『あぁん……♡ ケモノみたいにセックスしてるぅ♡』
バックから突かれながら、母さんは嬉しそうに喘いでいた。
男の腹と腰が、母さんの尻へとぶつかり、肉の音を立てる。それが室内に響いて、カメラのマイクに拾われているのが……何とも言えない感情を引き起こす。
『犬の交尾って、まあ実際はちょっと違うらしいですけどね……でも、犬みたいですよね、美琴さん?』
『はぁん……♡ 私、雌犬になっちゃったぁ……♡ あんっ♡』
雌――画面の仲の母さんは……母さんは確かに、『雌』だった。
――雄を求め、貪欲に貪る雌……。
『すっげぇそそる背中ですよね、美琴さんの……たまんないっすわ』
『あんっ、あんっ♡ だったら、もっと突いてぇ♡ いっぱい出してぇ♡』
もっと激しく、もっと中出ししろと要求する母さん。――これは……本当に、母さんなのか……?
俺は確信を持ったはずなのに、疑問に思う。――いや。
――こんな女が、母さんのはずないじゃないか。
そう思いたいだけ……なのかもしれない。
――「ねえ、ちょっと聞いてよお父さんたらね――」
――「また野菜食べてない……そんなんじゃ、風邪ひくわよ?」
AV女優『美琴』に、母さんの――琴美という母の姿が重なる。
AV女優『美琴』の喘ぎ声に、母さんの声が重なる。
――同じ顔なのに、別人のような表情。
――同じ声なのに、別人のような響き。
身近な、身近すぎる女性――母の淫らな姿、声に……俺の頭はおかしくなりそうだった。
興奮を覚えるのに、胸が痛くて。
オナニーしてしまうくらいエロいのに、停めたがっている自分がいて。
止めれば良いのに。停めれば良いのに。
――けれど、俺は停止ボタンへと合わせたマウスポインタを震わせながら……クリックすることが出来ず、チンコへと伸ばしたその手を、止めることも出来なかった。
『おっ♡ おぅっ♡ んっ! あぁ……いいぃ……♡♡♡』
シーツを掴み、頭を振りながら感じている母さん。
髪の毛を振り乱し、舌を伸ばすその姿はどうしようもなく女の姿で。
――どうしようもなく、母さんなのに母さんではないように、みえてしまう……。
『あぁ……あっ、あっ、あぁ♡♡♡』
男のいやらしい手付き……母さんの背中を、尻を撫でて……その腰は我が儘に母さんのオマンコを抉るように動き続けて。
そんな男の手、腰使いに……母さんは、嬉しそうに、たまらないといった感じで感じ続け、喘いでいた。
『おっ♡ おっ♡ おっ♡ おんっ♡♡♡』
――まるで、ケモノだ。
ペースを上げた男の腰使いに、母さんはもはや言葉らしい言葉を発せず、ケモノのように、吠えるように喘いでいた。
――これが……母さんのセックス。
――これが、『美琴ママ』の……セックス。
『あぁ……イクイクイク……またイッ――♡♡♡』
ブルブルと、四つん這いになっていた母さんが絶頂に震える。
男はそんな母さんの腰を掴みながらパンパンと腰を突き――「うぅ……っ」という呻きと共に、腰の動きを止め……二回ほど、トン、トンと腰を突いた。
『んぁ……♡』
男がチンコを抜き、腰に添えていた手を放すと――母さんはベッドへと沈んだ。
『あ……ん……♡』
艶めかしい吐息。そそる横顔。――男はそんな母さんの顔にちんこを持っていき、ビタンビタンと顔に先端を当てて残っていた精液で母さんの顔を汚す。
『あぁ……ザーメンくさぁい……♡』
――それでも母さんは嬉しそうに、微笑んでいた……。
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――暗転した画面は、どこかの公園らしき場所に立つ母さんを映した場面に切り替わった。
母さんはちょっと余所行きな感じの、紺のワンピースの上に……白い、カーディガン? それを着て、小洒落た感じの薄いピンクのバッグを提げた装いだった。――ちょっと良い感じの奥様、みたいな。
『どうも、お久しぶりです』
――若い……三十代くらいの、黒のジャケットにスラックスという装いの男が母さんに話しかける。
顔はわりと良い感じで……身長があって、体格の良い男だ。
『お久しぶりです~! 以前より、逞しくなりました?』
微笑みながら男の胸板に気安く触れる母さん……。
『ははは……こういう仕事をしていると、鍛えていた方が良いので』
『ふふ……そうね、その方が良いかも』
『駅弁とか楽ですしね~』
『やだ、もう……♡』
じゃれるような会話を続けるふたり……カメラはそれをただ撮り続ける。
『それじゃあ、行きましょうか』
『はい。――ふふ、楽しみだわぁ……♡』
嬉しそうに男に着いていく母さん。
――その男は、母さんが昔出演したAVの、男優のようだった。
あまり男優に注目していなかったので俺には判別できない。――重要なのは、これから母さんがこの若い男優とセックスをする、それだけだ。
『あぁ……なんだか、ドキドキしてきちゃった……』
『復帰して、二回目なんでしたっけ?』
『そう。一回目は、監督さんと』
『監督の、相変わらず凄いでしょ? あれで若い女優さんが監督にハメ撮り希望するのが最近多くて……男優としては複雑ですけどねぇ』
『ふふ……♡ でも、男優さんにはプロのテクニックがあるじゃない?』
『じゃあ、美琴さんに今日はしっかり確認して貰おうかな、プロのテクニック』
『楽しみにしてます……♡』
そうして、ふたりはどこかのラブホテルへと入っていく――。
『――脱がせて欲しい? それとも……脱いでくれる?』
『どっちが良い?』
『う~ん……セクシーに、誘うように脱いで欲しいかな?』
『ふふ……わかったわ』
部屋の中の映像――母さんは、男のリクエストに応じて、バッグを置くとカーディガンをするりと脱ぎ、腰のベルトを緩める。
『ちょっと、恥ずかしいかも……♡』
そう言いながらも、母さんは尻を振るように、身体を見せつけるように動きながら――ゆっくりと、ワンピースを脱いでいく。
『わお……』
男が、嬉しそうに声を上げる。
――ワンピースの下から出てきた母さんの下着は、黒のレースの……ほとんどスケスケなものだった。
『うふふ……♡』
母さんは男の反応を嬉しそうに確認すると、ブラのホックを外して……ゆっくりと、肩紐をずらしていく。
焦らすようにカップの部分を降ろすと、ツンと尖った乳首が外気に晒され、その丸くて大きな胸が露わとなる。
『良いオッパイですよね、美琴さんの』
『ふふ……いっぱい、可愛がってね?』
『了解です』
苦笑し合うふたり。
母さんはそんなやりとりをしつつ、下――ショーツに手をかける。
『あん……♡』
艶めかしい声を出しながら、母さんは男と、カメラの方へと尻を向けて……見せつけるように振る。
スル……スル……ゆっくりと、母さんがショーツを降ろし……徐々に、尻の割れ目が露わとなっていく。――同時に、モザイクが広がっていき……母さんのオマンコが露出していく。
片足を抜き――そして、最後にもう片方からショーツを抜いた母さんは一度人差し指に引っかけてくるりと回すと……ショーツを床へと落とした。
『全部、脱いじゃった……♡』
『良いですよ……興奮してきました、美琴さん』
『嬉しい……♡ じゃあ――結果で示して、ね?』
上目遣いで男に言う母さんは、明らかに雄を誘う雌の顔をしていた。
――これからが、本番だった。