あれから、何度射精をさせられただろうか……。
小太郎は薄暗くなった書庫の天井を仰ぎ見ながら、心の中で独りごつ。
まだ、萎えない自分の愚息へ視線を移し、むせ返るような精液の香りが書庫内や自分たちを包んでいた。
「若様の……本当に、お元気ですね……。流石です……はむ……んっ」
「災禍……」
「どれだけ溜めていらしたのですか? まだ、まだ出ますよね……。ちゃんと、搾り取ってあげますから」
顔中に精液を付けながら、災禍は疲れ知らずで、舌を伸ばしてカリを舐め始めた。
「ここ……若様が好きな場所ですよね……。ん……れろ……ちゅっ……ん〜」
「ううっ」
「気持ち、いいんですね……ふふっ。んんっ、はぁ……若様のオチンポ、私……好きです……とっても好き……。いつでも射精していいですからね?」
陰茎に舌を伸ばし、丹念に舐め上げていく災禍。
「じゅるっ……んっ、れろ……ちゅぱっ……」
そのまま口の中に亀頭を含み、音を立てて、吸い上げていく。
災禍の頬は吸っているせいで凹み、それだけ吸う力が強いことを示す。
口の中で愚息が悦んでいるのを、小太郎は小刻みに震えながら感じた。
「はむ……ほ、本当に、大きいです……。口の……んっ、あっ、中にうまく収まりませんっ」
「んなこと言われてもな……」
「んっ……あむ……はぁ……れろ……れろ、れろ。ちゅうっ、ちゅっ、あぁ……くふっ……」
全部を口に入れようとすると、苦しそうに顔が歪む災禍。
それでも災禍は愛を伝えるように何度も何度も口の中に入れ、舌全体で陰茎を舐め、吸っていく。
「んっ、もっと、もっと……わらひ、のくちで……気持ち、よくなってくらはい……」
顔を上下に振り、口をすぼめ締め上げる。
「んぐっ……ん、じゅる……じゅる……。ん……んっ……ちゅるっ……」
亀頭ら災禍の喉の奥を突き、時には柔らかな頬を擦っていた。
そして、ついに……
「災禍、出すぞっ!」
「っ!? ん、んぐっ、ん……っひゃん! 若様、いつも射精する時は前もって言ってくださらないと……!」
……小太郎はまた肉棒を震わせて、吐精する。
口の中で押し留めようとした災禍だったが、急なことで対応が遅れ、そのせいで顔全体に精液がかかった。
「す、済まん……気持ち良くて……」
「ふふっ、仕方ありませんね。そう言われてしまうと、何も言えません」
「あ、あぁ」
「次へいく前にちゃんと綺麗に……んっ、ちゅる。ごく……ごくっ……飲んで差し上げますね……」
顔全体にかかった精液を災禍は指で掬い、口の中へ入れ、舐め上げ、最後に亀頭に唇をつけ吸い上げる。
それからやっと災禍が股間から顔を離すと、また膣内へ肉棒を仕舞込み、今度は背中を小太郎の方へ押し付けた。
きめ細やかな黒髪が互いの汗で貼り付いて、しかしそんなこと気にならないくらい、小太郎は災禍の身体を支えながら、その柔らかな肉感を堪能する。
「災禍……気持ちいいぞ……」
「私もです、若様ぁ」
嬉しそうな口調に、小太郎は今の災禍の表情が容易に想像出来た。
両手で災禍の胸を覆い揉み始めると、しっとりとした肌が指に吸い付いてくるようだった。
「はぁ……んっ、あ……もっと、強く揉んでも、問題有りませんよ……」
その言葉に小太郎が脂肪を潰すように強く揉み始めると、災禍の身体がじんわりと熱くなってきた。
「そ、そうです……気持ちいい……。んぁっ……あんっ、ああんっ、くぅ……っ。む、胸が……若様の手で……熱く……」
委ねる身体が微かに浮き始め、愛液が上から流れ出て小太郎の太ももを濡らす。
「俺も、気持ちいい……このままいくぞ」
