ゲットーでの交わりから、十日くらい経過した。特区日本に関する会議や建物の建設準備が本格的に始まり、二人も忙しく過ごしていた。
そんなある時、カレンはC.C.と共にアジトの自室にいた。
「急に話があるって、何なのよ」
「いや、少し確かめたい事があってな。お前、ライと付き合っているだろう?」
「なっ!?そっ、それがどうしたって言うのよ」
単刀直入なC.C.の問い掛けに、カレンは顔を赤くする。
「ふむ、否定はしないのだな。もう少し動揺するかと思ったが、意外に動じないのだな」
「ま…まあ、隠さなきゃいけない理由はないし。だからって、見せびらかす気もないけど。
ていうか、それを確認してどうしようってのよ。まさかあんた、ライに何かしようっての?」
「おいおい、そう突っ掛かるな。別に横取りも、つまみ食いする気もないさ。ただ…」
C.C.はそう言うと、少し身を乗り出した。
「どこまで本気なんだ?あいつは記憶喪失で、実は罪人である可能性だってあるんだぞ」
「あら、心配してくれてるわけ?」
「いや、単なる興味本位だ」
「あっそ、まぁいいけど」
するとカレンは笑いながら言った。
「だったら、問題ないわ。記憶を取り戻したかどうかは、少し思い出したってだけ聞いたけど、それ以上こっちから詮索する気もないわ。
過去がどうであれ、私は今の世界にいる彼を愛してる。もし罪人だったとしても、それはブリタニアと戦ってきた私だって、見方によっては罪人だもの。同じようなものよ。
そういうのも背負った上で、私は彼と一緒に歩んで、次の世代が自分と同じ辛い思いをしないような世界を、作っていくの」
「…ふん、そこまで言うなら何も言うまい」
C.C.は安心したような笑みを見せると、今度はいたずらっぽい笑みに変わった。
「ならば、せいぜい気を付けろ。これからブリタニアと共に特区日本を推し進めるという事は、向こう側の女達もライの存在に気が付くという事だ。その意味がわかるか?」
「な、何が言いたいのよ」
「黒の騎士団内でも、あいつを慕う女性団員は多いが、お前との関係を知ったり聞いたりしている故に、遠慮して直接的なアプローチはしてこない。
だが、ブリタニア側はその辺の事情を知らない女ばかりだ。当然、あの手この手で接近する者もいるだろう。
あいつは他人からの好意には疎いが、頭から拒絶する風でもない。そこを勘違いされて実力行使に出る女がいたら、断り切れるかどうか」
「うっ、まさか…大丈夫よ多分。将来の夢とか色々…話したし、彼の想いは十分過ぎるくらい伝わってるし」
「セックスでか?お前達もお盛んだな」
「!?」
声にならない声を上げ、カレンが顔を真っ赤にする。
「安心しろ、他人のセックス事情を詮索するほど、私も悪趣味ではない。ただ戦闘が激減し、お前達も学生の身分にさほどこだわりはないように見受けられるとはいえ、妊娠でもしたらどうする?」
「本当にどこまで知ってるのよ、あんた…。ま…まあ今後の事は色々相談しなきゃならないけど、ここだけの話よ?妊娠は…してもいいっていうか、いずれは…したいと思ってる。ライも同じ考えで…」
「やれやれ、そこまで進んでいたか。別にお前達が幸せになる権利がないとは思わんし、一度きりの人生だ、好きにしろ。
しかし、あいつも侮れんな。知り合って間もない女を、特殊な経緯があるとはいえ、ここまで惚れ込ませるとは」
C.C.には肩をすくめると、立ち上がった。
「なかなか楽しかったぞ。せいぜい言い寄る女には気を付けて、あいつと仲良くしろよ。それと、やるならせめて時間帯と場所は考えろよ」
「余計なお世話よ、バカ!」
