特区日本の記念式典からしばらくたったある日の夜、ライはアジトの医務室にいた。
暴走したゼロのギアスの影響を受けたユーフェミアに撃たれて負傷し、療養中なのである。
(だいぶ良くなってきたな、そろそろ抜糸できるそうだし。
アジトに自分の部屋がないから医務室にいるけど、治ってくるとだんだん落ち着かなくなってきたな。
今、空き部屋を整備して僕の部屋にする工事をしてくれてるし、完成したらそこに移るか)
ベッドで仰向けになり、ライはそんな事を考えていた。すると、医務室のドアがノックされた。
「ライ、起きてる?」
「カレンか、どうぞ」
ライが起き上がって答えると、式典後に恋人となったカレンが室内に入ってきた。
「シャワーを浴びたのか?」
ベッドの脇の椅子に腰かけたカレンの髪が濡れているのを見て、ライが問いかける。
「ええ、今しがたね。ライはもう、入ったの?」
「ああ、一時間くらい前にな。やる事がなかったからな」
「ふふっ、今まで頑張ったご褒美だと思って、ゆっくりしなさいな」
「そうだな。これから特区を軌道に乗せるために忙しくなるし、英気を養わないと」
それからしばらくの間、二人は雑談に興じるのだった。
少し夜が更けた頃、ライは時計を見て言った。
「もうこんな時間か。そろそろ部屋で休んだらどうだ」
するとカレンは頬を染め、モジモジしながら答える。
「えっと、今夜はライと一緒にいたいかなって。貴方の姿を見て、貴方のそばにいたいの」
「君が望むなら構わないが、寝る場所はどうする。医務室とはいってもベッドは一つしかないし、一応小さいソファーはあったが」
「じゃあさ、一緒にベッドで寝るのは…ダメ?」
「一緒に…」
カレンにそう言われ、今度はライが赤面した。
「大胆だな、君も」
「だって、せっかく恋人同士になったから、もっとライと一緒にいたいもの。今までは貴方の怪我の事を考えて遠慮したけど、もういいかなって…」
「我慢していたのか。ふむ…」
チラチラと自分の方を見るカレンが、かわいらしく見えて、ライは彼女の頭を撫でて言った。
「じゃあ、こっちに来るか。何だか僕まで、君と一緒にいたくなった」
「ライ…ありがとう」
ライが空けたベッドのスペースにカレンが入り、二人は並んで仰向けになった。
「狭くないか?」
「うん、大丈夫。でもごめんね、急にわがまま言って」
ライの方に体を向けて、カレンが謝る。
「別に問題ない、むしろ嬉しい。カレンとこうして、一緒にいられるんだから」
「そう?良かったわ、思い切って打ち明けられて」
そう言って微笑むカレンを、ライは優しく抱き寄せた。互いの体温が感じられる距離で、二人の顔が向き合う。
「ライも…大胆ね。いきなりこんなに近くまで」
「君には負けるさ。君が一歩を踏み出して、僕は便乗したに過ぎない」
「それでもちゃんと、私と向き合ってくれてる。私にはその事実が、一番大事なの」
「ああ、いつだって君と向き合うさ。一番近くで、ずっと一緒に…」
「んっ…」
二人は目を閉じ、唇を重ね合わせる。そしてキスを続けたまま、カレンはライの体を自分の上に引き寄せた。
彼が彼女の上に覆いかぶさる形となり、それでも二人はキスを続けていた。
しばらく後、ライはカレンから唇を離し、彼女の顔を見下ろした。
そして、自分の体が彼女の乳房を押しつぶしているのに気づき、少し体を離した。
「ああ、すまない」
「どうして謝ったの?」
「いや、少し大胆に行き過ぎたかなと」
するとカレンは潤んだ瞳で、こう返した。
「もっと大胆に来ても、私はいいのよ。ううん、大胆に来て私をもっと知って欲しい。
その…エッチな事だって、したいと思ってるんだから」
