起きたらベトベトンだった!
(間違いない……これはベトちゃんじゃ。 わしの意識がベトちゃんに宿った? そんな非科学な……)
鑑だけではなく自ら指で手も見たが、それは間違いなく彼のベトベトンのものだった。
ピンク色のゼリーのような肉体を持つのはこの世でただ一匹である。
(もしやわしがベトちゃんの意識を乗っ取ってしまったのか!? なら……申し訳ないことをした)
確かにポケモンになるのは人生をかけた夢である。
だがそのために自らのポケモンを犠牲にするほど彼は腐っていなかった。
そこまでの外道ではなく変態なのだ。
(だが、こうなった以上、わしはベトちゃんとして生きるぞ! それがわしにとってベトちゃんに出来る唯一のことじゃ! 自分の名前も忘れたしの!)
もう50年近く博士としか呼ばれていない彼はある意味でポジティブだった。
元々はそういう人間なのだ。
ポジティブで小心者。
横領にしても結果を出さないと心配する。
故に実は横領しているのはバレていたが、予算内だったため見逃されていたのだ。
いやむしろ予算内なのだから正確には横領ですらない。
(しかし……これからどうする?)
少なくともこの施設に出入りするのは難しいだろう。
この研究所の入口はゲームコーナーになっており、近所に住む彼はあくまでスロット大好きお爺さん扱いだった。
だが今の肉体はベトベトン。
流石にゲームコーナーに通うベトベトンにはなれないであろうというのはすぐ分かった。
(ベトベトンは元々少食じゃ……わしが我慢すれば適当にその辺のものを食えば食事の心配はないじゃろう。 ヘドロやうんこが混ざってもわしのベトちゃんは分解して栄養に出来るからの)
本来ベトベトンはヘドロ等を吸収するポケモンである。
だが媚薬に混ざるのを嫌った彼はその全てを分析して分解する機能を付けた。
必要な成分以外はいらないのだ。
無駄に高性能である。
(となると食事の問題はなし。 住処は……一箇所にしない方が良いじゃろうな)
改造されたベトベトンである彼はもはや新種のポケモンである。
どこかに住処を持てばもしポケモンの研究をしているものに見つかった時に逃げ辛くなる。
同じポケモン研究員として彼にも新種のポケモンを見つけた場合、是が非でも手に入れたい気持ちは分かってしまうのだ。
(最悪飛んで逃げれば良いからの)
メタモンの性質も取り込んだ彼はへんしんも可能としていた。
しかも普通のへんしんと違い記憶の中にあるものにもなれる。
これを覚えさせた時、ベトベトンは頭が痛くなったのか凄い怒られたのは彼の記憶にも残っていた。
(問題はなし……ならば目指すは一つじゃな)
一つ一つ問題を潰すように考えていたが、問題はなさそうと結論付けていた。
そして何より目指すものに意識を向ける。
(わしは女の子マスターになる! まずはエリカちゃんじゃ!)
彼の夢、ポケモンになって女の子を快楽でメロメロにすること。
その目標を立て、まずはこのタマムシシティのジムに行こうとしたが問題は他にもあった。
(あぁただわし今ポケモンじゃからのう。 正面から入るわけにはいかんわい。 ふむ、まぁまずは行くだけ行くかの)
巨大なベトベトンが町中をうろつくだけでも騒ぎになる。
無論ジムに挑戦するのも不可能であろう。
だが彼は深く考えなかった。
元来研究以外は雑なのだ。
そして彼は夜中の間に研究所を出るとタマムシジムの裏手の草むらに身を潜めた。
とけるを使って液体に近くなり、草むらに身を潜めれば間近で見られなければバレる心配はなかった。
そのまま彼は寝てしまったが、それでもバレてない。
(む……寝てしまったか。 ベトちゃんはお昼寝が好きじゃったからのう)
夜中の静かな間はグッスリだった彼であったが、にわかにジムの中が騒がしくなると目を覚ました。
強化した聴覚の成果である。
(ふむふむ可愛い子がいっぱいじゃ……そしてあれがエリカちゃんじゃな?)
