朧月は蘇芳色の夢を見る①
夜の帳が下りてくる。周囲が完全な暗闇に覆われてしまう前にゴングル山を抜けたかったが、やはり、それは叶わなかった。とうに限界を迎えている手負いのスッパを総長自ら支え、覚束ない足取りで歩を進める状況とあっては然もありなんというところである。
高みの見物を決め込む月が、渦中に巻き込まれている面々の背中に向かって白々しい光を投げかけてくる。複雑な地形を吹き抜ける風の音が、まるで化物の唸り声のように不気味に響き、否が応でも不安を煽った。
「自分は……捨て置いて……」
スッパの口から力なく落とされた言葉を聞き捨てず、総長は「馬鹿な事言うんじゃねえ!」と語気を荒げて一喝した。
いつでも気力体力共に満ち、筆頭幹部として団内を取り仕切るスッパ。「強く逞しい男」とうそぶきながら不思議な魅力でイーガ団員を軒並み己の信奉者にするいなせな総長。その両者が精彩を欠く異常事態に、護衛として付き従う身である
イーガ団のツートップと従者の魔物二体、これら
憔悴する朧とは対照的に、従者の片割れ
『来やがった』と低く唸り、自陣の警戒を促す月白。全員がはっと顔を上げた先で、忌々しい青白光が渦を巻いた。
この絶望を、どのように言い尽くそう。
怪しげな占い師に切り捨てられ、崇拝していたガノンに裏切られ、仲間の命を踏みにじられ。イーガ団壊滅の危機に瀕し、退却を余儀なくされた際に差し向けられた刺客がカースガノンであった。奴らとは撤退戦の過程で既に刃を交えている。もう二度と繰り返したくない死闘であったと言っていい。隊長格や幹部含むイーガ団の上澄み総がかりでどうにか撃破できた、そういう相手なのだ。しかも、分散して侵攻してきたからこそカースガノンを一体一体確実に仕留めることが可能だったというのに、…この度は、ご丁寧に、四体同時の復活顕現ときたか。的確に心を折ってくるそのやり口に反吐が出そうだった。
だが、こんなときでさえ、積み重ねてきた鍛錬は裏切らない。
身体が勝手に動く。刹那のうちに最適解を導き出し、己がなすべきことを実行に移す。
スッパが印を結ぼうとしていることを察知するや否や、月白は総長を抱えて跳躍し、大きく距離を取った。朧はスッパの術が成功することを信じて疑わず、敵を屠るための水手裏剣の生成に集中する。
我らがコーガ様を生かすための時間稼ぎ。それ以外に、ない。
果たして、スッパは秘術を以てカースガノンたちの動きを封じた。少しでも拘束を長引かせるために、両手を地面につけてあらん限りの力を術式に流し続けている。その行為は、些かの誇張なく、真に文字通りの意味で、命懸けであった。
敵の強さに応じて術の継続時間が変化する。しかも、術者が深手を負うスッパとなれば尚のこと長続きはしない。もって数十秒――それを、全員が分かっていた。分かっていたから、真っ先に、総長の安全を確保すべく行動した。
「スッパ!」
遠くから、総長の鋭い叫びが聞こえてくる。彼の声音には、今やはっきりと、狼狽と逡巡が表れていた。日頃から「流石は俺様の右腕!」と公言して憚らず、常に全幅の信頼を寄せてきた相手を、地獄に置き去りにするような真似ができようはずもない。然しもの総長とてこのときばかりは迷いが生じたらしかった。
「コーガ様……何があっても生き延びてくだされ……ッ、さあ!早く!」
最初から、一貫して、スッパは総長を逃がそうとしてきた。我々は足手まといにしかならない、どうか構わずお逃げくださいと言い募っていた。そんな部下の言葉を、当の総長は悉く一刀両断したのだけれど。全員で俺様を護れと、殊更に「全員で」と強調して、いつものように尊大に、誰一人欠けることはならんと彼らしい発破をかけたのだった。