「い、いいのか?まだ付き合い始めて、間がないのに」
「確かに日は浅いけど、付き合う前から命がけで濃密な時間を一緒に過ごして、色々な貴方を見てきた。
貴方の過去の記憶は知らないけど、目の前にいた貴方は、間違いなく素顔の貴方だった。
そして私は目の前にいる今の貴方を好きになって、離れたくなくて、本気で愛してみたくなった。
私が初めてを貴方にあげたいと思うには、十分過ぎる理由だわ」
「君って人は、本当に真っすぐだな。その想いや行動力に驚かされるし、尊敬の念すら抱く。
だからこそ、僕は君を好きになって、守りたいと思った。一緒に歩きたくなった。
だがこういうのは僕も初めてだし、君に痛い思いをさせてしまうかもしれないが、いいのか?」
するとカレンは微笑んで言った。
「貴方と一緒に経験していくんだから、怖くないわ。今は怖さよりも、貴方への愛が勝る。
私を知って欲しいし、貴方の事も知りたい。だからお願い、来て…」
「まったく、君には負けるな。でもだからこそ、僕はもっと大胆になれる…」
ライはカレンに体を密着させ、彼女の耳たぶや首筋に、キスを始めた。
彼女も彼の背中に両腕を回して、優しい愛撫で応える。
すると彼の股間が熱くなり、確かな硬さを持ち始め、彼女の太ももに当たって、彼女は呟いた。
「何だか硬いのが当たって…もしかしなくても、あれ…よね?」
「ああ、カレンの思ってるモノで合ってる」
「興奮して、エッチな気分になってきた?」
「そうだな…隠しようがないな、本能だから」
「不思議だわ。あそこを大きくされたら、今までなら変態とか思っていたろうに、今はそう感じないわ。
相手がライで、私を女性として見て、欲しいと感じてくれてるから、嬉しく思ってる。
そしてその想いを、しっかり受け止めたいと心から願ってる。だからもっと、私を感じて」
ライは体を起こすと、カレンが着ているTシャツを突き上げる乳房に手を置き、愛撫を始めた。
「柔らかいな」
「んっ…そう?スタイルには自信がなくもないけど、気に入ってくれる…あっ、かな」
「気に入るも何も、僕はあるがままの君を、好きになるさ。もっとお互いを知ってな」
「本当に?じゃあ、もっと知ってもらおうかしら」
カレンは上半身を起こすと、Tシャツを脱ぎ捨て、ブラジャーのホックを外した。
そしてブラジャーを脱ぐと、白くて形の整った、豊かな乳房があらわになり、ライは息を呑んだ。
「すごく綺麗だ、吸い寄せられそうになる」
ライが二つの乳房に触れ、優しく揉みしだくと、カレンは甘い声を出した。
「あっ…ライに触られてるぅ」
「見た事がない表情だな、そんなにウットリするなんて」
「ライともっと近づきたかったから、あっ、それが現実になって嬉しくて…」
「ふむ…じゃあ、僕も脱ごう。互いに近づくなら、互いに脱がないとな」
ライはそう言うと、トレーナーと肌着を脱いで、上半身裸になった。
するとカレンが手を伸ばし、彼の胸板に触れる。
「細身なのに、ガッシリしてるのね。それに肌も綺麗。
だけど、そっちより今はその…こっちが気になるかも」
「うっ、そこは…」
ライの胸板に置かれていたカレンの指先が、下へ滑って、ジャージのズボンを突き上げるペニスに触れた。
「私を見て、興奮してくれたから?」
「まあ、そうだな」
「不思議だわ、下品とかいやらしいという気持ちじゃなくて、ちゃんと見てくれて嬉しいって思える。
そして、できれば…もっとよく見たいって思ったんだけど、どうかしら」
「わかった。遅かれ早かれ、見せる事になるから構わないぞ」
ライがズボンとパンツを脱ぐと、あらわになったペニスに、カレンの視線が釘付けになった。