ジムの営業時間になったのだろう。
ジムのトレーナーである少女達を連れ、一際目立つ少女が居た。
彼女がタマムシジム、ジムリーダーエリカである。
それは彼にもすぐに分かった。
彼はいつか犯してやりたいと何年分もジムリーダーの表を持っていたのだ。
(生で見ると余計可愛いのう。 あの娘が快楽によがる姿……年甲斐もなく興奮してきたわい)
ちなみにベトちゃんはベトベトンとしては若く人間で言う10代であり、その肉体を持つ彼は若者のはずである。
そんなことも気にせず彼は草むらで考えていた侵入方法でジムの中に先回りする。
タマムシジムは植物園のようなジムである。
つまりどこかに水を撒くための水道があるはずなのだ。
それをすぐに見つけた彼はすぐに水道管を通ってジムへ侵入した。
エリカを快楽で染めるために。
そして話しは冒頭に戻る。
「やぁ……離して下さい……」
(ん〜エリカちゃんの体は柔らかいのぅ。 触ってるだけで若返るようじゃわい)
植物園の奥で挑戦者を待つエリカをまたとけるで待ち伏せし、一気に包み込んで逃げられないようにする。
その彼の戦略はバッチリ決まった。
しかもエリカはいやらしい声を出すのが恥ずかしいらしく、大声を出さない点も良いように働いていた。
(それにさっき少し尻を揉んだだけで感じていたからの。 ベトちゃんの媚薬は完璧じゃ)
体を包んでいるのに何故揉んだり、撫でたりが出来るのか?
それは完全に密着せず体の隙間を作ってるから出来ることだった。
しかも隙間は数センチしかなく、抜け出せるものではない。
この身体コントロールも彼がベトベトンに学習させたものなのだ。
「や!♡ そこはダメ……です……入る場所じゃあ♡」
彼はそのまま尻に狙いを定めたのか、ゆっくりとアナルへと侵入を始めていた。
液体なのと媚薬により痛みはないだろうが、今エリカは浣腸をされているようなものである。
そのためか、それとも直腸から吸収されていく媚薬のせいかエリカは顔を真っ赤にして暴れていた。
(くぅ〜こんな清楚な子がアナルで感じるなんてのう。 ありがとうベトちゃん!)
「あ!♡ あ!♡ 中で、大きく……♡」
感謝しながらも彼は次の行動に移っていた。
アナルの中に入っている液体の体を柔らかいながらも固体へと変えていったのだ。
自らの体を透過して見える彼からはエリカのアナルが広がっていく様子が見れた。
調子に乗った彼はそのまま軟体状になった体でアナルをほじくり回す。
「私、私、不浄の穴で……あぁ!♡」
(ん〜? イッてしまうのか? ポケモンにアナルを突かれてイッてしまうのか?)
「あ!♡ あ!♡ あ!♡ あ!♡ イってしまいますぅぅぅ!♡」
言葉は通じていないだろう。
だがまるで彼の言葉に影響されたかのようにエリカは大声を上げて絶頂した。
しかもそれだけではない。
「あ……あぁ♡」
(これは……ペロッ、おしっこじゃな! 勿体ない!)
「やぁぁ……吸わないでぇ」
絶頂したことで我慢出来なかったのか、エリカはお漏らしをしていた。
袴を濡らしていく中、彼は急いで尿道に吸い付くとエリカのオシッコを飲んでいく。
(さぁ次はメインディッシュじゃ)
「ぁぁ……」
「エリカ様? どうかしましたか?」
アナルで絶頂させられ、オシッコを飲まれる、その羞恥の限界でエリカは死にたくなるほどだったが、そこにジムトレーナーの声が聞こえてきた。
先ほどのエリカの絶頂時の声が聞こえたのだろう。
(いかん。 まだ複数人に見られるのはまずい)
「あん♡」
欲望のままにエリカを襲ってしまったが、彼はまだ自分の体の使い方に慣れていなかった。
ベトベトンはポケモンバトルも強くなったが、今の彼がベトベトンと同じ動きが出来るかは分からない。
まだポケモンと戦うわけにはいかなかった。
故に彼はエリカの尻から自らの体を引き抜くと一目散に逃げ出した。
小心者なのがここでも出てしまったのだ。
「エリカ様〜エリカ様!? どうしたんですか!?」
「……少しハマっちゃったかもしれません」
こんな感じの小説です。
気分が分かる所までとりあえず書きました。