性行為も一段落し、咲也と咲は一息つく為にも冷えた身体を温める為にも玄関から浴室に場所を移していた。
「玄関で3回もすると身体も冷えちゃいますねぇ…はふ…」
「雨で濡れただけだから平気だと思ったけどな、汗もかいて余計冷えるだけだったな…」
上背のある咲也が使う浴槽はそれ相応に大きいのは言うまでもない。足を伸ばしてもゆったりと寛げる特注の浴槽には今、咲也と咲の二人が入っているものの窮屈ということはなかった。
膝を立て、肩まで湯船に沈む咲也の上に咲は仰向けになり心地好い温度の入浴を楽しんでいるのだった。
「先輩の家のお風呂は広くていいですね…私の家はもっと小さくて」
「そりゃこのサイズだからな、膝抱えて風呂なんて入りたくねぇし」
目いっぱい身体を伸ばしても咲の手足は浴槽の端に届くことも無く細い腕は咲也の首に巻き付き、父親に甘える子供の様に頬擦りを繰り返す。咲也と言うと咲の女性らしい曲線を描く下半身をなぞり、徐々に上に移動させる。胸と言うにはあまりにも貧相な平たい胸に優しく触れ、人差し指の腹を使って乳首を転がす。
「んっ…♡先輩って身体は大きいのに触り方は優しいですよね…♡」
「乱暴にして欲しかったらしてやるぞ?この前なんて久のストッキングをビリビリに破いて…まあ綺麗な身体には傷一つ付けてないけど」
「ふふ…先輩のそういうところ好きですよ」
咲は咲也との行為を思い出す。
いくら激しくされたとしても身体に痣や傷は残らないように気を遣う優しさ。勿論お腹に違和感が残るのは仕方が無いとしても。
激しい腰使いでお尻がヒリヒリと痛むが痕は残らないし、秘部が裂けないように最初はゆっくりと動かしてくれる。
なんと言っても繰り返す程に快感が増していくテクニックが咲を虜にする。久やまこ、優希もその口だった。
「そういえば、先輩は原村さんとはしたんですか?」
「あ〜…悪くないけど、俺貧乳派なんだよなぁ…大きいのも好きっちゃ好きだけど」
「なんとなくそんな気はしてましたけど…ずっと私の胸触ってますし。あとお尻好き?」
「尻はいいぞ、だが尻も小振りな方が好みだ。咲と久は特にいいな、こうやって片手で鷲掴み出来て柔らかい。まこは寧ろ尻がいい」
「あんっ♡先輩の好みで良かったです、優希ちゃんみたいにお尻振ればすぐにしてくれますからね♡」
咲の顔程もある手のひらで豪快に尻を揉みしだく。もじもじと身体を揺らす咲の姿に咲也も笑みを浮かべてエスカレートさせていった。
咲の割れ目を指で広げると大量に中出しした精液が滲み出し、無色透明なお湯を白く濁らせる。入浴剤もあるにはあるが、咲也は愛した女性の身体をじっくり眺めたいのか一人で入る時以外には使用しない。
向かい合うように身体を反転させる咲、頬や額に張り付いたショートカットの髪に僅かに潤む瞳。散々堪能したピンク色の柔らかい唇と最近まで中学生だったとは思えない男を知る妖艶な笑み。
力を抜いた肢体で凭れかかり咲也の耳元に熱を帯びる吐息を吹き掛ける。
「せんぱい…♡わたしもう……疼いてきちゃいました…♡このふとぉい…おちんちん、いれてください…♡」
「よっしゃ、任せとけ」
性欲旺盛な怪物、宮永咲。三十分もしない内に次の精を求めてしまう。性欲過多な咲也には丁度いい相手だった。両手で尻を鷲掴みにし、持ち上げるとゆっくり自身の分身の形を覚え込ませるように挿入していく。
ただでさえ太い咲也の肉棒は度重なる咲の誘惑や具合の良さ、更にあっという間に覚えてしまった咲也のツボを刺激してくる吸収力のおかげか普段よりも怒張していた。何度繰り返しても飽きの来ない秘裂を掻き分け押し込んでいく感触、すっかり慣れてしまった咲は自分から腰を押し込み咲也のモノを咥えてしまう。
「…ん…ぁ……はぁ…♡」
「耳元で可愛い声出すなよ…興奮するだろ」
