弟子の勇者君に求婚されたTS転生者のスカサハ師匠 作:レシプロ至上主義者
全3話でお送りします。
勇者ユリオの名が過去のものとなり、新たな魔王の出現し、新たに選定された勇者によって討たれ、再び大陸に平和が訪れた。
誰もが平穏を謳歌する中、カルタニウス帝国の女帝だった少女も平和な時代を楽しむべく行動を開始する。
「夏になったことだし、皆で海水浴に行きましょう!」
マングーラで海水浴は一般的ではない。
ファンタジー世界であるがゆえの弊害ともいえ、地球と違い魔物が存在するため、海に棲息する魔物が人を襲うため海で遊ぶなど危険すぎるのだ。
しかし何事にも例外はある。
大陸南方にある碧跡の入り江。ここは数少ない海水浴を心置きなく楽しめる海岸である。
「というわけで、さあみんな! 楽しむわよ!」
『………………』
アナスタシアの掛け声に、集められた面子はむっつりとした反応を返す。
ノリの悪い面々にアナスタシアはふくれっ面でぷんぷんと怒り出す。
「……せっかく海に遊びに来たのよ? もっと喜んでくれてもいいじゃない?」
「いやな、アナスタシア? 我々はみな、既に愛する者とともに眠りについた身だぞ? それが問答無用でたたき起こされ、海水浴だーと言われてもだな……」
スカサハの至極もっともな意見にアナスタシアは取り合わない。
「死んだってことは暇でしょう? なら一緒に遊ぶくらいいいじゃない」
「事前の連絡やら許可やらがばっさり抜けていなければ、私は構わなかったんだが、そこについてはどうなんだ?」
「死人にアポって必要?」
「一時的にも復活させるなら必要だろうよ」
ああ言えばこう言う、のお手本のような会話を2人がしている横で、他の勇者パーティーは久しぶりに再会した仲間との語り合いで盛り上がっていた。
「あれ? 巴さんって不老不死になってたんですか?」
「ええ、故郷に帰ったあといろいろありまして……。最後は旦那さまの後を追うべく、自害いたしました」
「不死ってそんな簡単に死ねるものなんです?」
「手間はかかりますが死ねますよ、吸血鬼と似たようなものです。大体、前世と比べれば不老不死になるハードルの低いこの世界で、不死殺しの手段がなかったら不死者で溢れかえっていますよ」
「言われてみればそうですね」
「はいそこ! 不死殺しで盛り上がらない!」
スカサハとの会話を打ち切って、ビシッと指をさし注意するアナスタシア。
「と・に・か・く! アポイントメントとかをしなかったのは確かに私の過失よ、そこについては謝るわ。ごめんなさい」
深々と一礼したのち、飼い主と離れた子犬のような表情でスカサハたちにすがる。
「今日から三日だけでいいの! 四日目の夜明けとともにみんな冥界へ帰れるわ、そういう術式だから。あなたたちくらいしかいないの、不死者と対等に付き合ってくれる人たちなんて。だから、おねがい!」
必死な様子のアナスタシアに、多少は心動かされる面々。
そもそも彼女たちは全員、別に怒ってはいない。急に呼び出されて不快ではあったが、きちんと謝罪したあとに、同胞に縋られてなお拒絶するほど冷たくはない。
深く、深くため息をついてスカサハは口を開く。
「…………私を含めた全員に改めて謝罪すること。後で何らかの埋め合わせをすること。……これで許してやろうと思うのだが、どうだ?」
仲間たちに目を向けると、概ね肯定的な答えが返ってくる。
スカサハは頷いてアナスタシアに告げる。
「この条件でいいそうだ」
「……ありがとう」
その後、謝罪と償いの約束をしたアナスタシアはスカサハたちと無事仲直りし、気を取り直して海水浴を始めた。
「スイカってマングーラにもあったんですね」
