弟子の勇者君に求婚されたTS転生者のスカサハ師匠 作:レシプロ至上主義者
キャラの口調に違和感を感じても実質オリ主なので見逃してくだしあ(涙目)
異世界マングーラ。剣と魔法があって魔王と勇者がいる王道テンプレファンタジー世界。
数年前、魔王軍の襲撃によって壊滅した村の生き残りの少年が旅人に導かれ勇者となり、ついに長きにわたる激闘の末、魔王を倒し世界に平穏をもたらした。
これはその勇者と師である旅人の後日譚――
魔王を倒した勇者ユリオの師匠、スカサハは転生者である。前世は男。
転生時にFateのスカサハにしてくれと頼んだ結果、彼は彼女となり、旅の途中に気まぐれで拾った少年を勇者に鍛え上げ、勇者の師匠という名声を手に入れた。
弟子が魔王討伐を成し遂げるのを見届け、満足した彼女は再び旅に戻ろうとしていた。
そして、それを阻むものが現れる。
弟子の勇者ユリオだ。彼は彼女の前に立ち、宣言する。
「師匠! 貴女に決闘を申し込みます! 僕が勝ったら結婚してください!」
「ほう……、よかろう。ただし負けたら素直に諦めてもらうぞ?」
「……っ! 分かりました。ですが僕は負けません! 勝って師匠をお嫁さんにします!」
「いい心意気だ。では……こいっ!」
人類の敵である魔王を倒した勇者ユリオと勇者の師にして最強の女戦士スカサハ。
人類最強格同士の一騎討ちは、結論から言うと引き分けで終わった。
ユリオの聖剣はスカサハの首に、スカサハの朱槍はユリオの心臓がある位置の胸部に同時に添えられたことで、引き分けとなった。
「お前の成長を喜ぶべきか、己の未熟さに憤るべきか迷うな……。ふむ、そういえば引き分けたときはどうするか決めてなかったな」
師も弟子も揃って勝つことしか考えてなかったために、引き分けなどという中途半端な終わりは想定してなかった。
ふーむ、と形のいい顎に手を添えて考えること少し、彼女は閃いた、と声を上げる。
「もう一度、違う形で勝負するというのはどうだ? しばらくの間、私はお前と共に暮らす。私が飽きて去るまでに私に勝つなりなんなりして結婚に同意させればお前の勝ち、という勝負だ」
ユリオは一瞬ためらったのち、彼女の提案に乗る。
師であるスカサハも知らない、自身の持つ切り札に勝算を見出したがために――
かつて魔王の手先によって滅び去った村――勇者ユリオの故郷。その跡地。そこは勇者直々の願いによって復興を遂げつつあった。
その街の一等地にある屋敷に勇者は居を構えていた。というよりさせられていた。
勇者という英雄を政治的に利用させず、混乱を避けるために政治から離れた場所に隔離する。長い歴史の中で王国が編み出した知恵だった。
「本当はもっと普通の家に住むつもりだったんですけどね」
スカサハに屋敷を案内しながらユリオはため息をつく。
当初は幼少時に住んでいた家――今はもう記憶の中にしかない実家を拡大させたものを考えていたのだが、王国の上層部や後ろ盾である勇者支援協会に“要請”されたためこの屋敷に住んでいる。
「……お前の気持ちもわからんではない。だが勇者になるとはそういうことだと教えたはずだ。ならば甘んじて受け入れるべきだろう」
「ですが……、やっぱり好きな人と暮らす家は、あの家がよかったなって……思ってしまうんです」
悲しげな表情を浮かべるユリオにスカサハは微妙な表情で答える。
元男としては可愛がり、愛情を注いできた相手とはいえ、精神的には同性であるユリオに恋慕の情を向けられても困るし、拒絶しかできない。
「……もう案内はいいだろう。今日は食事を終えたらさっさと寝る」
微妙な空気を振り払うように会話を打ち切る。
もし自分が普通の女なら、受け入れられたかもしれない――そんな悩みは彼女の秘密を知らないユリオには届かない。
微妙な空気とは裏腹に夕食と風呂はつつがなく終わった。家政婦の類を雇っていないために準備から片付けまで全て2人でやることとなったが、魔王討伐の旅路のなかで何度もやってきたこと。手間取るはずもなかった。
就寝の直前になって、話がしたいとユリオはスカサハの部屋を訪れた。
「それで? 話とはなんだ?」
「師匠は、僕と結婚するのは嫌ですか?」
それはスカサハとしてはしてほしくなかった問いだった。答えが拒否しかない以上、どう答えても彼を傷つけることになるからだ。
「……嫌、というより困る、という気持ちが強いな。私にとってお前は子供だ。愛情を注いできたわが子に恋されても親としては困るし、拒絶するしかない」
「なら、僕が子供じゃないということを、男だということを師匠に教えてあげます」
立ち上がるとユリオは勢いよくズボンを下した。無論、下着ごと。
「っ!? おい貴様、なにをし…………うっ!!!?」
“それ”を見た瞬間、スカサハの全身から力が抜けた。
“それ”の臭いを嗅いだ瞬間、スカサハの下腹部に熱がともった。
“それ”が発する魔力を感じた瞬間、スカサハから抵抗の意志は消え失せた。
「よかった……、師匠にも“これ”の力は効くんですね」
スカサハを無力化したこれこそユリオの切り札――勇者のマジカルチンポ。
神が男の勇者に与える恩恵の1つ。強い血を残すために付与されるこの能力は転生者といえども逆らえない。押し倒され、服を脱がされ裸に剝かれてもスカサハはされるがままだ。
