※この作品はR-18です。

輻射波動夫婦の、蕩ける日々   作:煮魚一番

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続きになります。


第十七話「輻射波動夫婦と、幸せな予兆」

「いよう、ライ!」

 

アジトの廊下で、ライは玉城に声を掛けられた。

 

「…少し顔が赤いな、朝から飲んでいたのか」

 

「はっはっは、有給だよ有給!めでたい事があったのに、飲まずにいられるかってんだ!」

 

「いや、有給を使って飲むのはいいが…アジトは仕事をしている者もいるから、配慮したらどうだ」

 

「何だよ、かってーな。まあ睨むなって、悪かったよ、外で飲み直すわ。それよりっ」

 

手をヒラヒラさせて、玉城が言う。

 

「お前とカレン、二人が団員達の間で何て呼ばれてるか、知ってるか?」

 

「ん?『騎士団の双璧』じゃないのか?」

 

「そいつも正解だが、実はもう一つある。聞いて驚け、『輻射波動夫婦』だ!」

 

「…何だそれ」

 

初めて聞く呼び名に、ライは首を傾げる。

 

「お前らのナイトメア、輻射波動機構を搭載してるだろ?その二人のカップリングだから、夫婦よ」

 

「ああ…まあわかるが、僕達が結婚を発表したから、わざわざ作ったのか?」

 

「いや、実は結構前から言われてたぜ。何なら双璧より前だな」

 

「…待て、夫婦どころか付き合う前から言われてたのか?」

 

すると玉城は、ニヤリと笑った。

 

「お前らがいつから付き合ってたかは知らねえが、あんなにイチャイチャされたら、外野はそう呼びたくもなるぜ。つーか、付き合ってもねーのに、あんなイチャイチャしてたってのか?」

 

「いつ頃の事を指しているのか知らないが、流石に入団して間もない頃は、イチャイチャはしていなかったと思うが」

 

「最初はそうだったかもな。けどよ、お前が月下に乗り始めてからは、いつも一緒だったじゃねーか。距離感バグってんじゃねーかと思ったぜ」

 

「そんな風に思われていたのか…まさか、不快感などは与えてしまっていなかったか?」

 

不安そうなライに、玉城は大笑いして答えた。

 

「あはははっ!思うかよ、そんなもん!むしろ焦れったくて、『サッサとくっついちまえ』って思ってたさ!だから本当に夫婦になってくれて、正直ホッとしたんだ。カレンにだって、本当は普通に青春して欲しかったからよ。だからよ…」

 

ライの肩を強く叩き、玉城は言った。

 

「あいつの事、よろしく頼むわ。悲しませるんじゃねえぞ、絶対にな」

 

「…ああ、任せてくれ」

 

ライは力強く頷くと、玉城に向けて微笑むのだった。

 

 

 

その日の夜、ライはカレンの部屋を訪れ、ソファに並んで座り、昼間の話をしていた。

 

「輻射波動夫婦?そんな呼ばれ方、以前からされていたわけ?」

 

カレンの方も、その呼び名は知らなかったので、少し驚いていた。

 

「呼ばれ始めた時期はわからないが、僕が月下に乗り始めて以降なのは間違いないな」

 

「ていうか、玉城のデタラメって事はない?昼間から酔っ払ってたんでしょ?」

 

「その可能性は否定できないが、玉城は幹部でありながら一般団員達との距離も近い。あながち、デタラメとも言い切れないな」

 

「ふむ、それもそうね。でも紅蓮と月下になぞらえるなんて、面白い事を考えたわね」

 

自分の右手を前に出しながら、カレンが言った。

 

「輻射波動機構を持つ機体が二体だけだったのもあるけど、搭載された場所が、私の紅蓮が右手で、ライの月下が左手。うまい具合に対になっていたのよね」

 

「言われてみれば、面白い偶然だな」

 

ライは笑うと、カレンの右手に自分の左手を重ね合わせた。

 

「左右対称の手に切り札を持ち、それこそ手を取り合い、背中を預け合って、一緒に戦って。そして特区という、今後へ繋がる結果を勝ち取って、それを発展させようと再び手を取り合う」

 

「手を取り合うだけじゃなくて、私達は身も心も…結ばれた。気の早い連中に『夫婦』なんて呼ばれていたみたいだけど、実はそうなる運命だったのかも」

 

カレンがライの指に、自分の指を絡ませる。

 

「運命か…そんな運命があったなら、もちろん未来を勝ち取る努力は必要だったろうが、僕はとても幸運だったな。何故なら…」

 

