※この作品はR-18です。

母のAV   作:黒百合讐

2 / 5
2.AV女優『美琴』の復帰~インタビューとフェラチオ~

「嘘だろ……」

 

――それを見つけた瞬間の俺の正直な気持ちだった。

 

 

 

 

――幻の子持ち人妻、美琴さんが嬉しいカムバック!

――さらに熟れた身体であはん♡ あはん♡

――旦那じゃ物足りない! プロのおち◯んぽでイクイク♡

 

 

 

 

 商品紹介ページの、頭の悪い煽り文句。――けれど、それは『こういったもの』が好きな男の性欲を刺激し、『中身』への期待を抱かせるものだった。

 

「………」

 

 俺は、恐る恐るサンプル動画を再生してみる。

 

『――美琴です。AVに出てから十五年以上経ちました』

『――セックスレスな旦那に不満だらけで、偶然再会した監督さんに誘われて出てしまいました♡』

 

 スローモーションで、並木道を歩く現在の母さんに、母さんのナレーションが被さる。それはこの手のAVでありがちな、棒読みのナレーションだった。――けれど、たしかに最近の母さんだという実感があった。

 

『あぁん……すっごいぃ……太い、ちんぽぉ……♡』

 

 下品な言葉を発しながら、母さんがオマンコにチンコをぶち込まれている。

 

『五歳だった子供もすっかり大きくなりました――』

 

――俺のことだ……。

 

『あんっ♡ あんっ♡ ちんぽ凄いっ♡ 壊れちゃうっ♡』

 

 清楚な感じの、白いカーディガンを着て並木道を歩いている母さんと、全裸でセックスしている母さんの姿が交互に映される。

 

『子供ももう大きくなったし……そろそろ、自分の時間を作ろうかなって――』

『あっ、あっ、あっ、あっ、イクッ! あぁイクイクイクぅ♡♡♡』

 

 

 

 

――おかえり、美琴ママ♡

――懐かしデカマラで忘れた♡女♡を取り戻す人妻

――美琴 四十五歳

 

 

 

 

「――あ」

 

 俺は、いつの間にか息を止めていた。

 震える手で、どうにかマウスを操作して――俺は、気が付く。

 

 

 

 

――中出し

 

 

 

 

――それは、この動画が『中出し』作品であることを示すタグだった。

 

 

----------

 

 

『それじゃあ、お名前、年齢、ご職業を――』

『美琴です。年齢は四十五歳。専業主婦です』

 

――俺は、母さんの『新作』を購入した。

――俺は、全てを知る必要があった。

 

――そう自分に言い聞かせた。

 

 事務所の一角、なのだろうか……殺風景な壁を背に、一人掛けのソファーに座る母さんがインタビューを受けている。

 

『美琴さんはウチのレーベルで以前、出演していただきましたよね』

『はい、五……いえ、三本、でしたっけ……。お世話になりました』

『十五年以上経ちますか……あの頃ペーペーだった自分も、いつの間にかそこそこの場所にいるようになってしまいましたよ。美琴さんも、歳を重ねて色気が増した気がしますよ』

『うふふ、歳をとって、お肉が付いちゃっただけですよ』

『いやいや……』

 

 冒頭は、ありきたりなインタビューというか。どうも、母さんが出演していたAVに参加していた人がこの動画の監督らしい。

 

『中出しデートの時は本当にお世話になりました。あれでこの業界でどうにかやっていけるようになりました』

『あら、そうだったんですね。それなら嬉しいです』

 

 母さんが微笑む。

 

――中出しデートというのは、母さんの二本目の作品だ。

――ハメ撮りがメインの作品で、カメラマンがデートの相手役という形で進行する作品だった。

 

『――で、今回の企画ですが、申し訳ないですが私が相手役でして』

『あら、申し訳なくなんてないですわ……』

『いやあ、やっぱりプロの男優と比べちゃうと……』

『でも、立派なものをお持ちじゃありませんか』

 

 母さんが微笑む。――下唇を、ほんの少し舐めて。

 

『また、私のことを啼かせてくれるんでしょう?』

『ははは……頑張りますね』

 

 

 

 

 暗転した画面が次に映したのは、どこかのホテルの一室らしき部屋だった。

 

『それじゃあ、シャワー浴びましょうか』

『はい。――ドキドキしちゃいますね』

 

 そう言って照れる母さん。

 

――シャー

 

 シャワーの水音。水を弾く母さんの裸体。

 脱衣シーンなど無く、場面は早々にシャワールームへと切り替わっていた。

 

『ん……』

 

 身体を洗いながら、艶めかしい吐息を漏らす母さん。

 

『美琴さん――』

 

 監督が声をかけると、母さんは笑ってシャワーヘッドを手に取り、監督の身体へとお湯を当てた。

 

『ふふ……やっぱり大きい』

『旦那さんよりも?』

『ふふ……前に言ったじゃないですか』

『もう一度聞きたいです』

『もう……あの人より、ずっと……ずーっと、大きいです♡』

 

――ズキリ

 

 たしかに、母さんは過去の作品でそう発言していた。――けれど、それは過去の話だ。

 

――こうして、『現在の母さん』がそんなことを言っていると……。

――俺は、胸が痛むと共に……酷く興奮していることを自覚した。

 

――クチュクチュクチュ……

 

 母さんが、男のチンコを扱きだした。そのデカくて太いチンコを扱きながら、母さんは楽しそうに――いや、嬉しそうに微笑んでいる。

 

『ああ……優しい手コキ、気持ち良いです……』

『ふふ……じゃあ、これはどうかしら……? あむ――』

 

――母さんが、躊躇せずに男のチンコを咥えた。

 

『んっ、んっ、んむっ――』

『ああ、美琴さんのフェラチオ、最高ですよ……』

 

 男の下品な声。そこに母さんがチンコをしゃぶって出している音が重なる。

 

『んっ、んっ、ぐぽっ♡ じゅぽっ♡』

 

――わざと音を立てている……。

 

 それは、素人らしさの無いフェラチオで。

 

――母さんが素人とはいえ、何本も出演した『AV女優』なのだと俺に突きつけるようなシーンだった。

 

『ああ……うっ……美琴さん、出ます……っ』

『んっ、んっ、んっ、んっ――!!』

 

 母さんの動きが止まり――ゆっくりと、離れる。

 

『んぁ……』

 

 出した舌の上には、白濁液が乗っていて――

 

『――ごくん♡』

 

――母さんはそれを、飲み干した。

 

『いやぁ、すっごく気持ち良いフェラチオでしたよ』

『ふふ……それは良かったです♡』

『じゃあ、ちゃんと身体を洗って――ベッドで、続きをしましょうね?』

『――はい♡』

 

 そう言ってカメラを――男を見上げる母さんは、普段は感じない色気を放っていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。