「んぁっ……ふふ、素敵ですよ、若様……。あっ、あんっ、胸より……やっぱり、オマンコの方がいいですねっ」
「俺は災禍のならどっちも好きだがな」
「う、嬉しいです……もっと、激しくしてくださっていいですよ。奥をいつものように強く……」
「言われるでもない」
災禍に強請られるまま、小太郎は下から力強く腰を動かしていく。
「ああんっ、あふっ、くぅ……わ、若様ぁ……! あんっ、あ、い、いぃ……気持ちいい……! これ、私……すぐに……っ」
「イケ、災禍」
「あ、ああんっ……イク……イキましゅっ! イク……イクううううっ!」
小太郎の身体の上でビクビクと身体を震わせ、一度目の絶頂を迎える災禍。
先程からやられっ放しだったので、小太郎としては内心満足度が満たされる。
「あはぁ……んっ、若様ぁ……お慕いしております……またイカせてくださいませ……」
そう言うと災禍は強請るように腰を動かし始めた。
しかも先程よりも早く、深く激しくなり、膣の中のヒダも大きくまとわり付いて、最愛の人の肉棒に強請る。
ヒダに与えられた快感に亀頭が大きく膨れ、小太郎も堪えられずに精液を膣の中で放った。
「あ、ああんっ! な、中に……た、たくさん、ドクドク……溢れて……ます……。わ、私……また……あああんっ!」
二度目の絶頂を迎えた災禍の膣から、小太郎は愚息を出そうする。
しかし、
「た、たくさん……もっと、たくさん、出してください……ま、まだ……まだ、出ますでしょう……?」
愚息を抜こうにも災禍が腹に力を入れて膣圧を強め、愚息を離さない。寧ろ更に精液を吸い尽くそうとしていた。
「おいおい、どれだけ欲しいんだよ」
「いくらでも……若様とのお子を孕むまで……ずっと、です」
妖艶に微笑み、膣肉で愚息をまるでいい子いい子するように優しく撫でる。
そんな優しい刺激の連続に、小太郎はまたも勃起した。
「ほら、こちらの若様はやる気満々のようですよ?」
「……災禍って意外とSっ気あるよな」
「あら、私は若様に意地悪なんてしません。現に私はお願いをしている側で、若様は叶える側です」
「そういうことにしとくよ。じゃあ、ちゃんと孕めよ?」
「はい、若様っ」
――――――
「…………それで、こんなにも書庫を散らかしたんですか?」
「散らかってはいませんよ。少々、匂いがキツくなった程度です」
「床に丸まったティッシュが散乱してますが?」
「これくらいあとで私が掃除すれば済むことです」
時はもう夜中。
結局あれからずっと災禍は小太郎に跨がって、自分の小太郎への愛と忠誠をこれでもかと示した。
そんな小太郎は今は流石に電池切れのようで、災禍の膝枕で素っ裸のまま豪快にイビキを掻いている。当然、災禍も小太郎と同じく全裸だ。
そこへ先程、時子が様子を見にやってきたのだが、この惨状だったので災禍に注意をしているところ。
いつものスーツ姿の時子の前に、全裸の男女。しかもどちらも身内なので、時子としては複雑だ。
なのに注意を受けている側は顔色一つ変えずに受け答えしてくるのだから、時子はこめかみに少々頭痛がしてきた。
「頼みますから、お館様を甘やかし過ぎないでください」
「どうしてです? 好きな人のことはうんと甘やかしたくなるじゃないですか」
「お館様が自立出来なくなります」
「そんな心配要りませんよ。そもそも若様は小さな頃から自立し、自分で考えて行動し、当主としての自覚も今では持っています。ただ前のこともあり、まだまだ自己評価が低めなのところはありますが……」
優しく目を細め、小太郎の頭を撫でながら言う災禍の言葉に時子は微かに眉をひそめる。