カレンが伸ばしていた右手を、自分の左手ごと手前に引き寄せると、彼は彼女を見つめた。

 

「こんな素敵な人と、結ばれたんだから」

 

「ライ…」

 

カレンは頬を染めて微笑むと、ライに抱き着いた。

 

「結ばれただけで、終わったらダメよ。一緒に幸せにならなくちゃ、貴方の子も…たくさん産みたいし」

 

「そうだな、一緒に幸せに…ていうか、たくさん?」

 

ライが聞き返すと、カレンは恥ずかしそうに言った。

 

「う、うん。『何人の子供が欲しい?』って話になるから、ライの意見も聞かなきゃいけないし、そもそも子供は授かりものだから、全部希望通りにはならないだろうけど」

 

「ま…まあ、きょうだいがいた方が、いいんだろうか?そうなると、二人以上…とか」

 

「まだ一人も産んでいないのに気が早過ぎるけど、その…ライと一緒に、子供達に囲まれて幸せを感じたい…というか」

 

「二人一緒に囲まれる程に…となると、結構人数が必要な気がするが。そんなに、その…カレンは産みたいのか?」

 

ライがおずおずと尋ねると、カレンは耳まで真っ赤にして頷く。

 

「大好きなライの子供だから、愛された証は多い方がいいの。べっ、別にそれだけセックスがしたいとか、そういうエッチな理由じゃ…なくもないけど」

 

「ふっ…」

 

「ちょっ!?こんな恥ずかしい事言わせて、わっ…笑わないでよ!」

 

「すまない、一生懸命話すカレンが、凄くかわいかったから」

 

「かわっ…!?その…エッチな願望を言ったのに?」

 

「かわいいだけじゃない、凄く…愛しいんだ」

 

「んんっ…!」

 

ライはカレンの唇にキスを始め、最初は少し驚いていた彼女も、すぐさま目を閉じて、舌同士を絡ませ合っていた。

 

「ぷはっ…ライ、スイッチ入っちゃった?」

 

「それは、カレンも同じじゃないか?」

 

「うん…貴方との運命を感じられたのが嬉しくて、たくさん子供を産みたいと言ったらエッチな気分になって、そんな私を愛しく想ってもらえて、止まらなくなっちゃった」

 

「僕も君との運命を感じて、恥ずかしがりながらも願望を口にする君が、たまらなく愛しくて止められない」

 

「あっ…」

 

ライがカレンのTシャツを突き上げる乳房に手を這わせ、揉み始める。彼の指が、固くなった乳首に当たり、彼女は甘い声を上げた。

 

「下着…着けてないのか」

 

「んっ、だってライと二人きりだし…きっと、ふぁっ…そうなると思って」

 

「確かめても?」

 

カレンが黙って頷くと、ライはTシャツをめくり上げ、豊かな乳房をあらわにさせた。二つの乳首は固く尖り、彼に吸われるのを、今か今かと待ち構えているようだった。

 

「僕と、そんなにしたかったのか」

 

「ライは…違うの?」

 

「まさか。カレンと同じで、期待していたに決まっている。冷静さを保つのは、難しかった。今はただ、君をいつものように求めたい」

 

「うん、求めて。いつものように胸を揉んで、乳首を吸って、そして子宮にいっぱい赤ちゃんの種…ちょうだい」

 

二人は服を脱ぎ捨てると、足早にベッドへと向かうのだった。

 

 

 

「んんんっ…!はぁっ、ライぃ…!」

 

ベッドの上で仰向けになり、カレンはライに乳首を盛んに吸われて、喘いでいた。彼は同時に乳房を激しく揉んでおり、それが彼女をさらに乱れさせる。

 

「ライっ…下の方も、してぇっ…!」

 

カレンが両脚を開き、ライを促す。彼は濡れた秘部を指でなぞると、顔を近付け、クリトリスや膣口を舐め始めた。

 

「ふぁぁっ!これからライが…入ってくる所っ、舐められてるぅ…!」

 

「僕を迎え入れる準備は、十分みたいだな」

 

「うんっ、いつでも…いい、からぁっ!舌や指で弄るのもぉ、あっ、アレ…入れていっぱい中に出すのもぉ、いつでもいいよぉ!」

 

ライは舌をゆっくりと動かして、カレンの大事な場所を優しく舐めていく。彼女は悶えつつ、秘部を指で押し広げ、愛液を垂らしながらパックリと口を開ける膣口を、彼に見せ付けた。

 

「凄く、凄く…淫らに映るぞ」

 

ライが膣口の周りを指でなぞると、カレンが答える。

 