「す、すごいねこれ…。触っても大丈夫、かしら?」
「積極的だな…ま、まあいいが」
少し気圧されながらも、ライはベッドの上で膝立ちになり、カレンは目の前に来たペニスに指先で触れた。
そして、竿の部分をゆっくりと撫でて、感触を確かめていく。
「硬くて、熱いわ。それに、まだ大きくなってる。不思議ね」
「君に触られるという状況が、余計に興奮させられるんだ。恥ずかしいはずなのに、おかしなものだ」
「本当ね。二人とも初めてなのに、積極的よね。わっ、動いた」
ピクリと反応したペニスに、カレンが驚きの声を上げる。
「動かせるなんて、知らなかったわ」
「まあ、少しだけだがな」
「へえ、そうなのね。…あっ、そろそろ私も全部脱ぐね。ライだけ全裸ってのも、悪いし。それに…もっと見て欲しいから」
カレンは短パンと下着を脱いで全裸になると、ライと同じように膝立ちになった。
そして彼に密着すると、下腹部に当たるペニスに指を這わせて微笑む。
「ガチガチになってる」
「興奮しっぱなしだからな」
ライはカレンの背中を手でなぞり、尻までなぞると、そこを優しく揉み始めた。
「んっ…胸じゃなくて、お尻なんだ」
「胸の感触は、当たってるからわかる。他の感触も、知りたいんだ」
「うん、私も同じ。ライの色んな場所を、色んな形で知りたい。そして貴方を、自分の奥深くで受け止めたい」
自分の下腹部にライのペニスを押しつけ、カレンが想いを口にする。
その意味を察して、彼は聞いた。
「いいのか?僕も君をもっと欲しくなって、正直理性はあってないようなものだ。
どれだけ淫らに、君を求めるか、自分でもわからない。それでも…君は受け入れてくれるのか?」
「もちろん、受け入れるわ。むしろ私の方が、貴方より淫らに求めてしまいそうなの。
だから遠慮しないで、私を感じて。そして貴方を感じさせて」
ライは笑みを浮かべて頷き、カレンを押し倒すのだった。
「じゃあ、入れるぞ」
ライはペニスを秘部にあてがうと、ゆっくりと狭い膣内へと押し込んでいく。
「くっ…!本当に痛いのね…!」
「あと少しだ、堪えてくれ」
目を閉じて破瓜の痛みに耐えるカレンを励ましながら、ライはペニスを膣内の一番奥まで挿入した。
「は…入ったの?」
「ああ、入った。大丈夫か?」
「うん、まだ少し痛いけど落ち着いてくると思うわ。
でも私たち…本当に一つになったのね。不思議な感じ」
うっすら涙を浮かべて、カレンは自分の下腹部を撫でる。
ライも二人の結合部を見ながら、彼女の下腹部や陰毛に指を這わせて頷いた。
「ああ、カレンの事をこんな風に感じる時が来るとはな」
「ねえ、そろそろ動いてみて。私…もっと貴方を感じたいの」
「わかった、それじゃあ…」
ライがゆっくりと腰を動かし始めると、ペニスと膣肉が中で擦れ合い、その感覚が二人を支配し始めた。
「くっ、何だこれは…狭くてヌルヌルして、吸い取られるような…っ」
「んんっ、中で動いて…あっ、ライが動くたびにゾクゾクするぅ…!」
初めての快感に二人は悶え、さらにそれを得ようと、ライの動きが少しずつ速くなっていた。
だがそれにより、射精の予兆が彼に訪れ、彼は不意に動きを止める。
「くぅっ…はぁはぁ」
「どうしたの?急に止まって」
不思議に思ったカレンが尋ねると、ライは答えた。
「す、すまない。始めたばかりなのに、もう…その、射精しそうになってしまって。
自分だけ先に気持ち良くなってしまったら、カレンに悪いなと思って」
「ああ…そういう事だったのね」
カレンは納得したように頷くと、微笑んで言った。
「それなら気にしないで。私の事を感じて、気持ち良くなってくれるから、出るんでしょう?
