『五歳の子供がいます――んっ、あぁ……んっ、んっ』
モニターの中の女性は、そう答えながらソファの後ろに立っている男に胸を揉まれている。
『奥さん、凄くご立派なものをお持ちですね……興奮しちゃいますよ』
『あぁ……やだ、えっち……あぁん……』
うっとりと瞼を閉じ、男の手の動きに感じている女性。
みっともなく開脚したその中心――スカートの中の下着は、別の男の指が『縦筋』を撫でていた。
――カメラが収めたその白い下着は、指が動いている部分だけ色を濃くしていた。
『奥さん……奥さんのここから、凄く雌の匂いがしますよ……』
『やだ、恥ずかしい……』
『そんなこと言って、どんどん濡れてきてますよ奥さん、ほら……』
わざと煽るように言う男の指は、下着越しにその秘部をいじることを止めない。女性はそんな指に身を捩り、形を変えるほど揉まれる胸への刺激にも悶え続けている。
『奥さん……旦那さんとする時も、こんなに乱れちゃうんですか?』
『そんな、こと……あぁ……♡』
――そうやって悶えている女性は、若かりし日の母……琴美だった。
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――それは偶然だった。
俺が熟女好きだったから――簡単に言えば、そういうことだ。
俺はその日、熟女ジャンルのAVを探していた。いつも利用するサイトで熟女ジャンルを選択し、サンプルをチェックし続けた。――ピンときたら、一応レビューとかもチェックして、それから購入する。いつも通りの手順てやつだ。
人気順にチェックして――ある程度確認できた俺は、その時たまたま、他の順位順でチェックしようと思い立ち、販売数でチェックしてみようと試みた。
それはある程度人気順と被るものではあったが……中には、今まで見逃していたものも混ざっていたのだ。
――そして、そんな見逃していた動画の中に……若かりし頃の母が出演した作品が、あったのだ。
「嘘……だろ……?」
俺は最初、それを素直に認めることが出来なかった。――だって、自分の母親がAV出演歴があるなんて……思わないだろう?
けれど、何度確認しても、それは名前が微妙に違うだけの母で……。
――俺は、意を決して母の出演作を購入してみた。
――そして、今に至る。
『あんっ、あんっ、イイ――♡ 太いおちんぽ、好きぃ♡』
男優の巨大なペニスをマンコに銜え込んだ母は、汗だくになりながらそう言って男の上で腰を振っていた。
あの母が、カメラの前で騎乗位でセックスして、淫らな顔を晒している。――その事実だけで頭がおかしくなりそうだったが、一番頭がおかしくなりそうな理由は、そんな母がエロくてたまらなかったからだ。
『あぁ、イクっ! イクイクイク――イクゥ~~!!』
男の上でガクガクと震え、母は絶頂に狂う。
『あ――あっ、あっ、はぁ……♡』
絶頂の余韻から解き放たれ、男の胸に倒れ込む母。その豊かな胸が男の胸板で潰れているのがひどく艶めかしい。
――にゅるん
母のマンコから抜け出るペニス。――その開いたままの穴からは、遅れて白濁液が垂れてくる。
――子持ち主婦の中出し体験
――極太ペニスに美琴ママ、イっちゃう!
動画の煽り文句を思い出しながら、俺は真っ白になりそうな頭で射精の余韻に浸っていた。
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「お父さん、また出張ですって。ほんと多いわね、出張」
そう言って、少し乱暴に食卓に料理を並べる母。――これは、明らかに機嫌が悪い。
父はそこそこの会社に勤めるサラリーマン。母の容姿――40を超えても若々しい雰囲気、みなりに気を遣った美人な所を考えると、どうして父は母と結婚できたのだろうかと首をかしげるところだ。頭髪を気にしている、くたびれたおじさんだし。
そんな父が母に最近冷たいというか、家に帰らない、帰ってくるのが遅いのは悪手なのではないかと思うのだが……父は、どう思っているのだろうか?
――そのうち、離婚するのかな……。
ふたりを見ていると、そんな風に思うことが増えてきた。
『あんっ、あんっ、オマンコ、イイ……っ! 太くて硬いおちんぽ、気持ち良い……♡』
あのAV――三作ほどあった母のAVは……そんな父に対するあてつけだったのだろうか?
「――? 何?」
考え事をしながら母を見ていたら、視線に気が付いた母が怪訝な顔をしていた。
「あ……いや、なんでもない」
「そう……? まあ、いいわ。食べましょ。冷めないうちに」
「うん……」
勃起してしまったのをバレないかとヒヤヒヤしながら、俺は母の対面で食事を取る。
飾り気のない、無地の白Tシャツにデニムのパンツ――そんな姿の母に、AV女優としての母の姿が重なる。
「――!」
動揺して咽せてしまい、俺は慌てて水を飲む。
「ボーッとしながら食べてるからよ……食事にちゃんと集中しなさい?」
「うん……ごめん……ケホッ」
咳き込みながら、俺は母に謝る。
『あん……ん……じゅぽ……』
エビフライが入っていく母の口。――その口に、エビフライではなくペニスが入っていく様子が脳内で再生される。
「うっ――」
俺は、小さく呻くと――射精、してしまっていた。
「……大丈夫? 具合悪いの?」
射精の感覚とトランクスの中の気持ち悪さに俯いていた俺に、母が声をかけてくる。
「ちょっと……食欲ないかも」
「やだ……風邪? もう少しだけ食べて、薬飲んで今日は早く寝なさい……」
「うん……そうする……」
俺は、少しだけ罪悪感を感じながら夕食を食べ、薬を飲んで自室へと引っ込んだ。
――心配そうな母の顔と、テーブルに残った俺が残した夕食と、誰も食べない父のための夕食……。
俺と父は、母を不幸せにしていないか……?
そう思うと胸が苦しい。父はともかく、俺もそうしているんじゃないかと思うと――。
――それでも俺は、その夜も母のAVを見てオナニーしてしまった。
――そして数ヶ月後……俺が動画を買っていたサイトに、『美琴ママ』の新作AVがリリースされることになる。
――気が付いた時にはもう……手遅れだった。