夜空が妊娠したと聞き、俺は急いで彼女の家へと向かった。夜空曰く家は母親がいて話ができないとのことだったので、彼女の家の近くの公園で待ち合わせする。
公園に着くと夜空は既に来ていたようで、薄暗い中ベンチにぽつんと座っていた。
「夜空」
「っ!? ……こっ、小鷹か……」
俯いていたせいか、俺が声を掛けるまで分からなかったらしい。その顔は焦燥仕切っていたが、俺を見たことで安心したのか目尻には涙が浮かんでいた。
「ど、どうしよう。私……」
「まぁ、まずは落ち着けって」
震える声の夜空を抱きしめ、背中をぽんぽんと叩く。まだ秋というには暑すぎる時期なのに夜空の身体は冷たかった。縋り付くようにシャツの胸元を掴んでくる夜空だったが、やがて落ち着いたのか先程より少し落ち着いた顔で俺を見上げてきた。
「大丈夫か?」
「あ、あぁ……すまない、取り乱してしまって」
「俺は大丈夫だよ、それより妊娠したって本当なのか?」
「……うん。生理が1ヶ月ほど来なくて、念の為に検査薬を買いに行ったんだ」
そう言って夜空は制服のポケットからスティック型の検査薬を出してきた。判定欄の小窓にはくっきりと赤い線が入っていた。
「そうしたら陽性で……ビックリして、思わずお前に電話してしまった……どうしよう小鷹……」
妊娠検査薬で現実を思い出したのか、夜空が潤んだ瞳で俺を見上げてくる。
確かに夜空が妊娠したのには驚いたが、それは時期が思っていたより早かったというだけで、あれだけ生中出ししていれば遅かれ早かれ妊娠はすると思っていた。前世でもせフレや客に求められれば中出ししてきた俺にとって、陽性の妊娠検査薬を見せられたことなど一度や二度ではない。中には他人の陽性判定薬をわざわざ手に入れて、俺に結婚を迫ってきた女もいた。そういう輩に比べれば夜空など可愛いものだと思える。
俺は夜空を再びギュッと抱きしめた。そして驚く彼女の唇を塞ぎ、しばらく濃厚なキスを交わす。
「んぅ……ぷはっ、こ、小鷹!? 何を……」
「嬉しくてさ、ありがとう。夜空」
突然の抱擁とキスに驚いたのか目を白黒させる夜空に向かって俺は感謝を述べた。
「あ、ありがとう?」
「あぁ、俺と夜空の赤ん坊だろ? 嬉しいよ」
「……小鷹は嬉しいのか……? わ、私との子どもが出来たことがだぞ?」
「もちろん。出来てもいいと思ってたから中で出してたんだろ? 夜空は違うのか?」
「わ、私だって、いつかは小鷹の赤ちゃんが出来てもいいと思ってた……でも、こんなに早くできるなんて思わないだろ……」
「そうだな……とりあえず俺の家に来るか? ここじゃ夜は冷えるだろ」
「うん……分かった。ちょっと待っててくれ、母親に言ってくる」
そう言って夜空は、公園を出ていった。既に日は暮れて街灯が無いところは視界が悪いが、ここから夜空の住むアパートまではすぐだから着いていく必要はないだろう。
夜空を待っている間に、星奈に帰ってもらうようメールしておく。鉢合わせたら色々と面倒だからだ。と思ったら既に星奈も目を覚ましていたらしく、先に帰るとのメールが入っていた。寝ている間にどこかに行ってしまったことと、パンツに挟んでおいた使用済みゴムの件で大分お怒りのようだ。明日謝っておこう。
しばらくして夜空が戻ってきた。肩からは通学カバンとリュックサックが下げられていた。
「何だその荷物は」
「母親には泊まると言ってきた、明日は小鷹の家から学校に行くことにする」
「なるほどね」
リュックサックの中は制服やお泊まりグッズが入っているということか。俺の家まで並んで歩く途中で、俺の方から手を繋いでみた。一瞬驚いた顔をした夜空だったが、すぐに前を向いたまま手を握り返してきた。
「い、意外だな。小鷹がこういうことするの」
「そうか?」
「そうだ、いつも他の女ばかりに構っているから、私のことなんでどうでもいいと思ってた」
「どうでもよかったら家にも呼ばないし、連絡もしないだろ?」
「そ、そうか。そうだよな……妊娠したって電話したときも、すぐに来てくれて……その、う、嬉しかった……」
ちらりと横を見ると、夜空の口角が堪えきれないようにつり上がっていた。俺がすぐに来たことが相当嬉しかったらしい。
