ライとカレンが結ばれてから数日後、彼はゼロに案内され、アジトに新設された自分の部屋に来ていた。
「どうだ?」
「ああ、大したものだ。元々、資材置き場だったとは思えないな」
「資材置き場とはいうが、実質は捨てるに捨てられん物を置いていただけだ。君の部屋に改装するというのは、色々整理するきっかけになったろう」
「とにかく、ありがとう。わざわざ部屋まで用意してくれて」
「君は重要な役職にいて、これから特区日本を発展させるため、特に力を貸して欲しい人材だ。
働きやすい環境を用意するのは、むしろ遅かったくらいだ。まあ、学園のクラブハウスがあるからと気にしていなかったのは、君の方だったがな」
仮面の下で笑みを浮かべて、ゼロが言う。
「専用のパソコンは、後日支給する。情報交換や資料作成に、利用してくれ」
「何から何まで、助かる。それに報いるため、しっかりと働かせてもらおう」
「確か、抜糸は済んだのだったな。早く動きたいだろうが、焦らなくてもいい。
情勢は落ち着いているし、特区もまだ準備の準備段階といったところだ。徐々に体を慣らす事を優先してくれ」
「了解した。ひとまず、この部屋でゆっくりするよ」
ライも笑って返し、和やかな時間が過ぎていった。
その日の夜、ライが自室でくつろいでいると、部屋のドアがノックされた。
「ライ、まだ起きてる?」
「ああ、どうぞ」
ドアが開かれると、カレンが室内に入ってきた。今夜はこの部屋にいる事をライに事前に聞かされ、訪ねてきたのだ。
「へえ、広さは私の部屋とあまり変わらないわね」
「そうなのか、まあちょうどいい広さではあるな」
ライは冷蔵庫からペットボトルを出すと、お茶をコップに注ぎ、ソファに腰掛けたカレンに差し出した。
「ありがとう。もう必要な物をそろえたの?」
「冷蔵庫やソファに机、ベッドはあらかじめ希望を出していたからな。今日は租界で、お茶や軽食類を買ってきた。
あと、パソコンも後日支給されるらしい」
「順調そうね。でも忙しくなりそうだからって、無理しないでね」
「わかってる」
ソファに並んで座り、二人はお茶を飲む。静かな時間がしばらく流れた後、カレンは口を開いた。
「抜糸が済んだんですって?ようやく、復帰に近づいたのね」
「ああ、だがもう少しゆっくりするように、ゼロには言われている。
だから少しずつ体力を回復させて、万全にしようと思う」
「それがいいわ。しっかり準備して、新しい事に臨まないと。それに…」
カレンが頬を染めて言う。
「また貴方が忙しくなったら、こうして二人きりで過ごす時間が…確保しにくくなると思うの。だから今のうちだけでも、ゆっくり一緒にいたいから」
「なるほど、可能性はあるな。だが僕だって、仕事ばかりに目を向ける気はないさ。
カレンと歩む世界を守り、創るために働くのに、君をないがしろにはしない。君とこうして過ごす時間は、できるだけ確保する」
ライはカレンの肩を抱き寄せると、頬を手で優しく撫でた。
「ありがとう、ライ。期待はするけど、くれぐれも無理はしないでね」
「当然だ。君を悲しませたり不安にさせたりは、しない」
二人は見つめ合い、目を閉じてキスを始めた。カレンがライの首の後ろに両腕を回し、上半身を密着させて、キスの度合いを強めていく。
すると二人は、自然に互いの舌を絡ませて、吐息を次第に熱っぽくしていった。
熱いキスをしばらく交わした後、二人は離れて見つめ合った。既に蕩けた目をしたカレンが、チラチラとベッドを見ながらライに尋ねる。
「ねえ、今夜もまた…あの時みたいに、する?」
「いいのか?」
「という事は、ライも?」
「ああ、君を抱きたい。あの夜のように、それ以上に、君を感じたい」