しかし、今この瞬間、総長は自身が生かされるべき立場であることを認めないわけにはいかないだろう。断腸の思いで受け入れるほかないだろう。スッパの鬼気迫る口調を、決死の忠義を、前にしては。
この先で、イーガ団の残党が合流を待っている。
束の間の躊躇いは、今度こそ、消失した。総長の気配と共に。月白の疾走と共に。
まこと、見上げた漢気でござるなスッパ殿。称賛を胸に抱く朧は、手裏剣と呼ぶにはあまりに巨大で禍々しい鋭利な得物を手に、地を蹴った。貴殿の覚悟、総長と同様にしかと受けとめたでござる。筆頭付の護衛として、拙者も、貴殿と命運を共にしよう。今や
『破ァッ!』
隠密の者としては、本来あるまじき雄叫び。殺気。いずれも全開にして、朧は仇敵に飛び掛かっていく。手に掴む手裏剣はもはや飛び道具ではなく、さながら戦斧。高々と振りかぶり、そして、まさに斧の要領で目一杯に振り下ろした。
攻撃を仕掛けた先は、まず、雷のカースガノン。絶対に討ち漏らすわけにはいかない相手だ。仲間を安全圏に逃がそうというときに、こいつの異次元のスピードは間違いなく脅威となる。スッパの術で奴が自慢の盾を構えられないうちに、無防備の隙をついて機動力を削がなければ。
幾度も、幾つも、水手裏剣を生成するそばからカースガノンに突き立てていく。攻撃のたびに、くたばれと憎悪を込めながら。かつては崇め奉ったガノン――その分身も、今では打ち倒すべき怨敵でしかない。
そして、スッパの術が消える瞬間に、朧は満を持してカースガノンの盾そのものを破壊した。水手裏剣を全身のあらゆる箇所に刺され、まるで楔を打ち込まれた木材のように裂かれた醜い痩躯。肝心の盾までなくし、攻防の手段を失った敵に向かって侠の二刀がとどめを刻む。朧の思惑は、スッパに正しく伝わっていた。だからこそ、彼もまた雷のカースガノンを優先的に始末するために、拘束の術を解いた刹那から即座に朧の元へと加勢に駆けつけたのである。
退治の証となる、褐色を帯びた禍々しい黒煙が噴き上がった。
まずは一体。これで二対三に持ち込めたわけだが、それで好転になろうはずもない。二対四よりマシというだけの話だ。実際は、これまでに仲間を庇いながらの連戦を強いられ、長距離を移動してきた度重なる疲労が心身を蝕んでいる。今にも気を失いそうだ。
だが、朧は耐える。立ち上がる。スッパがまだ何一つ諦めていないからだ。
火事場の馬鹿力とでも言おうか、スッパは今の彼の状態から考えればありえない体捌きで、猛然と敵に立ち向かっていく。彼からの指示はない。それでも問題はない。朧とスッパの意思は通じ合っている。炎のカースガノンを相手にスッパが剣技でいなす傍ら、風のカースガノンは朧が引きつけ、岩壁などの遮蔽物を利用して砲撃を躱しながら応戦する算段なのだ。無論、二対三であるからには水のカースガノンによる横槍は必至だが、奴は他と比べて動きが大振りになる傾向があり、こちらが判断を誤らずいつも通りの連携を維持できれば早々に致命傷をくらう事態は避けられるだろう。
――などと、思い描くだけなら容易い。
現実は無情だ。ひたすらのジリ貧だ。防戦一方で攻勢に転じる起点を作れず、技を繰り出したとて決定打にはならない。奴らの表皮を引っ搔く程度が関の山だった。
勝率は、端からゼロでしかない。
衰弱している朧とスッパで雷のカースガノンを撃破したことはこれ以上ない大金星だった。ピークはそこまでだ。あとは下り坂であるし、相討ちの覚悟はとうにできている。抵抗したところで、この世を去る時間が多少遅くなるだけ。しかし、ここでしぶとく食い止め続ける限り、それは立派な時間稼ぎになる。
命あるうちは、イーガ団にカースガノンを近寄らせたりはしない…!
