弟子の勇者君に求婚されたTS転生者のスカサハ師匠 作:レシプロ至上主義者
新年早々、拙作に目を通していただきありがとうございます。
今年もこの浮気性な作者の作品を楽しんでいただければ幸いです。
異世界マングーラ。剣と魔法があって魔王と勇者がいる王道テンプレファンタジー世界。
数年前、魔物の襲撃によって壊滅した村の生き残りの少年が旅人に導かれ勇者となり、ついに長きにわたる激闘の末、魔王を倒し世界に平穏をもたらした。
これはその勇者の仲間であった1人の聖女の後日譚――
地球がそうだったように、マングーラにも多数の宗教が存在する。そして規模によって力関係や知名度に差が出るのも同様。
大陸において最も信仰されている宗教、聖十字天導教。
各地の治療院の設立、勇者に同行する聖女・聖者の認定など大きな影響力を持つ組織である。
歴史の長い組織ゆえに腐敗もあるが、神による監視及び制約もあってある程度の自浄作用は機能しており、また異教徒相手でも金さえ払えば分け隔てなく治療する姿勢には賞賛の声も多い。
勇者ユリオのパーティー所属の聖女、カレン。
前例に倣い、聖十字天導教から派遣された当代の聖女。魔王討伐の旅最中は癒しの力で奇跡をもたらし、旅を終えたあとも変わらず人を救い続ける彼女に転機が訪れたのは、上司からの命令書を受け取ったときだった。
「辺境都市への配属、ですか」
額面だけ見ば左遷としか受け取れない命令。だが教会で働くこと15年のカレンは裏に込められた意図に気づく。
「……休め、ということでしょうね」
カレンが聖女になってから続く上司との関係。彼女の筆跡からカレンは、上司の心遣いを感じた。
命令書によれば、配属先は大昔に魔王の呪いがかけられたいわくつきの都市だった……らしい。当時の聖者によって解呪されたために現在では至って普通の都市だとか。
「気分転換にはちょうどいいでしょう」
信頼できる上司をむやみに心配させるべきではない。
教団中央に勤務すべき聖女が辺境勤務という珍事。その発端は穏やかなものだった。
辺境都市トマーリアは都市とはいうが、かつて存在した魔法金属鉱山の枯渇に伴う人口流出により、現在では人口は500人に満たないほどしかいない。
ここまで人が少なければ、自ずと仕事の量も減る。カレンの見立てでは昼食後から夕方になる前には仕事を終えてゆっくりできるだろう。休暇というのも間違いではない。
「主の威光はあまねく大地を照らすもの。それは聖地であろうと辺境の地であろうと変わりありません」
このような宣言と共に着任したカレンは、早速懺悔室にて信者の懺悔を聞くこととなった。
「――おお、ついに私の罪を聞いていただけるのですね」
「……ええ、貴方の罪を述べなさい。告発が終わった時、貴方の罪を神はお許しになるでしょう」
男性らしき信者の言い回しに違和感を覚えるも、気にしないことにしてカレンは続きを促そうとし――直後、石となったかのように停止した。
「シスター? シスター? いかがなされました?」
「………………」
返事がないことを確認した懺悔に来たはずの若い男がカレンの懺悔室に侵入する。
「す、すげえ……! 本当に人を止められるのか!」
「おっ、上手くいったみたいだな」
「ああ! あの聖女さまに効くだなんてとんでもねえ代物だな」
停止術式封入石。魔法金属の中でも特に希少なものの鉱石を加工することで作られるアイテム。
停止無効・耐性付き装備で簡単に無効化できるが、まさかこんな辺境でそんなマイナーな搦め手を使われるとは思ってもみなかったカレンは防御アクセサリーを外してしまっていた。
さらに不幸なことに、トマーリアはそのマイナーな搦め手を専門とする魔術組織の本拠地だった。
「じゃ、じゃあいいよな? もう我慢できねえ……!」
「まてまて、相手はあの聖女さまだぞ? いきなり挿れちまったら解除されちまう。そうなったら……」
その先は言うまでもない。魔王討伐を成した英雄に、凡人が束になって勝てる道理などない。
「いいか? いま聖女さまは軽く触られたぐらいじゃ何の反応もしねえ。何度も停止させりゃあ強く触っても大丈夫になるが、今はまだだ」
不満そうな顔をするも、死にたくない男は頷く。
「今日のところは撫でまわすくらいにしとけ」
「……ああ、そうするよ」
シスター服越しにカレンの体をまさぐる。
滑らかな生地を隔てた先の女体の柔らかさに理性が融解しそうになるも、死の恐怖を思い浮かべて抗う。
「よし、そこらへんにしておけ」
もう少し触りたい欲求にかられるも、上の命令に逆らうわけにもいかず、渋々と手を離す。
そんな若い男に中年の男はニヤリと笑う。