ニヤリと笑って部屋を出るC.C.を見送りながら、カレンは恥ずかしいような、少し嬉しいような気分になっていた。
その日の深夜、カレンはライの部屋に来ていた。資料作成等で疲れ気味の彼を膝枕に横たわらせ、優しく頭を撫でている。
「ゆっくり休んで、体調を整えなさいよ。過労で倒れたなんて、シャレにならないから」
「そのつもりだ。特区日本はみんなの願いがこもった世界だが、同時にカレンと過ごしたい場所でもある。
君を心配や悲しませるために、進めているんじゃない。だからセーブはするさ、もちろんな」
「ええ、そうして。ところで…」
少し間を置いて、カレンが口を開く。
「ブリタニア側との会議とかが始まったりしてさ、その…向こうの女性軍人とか職員と話す機会って、ライはかなりあるの?」
「ん?そうだな、まだあまり関わってはいないが…女性軍人もそこそこいるが、職員は多いかもな。それが、どうしたんだ?」
「いや…今日たまたま、C.C.と話す機会があってね。ライに好意を抱いて、実力行使に出る女性がいるかもしれないから気を付けろって、言われたから」
「彼女がそんな事を?心配してくれているのだろうか、でも僕はそこまで、女性に言い寄られないんじゃないか?目立たないし、日本側の人間だし」
するとカレンが、ライの額を指で弾いた。
「そういう所よ、ライ。他人からの好意に疎くて、女性の扱いに慣れてなくて、優しくて。
普段はそんな事ないのに、いつの間にか懐に入り込まれて、強引に迫られそうな気がするのよ」
「あぁ、なるほど。確かに言われてみれば、女性の扱いはわからないから、気付いたら向こうのペースに乗せられる可能性はあるな。気を付けないと」
「うん、気を付けてよ。ただ、意識し過ぎて警戒するのも良くないわ。距離を置いてしまっても、今後の仕事に支障が出ちゃうし」
「バランスの取り方が大事だな、忠告感謝する」
カレンの手に自分の手を重ね、ライが微笑む。
「それは、C.C.にも言ってあげて。何だかんだ、気にしてくれてるみたいだし」
「ああ、そうする」
互いの手を重ね合わせ、穏やかな時間が流れていた。
「よっ…と」
ライが起き上がり、カレンの隣に座り直した。
「あら、どうしたの…あっ」
ライがカレンの肩を抱き寄せて、彼女も少し驚いたが、すぐにピッタリと彼に寄り添う。
「最近は忙しかったからな、こうしてカレンと一緒にいる時間も取れなくて、少し寂しい気がしていたんだ」
「そうね、私も同じよ。だからちょっと久し振りにライと二人きりになったら、胸の奥が温かくて、自然と頬が緩んじゃう」
二人は見つめ合い、笑い合うと、どちらからともなく、唇を重ね合わせていた。最初は感触を確かめ合うように、静かにキスを交わしていたが、感情が徐々に高ぶり、音を鳴らし始める。
「んっ、ふっ…むぅ…」
カレンがソファの上に片膝立ちになり、ライに抱き着くと、舌を彼の口の中に入れ、彼の舌と絡ませ始めた。彼もそれに応じて彼女を抱き締め、一緒に舌を絡ませ合い、息を乱していく。
やがて二人はキスを止めて離れ、潤んだ瞳で見つめ合った。
「ふぅ…ふふっ、こうなったらお互い…止められないわよね」
カレンがTシャツを脱ぎ捨て、背中に手を回して、ブラジャーのホックを外す。ライは手を伸ばすと、ブラジャーを脱がせて、そのまま豊かな乳房を愛撫し始めた。
「はぁっ…触るだけじゃなくて、こっちも…」
カレンが片膝立ちのままライの前ににじり寄る。彼は目の前に突き出された乳首を口に含むと、舌で舐めながら乳房への愛撫を再開した。
「そう、それがいいのっ…あっ、両方同時に気持ち良くしてぇっ」