私を気持ち良くしてからじゃないとダメとか、そういうのは心配しないで」
そう言うとカレンはライの首の後ろに腕を回す。
「これから私たちは、何度もこうする事になるだろうし、色々な経験をすると思う。そのすべてを、私は大切にしたい。
だから今は、貴方が思うように動いて、思うようにして欲しい。私はそれを受け止めたいの」
「君にはかなわないな。君が正面から僕を受け止めてくれるから、僕はますます君に惹かれていく」
「んむっ…」
ライはカレンに覆いかぶさると、唇にキスをしながら、再び腰を動かし始めた。
ペニスが膣の奥深くを突き、二人の体内にさらなる快感が押し寄せてくる。
彼は今度は我慢する事なく、腰の動きを速くしていき、やがて唇を彼女から離して告げた。
「カレンっ…そろそろ出すぞっ!」
「うんっ、来てぇ!いいからぁ、このまま中にいっぱい出してもいいからぁ!」
「ふあああっ!」
「んあっ、はああ…!すご…中でビクビク動いて、んっ…ライに初めて射精されちゃってるぅ…!」
ライの放つ精液が、カレンの膣奥に流し込まれ、彼女は少し腰を浮かせて、愛する者の子種をしっかりと受け止めようとする。
彼の射精が終わるまでの間、二人は強く抱き合うのであった。
「すごく幸せ…」
ライに抱かれ、カレンが呟く。
「僕も幸せだ。だがすまない、中に…」
「いいのよ、今日は大丈夫だし。それに、初めての時は中で受け止めたかったから」
カレンはライの顔を見つめて、言った。
「また…こんな風に愛して。貴方を近くで感じられるこの時間が、好きになったみたい。
貴方の想いやぬくもりを、全身で受け止めさせて」
「ああ、僕もそうしたい。これから先、何度でも…」
二人は手をつなぎ、濃厚なキスを交わし始めた。互いに脚を絡ませ、まだつながったままの下半身を、密着させていく。
やがてライは、キスを続けながら手をほどき、乳房を揉み始めた。
「んんっ…ちゅっ…はぁ、ライぃ…」
キスを止めたカレンが、ライに蕩けた視線を送る。
彼は手を止めず、乳房を揉みながら、乳首を指先で弾いて、彼女の感触を確かめた。
やがて膣内のペニスが硬さを取り戻し、再び最大限まで勃起した。
「中でまた、大きくなってる…。このまま、したくなった?」
「君への想いが、止まらないんだ。初めてなのに負担をかけてしまうが、いいか?」
「ふふっ、私を誰だと思ってるの?体力も想いも、貴方に負けないわ。だから、もう一度…しよ?」
ライは再び腰を振り、カレンの中をかき回し始めた。
同時に乳房を愛撫して、一回目以上の快感を彼女に与えていく。
「やっ、さっきより…気持ちいいっ!胸も同時に触られて…んんっ、中がさっきよりヌルヌルして、熱くなるぅ!」
精液で滑りやすくなった膣内をペニスが何度も往復し、カレンは身をよじって悶える。
ライも次第に呼吸が早くなり、腰の動きがどんどん荒く、そして速くなっていった。
「ああっ、はっ、すごいっ…よぉ!こんなに、んっ、激しいなんてぇ!」
「自分でも…くっ、信じられない!君を求める動きが、感情が、止まらない!」
「止めないでぇ!もっと私を求めて…あんっ、一緒に気持ち良く…なってぇ!」
ライはカレンの乳房から手を離すと、彼女の腰をつかみ、膣奥を突く動きを加速させていった。
抑えの利かない性欲が求めるまま、二度目の膣内射精を果たすために。
「くぅぅっ!もう一度…受け止めてくれ、カレンっ!」
「いいよぉ、来てぇ!もう一度、んふっ、中にぃ!」
「ううぅっ…はああっ!」
「でっ、出てるぅ!またライが…いっぱい出してくれてるぅ…!はぁ…嬉しい…よライぃ」
恍惚の表情を浮かべて、カレンはライの放つ精液を、膣奥でしっかりと受け止めるのであった。
「張り切り過ぎちゃったね…」
二度目の射精を終えたライに抱かれ、カレンが自嘲気味に笑う。
「ああ、冷静に考えると…本能に正直過ぎたかもな。でも後悔は、してないんだろう?」
「そりゃあね。ライと体でも結ばれて、すごく幸せだから」
「もしかして、肉体的にも僕たちの相性って、良かったのかもな。こんなに夢中になれたから」
「ふふっ、間違いないわね。これからも、一緒に色んな経験や思い出を作りましょうね」
「ああ、よろしく」
こうして、関係を前進させた二人の「初夜」は更けていったのだった。