憧れの異性の裸体を前に、ユリオは衝動のままにマジカルチンポを挿入した。
「っう! ああ……!♡ 大きいのが、ナカにぃ……♡」
挿入されただけで彼女の体は雄に屈服し、子宮を下して排卵を始める。
雄の寵愛を求めて浅ましく淫らになっていく体に、彼女に残された男の精神も揺らいでいく。
そこへユリオの抽挿が加えられる。
「おおおおっ!!!?♡♡♡ や、やめろぉ……!♡ これ、こんなのされ続けたら……♡」
「気持ちいいんですか? ならもっとします! 師匠もそのほうが嬉しいですよね!?」
激しい腰使いによってバチュンバチュンと水音が接合部から発せられ、スカサハが悦んでいると判断したユリオが喜び、さらに彼女を攻め立てていく。
豊満な乳房がたゆんたゆんと躍動して誘惑し、引き締まった体が生み出す膣の締め付けのコンボはユリオのマジカルチンポをもってしても即射精させられかねない威力がある。
まだ耐えられる今のうちにユリオはさらなる攻勢に打って出る。
「ち、ちがうぅ!♡ わらひはされても、うれひくらんか……♡」
「呂律が回ってない状態で言っても説得力がありませんよ!」
「んひぃぃぃっ!!!♡♡♡」
惚れた女が自分の逸物でヨガっている。男にとって最高のシチュエーションにユリオは最後の一撃の準備を整える。
「師匠、出します。いいですよね? 全部出していいですよね! ちゃんと責任とって結婚しますから、いいですよね!」
スカサハから返事はなかった。彼女は迫りくる絶頂の予感に震えることしかできない。
それでも彼女の膣は雄の絶頂を察してか、締め付けの頻度を増し、子宮口で亀頭をしゃぶるなどして自ら雄に媚びを売る。
――ビュルッ ブビュルルルッ
「お……おおおっ!!!!!♡♡♡♡♡」
女を狂わせることに関して最上級の力を持つマジカルチンポの精液は、強制絶頂は当然として、麻薬並みの中毒性を持つ。
それを直に子宮に浴びたスカサハは獣のような叫びをあげて絶頂した。もう彼女はユリオ以外の男と交わっても絶頂も妊娠もできないだろう。本人がどれだけ望んでも肉体に刻まれたこの情事の記憶がそれを妨げる。
息が整うのを待ってからユリオが問う。
「師匠……僕と結婚してくれる気になりましたか?」
「………………」
拗ねたような顔でそっぽを向くスカサハ。半ば強姦じみた性交だったのもあるし、師匠としての矜持を木端微塵に打ち砕かれたのが悔しいのだ。
「……まだ嫌だというなら、師匠が同意するまでセックスを続けます」
「…………っ!♡」
その一言で子宮がうずき、再戦への期待で体温が上がっていく。
一回シただけでこれなのだ。ここで拒絶し、ユリオの言う通り何度も犯され続けたら……。そんな不安と期待が入り混じる妄想が脳裏をよぎり、激しく葛藤する。
「………………」
「……次からは、優しくしろ」
「…………!」
「約束できるなら、いいぞ」
「っ! はいっ!」
ダメかと諦めかけたそのとき、スカサハの承諾が告げられる。
思わずガッツポーズをとり、勝利の喜びに浸るユリオ。そんな彼をスカサハは困ったような、それでいて嬉しそうな表情でため息をつく。
「……ところで師匠?」
「なんだ? まだなにか……」
そこで彼女は気が付く。自身の体内にある巨根が子宮口をぐりぐりと押し上げてきていることに。
「我慢できないので、あと2戦ほどお願いします」
「ま、待て! 流石に今日はもう……んほぉ!!!♡♡♡」
返事を聞くことなく動き出したユリオ。降伏宣言してしまったスカサハに抵抗の術はない。
彼がスカサハを解放したのは、翌日の夜明けより少し前だった。
勇者ユリオ生誕の地。魔王軍によって滅ぼされ、勇者の願いで人々の営みがよみがえったこの地はいま、祝福の声で溢れていた。
――おめでとうございます!
――お二人とも、どうかお幸せに!
――ユリオさまーっ! スカサハさまーっ!
外から聞こえてくる温かい声の数々。聞いているだけで胸の内が温かくなり、口元が緩んでいく。
「師匠ってば最近、表情が柔らかくなりましたよね」
「誰のせいだ誰の」
言葉こそ刺々しいが、顔は柔らかく微笑んだままだ。
素直でない花嫁にクスリと笑うとユリオは勢いよく扉を開く。
宙を舞う花びらと大歓声。
2人の幸福を祝う人々。最前列にはかつて魔王討伐の旅路にて苦楽を共にした仲間たちの姿が。
皆、笑顔だった。かつてこの地が灰に覆われていたころには、人々から失われていた幸福の証がそこにある。
「僕たちが、これまでに積み重ねてきたことの結果が、これなんです」
傍らの伴侶に夫となるユリオはそっと耳元でささやく。
「行きましょう、師匠――いや、行こう。スカサハ」
「――ああ、行こうか!」
かつて勇者であり、今は善き夫を目指す青年は、妻となる元師匠を抱きかかえて叫ぶ。
――皆、ありがとう!
――僕たち、幸せになります!
〇補足説明
転生者スカサハがユリオくんのマジカルチンポを知らなかったのは、スカサハが彼の裸を見たこと――例えば一緒に入浴したりしていたのは勇者になる少し前までで、ユリオくんのノーマルちんぽこがマジカルチンポになったのは勇者になったあとだからです。