前世でも似たような経験は何度かあった。その中で学んだことはまず相手と同じ側に立つということだ。多くの女はどんなに相手の言うことが論理的でも面と向かって対立されることを嫌う。一度敵と見なされたらあとはもうテコでも動かない。だから初めに女側と同じ感情を抱いていることを伝える必要がある。そうすれば、仲間と認識され、あとはこちらから相談という体で誘導すればいい。
家に帰ると、星奈は既に帰ったあとで玄関の鍵も閉まっていた。鍵は彼女からのメールの通り、近くの植木鉢の下に隠してあった。セフレは良く家に上げるが、誰にも合鍵は渡していない。俺と小鳩の家をラブホにするつもりは無いし、何より家を開放して彼女らの出入り自由を認めたら俺の身体が持たない。
「妹はいないのか?」
「あー、多分自分の部屋じゃないか?」
ドアを開けた俺の後ろから、真っ暗な家の中を覗いた夜空が尋ねてくる。最近小鳩は自室に篭っていることが多い。別に女を取っかえ引っ変えしている兄と距離を置いているわけではない。小鳩は、毎日のように自慰に耽っているのである。
小鳩とは、俺達が遠夜市に引っ越してくる前から身体の関係があった。雨の日の夜などに怖がって俺と一緒に寝たがる小鳩を、後ろから抱いて寝ているうちにムラムラしてヤッてしまった。胸は無かったが、当時小学生ながらにそこそこ育った身体は抱き心地が良く、時折オナホのように小鳩のロリマンコを使っていた。小鳩の方からしたいと言ってきたこともあったから、小鳩もいつしかセックスにハマっていたらしい。
だが、今年になってから小鳩に遅い初潮が来たために、最近は確実な安全日しかヤッていない。流石に兄弟で子どもが出来るのはまずいからだ。いじける小鳩に俺はディルドやローターを買ってやった。わざわざディルドは俺のチンポとほぼ同じサイズのものを選んだ。おかげで小鳩は、毎日学校から帰ると狂ったようにオナニーをしているようだ。時々隣の部屋から喘ぎ声が聞こえるし、安全日に抱いた時にはクリトリスやマンコが開発されているのが分かる。きっと今日も俺と星奈の情事を聞きながら散々オナった後疲れて寝ているに違いない。
話を戻そう。
リビングのソファーに腰掛けた俺たちは、お互い特に口を開くことなく黙ってテレビを眺めていた。手は帰ってくる時からのまま繋ぎっぱなしである。離そうとすると夜空が悲しそうな顔をするのでそのままにしておいた。
さて、これから俺は一芝居打たなくてはならない。大丈夫、前世でも散々使った手である。俺はテレビの方を向いたまま口を開く。
「夜空、俺学校辞めて働くわ」
「えっ、な、なんでだ?」
「なんでって、俺らの子どものために金を稼がないといけないだろ?」
「小鷹……」
俺の発言に心底驚いた表情を見せる夜空。彼女からすれば堕ろしてほしいと俺から頼まれるとでも思っていたのだろう。だが、俺は前世から博愛主義者である。セフレとの間に子どもが出来ても堕ろさせたことはない。
「高校中退じゃ働ける所も少ないだろうから、とりあえず東京か大阪に行って仕事探すわ」
「そ、それは駄目だ!」
「なんでだ?」
「こ、小鷹には傍に居て欲しい……もうお前が離れていくのは嫌なんだ」
そう言って俺の胸に縋り付くように飛び込んでくる夜空。呼吸は浅く早くなり、目には涙が浮かんでいる。出稼ぎの話をしただけで半ばパニックになったような反応。俺への強すぎる依存心と恋慕。このいわゆるメンヘラっぽさが、人によっては「重い」と思われる所以だろう。しかし、俺にとってはむしろ好都合である。
「なら、私もついて行く。私も働くから……」
「駄目だ、お腹に子どもがいるのに夜空にストレスは掛けさせたくない。夜空はここに残って高校をちゃんと卒業してくれ」
「嫌だ……タカともう離れたくない……わ、私に出来ることならなんでもするから、離れないでくれ」
ポロポロと涙を流す夜空。父親が他に女を作って出ていった経験のある彼女にとって、男性が自分の元から離れていくという経験はトラウマになっているらしい。
「じゃあどうするんだ? 二人で遠夜市内でバイトするだけじゃ全然足りないだろ。子どもが産まれたら部屋も借りないといけないし」
「そ、それは……」
口ごもる夜空。今彼女の中では俺との子どもは産みたい、でも俺に離れてほしくないというふたつの思いがぶつかってデッドロック状態に陥ってしまっている。だからこそ俺の投下する劇薬にも、活路を見出してしまう。
「なら、いっそ「ウリ」でもするか?」
「うり……? なんだそれは?」