「うん、私も…。だから、あっちに行きましょうか」
二人はソファから立ち上がり、ベッドの前で向き合った。
「何だか、キスをしてからあっという間に熱くなっちゃって。だから脱いじゃうね」
「じゃあ、僕も」
カレンがTシャツと短パンを脱いで下着姿になると同時に、ライもまた下着姿になった。
「だいぶ大きくなってる」
ライのパンツを突き上げるペニスを見て、カレンが言う。
「あの時を思い出して、同時に君への想いが高まってるからな。今すぐ全部脱いで、君を確かめたいくらいだ」
「ふふっ、慌てないで。今、見せてあげるから…」
カレンがブラジャーを外し、豊かな乳房をあらわにする。
その膨らみにライが見とれる間もなく、彼女はパンツも脱いで、既に愛液で湿り始めた下半身もさらけ出した。
「やはり綺麗だな、君は。すべてに見とれてしまう」
「ありがとう。でもあっさりと全部脱いじゃって、自分でも積極的過ぎないかなって、思うわ」
「確かに、こうして裸を見せ合うのはまだ二回目なのに、お互い抵抗がないのは不思議だな。
だがそれは、それだけ…よっと、お互いに惚れ込んでいるって事じゃないか」
ライはそう言いつつ、下着を脱いで全裸になっていた。完全に勃起したペニスを見て、カレンが唾を飲む。
「そうかも…しれないわね。現にライのすべてが気になって、貴方をもっと感じたくて仕方がないわ」
「僕もだ。だから早く…したい」
「うん、私も…」
カレンがベッドの上で仰向けになり、体をくねらせて、ライを淫らに誘う。
「ライ、来て…あぁっ」
カレンが言い終える間もなく、ライは彼女の上に覆いかぶさり、両手で乳房を揉みしだき、同時に乳首に舌を這わせ始めた。
彼女は快感で身悶えし、目を閉じて息を弾ませる。
「んんっ…吸われながら舌で転がすの、すごくゾクゾクするぅ」
「これがか?カレンは乳首が感じるのか」
「ひゃんっ、そう…なのぉ、一人でする時も弄ると気持ちいいけど…あっ、ライにされたらもっと気持ちいいっ」
「じゃあ、もっとする」
ライはカレンの乳首を優しく吸い上げながら、飴玉を溶かすような舌の動きで転がしていき、しばらくすると反対側の乳首にも、同じ事をした。
彼女はその間、ずっと熱い吐息を漏らしながら、全身をよじらせ、快感に酔いしれるのだった。
やがてライが動きを止めると、カレンは唾液まみれの胸を上下させて、息を弾ませた。
「はぁ…すごかったぁ…」
力が抜けたのか、カレンは両足をだらしなく開き、愛液の溢れ出す性器が、体を起こしたライの目の前にさらされている。
彼はそこから視線を外す事ができず、固く勃起したペニスが、膣内の感触を求めてうずいた。
すると視線に気づいた彼女が、声をかける。
「ねえ、ライ。そこ…気になる?」
カレンの問いかけにライは我に返り、気まずそうに答える。
「す、すまない。見られて恥ずかしい場所だろうに、つい見とれてしまった」
「確かに恥ずかしい場所だけど、ライは特別。恥ずかしいのに見て欲しくて、体が熱くなるの。
そしてこの前みたいに、貴方と…一緒になりたくて、落ち着かないの」
カレンが自分の腹部に手を置き、潤んだ瞳でライを見つめる。
「だから、来て…。今度は胸じゃなくて、私の中でライの事を感じさせて」
「わかった。僕も今すぐ、君の事を感じたいから…」
「んんっ、入ってきたぁ…」
ライは猛るペニスをカレンの中に入れ、肉棒のすべてを膣に飲み込ませた。
「また、貴方と一つになれた…」
自分のへそから陰毛の辺りを手で擦り、カレンが嬉しそうに言う。
「僕にとっても、君とこうしてつながる瞬間は、特別に思える。もちろん、君とつながっている時間のすべても特別だ」