決意を新たに、朧は今、風のカースガノンから放たれたを射撃を避けた。それが誘導のための布石であったと、瞬時に気付いた。視界の端で、水のカースガノンが朧に向かって鉄球フレイルを振り下ろそうとしているのを目視したからだ。スッパも、大声で朧の名を呼んで警告している。だが、咄嗟に反応しようにも身体がついていかない。動かない。俊敏性がほとんど失われてしまっているこの身は、もはや潰されるのを待つばかり――…
…――このとき、誰もが、動きを止めた。
朧も、スッパも、カースガノンたちでさえ。予想外の出来事が発生したからだ。
結論から言えば、水のカースガノンからの攻撃が朧を襲うことはなかった。奴が大きく体勢を崩し、鉄球フレイルを制御し損ねたためだ。
体勢が崩れた要因。それは、後頭部を強かに殴打され、予期せぬ急襲を受けたこと。
朧の目は、カースガノンのかしいだ体躯の向こうに、確かに、ひらめく紅を見た。見慣れたイーガ団の赤スーツを想起させ、一瞬、仲間が加勢にきたのかと思ったが、――違う。臆すことなく化物の後頭部を殴りつけ、不敵に笑うのは、紅翼の雄々しい鷹の魔物である。いかにも猛禽らしい琥珀の両眼に、月明かりが反射した。
『こんな夜更けに何してんだ、おまえら。安眠妨害も大概にしろ』
朧のすぐ隣に舞い降りてきた鷹は、活を入れるように、ばしんと朧の背中を叩いた。
その凛とした低音の声と、荒々しくも親しげな仕草が、不思議と、滅入っていた朧の気力を引き上げた。
『あいつらを片した方が都合がいいのはお互い様のはずだよな?「手助け」してやるよ』
朧の返事も聞かず、鷹は奔放に翔けていく。
なぜか、鷹から手助けを宣言された途端に、自身の握力や脚力が戻ってきたことを実感した朧である。今なら、まともな反撃ができそうだ。そう直感し、風のカースガノンめがけて「燕返し」を叩き込んだところ、思わず興奮を覚えてしまいそうなほどの手応えがあった。奴の注意が闖入者たる鷹にそれていたから攻撃を仕掛けやすかったことも一因かもしれないが、やはり、単純に攻撃力それ自体が上がっている。畳みかけたら敵対者を押しきれるのではと、微かな期待が胸に到来するくらいには。
どうやら、朧に訪れた能力変化はスッパにも生じているらしかった。技のキレが、先程とは明らかに段違いだ。鷹による何らかの技が発動し、バフがかかっていると考えるのが自然だろうが、それを確認しようにも当の鷹は水のカースガノンとの戦闘を繰り広げている真っ最中である。
『長物使いのくせに動きが雑なんだよ!なあ!』
僅かでもとちれば生と死の境界線をあっけなく越えて彼岸に渡ることになる、肌がひりつく激戦の場。だのに、楽しそうにさえ見えてしまう鷹の軽やかな戦い振り。巧みな接近戦。小柄な見た目に反して攻撃が重いのか、鷹の拳をその身に受ける度にカースガノンがよろめいている。『こっちは「爪とぎ」欠かしてないんだぜ!強いに決まってんだろうが!!』と、鷹は高らかに己の強さを誇示していた。
『何だおまえ、氷出してくるのかよ。相性最悪だな』
最悪という言葉とは裏腹に口元の笑みはそのままで、鷹はカースガノンが作り出す氷塊も物ともしない。拳を振るって難なく氷塊を破壊するのはもちろん、氷塊を砕くのではなく『おらァっ!』とばかりに打ち返してカースガノンにダメージを与えたり、それどころか隙あらば炎や風のカースガノンにまで氷塊をぶち当てるという器用な芸当まで披露してみせた。援護射撃をしてもらっているようで、頼もしい限りだ。
鷹は連撃に次ぐ連撃で拳を繰り出しているというのに、一向に疲れた様子を見せない。むしろ、敵を殴りつけるごとに溌溂としていくような…。それに、水のカースガノンとの戦闘を引き受けるだけでなく、かなりの頻度でスッパや朧の前に身代わりを作り出して被弾を逸らしてくれている。朧もかつて「身代わり」の技を使ったことがあるから分かるが、あれは存外に体力を消耗するのだ。少なくとも連発したい技ではない。それなのに、彼は惜しみもなく…。