「ホテルでオッサンと会って話したり、身体を触らせたりするんだよ。恋人の真似事みたいな。それだけでバイトでは考えられないくらい稼げるらしい」
「なっ……! それは巷でビッチな女共がやっているという売春とやらではないのか?」
「まぁ平たく言えばそうだな」
「お、お前は私が他の汚い男に抱かれてもいいと言うのか!?」
夜空の表情があっという間に驚きから怒りへと変わっていく。艶のある唇はワナワナと震え、顔は真っ赤になっている。
俺はそんな夜空を半ば強引に抱き寄せた。そのままソファーに仰向けで倒れ込むことで、夜空の顔が近くにくる。
「言いわけないだろ?」
夜空の耳元で囁く。
「夜空が他の男とするなんて想像するのも嫌だ。出来るなら俺が代わりに身体を売りたい」
「小鷹……」
「でも他に手段がないんだ。俺と夜空が傍に居れて、子どもをちゃんと育てられる環境を作る手段が。夜空だって俺たちの子どもに辛い思いはさせたくないだろ?」
「そ、それはもちろんだ! だが……」
父からの養育費で、母と2人暮らしをしている夜空には、子どもには自分と同じような思いはさせたくないという思いが人一倍強いのだろう。だが、これ以上追い詰めると駄目だ。一旦引いて考える時間を作らないと、簡単に「壊れて」しまう。
「なんてな、嘘だ。忘れてくれ」
「嘘……?」
「このままじゃ駄目なのは本当だ。だから何か別の方法を考えないとな」
俺はわざと明るい声を上げて話題を変えた。抱き寄せていた夜空を離して、ソファーから立ち上がる。
「晩飯まだだろ? 今から作るからちょっと待ってろ」
「う、うん……私も手伝う……!」
「慣れてるから大丈夫だ。それより沢山話して疲れただろ、少し休んでてくれ」
「わかった……ありがとう、小鷹」
夜空は素直に引き下がり、ソファーに座り直した。
20分ほどして、料理が出来る頃に様子を見に行くとソファーの肘掛けに身体を預けたまま、こくこくと船を漕いでいた。やはり精神的にも疲れていたらしい。
ぽんぽんと頭を撫でて起こしてやると、すぐに起きた。ついでに自室で寝ていた小鳩も起こして、3人で夕食を食べる。夜空と俺がセックスする仲だと知っている小鳩は、時折嫉妬の混じった目で夜空を睨みながら、さっさとご飯を食べてしまった。
「あんちゃん、うちもう寝るから」
「風呂はいいのか?」
「あんちゃんが帰ってくるまでに入ったからいい」
小鳩はカチャカチャと食器を重ねながら、無愛想にそう言ってリビングを出ていった。最近抱いてないから拗ねているらしい。明日にでもゴムを付けてセックスしてやろう。
残った夜空と2人で夕食を終えた俺達は、流れで風呂も一緒に入ることになった。セックスの後に何度か一緒にシャワーを浴びたことはあるが、一緒に風呂に入るのは初めてだった。
「小鷹……こっち見るなよ」
先に入って頭を洗っていると後ろから夜空の声が聞こえた。シャワーで流しながら風呂の扉の方に顔を向けると、一糸まとわぬ姿の夜空が入ってきた。右手で胸元を隠し、左手で秘部を隠している。
「今更隠してもしょうがないだろ。中身まで全部見たことあるのに」
「こ、こっち見るなと言っただろ! 恥ずかしいものは恥ずかしいんだ!」
そう言い張る夜空に風呂椅子を譲って俺は浴槽に入った。そしてお湯に浸かりながら夜空の身体を眺める。胸と尻は星奈ほどないがその分ウエストが細いので、プロポーションは悪くない。乳首も今は薄いピンクだがこれからだんだん妊婦特有の茶色っぽい色に変わっていくのだろうか。
髪が以前より随分短くなった夜空は、洗髪も身体を洗うのも手早く済ませ、俺に背中を預ける形で湯船に入ってきた。
「ふー……小鷹の家の風呂は大きくていいな」
「そうか? いつでも入りに来ていいぞ」
「あ、ありがとう……小鷹はいつも優しいな」
「そうか?」
「いや、優しい。いつも欲しい時に温もりをくれるし、見ていないようで私のことをしっかり見てくれている」
そう言って俺に身体を預けてくる夜空。肩越しに控えめなサイズのおっぱいと、その頂点に鎮座する乳首が見えた。
「まぁ他の女と交尾しまくっているところは最低だが」
そう言いながら、後ろ手で俺のチンポを掴んでくる夜空。不満を伝えたいのかいつもより強く握ってくる。
「でも俺の子供妊娠したのは夜空が一番早いぞ」
「一番って……! 貴様他の女も妊娠させるつもりなのか!? お前はチンコに脳みそがついてるのかこの最低男がっ!」