「…もっとしてください…私にしか見せない先輩の顔…教えてくださいね…♡」
「咲は好きな奴とかいるのか?」
「ふふ…意地悪ですよ先輩…♡わたしが好きなのは…先輩だけです♡」
「じゃあ俺のモノだって分かりやすく痕でも付けとくか、今日は寝かさねえぞ」
「覚悟の上ですから…いっぱいしましょうね♡」
「あっ♡そんなっ♡そこ…すごっ♡」
「まだへばるなよ咲、5回しか出してねぇんだから」
「んおぉっ♡イクっ♡いぎゅぅ♡」
浴室から寝室へ挿入したまま移動した二人は服を着ることもせず、お湯の滴るままに行為を始める。
何をするにも先ずはセックスを楽しむこと。
咲の小さな身体を抱えたままベッドに腰掛ける咲也は対面座位で咲の膣奥を押し上げた。ぐじゅ、ぐじゅ、と湿った音を立てる咲の割れ目にそそり立つ肉棒を力任せにではなく程よいスピードと威力でリズミカルに打ち付けていく。久に比べて小柄で余計な脂肪の無い咲の身体は軽く、咲也に使われるまま上下に跳ねる。肉棒が根元まで突き刺さる度に嬌声を鳴らし、咲也の興奮を煽っていく。
度重なる抽挿に先に限界を迎えたのは咲だった。ぷしっ…と潮を吹き散らし、背筋を反らす。続いて咲也も迸る大量の精液を咲の中へとぶちまけた。精力剤でも使ったのかと思われる程の濃度に加え、まるで水鉄砲の様な勢いと量。小柄な咲に耐えられる筈も無く連続した絶頂に襲われる。
そして、それで終わる訳もなく。
身体の奥から鳴り響く射精音が止むと次は抜くことなく咲の身体を反対向きに動かす。
ぎっちりと膣内に詰まった肉棒はゴリゴリ音を立てて抉り、咲は視界をチカチカと点滅させる。額に流れる汗か水かも判別出来ない液体を滴らせ四つん這いになると咲也の遠慮の無い串刺しに大量に飲み込んだ精液が胃の中から逆流してきた。ゴボッと塊になった精液がベッドに落ち、それでも止まること無く咲也のピストンは繰り返される。執拗に、自分の存在を咲に刻み込むように。何度も何度もしつこいくらいに抽挿を繰り返す。数十回に及ぶピストンの末に咲也も限界を迎え、先程よりも更に濃く勢いのある射精を咲の中へ。苦しくもあり、辛い運動の先に脳が弾けるような快感が襲いかかる。視界が何処かへ飛び、思考も何もあったものじゃない咲が感じるのは自身を貫く熱い鉄のような棒。それが自分を快感の果てへと導く物体だと疑わない。愛おしく尊いとすら思える肉棒を締め付け、更に更にとねだる。
「お、ほぉ…♡もっとぉ…もっとくらはぁい…♡♡」
「言われなくたってまだまだ収まんねぇよ」
音を立て噴き出す精液が泡立ち、部屋中に腰を咲の尻に打ち付ける音が響き渡る。呼吸もままならない咲は大粒の涙を流し、カチカチと歯を打ち鳴らす。さりとて表情は快感に歪み、頬を持ち上げ楽しんでいるとさえ思える。苦痛と快感、相反する感情が綯い交ぜになって複雑な状況を作り出す。続けたい、でも苦しい。苦しい、でももっとしたい。そんな咲の纏まらない思考とは裏腹に身体は咲也を求め続ける。自ら腰を振り、肉棒を締め付け、絶叫とも喘ぎ声とも取れない嗚咽が漏れるだけだった。
「はっ…はっ…♡いっっ…ひゅっ♡」
授業で走ったマラソンよりも苦しい。苦しいのに気持ちいい。気持ちいいのに…。
でもやめたくない。
結論、咲は性欲に負けた。
どれだけ苦しかろうが辛かろうが自分が気持ち良くなることしか考えられない。今あるこの幸せな時間を精一杯楽しまないと、きっと後悔する。
脳が蕩け、真っ白な視界と思考の中で咲は楽しさを見出すことに全力だった。
苦しそうな表情はいつしか満面の笑みに変わり、口と鼻から逆流する精液をボトボト垂れ流し、呼吸もろくに出来ない状態でもひたすらに笑顔だった。
それから10分…咲は酸欠でぶつりと糸が切れた人形のように気絶した。