小太郎がどんな扱いを受けてきたのか、時子も嫌と言うほど知っている。姉として、一番側に仕えていたのだから。
故に小太郎の能力や才能を一番理解し、故につい小言が増えてしまう。
「でも私が居ますから、若様は大丈夫です。というか、時子も若様のことを本当は認めていらっしゃいますよね?」
「それは当然……」
「ふふっ、時子の場合は若様が私にばかりくっついているのが悔しいんですよね? 昔から本当の弟のように可愛がり、陰ながらお慕いしていたのを知ってますし」
「なっ!?」
「でも、それは私も同じです。そして恋という戦に勝った以上、責任を持って若様をお支えします。ですから、時子も安心してください」
「……甘やかしが酷い時は口出しさせてもらいますよ」
時子は肩を竦ませながら苦笑して言うと、書庫の換気扇と窓を網戸にして出て行った。
月明かりが小太郎を照らすと、小太郎は眩しそうに身じろぎする。
そんな小太郎が可愛くて、災禍は胸の奥がとくんと静かに高鳴った。
(愛しい愛しい、私の若様……ずっと、ずぅっと、この災禍が若様のお側に居りますからね)
心の中で小太郎への愛をまた誓うと、災禍はソファーの背もたれを倒してベッドにし、そっと小太郎を寝かせ、自分も小太郎の胸の中で眠るのだった。
――――――
次の日の朝。
今日も今日とてふうま家は賑やかである。
「はい、若様。あーん」
「あ〜……ん」
「昨日はあれから食事をされませんでしたから、たんとお召し上がりくださいね」
「う、うん……もぐもぐ」
確かに腹は減っているし、朝から災禍特製のハニートースト&ホットケーキセットは大変ボリューミーで、年頃の男子には満足な朝食だ。
しかし小太郎はとても恥ずかしかった。
何故なら、
「ふうまくん、なんか赤ちゃんみたい〜♪ きゃはは♪」
「若、災禍の膝に飽きましたら、今度は天音の膝にどうぞ。いつでも若のために空けていますから」
「ご主人様、なんと可愛らしい……」
公開処刑に近い状態だからである。
小太郎は今、屋敷で家の者や居候たちと食卓を囲んでいる。
今日は早朝から時子は学園の用事で居ない。そんな時を災禍が見逃すはずだろうか。答えは当然否である。
災禍は起きてからすぐに書庫の掃除をし、それから小太郎が食べたがっていた物を作り、小太郎を優しく朝のご奉仕で起こし、顔を洗ってやり、歯も磨いてやり、着替えも寝癖直しも……身の回りのことを全てやった。
そして今は小太郎を膝の上に座らせて、いつものようにあーんをしている。飲み物は口で移し、細く切ったハニートーストの耳やなんかは咥えて与える。
それはもう甘やかしのフルコースだ。しかも小太郎は拒めない。拒むと災禍がこの世の終わりかというような顔をするから。
「若様、お昼は何がご所望でしょうか?」
「…………鶏の竜田揚げ」
「分かりました♪」
「大量には要らないぞ?」
「大丈夫です――」
その言葉に小太郎がホッとしたのも束の間。
「――胸焼けなんかにならない、最高の物を腕によりをかけてご用意致しますから」
今日も愛妻弁当は大量になると決まった。
しかし不思議なもので、どんなに食べても小太郎は体重が増加しない。寧ろ食べると調子がいいくらいだ。それもこれも全ては災禍の愛の賜物なのだろう。
小太郎はやはり災禍には敵わない……と思いながら、この公開処刑を淡々と受け続けるのだった――。
来週、再来週は更新お休みします!
もし書き終われば更新するかもですが、しない可能性の方が高いです。
ご了承を。
読んで頂き本当にありがとうございました!