「そんなにガッカリするな。これからいくらでも触る機会はあるんだからな」
それからカレンは毎日のように嬲られた。本人が知覚できぬのをいいことに、都市中の男たちは場所も時間も人目も構わず、彼女の肢体を弄んだ。
あるときは掃除をしている彼女の尻を撫でまわした。
あるときは会話していた彼女の唇をむさぼった。
あるときは胸を愛撫し、勃起した乳首をこねた。
あるときは用を足している最中の、彼女の秘裂をほぐした。
あるときは――――――――
カレンがトマーリアに赴任してから3か月。
古の聖者の偉業を称えて建てられた街唯一の聖堂にてカレンは祈りを捧げていた。
理由はここ最近、性欲が増している気がするからだ。ふとした拍子に体が火照り、下腹部がうずきだす。
「神よ。弱き私めに邪念を振り払う力をお与えください」
聖女たらんとする生活を送ってきた少女は、迷いなく、一心不乱に、されど静かに祈る。
「神よ――」
祈りが、止まる。
「まず最初によく我慢した、お前たち! 待ちに待った仕上げだ! 今日は好きなだけヤッていいぞ!」
魔術組織の長の宣言に構成員は喝采を上げる。
この美しくも儚い少女を、欲望のまま犯せるときがきたのだと。
「一番手は俺だ」
当然のごとくカレンを最初に犯す権利を主張する長に、構成員たちからの反発はない。じぶんたちの主人はきちんとご褒美をくれる人だと知っているからだ。
「おっほ! もう濡れてやがる! 毎日調教してやったかいがあったなあ!」
スカートをめくりあげ、レースのあしらわれた純白の下着を脱がし、濡れた秘裂の入り口でくちゅくちゅと小刻みに前後させる。そのまま徐々に徐々に奥へと挿入していき遂に。
――ぶちっ
処女であることが就任の条件である、聖女カレンの純潔を穢した。
「だっはっはっ!!! 聖女サマの処女を奪ってやったぞぉ! この! 俺が!」
有頂天になった長は獣染みた抽送運動を開始する。
停止させられているため祈りの姿勢を崩さないカレン。その下半身は愛なき性交のために使われている倒錯的な光景。長だけでなく周囲の男たちも股間をいきり立たせて食い入るように見つめる。
――ビューーーーッ!!! ビュクッビュクッ!
肉棒が抜かれることなくカレンの聖女おまんこに膣内出しされる。
停止が解けることなく祈り続けているカレンから離れた長は部下に許可を下す。
「よし、ヤッいいぞ」
お預けから解放された畜生どもが蛮声を上げて少女にのしかかる。
停止されたまま犯され続けたカレンは、裸に剥かれ、されど穏やかな表情のまま全身を白濁液で染められていた。
「可愛くなったなあ聖女サマ? ほんじゃまあ、総仕上げといこうか」
惨めな状態となったカレンを前に満足気に頷く長がばちんっと指を鳴らす。
彼女の時を止めていた停止が解除される。
「――――――っ!!!!!???♡♡♡♡♡」
停止が解除されたことで、一気に流れ込んできた快楽信号にカレンの視界は真っ白に染まり、酸素を求める魚のように口を開閉させる。
カレンが状況を理解する前に長が白濁液を溢していた秘所に挿入する。
「あ!?♡ え!!?♡ あああ!!!♡♡♡」
今まで感じたことのない快楽を突然叩きつけられた挙句、落ち着く暇もなく肉壺をかき回されるカレンは加えられる刺激に対して喘ぎ声を出すだけ。
精液にまみれながらも輝きを失わない銀の髪、唾液で濡れたピンクの登頂を揺らす小ぶりな乳房、膣を突くたびに潮を噴く淫らなワレメ。それら全てが男を惑わせ、高ぶらせる。
興奮と窄まる膣に導かれるまま射精した。
――ビュクンッ! ビュクルルルッ!!! ビュビュ……
「んああっ!!!♡ なからひっ!♡♡♡ なからひっだめれすっ!!!♡♡♡ あああ……♡」
呂律の回らぬまま拒絶するも、それで己を犯す男の射精や神経を焼き尽くす快楽が止まることはない。
弱弱しい拒絶の声を溢し続けた彼女の瞳から光が失われる。壊れたかと長がのぞき込んだときには。
「あ……へ……♡」
清廉なる聖女は、淫蕩の魔女となった。
聖女カレンがトマーリアに赴任してから10年の月日が流れた。
住人離散で自然消滅するかと思われたこの都市は、カレンが事実上のトップに就任してから自身の伝手を使い農業と観光業に力を入れたことで再び人と活気が戻りつつある。
順風満帆なトマーリアには一つ奇妙な噂話がある。1年に一度、聖堂から女性の喘ぎ声のような音が聞こえるというのだ。
不安になった住人が聖女に相談すると、彼女は穏やかな表情でこう答えたという。
――おそらくそれは、私と敬遠な信者たちとで魔女に抗っている際に出たものでしょう。安心してください。この都市に巣くう魔女は、毎年あの日に鎮められていますから。