※この作品はR-18です。

破滅した世界で   作:ひでぼんず

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第06話

目覚めました。

とりあえず顔を洗って、すっきりしたところで朝食を準備します。裸族の仲間入りした覚えはないものの、自分の服など無いのでまたもや裸エプロンです。

今日もメニューはハムエッグとコーヒーです。

ゆっくりと食事をすませるとお出かけの時間帯です。

 

下着類はいっさい身につけずにワンピース一枚だけを羽織ります。サンダルを履いて二晩世話になった民家を後にしました。

 

どうせ行き先なんかありません。とりあえず拠点の太陽光発電所に戻ることにします。

今いる地点からは少々遠いところにあるので、適当な移動手段として近くの民家に止めてあった軽トラを確保しました。

 

窓を全開にして、トコトコと軽トラを走らせているうちに拠点の太陽光発電所に到着しました。

数日ぶりに戻ってきましたが、ちょっと埃っぽくなった以外は何も変わってませんでした。

 

ふと掲示板はどうなったんだろうと思いました。

ところがここにはネットの回線は有りません。あるのは発電所の管理回線でネットにはつながってませんでした。ほぼ全裸で彷徨いてたツケがこんなところに現れました。

 

とりあえず自分のスマホが有るはずの病院へ戻ります。軽トラで走ること約20分。この辺で一番大きいと言われている病院につきました。

 

先日目を覚ました病室に行くと、私のスマホがやっぱり置いてありました。電池切れしていたものの、外部には目立つような傷もついていませんでした。スマホの回収ついでにまだ病室近くを彷徨っていたクソ上司のゾンビに思いっきり蹴りを入れると、見事に吹っ飛んで似たような雰囲気のゾンビを巻き込みつつ転がっていきました。ウム気分良し!

 

多少の鬱憤ばらしをしながら病院内にある売店に向かいました。

 

売店でスマホの車載もできる充電器を無事入手すると、軽トラに戻ってスマホの充電を開始。ほぼ空っぽのバッテリーを充電する間暇なので倒れてから一回も顔を出してない会社を確認することにしました。

 

軽トラに乗って走ること数分。会社に着きました。会社に着いてからまず向かったのは所属先の総務課です。見知った顔の知り合い達がゾンビになっていたのはさすがにきつかったけど、こうなってしまった後ではどうしようもないのであきらめます。

 

次に向かったのは秘書課。顔だけなら綺麗な秘書課の知り合い達に用があったのだ。ゾンビになっていれば良心が痛まない程度の簡単な用事である。

 

社長室近くの秘書課に入ると、ものの見事にゾンビになった秘書課のメンバー3名が何をするわけでもなく突っ立っていた。

 

とりあえずは秘書課のお局様に遠慮なしの全力ビンタを一発。勿論反応無し。憂さ晴らしになるかと思ったけど、掌が痛くなっただけであった。

 

どうしようかと考えているうちに変なことを思いついた。

 

道具を準備するために一旦秘書課から退出すると再び総務課へ向かった。総務課に行ってハサミとガムテープ、赤と黒のマジックを手にとって秘書課に戻った。

 

最初にやった事は安全の為に全員の口をガムテープで塞ぐ事です。噛まれてゾンビの仲間入りはお断りです。

次に衣服をすべて脱がせます。悪戦苦闘したあげくに最終的にはハサミで全部切っちゃいました。

それからマジックで悪戯書きをします。2色しか使えませんが充分です。

 

悪戯書きが終わったらポーズを取らせます。

部屋の備品も遠慮なく小道具として使います。

勝手に身動きされると面倒なのでゾンビ達の手足は目立たぬようにガムテープで固定します。

ある程度の出来栄えになったらスマホで撮影。

何枚も撮影しているうちに気がついたら日が暮れてました。

我ながらアホです。

ちょっと考えた末に会社の給湯室で夕食を取ることにしました。たしかあそこには夜食用のインスタントラーメン等が合ったはずです。無ければ近くのコンビニから調達してくればいいだけです。

 

で給湯室に行くと・・・やっぱりゾンビがいました。今年の春先に新入社員として配属された女の子です。彼女には特に恨みなどないので、特にいたずらなどしないで給湯室からでてもらいました。

 

夜食用のインスタントラーメンはものの見事に全滅でした。数名の職員がここに籠城していたようですが、食べ尽くした末に此処を放棄したようです。せめて鍋くらいは洗っておいてほしかった。

 

仕方ないので会社を後にします。

コンビニで冷食を入手したので適当に調理して食べました。

 

さて今夜の寝床はどうしようかとちょっと考えた末の結論は、自分のアパートで寝るでした。

たぶん1週間は帰ってません。

生ゴミは無いはずですが、冷蔵庫の中はヤバい事になってそうだなと思いつつ、軽トラを走らせました。

 

アパートに到着。自室に入ると予想外の事態発生。

なんかいやな感じがするので極力関わらないようにしてきた男性同僚のゾンビが何故か居ます!此奴との接点は会社以外にはないし、彼氏って事は絶対にあり得ない!つーかなんでここの住所知ってるの?なんで?

 

マジで気持ち悪いので、今となっては貴重品と言えるような物は無いし、タンスなんかも物色された痕跡があったのでこの部屋にあった物全てを放棄する事にします。

 

 

再び軽トラに乗って今度は近くのビジネスホテルへ移動。

適当な空き部屋に宿をとることにしました。

ホテルの部屋に入って鍵を閉め、ベッドにはいるとあっという間に夢の中・・・。

 

 

 

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