「潮風を浴びてしばらくすると、動き出して逃げるらしいわよ? ……まあ主な生産地は内陸だから、産地ではその心配はないらしいけど」
「自分から動く野菜……どこかで聞いたことのある話なんですけど……」
キャストリアとアナスタシアと沖田がスイカわりに使うスイカの小話をしたり、
「あれは……サーフィン、か? だが波を魔法で作り出しているような……」
「アナスタシアから聞いてきました。波の強いところは魔物の棲みかですので、自力で波を起こしてやるのだとか」
「そこまでしてやるのか……。発案は、まあ同胞か」
波の穏やかな場所で、無理やり行う異世界サーフィンにスカサハと巴御前が引いたり、
「もっきゅもっきゅ……、もっきゅ」
「あの、ドブルイニャさん? その焼きそばはどこで?」
「ん? そこの海の家で売ってるぞ。かき氷やラーメン、定番はみな揃ってる」
「海水浴に人の来ないマングーラで、誰が海の家なんてやっているのですか……?」
「くたびれたOLみたいな雰囲気の店主だったぞ? アホ毛も完備だ」
以外なところで転生者を見つけたドブルイニャとシャルロットとカレンが海の家に突撃して爆発オチする羽目になったりと、夏を満喫していた。
夏。おそらく青春を語るときもっとも多く話題に乗る季節。
人も活動的になるこの季節では、暑さゆえか普段からは考えられない行動をとる人間も出てくる。
具体的には、ナンパとか。
「ねえ、そこのキミ。一緒に泳がない?」
一見、爽やかな笑顔に見える仮面の下にぎらついた獣欲をたぎらせている男の誘い。
見抜かれなければチャンスがあり、見抜かれれば嫌悪とともに切り捨てられるもの。
ただ一つ、男にとっての誤算であり不幸であったのは、誘いをかけた少女がそれを見抜く眼力と、色魔と呼ばれるに足る性欲を持つ女帝だったことだ。
「クス♡ ……いいわよ。そのお誘い、乗ってあげる」
砂浜から少し離れた木陰から、淫臭が漂っている。さらに近づけば水の弾ける音と、肉と肉がぶつかる音が聞こえるだろう。
「あっ♡ あんっ♡ そんなに、おくっ♡ つかないでっ!♡ ばかに♡ あたまばかになっちゃう♡」
「あっさり誘いに乗ってる時点でバカだよ。そんなことより、もっと雑魚まんこ締めろ!」
ナンパ男の乱暴なピストンに喘ぐアナスタシア。
先ほどの誘いからさほど間を置かず木陰に連れ込まれ、自分から股を開き受け入れ陥落したメス堕ち女帝は、雪のように白い肌を赤くしながら腰をくねらせる。
「ふんんっ♡ し、しめっ、しめるからっ♡ つくのやめてっ!♡ ほんとにおかしく……んんんんっ!!!♡♡♡」
「こんなちんぽに悪いモン見せられて止まれるか……! たっぷり膣内に出してやる!」
ナンパ男の目の前で揺れて、いじってと自己主張するピンク色の真珠とその下で波打つ大福を強く握りながら、終わりへ向けてストロークを激しくする。
「ああああっ♡♡♡ ナカに、だされちゃったあ……♡」
淫猥な女帝おまんこに絡み取られたちんこは、ドクンドクンと脈打ちながらアナスタシアの子宮へ精液を流し込んでいく。
射精が終わると同時に、再びナンパ男は抽送を始めた。
「きゃあっ!?♡ まだするの……?♡ こんなにたくさんだしたのに……♡」
「一発じゃ、治まりそうにないんでね……。あと2回は出すからそのつもりでいろよ!」
抽送によって最奥を叩かれる度にアナスタシアはイキながら潮を噴き、子宮へ収まらなかった白濁液が噴愛液によって押し流され、溢れ出てくる。
「せっかくだから明るいところでしようか」
「へっ……?」
間抜けな声を出すアナスタシアを、ナンパ男はさんさんとビーチを照らす太陽のもとに引きずり出す。
ぷっくりとした桜色の乳首と形の良い豊乳、程よい肉付きのラインの先にある、ペニスにきゅううっと食いついている秘裂も鮮明に見えるようになる。
