣の土地はというと北方連合が引いた場所であり、この草原で一番日当たりが悪いハズレの場所だったりする。
これは南下政策の再来になりそうだな...と考えながら男があぜ道を歩いていると、男のことを待っていたノースカロライナと出会った。
「おはようございます、指揮官」
「おはよう。早速案内頼めるか?」
「はい、こちらへどうぞー」
ノースカロライナの先導に従い男は草原の片隅へと向かう。数分ほど歩いてたどり着いたのは大量の丸太が置かれた木材集積所だった。
ここは戦艦たちが伐採した木が集められた簡易的な建物であり、柱に支えられた吹きさらしの屋根の下には丸太たちが山のように置かれている。ノースカロライナに案内されながら男は軽く木の本数を数えてみるが、報告された資料通り数百本はありそうだった。
「それで、これはどう使いましょうか?」
農地確保の為に伐採して、とりあえず置いてあるは良いものの元々何かに使う予定があったわけでもない。
ノースカロライナの質問に男は答える。
「実はもう決まっていてな。ログハウスを建てようと思っている」
本拠地である母港からこの農地まではそこまで遠くはないが、歩いて10分ほどはかかる。
これから農業を始めると考えたとき、休憩したい時などにいちいち母港まで戻るのは面倒だ。ならば農地のそばに休憩所兼倉庫のログハウスを建ててしまえば、すぐに休憩できるし農具なんかも置いておけるので効率的である。
「なるほど。...でもログハウスなんてどうやって建てるの?流石に私たちだけじゃ難しいと思うんだけど」
「フッ...それについても考えてある」
ノースカロライナの質問に男は自信ありげに笑みを浮かべる。
丁度男とノースカロライナが集積所を出ると、そこには一人のバイオロイドが待っていた。180cm以上はある健康的な長身を小麦色に焼き、茶系の長髪の上に麦わら帽子を被った彼女はその片手に巨大なチェーンソーを持っており、木材集積所から出てきた男を見つけると姿勢を正した。
「ランバージェーン、参上しました」
「そんな畏まらなくてもいいぞ?」
「...そう?ならお言葉に甘えさせてもらおうかね」
相好を崩したジェーンがノースカロライナに視線を向ける。
「初めまして、あたしはランバジェーン。あなたは?」
「私はノースカロライナです。よろしくね」
二人が握手を交わし、挨拶を終えたところでノースカロライナに男が説明する。
「彼女は見ての通り木こり型バイオロイドだ。もうちょっと加入が早ければここの伐採にも参加できたんだけどな」
「悔しいねぇ。もしまた木を伐るときがあったら呼んどくれよ、そんときゃあたしがプロの技ってのを見せてあげるからさ」
巨大なチェーンソーを持ち上げてジェーンが快活に笑う。
その姿にうんうんと頷きながら男が続ける。
「しかも彼女は木工技術も持っているらしくてな」
「ログハウスを建てたいんだって?ならあたしに任せときな、3日もありゃ立派なのを建ててやるよ」
「というわけだからノースカロライナたちはランバージェーンの下についてくれ。戦艦の力があれば建築も楽だろ」
「そういうことね。了解したわ」
敬礼したノースカロライナとランバージェーンが早速ログハウス建設予定地へと向かっていく。
二人を見送った男はよしと一人頷くと、もう一度農地となる平原へと視線を向ける。果たして農作物がとれるようになるまでどれほどかかるだろうか。
転移から2週間と少し、夏の到来が徐々に迫っていた。
ーーー