「まぁまぁ、でも夜空のこと捨てたりしないからさ」
「……私の方から小鷹を捨ててやるかもしれないぞ?」
「それはないでしょ、だって夜空俺のこと大好きだし」
「ひ、んっ、やめろっ、別に大好きなんかじゃっ……あっ」
噛みつかんばかりの勢いで怒鳴る夜空を後ろから抱き締める。そのまま指先で乳首をこねくり回すと身を捩って抜け出そうとする夜空。
夜空の上擦った声と細い身体を見ているうちに俺のチンポもあっという間に硬くなってしまった。つい3時間ほど前まで星奈としていたのに、若いって素晴らしいな。
「あっ……お前の硬いのが、当たってる……」
夜空の尻の割れ目に沿って硬くなったチンポを当ててやると、彼女の肩がぴくんと震えた。無意識かわざとか、そのまま微かに俺を誘うように尻を振ってくる夜空。太ももの下に手を回すと、浮力も相まって簡単に夜空の身体は持ち上がった。何より荒い吐息を吐く夜空自身が全く抵抗していない。チンポの先がくちゅりと夜空の濡れた入口に触れる。そのまま一気にチンポを差し入れた。中は既にドロドロで夜空の方も準備満タンであったことが分かった。チャプチャプとお湯が揺れる音と共に夜空の甘い喘ぎ声が浴室に響く。普段は低めの声の癖にセックスの時は可愛い声をあげる夜空。
「この奥で夜空は受精したんだな」
「ばっ……ばか、そんなこと、んっ、言うなっ……あっ」
意識したのか、チンポを包み込む膣壁がキュンキュンと締まる。今抱いている女は俺の子どもをこれから10ヶ月間自らの体内で育てるのだと思うと、ゾクゾクと生物としての達成感が上ってくる。俺は夜空を浴室の壁に手をついて立たせ、獣のように後ろから夜空の子宮口をノックしてやった。
結局その晩は風呂で2回、ベッドで2回してしまった。毎回射精する度に夜空は俺にキスをせがみ、足を絡めて亀頭の先を子宮口に押し付けた状態で俺の精子を受け入れた。
最後の射精が終わり、俺は崩れ込むようにしてベッドに寝転がった。夜空は息絶えだえになりながら、身体を起こすとお掃除フェラを始める。ジュルジュルと音を立てながら、小さな口で泡立った愛液と精子に塗れた俺のチンポを綺麗にしていく。尿道に僅かに残った精子を吸い上げるバキュームフェラでは思わず声を漏らしてしまった。
やがてお掃除フェラを終えた夜空は俺の腕に頭を乗せてきた。
「気持ち良かったか?」
「あぁ、良かった。夜空もスッキリしたか?」
「わ、私は別に……気持ちは良かったが、快感のためだけにお前と身体を重ねているわけではないからなっ!」
何やらごにょごにょと言っているが、夜空の潮でびしょびしょになった布団の上で言っても説得力がない。適当に相槌を打ちながら寝ようとすると、ポツリと夜空が口を開いた。
「な、なぁ小鷹」
「なんだ?」
「……もし私が他の男に抱かれても……お前は変わらずに私の傍にいてくれるか?」
「もちろんだ、当たり前だろ? 夜空も夜空の子どもも捨てたりしねぇよ」
「そ、そうか……」
そう言うと夜空はしばらくの間黙りこんだ。真っ暗な部屋を沈黙が包んで外からは小さく虫の鳴き声が聞こえた。
ややあって虫の鳴き声と同じくらい小さな声で夜空が口を開いた。
「なら、私その「ウリ」って言うのをやっても……いいぞ」
それを聞いた俺は夜空に見えないよう天井を向いたまま、小さく微笑んだ。
売春させるメンバー(夜空以外で上位3人が売春堕ち。)
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柏崎星奈
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楠幸村
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志熊理科
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高山マリア
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高山ケイト
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羽瀬川小鳩
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遊佐葵