ライは両方の乳首を交互に吸ったり舐めたりしながら、両手で二つの膨らみを下から押し上げるように揉みしだき、カレンは全身を震わせて甘い声を上げる。
やがて彼女は身に着けていた短パンとパンツを下ろし、指でクリトリスを弄り始めた。
「くぅっ、んんっ、止まらないよぉ…!気持ちいいのが、はぁっ、止められないよぉ…!」
愛撫と自慰による快感の渦に飲まれ、カレンが激しく乱れる。その乱れ様に触発され、ライの股間も膨らみ、息苦しそうにズボンを突き上げていた。
「くっ、う…カレン…」
ライが愛撫を止めて、ズボンのチャックを下ろし、完全に勃起したペニスを引っ張り出した。するとカレンは淫らな笑みを見せ、膝上まで下ろしていた短パンとパンツを脱ぎ捨てた。
「我慢できなさそうね。ていうか、私もなんだけど」
カレンがソファの上で四つん這いになり、ライに尻を向ける。
「入れて…奥深くまで、すぐに来て。いっぱい出して欲しいの」
「ああ、そうする」
ライはズボンとパンツを下ろし、ペニスをカレンの膣奥までゆっくりと挿入した。
「くぅっ、んんんっ…!はぁ、奥まで来てるぅ…あっ、はっ、いいよぉ…もっと突いてぇ!」
すぐにライが腰を振り始め、カレンはソファの手すりに捕まりながら、激しく喘ぎ始めた。
愛液まみれの結合部で、二人の下半身が何度もぶつかり、淫らな音を立てつつ、ますます愛液が溢れ出す。
しばらく交わっておらず、自慰もしていなかったせいか、彼の我慢はあまり持ちそうになかった。
「くぅっ…以前にあれだけ出して、ほんのしばらく君としなくて、自分でもしなかっただけなのに…うっ、もう耐えられないなんてっ!」
「いっ、いいよ…出してぇ!あんっ、好きなタイミングでぇ、好きなだけ出して欲しいのぉ!」
「それならっ…くっ、出すぞ!はぁ…はっ、うああっ!」
「あっ、はぁぁ…!」
ライはカレンの腰をしっかりと掴むと、膣奥に向けて大量の精を流し込み、彼女は全身を震わせてそれを受け止めたのだった。
射精を終えたライは、カレンの尻を撫でながら呼吸を整えていた。
「かなり…出た気がする」
「そうね、お腹が温かいわ。やっぱり好きよ、この感じ…」
膣内に感じるペニスと精液に心地良さと愛しさを抱きながら、カレンは下腹部を撫でる。
「ねえ、この後はどうする?」
カレンが尋ねると、ライは汗ばんだ上半身の服を脱ぎながら答える。
「ベッドに行こう、ソファは狭いからな」
「確かにベッドより、動きは限られちゃうものね。わかったわ」
ライは膣内からペニスを抜くと、下も脱いで全裸になった。そしてベッドまで歩くと、後から来たカレンを抱き寄せた。
「ねえ、仰向けになってくれる?」
ライがそれに応じてベッドに仰向けになると、カレンは彼の上にまたがり、ペニスを膣奥まで飲み込んだ。
「はっ…あっ、ふふっ…中からこぼれる前に間に合った…」
下腹部を擦り、カレンが笑みを見せた。
「こぼしたくなかったんだな」
「ええ、せっかくもらったんだから…んっ、もったいないでしょ?」
カレンが上半身を前に倒すと、ライが両腕を伸ばして乳房を揉み始めた。一方の彼女はベッドに両手を置いて体を支えながら、腰を動かし始める。
「んんっ、まだ休みかった…かな?」
「いや…カレンがしたいように、して欲しい。君の望みが、僕の望みだ」
「ありがとう…ふあっ、じゃあ動くね…はぁっ、ああっ!」
ライに乳房を揉まれながら、カレンはゆっくりと腰を振り、膣内の柔肉でペニスを何度もしごいていく。ネチャネチャと淫らな音が結合部で鳴り、愛液と精液が混ざり合って、白く濁る。
「くっ…」