「じゃあ、特別なこの時間で、貴方の想いを私に教えて。貴方の熱いもの、いっぱい…この中にちょうだい」
「わかった。僕の想いをすべて、ここに…」
カレンの下腹部に置かれた彼女の手に、ライは自分の手を重ね、頷いた。
その後、両手で彼女の腰をつかむと、自分の腰を淫らに前後させ始め、ペニスを膣内で何度も滑らせていく。
「はぁっ、これぇ…やっぱりすごいぃ…あぅっ!」
膣奥を亀頭で突かれるたび、カレンは甘い声を出して悶える。
その声に煽られて、ライはさらに動きを速め、彼女の中を貪っていく。
「強く…ないか、くっ、カレンっ」
「あっ、大丈夫…だからぁ、もっとぉ…ふっ、続けてぇ!」
ライが腰を振るうち、膣が収縮してペニスを包み込み、伝わる刺激が強くなった事で彼は呻くが、動きを逆に激しくして、ラストスパートをかけていく。
結合部で湿った淫らな音が鳴る中、彼は何度も腰を振り、カレンは目をトロンとさせつつ、その視線はしっかりと彼を見据え、さらに彼を欲していた。
「くぅっ、カレン…そろそろっ!」
「うんっ、いいよぉ!中にいっぱい出してぇ!」
ライの両腕をつかみ、カレンが叫ぶ。彼女の求めに応じて彼は強く腰を突き入れると、膣の奥深くに向けて精を放った。
「ううっ!」
「はああっ、でっ…出てるぅ!ライの精子、んっ…いっぱい来てるぅ…!中でビクビク動いて、出されてるの…何だか…私、好きぃ…」
子宮でライの精子を受け止めながら、カレンは幸せそうに涙を流し、笑みを浮かべるのだった。
その後、カレンはライの腕に抱かれ、仰向けになっている彼の胸板に身を寄せて、一連の行為の余韻に浸っていた。
「すごく幸せ…」
「僕もだ。カレンの事をたくさん感じ取れたし、君にも想いのすべてを受け止めてもらえて、嬉しい」
「私も、ライの事を全身で感じられて良かったわ。まだお腹の中が温かくて、気持ちいいの」
精液が残る下腹部を手で擦り、カレンが微笑む。するとライは、少し気まずそうに言った。
「実は、租界で買い物をした時に、コンドームも買っていたんだ。まだナイトメアフレームに乗る必要がなくなったわけではないし、何より僕たちは学生だ。
今日は我慢できなくて、着けずにしてしまったが、これからは君の体調も見ながら、なるべく避妊はしよう」
「そう…ね、私は学生でいる事にそこまでこだわりはないけど、ああ…別に生徒会のメンバーが嫌いって意味じゃないけどね。確かにブリタニアとの戦闘は停止しても、特区に反対するゲリラ勢力は存在するから、紅蓮に乗る必要はまだあるわね。
それなら、黒の騎士団の戦力ダウンを避けるために、計画的にしないとダメかな。でも…」
そう言うとカレンは、ライの顔に自分の顔を近づけた。
「私は…本当に危ない時以外は、なるべく直接、ライの事を感じたい。恋は盲目とか言うみたいだけど、今なら少し意味がわかる。本当に、貴方に心底夢中だから。
機会があれば、少しでも近くで貴方を感じたい。重たい女と思われるかもしれないけど、私はそれくらい貴方が好き」
「カレン…」
ライはカレンの髪を優しく撫でて、言った。
「僕も正直な話、君と行為に及ぶ時は欲望を抑える自信がないし、さっきもそうだった。何故ならカレンと同じで、君に心底惚れ込んで、独占したくなるからだ。
だから自分でも注意するが、君も危ない時は言ってくれ。騎士団のためにも」
「うん、そうする。それと、私に惚れ込んでくれてありがとう。大好き…」
二人は目を閉じて、熱くキスを交わし始め、そのままカレンはライの上に乗ってきた。
彼もキスをしながら彼女を抱きしめ、出して間もないというのに、股間のモノを固くしていく。
「んっ、ちゅるっ…ぷはっ…。ライったら、また大きく…」