「え? へ? あ、や……」
徐々に頭が理解して、失いかけていた羞恥心が復活し、首まで赤く染まる。
幸い周囲に人はいないが、嬌声を聞いて誰か来ないとも限らない。アナスタシアは慌てて口を塞ぎ、声を漏らすまいとする。
「なにいまさら口塞いでんの。聞かせて、見せてやれよ。ナンパに乗って股開いた、変態女のイキ顔をさあ!」
「んんー!♡ んうう~!♡」
容赦のない前後運動で火傷しそうなほど熱い砂と背中が擦れるなか、嬌声を抑えている彼女に苛立ったナンパ男は手を伸ばす。
「なら……こっちはどうだ!?」
「んぎゅっ!?♡」
乳首を指で挟みながら乳をこねるように触る。潰れた乳肉が指の間からはみ出ながら形を変えるのを感じながら柔肉を穿たれているアナスタシアは、過剰に伝達される快楽に意識が飛びそうになっていた。
「んふーっ!♡ んふーっ!♡」
「イキたいならイケよ。我慢は体に良くないぞ?」
「んううううっ!!!♡」
目の前のメスに止めを刺すべく腰の動きを激しくする。
男根の機微を知り尽くしているアナスタシアの膣は、子宮口のあたりを肉棒が来た時にきつく締めあげて亀頭を圧迫し、決壊寸前だった鈴口から精液を噴き出させた。
――びゅるるるるるっ!!! どぽぽ! どぽ!
「んぐっ!♡ はあああ~~~~!!!♡♡♡」
絶頂を知らせるメスの鳴き声が美しい浜辺に響き渡る。
汗を飛び散らせながら、白濁液を心地よさそうに受け止めるそれは、淫蕩の女帝に恥じぬ姿だった。
「……で? 私たちを放っておいて、そのまま青姦楽しんだと」
「はいごめんなさい青空の下ハメハメされるの気持ちよかったんです」
「よろしい、ゲイ・ボルグだ」
「それ転生特典のやつじゃない! 不死でもやばいやつ!」
青筋浮かべながら呪いの朱槍を掲げるスカサハに待ったをかけるアナスタシア。
「まったく……もうカルタニウス帝国復興は終わったのだから、ホイホイ股を開くんじゃない」
「女体の快楽ってなぜか飽きが来ないの」
「オルタナティブも追加してやろうか?」
「ごめんなさい」
見事な土下座で許しを乞うアナスタシア。
夕焼けをバックに行うその姿は、本人の必死さとは裏腹に笑いを誘う。その姿に、とりあえずは朱槍を収める。
「飽きが来ない、なんてありえんだろう。どんなにうまい飯も、食い続ければ飽きが来る」
「飽きないのよ、なぜか。なんだったら自分で確かめてみれば?」
「……私の夫は勇者だぞ? ユリオ以外の誰に抱かれても、快楽なぞ感じんよ」
「それは生きてた頃の話でしょ。復活した貴女たちの身体は別物だから、いけると思うけど」
マジカルチンポの効能は粘膜接触した異性の肉体に作用する。精神にも影響がでるが、それは肉体の変容に引っ張られた結果だ。
つまり肉体を取り換えた場合、新たなマジカルチンポの力が及ぶことはない。
「だとしても……ユリオを裏切るようなことは」
「スカサハ、最後に夫に抱かれたのって、いつ? 昔は勇者の力とか、夫婦生活の忙しさとかで気にならなかったかもしれないけど、今はどう? 私の話を聞いて、体の奥に、感じない? 熱くてドロドロとしたものが溜まっているの」
「………………………………」
スカサハは目をつむって意識を向ける。この海岸に呼び出されたときから感じていた、腹の奥で渦巻く得体の知れない、熱いナニカに。
「貴女、言ったわよね? 自分たちはもう死んだ身だって。なら、今くらい生前のことを忘れてみてもいいんじゃないかしら?」
迷うスカサハにここが押しどころだと判断したアナスタシアが畳みかける。
千を超える男と肌を重ね、亡国を大国へと復活させた女怪の甘言。それはスキを生じたスカサハの心にスルリと入り込み、彼女を頷かせてみせた。