華麗な身のこなし、それを支えるタフネス。手練れの鷹であることは、もはや疑いの余地がなかった。
しっかりと反撃できるようにしてもらえたことがどれほどありがたいか、三対三が成立したことでサシの勝負に集中できることがどれほどありがたいか、いくらでも彼に告げたかった。
劣勢が、覆ろうとしている。その予感に心が震えた。それは鷹も同様だったのか、戦いさなかに声を張り上げた。
『千歳!見てんだろ!さっさと腹括って降りてこい!』
『馬鹿言うなバーカ!』
いつの間にか、崖の上に山羊がいた。胴体に青々と葉を茂らせる、異形の山羊。千歳と呼びかけられた彼は、四つ脚を踏ん張り、戦場にそぐわぬ調子でがなりたてる。
『あのな!話が!違うだろうが!ちょっと様子見って言ってたくせに!なァーんで自分から鉄火場に突っ込んでくんだよ!! その上オレを巻き込む⁉ 頭沸いてんのかてめえ!!!』
『こいつらとおまえがいたら何とかなりそうだと思ったんだよ!ノリだノリ!』
などと言い返すと同時にきっちりカースガノンを殴るという荒業を並行させているのだから、呆れるというか何というか。
『てめえはいっつもそうだよ蘇芳!ノリだ勢いだで振り回すだけ振り回しやがって!』
『ごちゃごちゃうるせーな!とにかく下にきてとっとと草生やせよ!俺が死んだらおまえ友だちいなくなってボッチ逆戻りになるだろうが!』
『はぃいいい!!? 見くびらないでいただけますぅう!!?』
怒りに身を任せ、半ば自棄に、それでありながら流石は山羊、見事に崖を駆け降りてくるではないか。
丁々発止…と言うには幼稚な掛け合いだったが、その遣り取りの中で偶然にも鷹の名が判明した。予断を許さない戦いが続いているというのに、なぜか、蘇芳という名を知れたことに、朧は喜びに似た感情を覚えてしまう。
『ボッチがなんだよ上等だぜコラァッ!「グラスフィールド」もまともに言えねえ奴よりなんぼかマシだっつーの!!!』
一回だけだかんな!と喚きながら、山羊の魔物が技を振るう。戦場の地表に、局所的な春がきたかと見紛うような草原が出現する。仄かに光を帯びる不思議な草地を足で踏みしめると、力がみなぎってくるのが分かった。
このタイミングで。まさか回復技を追加してくれているのか。攻撃力の上昇、そして体力の回復。これ以上ないサポートが実現している。形勢は正念場にて四対三、優位となった。
勝てる。
予感が、確信に変わる。
貴殿とて思いは同じだろう。スッパ殿。朧が視線を向けた先では、迷いのないスッパの太刀筋が赤い閃光となって軌跡を描いていた。敵の大剣を堂々と受け止め、弾き返し、薙ぎ払い、間髪入れずに二段斬りから回転斬りまで。単なる時間稼ぎだけではない、イーガ団にとっての――ひいてはコーガ様にとっての脅威をここで駆逐できるという勝ち目が見えたことで勢いづいている。
己以外の者を見下すように浮遊し、厄災を撒き散らすばかりで大地に根をおろすことのない化物は、草原がもたらす癒しの恩恵に与かることは決してない。
ただ、ここまでくれば敵も風向きが変わったことを認めないわけにはいかなかったようで、無機質な目が一斉に山羊へと向いた。ヒーラーを排除して継戦能力を奪うという基本戦略に則ることにしたらしい。
臆病者というのは、自分が標的になったことを非常に敏く感知する。この山羊も例外ではなく、カースガノンからの圧を感じてか金切り声を上げた。
『ぅわっ、あああ!何何何!無理無理無理!ちょっ、…こっち見ないでぇっ!!!』