脚に当たるペニスに気づいたカレンが、キスを止めてライを見下ろす。
「もしかして、もうしたくなった?」
「いや、まあ…何故だろうな。体力が余ってるのか」
照れ臭そうにライが頬を指で掻くと、カレンは笑って言った。
「言ったそばから、本能を抑えられないなんて、本当にエッチな人。まあ、私もなんだけど」
カレンは体を起こし、ライのペニスに指を這わせる。
「もっと大きかったよね、これ」
「まあ、そうだが」
ライの視線は、溢れた精液で光る内股と、まだ精液がこぼれ落ちる割れ目に注がれている。
するとカレンは笑って、ペニスを指でそらせながら腰を下ろし、裏筋の上に乗った。
そして、そのまま下半身を前後に滑らせ、精液を裏筋に擦りつけながら、ペニスに刺激を与えていく。
「うぁっ、それは…」
「あら、ライはそこが弱点?」
「強くは…ないが、うっ、経験が浅くてよくそんな…」
「ええ、自分でもこんな事、どうして思いついたかわからないわ。
一言で言えば、本物の変態…なのかしらね」
カレンが腰を動かしながら、手で亀頭を包むようにしごいていく。
手と陰部の両方から刺激を受け、ペニスはみるみる大きくなり、固さを取り戻していった。
「はぁ…ふふっ、すっかり大きくなっちゃった。気持ちいいのね?」
「ああ、隠しようがないくらいな。うっ…君はどうなんだ?」
「そうね。ヌルヌルした感触と、だんだん熱を持ってきた貴方の固さが、んっ…自分で弄る時より気持ちいいの」
そう言うと、カレンが腰を浮かせた。精液と愛液が混じり合い、白く泡立ったもので染められたペニスが、彼女に向けてたくましく立ち上がる。
「精液の匂い、いっぱいするわね」
「カレンの中から溢れて、それを君がかき混ぜていたからな」
「うん。何だかこの匂い、エッチな気分を高揚させるみたい。私、ライの前ならもっと…エッチになれそう」
カレンが腰を再び下ろし、ペニスを手で持ちながら、自分の入り口に押し当てる。
「ねえ、もう一度…したい。また中にいっぱい…欲しいの」
「じゃあ今度は、カレンがしてみるか?僕もこの匂いでいやらしい気分になって、君の淫らな姿をもっと見たくなって、そして…中に出したい」
「うん、やってみる…はぁぁぁ…また中にぃ」
カレンが腰を完全に落とし、ペニスを膣奥まで飲み込むと、すぐさま腰を上下に振り始めた。
湿った淫らな音が一回目より大きく鳴り、それが二人の感度や想いを一層高めていく。
「くっ、前もって刺激を受けたから…あまり持たないかもしれないぞ!」
「気に…あっ、しないでぇ。いつでも…出してくれて、んっ、いいからぁ!」
腰を動かすカレンを支えるように、ライは彼女の両手を握り、すると彼女は笑みを見せ、さらに動きを激しくした。
「くぁっ、締めつけがきつく…出るっ…!」
「はぁっ、はっ…いいよ出してぇ!」
「ああっ…!」
「ひゃああっ!またぁ…熱いのが奥に来てるぅ…!」
カレンは離れないよう全体重をライにかけ、ペニスから放たれた精液を一番奥で受け止める。
熱くて濃い精液が膣奥に広がり、二人は脱力して幸せそうに抱き合うのだった。
「また…激しくしちゃったね」
「ああ…」
二度目の膣内射精が終わった後、二人は抱き合いながら余韻に浸っていた。
「今夜はまだ大丈夫だと思うし、勢いでしちゃったけど、やっぱり…これからは避妊も考えなきゃね」
「そうだな。ゼロや騎士団のみんなに、迷惑はかけられないだろう」
「うん、それにライにも迷惑をかけちゃうからね。好きだからこそ、もう少し考えないといけないわね」
カレンはライの胸板に抱きつき、決意を新たにする。勢いだけで行為に及ばない事を誓いながら、二人はしばらく抱き合っていた。