「だって…ライの事、もっと欲しくて。その奥にライの固くて熱いモノを入れてもらって、精液で満たして欲しくてぇ…いやらしい気持ちになってるの」

 

「それだけ見せられたら、僕もさらに燃えてしまうな。この中でカレンと繋がって、一番奥に出して…溢れるくらい満たしたくなる」

 

「ふふっ、その通りにしてくれる?今…すぐに」

 

ライは体を起こして、亀頭を膣口にあてがうと、ゆっくりと一番奥まで挿入した。

 

「んっ、んんんっ…!はぁ、繋がってるぅ…ライと中で繋がってるぅ」

 

カレンが蕩けた笑みを見せ、自分の下腹部を撫でる。

 

「繋がって…一緒に気持ち良くなって、中にいっぱい赤ちゃんの種を出してもらって…それが凄く、幸せに思えるの」

 

「僕も君と繋がって、子種で君の中をみたすのが、凄く幸せに思えるんだ。一緒に新たな命の誕生を、願っているからかも」

 

「そうね、だから一緒に願いましょう。求め合いながら、快楽を共有しながら…んぁっ、はぁっ、ライぃ…!」

 

早くもライが動き始め、膣内を擦られてカレンが喘ぎ始めた。膣奥を亀頭が的確に何度も突き、膣内が収縮してペニスを搾るように包み込んで、彼は体の底からゾワゾワするような感覚に襲われながら、腰を振り続ける。

 

「こんな…いやらしい夫婦も、くっ、いないんじゃないか?体力に任せて、何度も求め合って…ふっ、凄い…としかっ!」

 

「あっ、私達の…相性が最高…なだけよ、きっとぉ!それに妊娠したいのとぉ、させ…たいのとぉ、んっ…目的が一致したからぁ!」

 

「そう…だなっ、じゃあ妊娠…してもらおうかっ!」

 

「うんっ、うんっ、させてぇ!妊娠させてぇ!」

 

淫らな会話を交わしながら、二人は互いを求め合う。周りから祝福され、名実共に夫婦となる事が決定的になり、二人はますます新たな命を欲して、交わり続ける。

 

欲望が限界をとっくに超えているペニスで、ライは何度も膣奥を突き、絶頂を迎えるのに時間は不要だった。

 

「カレンっ…くっ、出すぞ!」

 

「うんっ、来てぇ!」

 

「ふっ…んっ、うぅぅ…!」

 

「んああっ…!ああっ、はぁ…奥にいっぱい来てるぅ!んっ…ふふっ、温かい…」

 

愛情と願望が込められた精液が、カレンの中を満たしていく。二人は快感と満足感、そして互いへの想いを共有しながら、キスを交わすのだった。

 

 

 

「奥が温かくて、幸せ…」

 

ライと膣奥で繋がったまま、カレンが下腹部を撫でて微笑む。

 

「僕もだ。こうして君と繋がっている事が、凄く嬉しくて幸せだ」

 

「ふふっ、こんなエッチな会話が平気でできるのも、夫婦ならではかしら」

 

「夫婦の数だけ、愛の形は違うからな。恥ずかしくてできない夫婦も、もちろんいるだろう。だが、僕達はできる。直接体で伝え合うのが、ベストなのかもしれない」

 

「そうかもね…んっ…」

 

ライに優しく抱かれ、カレンが甘い声を上げた。

 

「正式に夫婦になっても、僕達のやり方で想いを確かめ合おう。何度でも、ずっと」

 

「そうね。子供が産まれてからも、何度でもこんな風に確かめ合いましょう」

 

「ああ、賑やかな家族にしたいからな」

 

「ふふっ、それだけ産ませてくれるのね。いいわ、何度でも妊娠させて…」

 

ライの背中を撫でながら、カレンは母になる望みを口にする。その後も日付が変わるまで二人は何度も交わり、彼女を孕ませるべく、子種が子宮を満たしたのだった。

 

 

 

夜明け前、カレンは目を覚ました。隣ではライが、静かに寝息を立てている。

 

(まだ寝ていられる…時間みたいね。昨夜も凄かったなあ)

 

燃え上がった昨夜の行為を思い返し、カレンは静かに微笑むと、下腹部を撫でる。

 

(いつか本当に、お母さんになっちゃうなあ。ううん、なりたい…あれ?前に生理が来たの…いつ、だっけ?ふぁ…どうだったかな…)

 

眠気に襲われ、カレンは再び眠りに落ちた。自分自身に起き始めた幸せな異変に、まだ気付かないまま。

 

 

 

 

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