締まった膣内で何度も刺激を受け、一度射精を終えたばかりのペニスが再び固さを取り戻してきた。
「あっ、また固くなってきたねっ…んっ、私にもわかるよぉ…んぁっ、乳首…そんなにしちゃぁ…!」
燃え上がってきたライに乳首を指で責められ、カレンが腰を振りながら喘ぐ。口の端からよだれを垂らし、いやらしく乱れながら、彼女はしばらく腰を動かし続けた。
「はっ、はぁ…はぁ…」
「ふぅ、どうしたんだ?」
急にカレンが動きを止め、ライは尋ねる。
「疲れてきたか?」
「ううん。少し気が変わってね、ふぅ…ライに抱き締められながら、一緒に気持ち良くなりたくなったの。それが一番、私は好きだから」
「そうか、じゃあ交代だ」
カレンはペニスを抜くと、ベッドの上に座り、ライは起き上がってペニスを見た。淫らに白濁した液体にまみれたペニスを、彼はゆっくりと指でなぞる。
「ドロドロになったな」
「ふふっ、私も」
両脚を開き、白濁液まみれの秘部と、それをすくって白く染まった指を見せながら、カレンが微笑む。
「もっとドロドロに、もっと熱くなりたいの。だから来て、私をギュッと抱いて…ライ」
仰向けになって両脚をさらに開き、秘部を指で押し広げて中を彼に見せつけながら、カレンがライを誘う。彼はすぐに求めに応じて、ペニスを膣奥まで挿入すると、彼女に覆いかぶさって抱き締めた。
「これならカレンの体温を全身で感じながら、一緒に気持ち良くなれる。僕もこれが、一番好きかもしれない」
「本当?じゃあ、このまま一緒に気持ち良くなりましょう。そして、いっぱい中に…んっ、んぁっ!」
カレンが言い終わる直前、ライは既に腰を振り始めていた。彼女と抱き合ったまま腰を小刻みに動かし、膣奥を突いていく。
「はぁっ、あっ、奥…届いてるっ!もっとぉ、んあっ、もっと突いてぇ!もっと奥まで、つっ、突いてぇ…うっ、もっと出してぇ!」
カレンはライに抱き着き、息を乱しながら、彼の耳元で淫らな願いを何度も囁く。
彼は腰をさらに速く動かして、ペニスと柔肉を擦り合わせ、膣奥を盛んに突いていく。
すると膣内が一段と締まり、ペニスに掛かる圧が強くなって彼は呻いた。
「うっ、くっ…刺激がっ…!こんなに締められたら…我慢できないっ!出すぞカレンっ、君の一番…奥にっ!」
「うんっ、出してぇ!受け止める…からっ、はっ、いっぱい…妊娠しちゃうくらい…いっぱい出してぇ!」
弾む吐息をライの耳に吹き掛け、カレンが射精を促すと、ライはラストスパートを掛けた。
そして最後の一突きで亀頭を子宮口に押し付けると、同時に精液が弾けるように噴き出した。
「くぅぅ…!はっ、孕め…孕んでくれっ…!」
「ああぁっ、中が熱いぃ…!うんっ、ライの赤ちゃん…産むからぁ!産みたいから、いっ、いっぱい出して…孕ませてぇ…!」
二人の受胎願望が詰まったライの子種が、熱い精液と共に膣奥に大量に注ぎ込まれ、カレンの子宮を目指していったのだった。
その後も二人の熱い抱擁は、まだ続いていた。
「今後の事、考えた方がいいかもね」
「そうだな。学園や生徒会のみんなに愛着はあるが、僕達が今願っている未来は、学園にいたままだと流石にな」
「ありのまま全部話さなくても、二人で一緒に暮らしていくって事は、伝えてもいいかな」
カレンが呟くと、ライもそれに同意する。
「世話になってきたから、そうしたいな。だから考えていこうか、色々とな」
「うん…このままだと、二人の願いが本当に叶っちゃうかもしれないしね」
カレンが自分の下腹部を撫でて微笑むと、ライがその手に自分の手を重ねた。そして二人は目を閉じ、静かに唇を重ね合わせたのだった。