情けなく響き渡る叫びに何らかの補助効果があったのか…、その真相は不明だが、カースガノン三体が一様に動きを止めた。動きを阻害されたと言った方がよりしっくりくるかもしれない。それほど不自然な、ぎこちない状態。だが、現象に対する考察は後回しでいい。突発的な好機をも見逃さず、追い討ちをかけて攻撃の手を緩めないからこその武芸者である。
「 覚悟せよ。――斬り捨て御免 」
スッパも、朧も、蘇芳も、次の一撃で勝敗が決することを理解していた。だからこそ、三者の狙いすました渾身のスマッシュが、鮮やかに、舞う。
断末魔。そして、消失反応である黒煙。幾つもの要因が奇跡的に噛み合った果てにもぎとった、討伐の成果であった。
『必殺技で締めるって気持ちいいよな!スカッとするぜ!』
口の端から滴る血をぐいと拭って、蘇芳は、この場に立ち込める殺伐とした空気をかき消してしまうほどの爽やかな笑顔を見せる。つい先刻までの死闘が嘘のような清々しさだった。
『千歳も、いざってときにはやるじゃねえか。やっぱりおまえを連れてきてよかった』
『うるせー!そんな言葉で有耶無耶にはしてやらねえからな!褒められたところでとばっちり受けた怒りの方が全然勝っとるわいこのボケぇっ!』
戦いの傷痕は未だ生々しくとも、逆境を脱し、生き残ったからこそできる遣り取りである。魔物たちの賑やかな応酬に触れ、ようやく張り詰めていたものが解れ、思わず笑みを浮かべる朧なのだった。
【 補足 】
・蘇芳と千歳の遣り取りは割とちょけているわけですが、内容が分かる朧はさておき、スッパの方は、魔物同士が怒鳴り合っているようにしか聞こえていないので、むしろ戦闘中の緊迫感は継続されたままになっています。
・作中での蘇芳の技
援軍という立場なので、かなり補助技が多いです。
①てだすけ
先制技。使用したターン中、味方の技の威力を1.5倍にする。対象がすでに「てだすけ状態」になっているときも成功する。複数回「てだすけ」を使用できれば、その分「てだすけ」による威力補正は累積する。…ということで、蘇芳が戦闘中に数えきれないくらい「てだすけ」を発動させた結果、朧もスッパも負傷の身でありながら攻撃力だけがとんでもないことになっています。
②つめとぎ
自分の攻撃力と命中率を上げる技。
命中率が上がっているおかげで、殴り飛ばした氷塊をカースガノンに当てるという荒業が成立している。
③ドレインパンチ
拳から相手の力を吸い取る。与えたダメージの1/2のHPを回復できる。殴った相手の体力を吸収するという、理屈度外視の物理技(笑
ZAでめっちゃ使いました。
ドレインパンチにより体力に余裕があるため、後述の「みがわり」も惜しまず繰り出せる。
④みがわり
最大HPの1/4分だけ自分のHPを減らし、みがわりを作る。
あくまでも自分の分身ですが、その分身に味方(朧、スッパ)を庇わせるという使い方をしております。
・千歳(ゴーゴート)
「千歳緑」から拝借して命名。
ここぞという時には頼れる雄(ただ、勇気を出すまでに時間を要する)。
根はいい奴の典型。寂しがり屋で臆病な自分を隠すために、強く見せようと粗暴な言い方をしてしまう。誰にでもぶっきらぼうに振舞うので誤解されがち。本心では、自分を見捨てず構ってくれる蘇芳に感謝している。だから、蘇芳に誘われたら、何だかんだ悪態をつきながらも結局はどこへでもついていく。
後々、蘇芳が他の森へと移動していくとき、いつもの癖で見栄を張り「あばよ」と言ってしまった。オレもおまえと一緒に行きたいと言えなかったことをものすごく後悔するし、ずーっと引きずるし、ちょっと病む。
ちなみに、朧視点では、一貫して「山羊」としか表現されません。彼の興味の範囲外にいる存在なので。
作中での千歳の技
①グラスフィールド
地面にいる者を徐々に回復させる。草技の威力を上げ、地面技の威力を半減させることも可能。
②ひみつのちから
地形によって追加効果が変化する。今回は岩場での使用となったので、「ひるみ」が発動した。